Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

もとの生活!

2008-12-22 21:44:55 | 以前のシゴト
8:03の電車に乗り、8:39のバスに乗り、8:56にオフィスに着く。
いつもの生活に戻りました。

こっちに戻って日常が始まると、東京にいた2ヶ月間がまったく別の世界の出来事のように感じられます。

わたし、ほんとに青山にいたんだっけ???

戻ってしまえば、こちらで過ぎる時間はいつも通りで、変わらぬ風景、変わらぬ雰囲気、変わらぬメンバー。
毎朝「むぎゅぅ~っ」と押しつぶされていた東京の満員電車は大嫌いだったのに、こっちの電車はすいていてもの足りないぐらい(すいているのは市内から市外へ通っている方向のせいもあるけど)。変なの。あれ?パーソナルスペースありすぎ、なんて違和感。となりの人、とおい、とおい。
オフィスにつくと、2ヶ月留守にしていても、決してウラシマになることもなく、なんだか時間が止まっていたかのようなおだやかさ。表面的にだけれど、東京と京都で流れる時間の速さの違いって、確かにあるなぁと実感。ごちゃごちゃっとしたコンクリートジャングル東京で毎日アスファルトをかつかつ歩くのと、けいはんなでせいぜい4~5階建てのビルがぽつんぽつんと立ち並ぶなかアスファルト時々芝生、見晴らしよし、みたいなとこ歩くのでは、そりゃあ全然違うよね。目に入ってくる情報量、色彩、文字、音の量がだんぜん違う。

この時期に両方を俯瞰して見られるポジションにいたことは、今の私にはプラスだったのだと思います。どちらか一方しか見ていなかったら決してわからなかったであろうこの仕事の輪郭も見えてきたし。もちろんいい意味で。前のエントリーに、自分は「際」にいることが多いと書いたことがあったけど、青山オフィスと京都オフィスのカルチャーを行ったり来たり、両方見てみて、やっぱり双方を俯瞰できる、へり、境界にいられたことはよかった。
お互いのことが、より深くわかったもの。

地域的には京都がだんぜん好き。なので所在は京都でやっぱり落ち着く。
ということで、自分の家、なじみの近所、通勤路、オフィス、、、
すべてが元通りになって、got back on the track です。

出張にピリオド

2008-12-21 21:38:41 | 以前のシゴト
青山での毎日、吸収したたくさんのこと、未知のプロジェクト。
どれもこれもとても新しい経験でした。



東京メンバーからもらった「おつかれさま」の寄せ書きについてた顔。
これ、わたし。似てる、かな?

仕事でもプライベートでも、いっぱいいっぱい話を聞いてくれた人達に、
「ありがとうございました」といって、
背中を向けて歩き出して、でもすでに胸のなかで、
みんなのあたたかさ、あの人のあんな振るまい、この人のあの気配り、あの一言、、、
そういうことにいつも助けられていたんだって、じーんと回想はじまる(はやっ)。
あの寮住まいがつらかった分、オフィスライフは本当に充実していた。

青山出張はこれでおしまい。
去ることが決まった今週は、毎日東京で忘年会やら、飲み会があって、
キラキラした街と、ふわふわとたのしい雰囲気に包まれていると、
もう少しここにいてもよかったかも、なんて思う。

今は、ちょっぴりさみしい。
とりあえず、感謝の気持ちでいっぱいです。

友だちの友だちは

2008-12-19 00:03:19 | 日常
友だちの友だちも集まって下北沢でカフェごはん。
いいカフェを見つけてしまった。
moir cafe(モワカフェ)
(一軒家改造系カフェ、京都の町屋改造系カフェとはまたひと味ちがう)

よく知らない友だちに会わせてくれたり、他の友だちの会に混ぜてくれたりするので、
日常的に分け隔てなく、いろんな人とざっくばらんにつきあっているのかと思ったら、
カテゴリーを超えて友だちをミックスさせることは、私が初めてなのだとか。
「でもなんとなく「合いそう」と思うから、連れて行くのも、呼びよせるのも、
ぜんぜん安心なんだけどね」と。

友だちの友だちは、みんな友だち。これほんとだ。
仕事とか、趣味/興味とか、そういうつながりじゃなくて、
「友だち」という関係だけでひろがっていく関係ってたのしい。

それにしても、、、こっちで出会う人のバラエティさといったら、おもしろい。
役者さんから、編集者、デザイナー、ビジネスマン、研究者まで。
いろんな人が、自分の人生を生きている。
当たり前のことだけど。

2009年の来年の抱負なんかを言い合って、
来年も現状維持、、、なんてのはやめようね!
来年も今と同じ、なんてことが、ありませんように、、、
なーんて言ってたところでカフェが閉店。
この年代らしい会話だこと。笑。
語って、飲んで、笑って、東京時間が過ぎていきます。

いってらっさい

2008-12-18 01:29:19 | 日常
シンガポールへ旅立つ元同僚を囲んで、女子の会。
お店はとってもまったりできるところ、yao

ダイニングバー yao (ヤオ)
東京都渋谷区神宮前 2-33-12
ビラビアンカ1F

「12月にシンガポールに引っ越すの」と、
サラリという彼女のことばが私のなかで新鮮に響いたのは、
私が東京へきてすぐの頃だったっけ。

東京の居心地の良さは、こっちで出会う人達が持つインターナショナルな空気。
外へ出て日本人として生きていくことの姿勢というか、覚悟のようなものを、
さらりと身にまとっているような、そんな雰囲気の人たちがまわりに割といる。

だからなのか、私のエンキョリレンアイ話も、
めずらしくもなければ驚かれもせず。悲観的にもならず。
いろいろ聞いてもらいながらいつも感じていたのは、
みんな人生に対するパッキリとした態度というか、
ものごとに固執しないさっぱりとした姿勢を持っているなぁということ。

「なんでシンガポール?」
「だんなさんの仕事の都合で。
 もともと英語圏、ということを希望していて、
 アメリカかカナダ、イングランド、シンガポール、、私たちはどこでもよかったんだけどね」とか。

「英語圏」と一言でいうけど、アメリカか、シンガポールか、イギリスか、
なんて、だいぶ違ってくると思うんだけどなぁー。
いっしょくたにできるところがすごいと思ってしまうよ。
でも、その思い切りのよさも、いちいち気持ちがよい。
あのコミュニケーション能力の高さとパワフルさを持ってれば、
どこでだってやっていけるよ、ってみんなが思っているんだけど。

今日は女子ばかり総勢8人で、飲んで、食べて、めちゃくちゃ笑った。
最後、花束とプレゼントを抱えた彼女が道でタクシーを拾う段になって、
それまでにぎにぎしかった「女子の会」が急にお別れの空気を運んできて、
一瞬で空気が変わりそうになって「うるっ」ときたけれど、、、
いやいや、ここは最後まで笑顔で壮行会を敢行。

新しいスタートだから、笑顔で「いってらっしゃい」。
だって、なんだかまた会えるような気がしているのだ。

@ホーム

2008-12-15 23:57:23 | 日常

東京とくらべると、京都は朝晩の冷え込みがきびしい。

自分の部屋に戻ってこられてしあわせ。
さわやか柑橘系のアロマオイル、レモンとベルガモット。

ひさしぶりに部屋にもどり、「あ、これこれ」という感覚がもどってきた。
部屋の広さも、照明も、色のトーンも。
手に届く本も、道具も。
キッチンがあること。テレビがあること。
やかんでお湯がわかせること。
ちゃっちゃとお料理ができること。
冷蔵庫があること。
お風呂・トイレ・洗面所があること。

このすごーく当たり前のことがこんなにうれしいなんて。

明日の朝、また東京へ戻らなければならない。
けれど、ひとつうれしいことが。

この、東京長期出張に、ようやくピリオドが打たれる兆しが。
うわーい。
プロジェクトはまだ続いているのだけど、ひとまず、京都へ戻ってもよし、の合図。

青山のオフィスライフと東京の街は恋しいけど、
自分の家から出勤できる、という生活がやっぱり一番ここちよいかな。
出張とは、出っ張る、ということであり、
何ヶ月にもわたってずっと「出っ張って」いると、
気持ちも荒んでくるものだ、と今回はじめて気がついた。

ちょっと前に、仕事の都合で2ヶ月ホテル暮らししてる人にあったけど、
あの人もきっと見えないところでつかれていたのだろうな。
その立場になってみないと、わからないものです。

自分の本や、モノ、道具、電化製品、などなど、
一人暮らしならではで、
自分に合ったものに囲まれて暮らしていただけに、おうちが一番だ、と思う今夜。

落っこちそうな月

2008-12-12 05:31:24 | 以前のシゴト
あさ。

本当は昨日のうちに移動できたらよかったのに、一度寮に帰ったらバタッと眠りこんでしまい、、、はたと気がついた時には昨日のうちに京都へ移動するのはムリな時間となっていた。

今朝、めちゃ早起きをして、これから始発の新幹線で京都へ向かう。
今日は逆出張、週末にかけて帰れるのはうれしい。

外にでたら、まんまるい大きな月が、地面に落っこちそうなところでまだ空にくっついていた。

朝はいいね。
街のあちこちに「これから」という空気が充満している。

眠たいけど、気持ちいい。

屋台ランチ

2008-12-11 23:39:08 | 日常
今日あたたかかったねー。
お昼にランチを求めて同僚と歩く足どりも軽く。


毎週水曜日、青山通り外苑前あたりに現れる屋台のカレー屋さん。
タイフーンカレー。


屋台のランチっていう感じでしょう?
今日は同僚のおすすめという、3種類カレーにしてみた。
・玄米ごはん+3種類のカレー(よくばり!)+煮たまご。
これで800円。

ここのカレー、最近気に入っていて、今日で3回目。
独特のハーブやスパイスが効いていて、リピーターになってしまうのです。

えー?

2008-12-11 00:56:22 | 日常
寮に帰ってきたら、
玄関のホワイトボードに、またおばちゃんの字で、

「12月度部屋点検!」
・エアコンのフィルター、
・じゅうたん、
・カーテン、
・クローゼット、
・整理整頓、
・ほこり、等。
 12月度寮生会議後、各部屋をチェックします。


と書いてあった。
数日前から書いてあったようなのだけど、今日気がついた。
寮生会議っていつだろうと思ったら、今日だったようだ。

つきあいきれませーん(泣)。

もちろん、帰宅したのが日付を超えてしまうほど遅かったから、
その会議がなんなのか、はたして部屋点検はどのように行われたのか、
知らないのだけど。(短期滞在の私は出なくてよいのだろうけど。)

部屋点検って、びっくり。12月度ってことは、毎月あったのだろうか。
つかれて帰ってきて、玄関でこういう「びっくり」って、ほんといらない。

そして、さっきランドリーで他の子(新人さん)に会ったので、あれは何かと尋ねると毎月やっているとのこと。けっこうきびしいらしく、エアコンの中、カーテンの汚れなどをチェックし、クローゼットの中も一応見せるらしい。この日にそなえてみんなエアコンやカーテンまで洗うんだって。

・・・ここは、全寮制の学校かなにか??
またまたカルチャーショックなのでした。

cultural adjustment

2008-12-08 23:58:14 | 日常
3週間も前に予約しておいてくれたレストラン、
銀杏並木で有名な神宮外苑のSELANでランチ。
同僚たちが「りょうちゃんがいるうちに一度いこう」と計画をしてくれていた。
でも人気のお店のため、予約が3週先になってしまったのを知り、
「12月8日かぁ、、、そんな先まで東京にいるかな??」なんて思ってたくせに、
な~んだ、ちゃんといます(笑)。

SELAN

地下鉄銀座線 外苑前駅 5分
〒107-0061 東京都港区北青山2-1-19

他の課の人達も集まって女子7人でランチコース。
こんな素敵なところが会社から歩いてすぐなんて、東京生活はこういうところが楽しい。

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仕事で能力的にほめられたことはあまりないが、
唯一「適応能力高いなー」「どこにでも順応する」とはよく周りから言われる。
これだけ急な異動や過激な移動を命じてもへっちゃら、、、なように見えるらしい。
内面ではキーっと葛藤がすごいんだけどなぁ。今だって相当帰りたいし。

自分の身に起こっていることは異文化適応の正当なプロセス。
留学時代に学んだ異文化間カウンセリングの授業での知識を思い起こせば、Cultural Adjustment(異文化適応)には次のようなステージがある。

1)ハネムーン期
見るものすべてが新しく、それまでの生活との違いを見つけては喜ぶ時期。箸が転ぶだけでたのしい時期。

2)移行期/ショック期
初期の興奮・緊張からさめ、生活が落ち着いてくると同時に、これまで自覚しなかった心身面 の疲労に気づく時期。深いところで順応できず、やたらと反発心を持ち、イライラしたりする時期。

3)安定期
不慣れなこと、異質なことを理解した上で、ここでも何とかやっていけるかもしれないと思える時期。

実際にはこのような線形プロセスではなく、2)と3)を行きつ戻りつ、うねうねとショックと適応をくり返しながら、だんだんだんだん自律していく、というプロセスをたどる。

私の日記を見返しても10月の頃は「何を見てもたのしい!」という様子がみてとれて、今思えばあれは「ハネムーン期」現象だったのね、という感じだ。でもしばらくすると、何をしてもつかれる、という自分のほうが強くなってくる。

それは、仕事面で言えば、不慣れな社内のシステムに対して、アクセスできる資料の量に対して、一時的に使っている持ち出し用PCの使い勝手の悪さに対して。出張中は自分のデスクもPCもアカウントもテンポラリーなもので、効率にも響いてきて、どれをとっても自分の本拠地京都と比べると「イラッ」とくる。
生活面で言えば、食事に対して(何を食べても味が濃ゆく感じてうんざり)、衣服に対して(服も靴も鞄も一部しか持ってきていないし)、部屋の環境すべてに対して。寮の寝具が身体に合わない、とか、白い蛍光灯が嫌い、張り紙がうるさい、とかささいなことに腹がたってきてしまう自分。
心のゆとりが、、、(泣)。

でも、今たしかに移行期にいて、時々げんなりつかれては、時々うれしいこともあったりする。
家ごと引っ越せたらたぶんこんなにつかれなかったのだろうけど、自分に必要なものがそろっている家や拠点は京都にあって、自分の身だけ東京、というこの状態がストレスなのかなと思う。

東京の寮のへやにはゴミ箱さえもついていなくて、はじめは1ヶ月程だからビニール袋で代用するのでいいや、と思っていた。でも、そろそろこの部屋にも(残り期間が短くても)、ちゃんとゴミ箱を買おうと思う。きちんと「生活」したい。

それと、もうひとつ。
もし違う地域、異なる国など、異文化からの人が自分のまわりにいたら、
これからはもっと繊細なところまで気配りできるような気がするし、もう少しやさしくなれるような気がする。

黄色い

2008-12-07 23:47:49 | 以前のシゴト

今日も東大キャンパス、銀杏があざやかだった。
仕事終わったらもう夜。
そして、急に寒い!

冬が、きた。
寝不足・肩こり、ともにマックスで、
風邪ひきそうな予感。こわー。

1日1日、過ぎてゆく。
でも今日は寝る、おやすみなさい。