Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

履歴書とレターを無事に提出しました

2012-09-23 08:19:11 | エクスプロラトリアム
9/20(木)にレジュメ(履歴書)とカバーレターを無事に提出しました。来週のどこかのタイミングでインタビューがあるはずです。


これは求人票。
職種はミュージアムエデュケーター。
2枚にわたり、仕事内容や応募資格が書き連ねてあります。

応募資格として一番上にあったのは、教育学修士号と Informal education 分野での5年以上の実経験。Informal educationというのは学校教育のようなフォーマル(formal education)な教育に対して、学校の外(ミュージアムや自然学校、プレイパークなど)で行われる教育プログラムの総称。私は、日本での勤務経験を合わせると、もうこの分野で7年近く働いていることになります。プラス、高校で教壇に立っていた年数も合わせると10年以上。あぁーー、歳とるはずだ。。もちろん、教育学修士号(M.Ed)もあり、この時ほど、大学院いってよかった、それもアメリカで学位とっておいてよかった!と強く思ったことはないです。

履歴書やカバーレターを書くのって、アメリカの場合、形式が個人の自由にまかされるため、人生の強烈なリフレクションになります。学歴から書いてもいいし、職歴から書いてもいいし、他のなんでも(賞やスキル、ライセンス、あるいは海外での学会発表など)とにかく自分が過去にしてきたこと、過去にとおってきた道を書き連ね、そこにひとすじのストーリーが見えればとてもよいレジュメになります。

といっても、私の場合、「人生」というなの編み物があったとしたら、とてもじゃないけれどきれいに織りなされているとは言えず。。ところどころ伸びていたり縮んでいたり、毛糸がごちゃごちゃになっていたりする。編んでいる本人も「これは一体なにが編みあがるのだろう」という気持ちで編んでいる(今も)。それでも、今回自分の毛糸を見返してみたら、ここ7年はずっとひとつのことを考えて、同じ方向へ編んできたのだったなぁと気がつきました。

さぁ、来週はインタビュー。
過去をふりかえるリフレクションはもうだいぶ自分の中でやったので、インタビューに備えて、5年後にどうなっていたいのか、10年後にどうなっていたいのか、今度は自分のつまさきが向いてる未来のことを考えたいです。

誠意作成中

2012-09-18 23:01:54 | 日常
新しいポジションの公募が始まりました。

じっくりと job descriptions(仕事内容) と minimum qualifications(応募条件) を確認し、、、。

いまレジュメ(履歴書)とカバーレターを作成中です。今までのいろんなこと、昔の仕事のこと、今の仕事のこと、日本の昔の同僚達、出会ってきた人達、影響を受けた人達などなど、走馬灯のように駆け抜けていきます。

落ち着いたらブログしますね。

新しいポジション?

2012-09-16 09:37:50 | エクスプロラトリアム
今週、思ってもみなかった急展開が起こりました。
先週あんな日記を書いたその直後に、ラーニングスタジオに新しいポジションがつくられるという話を聞いたのです。しかもボスから直々に話があり、「ぜひアプライするといいよ。きみは素晴らしい候補者だと思うから。」と。

心臓が、バクン!と音をたてるのが分かるくらいの驚きと嬉しさ。
なんと表現したらいいのかわからないほど、たった今目の前で私に言われた言葉がものすごく現実離れして聞こえました。ずーっと待って、待って、待っていた、新しいポジション。レギュラーでフルタイム、パーマネントポジション(permanent position = 永久雇用)なのだそう。

job description も聞きました。それは、私がぜひやりたい、のどから手が出るほど自分の仕事にしたいと思う内容でした。







まだ、どうなるか分かりません。
とりあえずアプライします。


今週はラーニングスタジオでのリトリートもありました。
リトリートとは、ふだんの職場から離れたところで行う研修。これまでのこと、これからのことを、スタジオ関係者でじっくり語り合う1日。私たち実践者を始め、リサーチャー、アーティスト、ビルダー、マーケティング、ファンドライター、マネージャーなど、様々な人で構成されるグループとなり、知的刺激に満ちた1日でした。


「夏の間」という限定で働かせてもらったラーニングスタジオでの最後の1週間。明日の月曜からはまたフロアスタッフ業務が再開し、再び掛け持ち仕事に戻ります。

でも、希望が見えてきました。
夏の終わりギリギリに、新しいポジションについての心おどるニュース。

これをつかまずして、何をつかむ。

ベイエリア今日もありがとう。

2012-09-09 22:46:23 | バークレー
週末、のんびり過ごしました。
最近の傾向なんだけど、週末はフィリップと2人でアクティブかつ心穏やかに過ごすことが多い。今はまっているのは、自転車とインラインスケート(Roller blade)。「好きなことが一緒」を少しずつ増やしていこうと思って3年。遠距離恋愛してた頃と比べたら、一緒に楽しめることがすごく増えてきた。うれしいな。

ひとつ前の記事に書いた悶々とした気持ちを吹き飛ばすべく、またまた山へサイクリングへ行きました。行き先はバークレーの山の上 Tilden Park.


ベイエリアが好きだ、と思うのは、こういうとき。
山へも、街へも、海へも、自転車で15分だもの。


UC Berkeleyのキャンパスから Tilden Park までのゆるやかな上り坂、本当にお気に入り。
頂上まで行ったら、Wildcat Canyon Road をひとっ走り。


山の中は、晴れやかな杉の木の香りに満ちていた。
まっすぐに天を目指す杉の木を見ていると、自分の気持ちも凛としてくる。

道中ずっと、ゆるやかなアップダウンとカーブが続く。すれ違う他のロードバイカー達が笑顔を投げかけてくる。いいなぁ。山歩きやハイキングですれ違う人がお互いに小さく声をかけ合うように、猛スピードで駆け抜けるライダー達から私たちに送られてくる一瞬のエール。

それはまるで、ここに暮らす人々の、この山と、このお天気と、この空気への、感謝のエールみたいに見えた。こんな空と、木の香りに包まれてたら、誰だって優しい気持ちになるよね。

ベイエリア今日もありがとう。

夏の終わり:近況と心情

2012-09-09 10:33:54 | エクスプロラトリアム
あっという間に9月になって、サンフランシスコではこれからが一年でいちばんいい時期(サンフランシスコの夏は寒すぎてさみしくなる)。9月~10月は気温が少し高くなってきて、時々思いがけなく夏日になったりする。秋のほうが暑いのね、サンフランシスコは。こちらの人はそれをインディアンサマーと呼んでいます。


(もうちらほら紅葉も)

今年の夏をふりかえってみると、ひたすら仕事だったなーってことだけ。
去年も書いたけど、夏の間に仕事があるっていうのは幸せなこと。エクスプロラトリアムのフロアスタッフの仕事のメインは学校から遠足に来るこども達の案内役だから、小中学校が休みになる夏休みの間は仕事なくなっちゃうんだもの(6~9月半ばまで)。だから夏の間は自分で別の仕事探さなきゃならない。

去年の夏は、エクスプロラトリアムのサマーキャンプの仕事をゲット、そして本命のエクスプロラトリアムのラーニングスタジオでもボランティアからパートタイムスタッフに昇格し、何かと忙しくしてました。


(うちの近所)

今年の夏は、サマーキャンプの仕事はできればしたくないなぁと思っていた。キャンプの仕事は楽しいけど、厳密にいうと私が目指している「学びの場」とは少し違う。同じエクスプロラトリアム内といえどもプログラムによって、環境も、使える素材も、時間割も、雰囲気も少しずつ違ってくる。それで夏が始まるだいぶ前、ボスに頼み込んだ。
「今年は本命であるラーニングスタジオで、パートタイムじゃなくてフルタイムで仕事がしたい」と。

2ヶ月辛抱して待った後、OKの返事をもらった!
ただし『夏の間』という限定つき。
それでも天に舞い上がるほどうれしかった。

だから6月からずっとラーニングスタジオでフルタイムとして働いてた。私はいつも「何かとかけ持ち」で仕事することが多かったから、「これ一本で」というのはすごくよかった。朝9時から夕方5時まで集中してひとつの仕事、それも大好きな仕事に携われるのが嬉しかった。

楽しかった。充実してた。
展示物をつくったり、企画したり、フロアでのアクティビティを自分で実践したり、アーティストとコラボしたり、キュレーションしたり。しょっぱなからサウジアラビアに行くメンバーとして選んでもらえたことも嬉しかったし、行った先では様々な学びと衝撃の日々で充実していたし、帰ってきてからもフルタイムの仕事が待っているというのはすごく心強かった。

だから今年の夏はどこにも旅行に行きたくなかった。あこがれの本命の職場で、初めてフルタイムとして仕事させてもらえた夏だったから、バケーションなんてとってる場合じゃなかった。一生懸命働かないと!と思う毎日だった。(唯一1週間休みをとったのは、あれは実をいうと休みを取らされたのね。労組のルールにより。。)



その夏が、もうすぐ終わってしまう。
「夏の間」という限定つきの仕事もあと1週間で終わり、私のフロアスタッフ任務も秋から再開してしまう。そうなると、フロアスタッフ勤務を午前中にこなして、午後からラーニングスタジオで働く、という、再びあの半分/半分のかけ持ちの日々が戻ってくる。それでもパート+パートで条件的にはフルタイムで働いていることに変わりはないんだけれど。2つの部局をかけ持ちじゃなくて、一本でフルタイムになりたい(切実)。

はーー。

最近やたらと3年前にアメリカに来てからのこれまでの日々をふりかえる機会が多くなった。なんだろう、ずーっと前だけ見て走ってきて、ふと自分がどれだけ進んできたんだろうと思ってうしろをふりかえる感じ。

・・・ていうか、進んでる??



進んでる、進んでる。笑。たぶん。
遅々としているけれど、労働許可証もなくてアメリカにやってきて、最初この国でな~んにもすることがなくてバークレーのアダルトスクールで英語を勉強しなおすしかなかった3年前と比べたら、今のこのパートタイム/フルタイムのはざまで苦しんでることなんてぜいたくな悩みだよ(と言い聞かせる)。



そう思わないとやっていけない。
正直にいえばフロアスタッフの仕事に戻るのは not so exciting...1年半前初めて雇用されたとき、「ようやくスタートラインに立てた気持ち」と記したけれど、いくつか季節がめぐり自分もまた1つ歳をとっていく現実があるのに、ずっとエントリーポジションの仕事をこなし続けていることに焦燥感を抱き始める日々。

はやく次の景色が見たい。

夏から秋への移り変わり。
私にとってのひとつのトランジションなので気分が微妙なのです。
(写真は最近撮った空の表情。空ばかり見てます。)