Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

師走の予感 11/29 (月)

2004-11-30 09:39:33 | リュウガクジダイ
サンクスギビング明け。(日本も今ごろ紅葉きれいだろうなぁ。)
久しぶりのクラス。今期も残すところ、約3週間。
その3週間のうちに、ファイナルのペーパーが2本、ファイナルの試験が2つ(1つはTake-home exam)、プレゼンが1つ、今期の実習の総括的記録となるポートフォリオ(めちゃ分厚いファイルなのだ)の提出がある。

※Take-home examとは文字通り「お持ち帰り試験」で、家に持って帰って仕上げる試験。論述式が多いけど、今度のはどうだろ?

うげ~。

アメリカ人には師走的な感覚はあるのかしら。師走イブイブ(?)から助走つけて走る気満々です。それが終われば冬休みだしね!

Right place? 11/28 (日)

2004-11-29 11:26:56 | リュウガクジダイ
夏の写真だけれど。

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今日でサンクスギビングホリデーもおしまい。

夏の間お世話になっていた先生の家(写真)へ。
この方はうちの大学で人類学を教えている教授。日本人女性。ひょんなことから、夏の間、先生の飼っている犬の世話を引き受けることになり、約3ヶ月間この家で暮らしていた私。

今日は先生のお宅でホームパーティがあり、一緒に招待されていた友達と2人で行ってきました。

でもね。





―平均年齢、高すぎ・・・。

いつもどおりのカジュアルなホームパーティだと思っていたのに、足を踏み入れたとたん、あちこちに置かれたキャンドル、白布のかかったテーブル、ディナーセットが視界に飛び込んできた。それと同時に白髪の上品な感じのご婦人達・・・。


―先生、呼ぶパーティ、間違ってませんか。(←心の声)

(あとで違う人に聞いたのだけれど、先生はこのサンクスギビング中に留学生を集めてもう1つパーティを開いていたそう。おそらく、私たちが呼ばれていたのはそっち、よね。だって今日はうちらだけが20代で、他全員が50代以上・・・って感じのゲスト層だったもの。)

まぁ、先生はいちいちそういうことを気にする人ではない。久しぶりに会って近況を報告してきました。

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この先生とは夏の間、多くの時間を一緒に過ごしました。サマースクールで忙しく、自信のない時に励まされたりしました。先生のGo for it!はアタマにこびりついてます。アメリカ大学院の人文社会系フィールドで、今ではChairpersonとして研究を続けられている先生からは、同じ日本人女性として教わることが多かったです。

色々な人との出会いも留学の醍醐味かな。

P.S.
夏の間ずーっと世話をしていた犬(ケリー)が、ひたすらスリスリすりすり・・・。かわいいヤツめ。

久しぶりに聞く名前 11/27 (土)

2004-11-28 12:18:44 | リュウガクジダイ
Today's lunch at Aroma's Cafe. Roast beef & vegi sandwich :) The pickle goes well with it.

I came here last night with my friend, and I was back here again this afternoon... yes, I know I'm getting lazy. Usually I go grocery shopping before running out of food. Sometimes(very sometimes) when I have completely run out of food (vegitables, meat, eggs, etc...ALL!), I'm too lazy to get started from zero. So, I just go out and eat at cafe.


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友人が結婚するらしい。
その友人と知り合ったのはもう6~7年前。彼は当時京都大学で開発経済を勉強していた留学生。カンボジア人。学生時代はカンボジアの教育発展を・・・とか何とか勝手に熱くなって、カンボジアの小学校へボランティアで音楽を教えたこともあった。その活動のなかで、彼にたくさん助けてもらった。なんだか今思い返すと、わがままな日本人の自己満足的なボランティア精神を満たすために、忙しい彼の留学生活から多くの時間を搾取していたような気もする・・・。

多くの人と出会いながらもその後の連絡を怠って、音信不通になってしまうパターンが多いなか、一番のリーダー格だった彼とはなんとなく連絡が続いている。自分が読んで良かった本を贈ってくれたり、彼には年賀状の習慣がないので年始めに電話をくれたり、と。

そして今回もまた結婚式の招待状を日本の実家に送ってくれたらしく、久しぶりに彼のことを思い出した。「僕達がこれからこの国をつくる」ときれいな目をして自分の国の将来のことを話していたことが印象的だったんだよなぁ。政府から派遣されて日本に留学に来て、この人はきっとカンボジアに帰って国を引っ張っていくのだろう、と思わせるようなそんな雰囲気だった。懐かしいなぁ。

一生のうちに何人の人に出会えるのか知らないけれど、1つ1つの出会いを大切にしようと思いました。今出会っている人達のことも。


え?
そのカンボジアンは今何してるのかって?



( ´∀`)カンボジアに帰らず大阪の企業で働いてますよ。

課題中 11/26 (金)

2004-11-27 17:25:19 | リュウガクジダイ
Ethicsのペーパーを書いています。

世界最大の教育論文のデータベースといえばERICなのだけれど、なぜかPCの調子が悪く、文献を見つけてもPDFファイルをダウンロードできない!代わりにGoogle Scholar(←Googleの新サービス、便利かも)を使って文献探し。


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ペーパーの主旨はEthics(倫理)のグローバル化に対する懸念。日本におけるカウンセリングや心理産業がもともと西洋文化の影響をもろに受けていることは事実だけれど、今そこに求められるカウンセラーとしての倫理まで西洋のスタンダードを取り入れようとしているような感がある。でも、それでいいのかしら。

アメリカでは対人援助職(医者、弁護士、精神科医やサイコロジスト、カウンセラーまで)に就く人のための大学院カリキュラムで倫理を教えることが義務づけられている。日本では大学院レベルで「倫理」なんてまだ必修科目になってないんじゃないかな。それを、「日本は倫理教育後進国だからだ」と嘆くのか、「日本人にとっての倫理とは、もともと“規定”として明記されるようなものではなく、人から人へ受け継がれる美徳であったはず」と言うのか・・・。

でも職業倫理先進国のアメリカを真似て近年、日本の臨床界でも倫理に関する研修会が開かれる機会が多くなってきた。「倫理規定」の確立は、クライエントがよりよいサービスを受けるのに必要。でもその倫理規定に盛り込む文面までそっくりそのままアメリカから輸入してしまっていいのかしらと思うわけです。

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経済や教育のグローバリゼーション云々よく聞くけれど、グローバルスタンダード=アメリカじゃないだろうに。~先進国・~後進国、という言葉に惑わされて、もともとの「自文化の価値」を見過ごしているような気がします。


―て、アメリカに留学してアメリカの教育を受けている私が言っても説得力ないか。

帰りました 11/25 (木)

2004-11-26 01:01:16 | リュウガクジダイ
DCから帰ってきました。

1日目も2日目も天候にめぐまれ、一時は雨、霧、強風で外を歩けない程・・・。何回目のDCだろう? 

でもNational Gallery of Art(ナショナルギャラリー美術館)を中心に楽しんできました。今回の目的はフェルメール。世界中で30数点しか残っていないという彼の作品のうち、わりと人気のある2点をこのナショナルギャラリーが所有しているのです。

でもうち1点は故郷オランダの美術館に里帰り(貸し出し)中だったので、見られたのはこの作品のみ。絵画には疎いので歴史的背景やら美術的にどうのこうのというのは分からないけれど、ほんと純粋にとっても良かった!やさしい光の感じが。

2日目、アメリカはサンクスギビングデー。DC近郊の友達の家でサンクスギビングを過ごす。彼女は私と同じ教育学部(コースは違うけれど)を卒業していて、お母さんは日本人。居心地よかった~。時々出てくるおかしな日本語に笑いながら("No thank you"=「けっこうです!」と覚えているらしく、母親がなにかすすめるたびに「ケッコウデス!」と言い放つ彼女。・・・It was very interesting to see the mother&daughter interaction going on... Some in Japanese, some in English.)、ターキーを始め、10種類以上ものお料理&デザートを頂いて(2回目のサンクスギビングディナー!)、帰途につきました。

さて、アタマを切り替えて、残りのお休みは課題にあてます。

プレゼン終了 11/23 (火)

2004-11-24 14:21:40 | リュウガクジダイ
実習先にて生徒さん(手しか載せられないけど)とカウンセリングの練習中。

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今日はプレゼンテーション2つ目で1時間も発表時間がありました。パートナーと2人でやったので、30分ずつ分担していざプレゼン。パワーポイントのスライド数は45枚。

前々からちょこちょこと書いていたRaven's Progressive Matricesという人間の認知能力を測る検査についての発表。

さて。

昨日みたいにうまくいかず、終わった後にそうとう落ち込みました。練習はしたのに、本番はガチガチで・・・って緊張してるんじゃないんだけど、口がうまくまわらない。30分も私のJapanese-Englishで教室を魅了してしまいました(笑)。

プレゼンが終わった後、教授がこの検査に関するドイツと日本のリサーチ資料をなぜか持っていて、日本語のほうの資料を訳せ訳せってみんなの前で。そんなことぐらいはお安い御用だったのだけれど、
普段はするどい質問を浴びせかけ発表者をいじめる教授が、今日は質問をしてこなかったのです。そして、ほとんどサービス精神でそんな資料をクラスに持ってきて、
「君は2ヶ国語がわかるのだから、他の生徒よりもっとワイドなリサーチができるんだよ(ニッコリ)」

・・・優しすぎて気持ちワルイ。いじわるな質問のほうがマシ。
今日は何を聞かれても大丈夫なように色々準備してたのになぁ。この検査にかけては私が一番詳しいのよ!ぐらいの意気込みだったのですが・・・。クラスメイトから2~3質問があり、無事に終わりました。

今回のプレゼンの反省点:
発音や流暢さよりも、発声が一番大切!←超基本じゃん・・・

ライフ 11/22 (月)

2004-11-23 09:41:45 | リュウガクジダイ
教育学部の駐車場にて。犬見ると寄って行っちゃう。誰の犬か知らないけど、なんかさみしそうに待ってたよ、このワンコ。

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今日のプレゼンは無事終わりました。時間にして20分ぐらい。
建設的なフィードバックをたくさんもらう。教育専攻、カウンセリング系の院生達、人を「育てる」タイプの人が多い。芽を摘むようなことを絶対にしないのよね。

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昨日の夕方、一足早いサンクスギビングのディナーへ。実習先(高校)の指導教官であるカウンセラーさんのお宅にて。クランベリーソースがけのターキー、グレイビーソースのマッシュポテト、パンプキンパイ、etc・・・。代表的なサンクスギビングのレシピでした。

そこで話していてびっくりしたのだけれど、私の指導教官が、

「私、大学院に戻って博士号とりたいのよ」と。

いや何歳だか知らないけれど髪の毛まっ白のいいご婦人なのです。
もうすぐ定年でリタイヤって時に。キャリアのためでなく、自分のためにもう一度勉強がしたいと言う。高校での仕事が好きだから30年以上も勤めてきたけれど、もう一度アカデミアの世界に戻りたいと(修士は持ってる)。

アメリカの大学院は一度社会に出た人がまた戻ってくる場所だ、とよく言われているけれど、


(゜д゜)定年間際の人まで戻ってくるなんて聞いてませんよ。

―たまげた。


と同時になんだかとてもじんわりとした。心から応援したいと思う。色んな人がいて、色んな人生があるんだね。

So many men, so many minds.

コーヒー 11/21 (日)

2004-11-22 02:41:41 | リュウガクジダイ
コポコポコポ・・・
コーヒーおとしてます。
アメリカに来てから1日に3~4杯飲むようになりました。
前は自分のことを Tea personって言ってたのに、今は完全にCoffee personだわ。

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日曜日、外はすっごくいい天気なのだけれど!
コーヒーマグ持って、
これから図書館へプレゼンの打ち合わせに行ってきます。


え、ドラえもんの声優代わっちゃうのー???

ロジック 11/20 (土)

2004-11-21 14:41:17 | リュウガクジダイ
さつまいもコロッケ~♪
作るつもりが面倒くさくなってこんな状態。このまま食べる。

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友達からこんな問題を出されました。
"An explorer was captured by cannibals. The cannibals said ・・・(中略)"

→探検家が遭難して、人食い族に捕らえられた。彼らは探検家にこう言った。
「一言だけ言葉を発してよい。お前の言ったことが真実なら、俺達はお前を煮て食べる。お前の言ったことが嘘なら、俺達はお前を焼いて食べる。」
さあ、あなたが探検家だとして、人食い族に食べられないようにするためには、なんと言えばよいか。


こういうの苦手なんですよ。ロジック?パズル?なんていうの、こういうの。でもチャレンジするのは好きで、自分で答えを出さないと気がすまない。しかし英語で考えるのは初めてかも。

If he tells a truth, then, they'll boil him.
If he tells a lie, they'll barbecue him...

-what? how could they know if it's true or not???
(ウソか本当かなんてどうやって分かるの?)
-They know everything!
(人食い族はなんでも分かるの!)
-??? ・・・but whatever he says, they'll eat him... there is no way to survive.
(でも何を言っても結局食べられるんじゃん?生き残る道ないじゃん。)
-There IS.

(あるの!)

? ? ?

(゜∀゜;) チョッ・・・チョットマッテ! ニホンゴデ カンガエルカラ!! 


(もし探検家が真実を言えば、やつらは彼を煮て食べる? ほんで?
もし探検家がウソを言えば、やつらは彼を焼いて食べる・・・??? む~。)

一生懸命考えました。プレゼンの準備しろよ。


あ!
わかった!

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やっぱり私の思考回路は日本語用なのだわ。

―答え?自分で考えたい人のためにとっとくね。誰かわかった人はー?