Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

No Strings Attached と spoon の意外な意味

2012-01-30 10:51:20 | エイガ、DVD
またまたお気楽な映画(DVD)を観ました。No Strings Attached、邦題では『抱きたいカンケイ』(2011)
前回書いた Friends with Benefits とテーマが似てます。同様にラブコメディで、同様にセックスフレンドな関係の2人を描いた作品。



No strings attached とは、そのまま訳せば「条件なし」つまり、男女の関係においては「身体だけで後腐れない関係」という意味。出会い系のサイトでは、これを略して NSA といっても通じるんだって。つまり Looking for NSA relationship. といったら「セックスフレンド求む」みたいな感じなのかな?

さて、映画はおきらくに観られるし、登場人物のそれぞれの人間味あふれる設定がなかなかおもしろい。それに主演の Natalie Portman 演ずるエマは医者の卵で、週80時間働く仕事中心の人生。人として自立しているところや、女なのに男性なみにサバサバしているところが随所にみられて素敵。女子のほうから「セックスフレンドでいてね」と求めるのも現代っぽい設定。ストーリーもお決まりのハリウッドですからハラハラどきどき先を心配せずに観られます。

ひとつ、英語表現でおもしろいなぁと思ったのが spoon という英語。スプーン(おさじ)という意味の他にもうひとつおもしろい使い方があるんです。

We spooned last night.
(私たちは昨晩スプーンをした)
といったら、写真のように寝ることなんですね。


spoon: 男女が同じ方向を向いて抱き枕みたいにして寝ること。

いや、つい最近 Anger Managiment(2003)という映画がテレビで流れてて、そこでも出てきた表現なんで覚えてるのですが。

Are you mad because I refused to spoon with you last night? 
(昨夜スプーン寝を拒んだから怒ってるの?)
と Adam Sandler が言ってたのよね。スプーン寝って、いま自分がつくった言葉なので適当ですが(笑)、同じ方向いて抱っこして寝る姿勢がスプーンに似てるから spoon っていうのでしょうかね。

英語はおもしろいなぁ。

heads-up 英語表現

2012-01-29 11:11:47 | エイゴ表現
ブログに新カテゴリー「エイゴ表現」を追加しました。わたくし、永遠の英語学習者。アメリカ生活トータル4年になるか?しかし、英語に関しては最近 regression(後戻り)すら感じます。

このカテゴリーでは、
●意味は分かるが、あまり自分では使ったことがない表現
●アメリカ人友達から教わった(自分にとって)新しい表現

を中心に書き留めていきたいと思います。

heads-up:注意喚起、警告、前もってのお知らせ
とてもよく聞く表現です。特にメールで。
文字どおりに「頭上注意!」という警告の意味もあるのですが、もう少しフレンドリーな感じで「ちょっとお知らせしておきます」「念のため知らせておきます」みたいな意味でよく使われます。以下、実際に私の Mail boxから引っぱり出してきた例文。

Hi ryoko, thanks for the heads up!
「知らせてくれてありがとう!」
仕事やっておいたからね(だからもうそこに時間割かなくていいよ)、とメールで伝えて返ってきたメールの冒頭に。

Just wanted to give you a heads-up that we may need to start today's discussion at 12:30 instead of 12:00.
「今日のディスカッション、12:00じゃなくて12:30から開始することになるかも。」
朝早くにとどいたメール。その日のことで時間変更について。

It doesn't look like major damage, but I'm not certain of its proper construction so I'm passing this heads up along to the group.
「大きなダメージには見えないけど、もともとそれがどうあったのかよく分からないから前もってグループのみんなに注意を喚起しておくね。」
フェンスが壊れてるかもしれないから注意しておいて、というメール。

This is mostly a heads up because I don't know how familiar you are with the site.
「君がどれだけそのサイトに詳しいかよく知らないものだからあらかじめ知らせておくよ」
ウェブサイト構築について会議で意見を聞くから、サイトをよく見ておいて、というメールの最後に書かれていたもの。

I wanted to give you all a heads up on the upcoming xxx trainings that I have scheduled with xxx.
「xxxと予定してるxxx研修について、お知らせしておきます。」

Heads up to all regarding signage for xxx event:
「みなさん、xxxのイベントで使う看板サインについてお知らせ:」
こんなふうにいきなりメールの出だしで使うことも。

そうね、よく見るけど今までたぶん自分では使ったことないなぁ。近い表現として、I just wanted to let you know ... (ちょっと知らせておきたかったんだけど、、、)なら私もよく使います。でも heads upのほうが、あらかじめ、前もってのお知らせ、というニュアンスが強くていいですね。

同じアパートに同僚が、、!

2012-01-26 20:38:07 | 日常
今週は、フロアスタッフ仲間に新しいメンバーがひとり加わりました(フロアスタッフは全員で15人です)。東海岸メリーランド州から引っ越してきたばかりの彼女。初日になにげなく「どこに住んでるのー?」と世間話程度に聞いてみたらなんと、なんと、私と同じアパートに住んでいるではないですか!2人ともびーーーーーーっくり!!

そして意気投合。

週の始めがそんなサプライズで、翌日からは朝の出勤もいっしょに。フロアスタッフとして遠足のこども達を案内するのは午前中だけなので、彼女といっしょに働くのは午前中だけだけど、それでも毎日お昼まではいっしょなのです。雰囲気が合うというか、水が合う気がしてます。同じアパートに友達(というか正確には同僚)が住んでいるのってすごく心強いなぁと思って私もうれしい。

今週はご近所情報(どこどこにヨガがある、とか、映画館の割引とか、カフェのことなど)を交換し合って、わいわい楽しく毎日が過ぎていきました。フィリップと、もうこのアパートから引っ越したいと話していたけど、なんだか楽しくなってきたのでもう少しいようと思います。


部屋の窓からサンフランシスコベイ。

石井ゆかりさんの星占い:
さそり座1/23~29
「貴方の生活の中にだれか、新しい「メンバー」が入ってくるのかもしれません。」

すごい!!めちゃくちゃ当たってる。

Friends with Benefits

2012-01-25 18:32:12 | エイガ、DVD
今年は「エイガ、DVD」カテゴリーもこまめにアップデイトしていきたいと思ってます。ということで、こないだ観たDVDの感想。


Friends with Benefits (2011)

どうでもいい映画です。主演の Mila Kunisのエキゾチックな顔が好き。しゃがれた声や話し方が好き。かる~い感じのラブコメディで、私の場合は彼女観てるだけで楽しめるのですが、ストーリー的にはつまらない。簡単にいうと、いい友達なふたりが、すごーくポップに身体の関係も築いてそれでも友達でいられるかしら??ってな話。

ストーリーいまいちだけど、舞台がニューヨーク(と少しだけLA)ですごくきれいに撮っているのは花マル!

当日のイベントの様子ちょっぴり!

2012-01-23 19:01:51 | エクスプロラトリアム
肝心のイベントの様子なのですが。
私はずっとメインファシリテーターとしてワイヤーオートマタのワークショップにはりつきっぱなしで、写真を撮るヒマがなかったのです(そのうち同僚が撮ってくれた写真をもらう)。でもCNETのニュースサイトに当日のイベントの様子が出ていました。

CNET - "DIY Weekend - You're never too young to be a maker."


やった!(写真は上記サイトからお借りしました)
男の子がワイヤーオートマタに取り組んでる写真がばっちり出てる。
記事によると、
"Makers worked on wire automata, wire sculptures that animate when a wire crank is rotated. Here, Bryce Suzuki, 10, solders a break in one of the wires in his automata. Bryce said he's an experienced maker, with eight maker events under his belt, but this was his first time soldering."
(記事の日本語訳)
「ものづくりに取り組むこども達は、ワイヤーオートマタに挑戦中です。ワイヤーオートマタとは、針金でつくったアート作品で、針金のハンドルをまわすと作品が動き出すというもの。Bryce Suzukiくん(10歳)は、オートマタ作品の針金をつなぎあわせるためにハンダ付けをしています。Bryceくんは、自分はこれまで8回のものづくりイベントに出ていてそれなりに経験はあるが、ハンダ付けをするのは今回が初めて、と話しています。」

う、うれしいなぁー。
こども達の「初めて」の経験に関われること、カタチに残る何かを一緒につくれたこと。そして、この子はファミリーで訪れていて、お父さんも素敵な作品をつくっていたのでとてもよく覚えています。

こどもも大人もウェルカムにして誰でも参加できる形態だったのだけど、ほとんどの場合、こどもだけで参加しても結局は親が一緒に手伝うことになって(というのはやっぱり少し難しいから)、私はいくつものファミリー相手にワークショップをすることになり、しかもつくる時間がわりと長くかかるので、その間ひとりひとりの方といろいろお話できたのがとても楽しかったです。


ワイヤーオートマタ作品

2012-01-23 17:36:13 | エクスプロラトリアム
エクスプロラトリアムでの先週土曜のイベント用につくったサンプルです。

まずクランクからつくって、適当にワイヤーをぶら下げてから、
「うーん、この動きは何になるだろう?」と考えて、
さかさかとつくってみたのが、、、Crazy dancer! となりました。

左側についてるハンドルをまわすと、
両腕から伝わる動きでからだをくねらせ、足をタップダンサーのようにシャカシャカと音をたて踏みならしながら踊ってくれます。


イメージとしては、
アフロなヘアスタイルの女性がハイヒール履いて踊りくるっている様子。(あははー、こじつけだなぁ笑)そして、アレクサンダー・カルダーの『サーカス』の作品のように、布切れで服を着せてみました。

マクロレンズで撮ってみたので、記念に載せておきます。
(いつか動画をアップするぞー!)

カレイドスコープ

2012-01-20 00:34:46 | エクスプロラトリアム
今週土曜日のイベントをひかえて、ワイヤーオートマタの他にもう1つ私が担当しているアクティビティ。同僚のニコルがつくったテーブルトップ型カレイドスコープ(万華鏡)。



これ、レコード盤のように大きな円盤の形の紙を下に置いて、合わせ鏡になっている部分に映る万華鏡的パターンを楽しむというもの。丸い土台は手で回せるので、くるくるとうつりゆく模様を楽しめる。



シンプルな形のスタンプもたくさん作ったので、こども達が自由に自分の好きな模様になるようペタペタ、ペタペタ。今週何度もフロアでトライアウトして、中学生ぐらいでもけっこう楽しめている様子でした。よかったー!



アクティビティひとつ考えるのもいつも手探りで、フロアでビジターの人達に試してもらってから、フィードバックをもらったり自分たちで気づいたことを言い合ったり。トライアウトあってこそ、初めて改良できるわけで、その試した後の話し合いのプロセス、いつも「すごいなー」といまだにカルチャーショックです。たとえば本番の土曜日まであと2日しかないのに、ガラッとアクティビティスペースのレイアウトを変えたりする。変えるために新たなテーブルやファニチャーの調達が必要となるのに、そしてイベントが目前に迫っている今の状況ではふつう「あるもので済ませよう」となるはずなのに、このグループは「今からつくろう」となる。

そして、昨日の今日でさっそくかたちになっていたテーブル。カレイドスコープの模様をもっと美しく見せるためのテーブルが、今朝オフィスに行ったらもうできていた。はやいー。こんなふうにぐぐぐーっとプロジェクトを進めていくこのグループの馬力にはいまだに目を覚まされます。

そのインテンシブなプロトタイピングのおかげで、ようやくみんなが納得してできそうなアクティビティになりつつある。あとは、ワイヤーオートマタの内容ももう一度みなおして。今週土曜は、それ以外にも10個ほど様々なワークショップが行われる予定。土曜が終わるまで、どうか追い風!おねがい。

Dinner is ready.

2012-01-16 22:05:27 | 日常
日曜日、昼間はサンフランシスコのHayes Streetにあるカフェでパロアルトから遊びに来ていた友人夫婦に会い、ボール一杯のでカフェラテと洋梨のタルトを食べてお腹いっぱいに。

そして夜、フィリップがめずらしくキッチンに立ちなにやらごそごそ。しばらくすると、"Dinner is ready(夕飯できたよ)" だって。えーっ!彼がその言葉を言うのは1年に1回あるかないかですよ。


しかし、かけよって見て、プッと笑ってしもうた。
メニュー:
トレーダージョーの冷凍食品(ハムとチーズのpastry bites)。
ホットドッグのソーセージ。
朝の残りの粉ふきいも(これは私がつくったもの)。
以上

アメリカの小学校のスクールランチみたいなジャンクなメニュー。そして3品がいくぶんさみしそうにお皿の上にのっているの見たらなんだかおかしくて(フィリップのつくるディナーを目にするのは2回目だけど、お皿の上がいつも殺風景)。もとより、一眼レフはなんでもうつくしく見せるので、あの殺風景さがこの写真には写ってない気がするけど。

でも、どんなものでも、自分じゃない誰かの "Dinner is ready." はありがたく、気持ちの楽さも手伝って、おいしくいただきました。こどもの頃はずっと母親の「ごはんだよ」を当たり前と思って育ったけど、きっと母もたまには誰かに「ごはんだよ」って言ってもらいたかったことでしょう。。

"Dinner is ready."
他の誰かから聞くことがこんなに新鮮だとはね。

「僕は自分が思っていたほど頭がよくなかった」

2012-01-15 10:32:35 | 本/心に残ったコトバ
すごい大切なことが書かれているなぁと思い、日曜日の朝という時間のあるタイミングでこの文章に出会えた幸運に感謝。

最初にアメリカで、そして後にどなたかが日本語に翻訳したために日本でもとても話題になっていた文章です。「僕は自分が思っていたほどは頭がよくなかった」というタイトルで、ウェブ上に投稿された、とあるアメリカの高校生の独自に対して返された、一読者からの返信。少し長いけれど、とても真摯で、真実であり、心から共感する内容でした。

ぜひ読んでみてください。

「僕は自分が思っていたほどは頭がよくなかった」(日本語訳)

"I'm not as smart as I thought I was."(英語原文)

文中、知性の「道具」や「道具箱」という言葉が出てくるのですが、英語ではなんだろうと思って読んでみたら、cognitive tools. 2005年に出会ったこの言葉、今でも大好きです。学校の生徒達にもシェアしたいなぁと思いました。

土曜日の夕方

2012-01-14 22:04:19 | 日常
学校の仕事終わって家に帰ってきた瞬間。
駐車場に車停めたら反対側にこんな夕焼け。



長かった6日間が終わって、今から私の週末!
この上ない解放感にひたるひととき。

土曜日の夕方はいつも、どっさりと床に荷物をおろす気分。
はぁ~~~~~、、、やれやれだ。