Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

日本語はどこまで

2022-01-05 15:12:35 | 育児:6歳〜
【6歳11ヶ月】
8月末に小学校に入学して、
COVIDのこともあるからいつ学校が閉鎖してもおかしくないと思っていたけど、
何だかんだで一度も学級閉鎖になることもなく、
息子は無事に冬休み突入。

あ、その前にサンクスギビングの休暇にハワイに行ったっけ。
冬休みになってからは毎年恒例のレイクタホでのスキーをしたりと、
友人家族とクリスマスパーティをしたりと、
家族で出かけるイベントはいろいろあった。

けれど、今日は息子の日本語教育のことを書こうと思う。
息子は今となっては、
自分から発する言葉はすべて自然と英語が出てくる。
キンダーガーデンはオンラインだったけれど、
その頃から徐々に英語が息子の脳を支配してきていて、
小学校で対面式の授業になったらあっという間に息子の言葉は英語になった。

私の方から「日本語で話して」っていつも注意している。
私の言っている日本語はわかっているけれど、
家庭内の会話なんて同じような内容の繰り返しだから、
息子の日本語はインプット、アウトプットともにリソースが足らない。

先日、近所に日本からのファミリーが引っ越して来て、
そこの家に息子と同じ年の男の子がいるのだけど、
その子の日本語を聞いていたら、
うちの息子の日本語がどれだけ幼いかが分かってしまった。

ゲームの話で「3勝2敗!」
なんてふつうに出てきたのだが、
息子にはその意味がわからない。
「さんしょにはい(←言えてない)って何?」

そしてうちにドラえもんの漫画本があるのだけど、
息子はひとりでは読めないので、
その漫画本はうちでは長い間放置されていた。
でも、その子がうちに来た時、
それをむさぼるようにスラスラと読んでいた姿をみて、
息子は「へー、これ読む人がいるんだ!」ぐらい衝撃的だったよう。
(その子が帰ってからひとりで絵を眺めたりページをめくってみたり、
息子なりに読もうとしてみた)

時々、日本語のお友達と遊びながら、
日本語に触れたり刺激を受けたりするのは良い。
でも、日本語の教育はどこまでやったらいいんだろうといつも悩む。

今の息子は、
かろうじて1年生国語の教科書「くじらぐも」を読めるくらい。
カタカナはもうあやしい。
漢字の練習は嫌いだし、
やっても書く機会、使う機会がほとんどないのだから、
とうてい身につかない。

ジブリの映画を日本語で見るのが好き。
ドラえもん、ONE PIECE(ワンピース)、鬼滅の刃が大好き。
囲碁や将棋をやり始めた。
仲の良い日本人のお友達がいる。
そういうことを大切にしていきたい。

そして、早く日本に帰省できるようになりたい。
現地での生活が一番影響力つよいと思う。
日本語の教育はここまで、って、
どこかで明確に線引きできるようになりたい。
どこまで時間を費やすべきなのか、
きちんと目的意識を持って、割り切って、
日本語教育に臨めるようになりたい。
今はずっとモヤモヤしている。

息子、現地校の小学1年生入学

2021-08-21 00:47:15 | 育児:6歳〜
【6歳7ヶ月】
今週、息子は晴れてアメリカの小学1年生になった。

思い起こせば2020年の3月にパンデミックが始まって以来、
息子はずっと家にいた。1年と5ヶ月。長かった。

それが今週から息子には通う場所がある。
担任の先生がいて、クラスメイトがいて、自分の教室があって、、、
パンデミック以前に、息子には大好きだった幼稚園があり、
コロナのためにそこに突然行けなくなってしまったことを、
息子は悲しんでいた。
(5歳なりに理解はしていたけれど今も時々「あそこに戻りたい」と言う。)

そんな人知れず傷ついてた心が、今週から始まった新小学校生活で、
どこか癒されつつあることを感じる。
なんだかとてもいきいきしてきたから。

まず夜寝るのが早くなった。
これは学校がオンラインのときとは全く違う疲れようなのだ。
新しい環境に入って、新しいクラスメイトたちに囲まれて、
すべてがフィジカルな活動で、、、
心身ともにクタクタに、良い疲れ方をしていると思う。
夜早く寝るので朝も早く起きてくる。
学校へ行くのはたのしみなようだ。

フィジカルといえば学校のグランドにある雲梯 (monkey bar) を克服中。
息子はかよわい。身体もクラスでいちばん小さい。
握力が弱いのと腕の力がないので、
2〜3本いったところですぐに落ちてしまう。
できるようになりたいという気持ちがあるようで、学校が終わった後、
プレイグラウンドで遊びながら何度もトライしている。
息子を鼓舞するつもりで、
「ママの知り合いの XXちゃんはうんていができるようになりたくて、
毎日毎日、手にマメができるまで練習してたんだって」というと、
マメに憧れを持ったよう。
「ねぇ、ぼくマメできた?」と、
私に手のひらを見せてくる(できちゃいないけど)。

息子はもう英語も流暢で言葉の面での不安は全くない。
まだ特定の友達はつくっていないようだけれど、
ここが新しい僕の居場所という感覚はできつつあるようだ。
これまでずっと家 -HOME- だけが彼の居場所で、
家族とほんの数人の友人間で生きてきたわけだけれど、
やっぱり家を出るって必要なんだと思った。
6歳児にも、家以外の居場所があったほうがいい。
新しい学校、プレイグラウンド、教室、お手洗い、などなど、
息子は我が物顔で案内してくれた。

コロナでまたいつ学校がシャットダウンしてもおかしくない。
こどもにワクチンは打てないこと、
より強い感染力のデルタ株が出回っていること、
ワクチンを打っても感染/重症化するするケースが増えていること、を考えたら、
生徒でクラスター感染が起きて学校がシャットダウンとなるのは時間の問題かと思う。
昨年度と違うのは大人の私たちがほぼ全員ワクチン接種を済ませていること。
(しかしそれとて3度目のブースター接種が必要だから効果の持続は期限付き)

でもやはり息子が1年5ヶ月ぶりに通学を再開し、
こうも毎日こどもらしく生き生きした様子を目の当たりにすると、
親としては1日も長く通学ができますようにと願わずにはいられない。