Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

赤いサンダル

2013-05-27 09:17:04 | 日常

CAMPERで新しいサンダルを買った。
アメリカに来てから4年近く、サンダルなんて履いたことがなかった。サンフランシスコの夏は寒すぎて、極端に冷え性の私は素足にサンダルで出かける勇気がもてず。それでも今年は7月にマイアミに行く予定があるのでこれはその時のために。


青空!いい天気に見えるけど、気温は13度ぐらいしかなかった昨日。
これはサンフランシスコ Yerba Buena center for arts のところの公園。

SFMOMA (San Francisco Museum of Modern Art)が施設拡大のためもうすぐ閉館してしまう。次のリニューアルオープンは3年後だとかいうのでフィリップと見納めに行って来た。今は Garry Winogrand の写真展をしていて、膨大な数の街角写真を見過ぎてぐったりしました。

でも新しいサンダル。
この赤い色が力をくれるのか、それとも4年もサンダルから遠ざかっていたから久しぶりの見た目がうれしいのか。それが部屋にあるだけで、そこだけ夏の雰囲気。パッと私の気持ちを高めてくれる。

そういうアイテムが暮らしにもっと必要だなぁと思った日。

Maker Faire も無事に終わり

2013-05-26 22:07:42 | エクスプロラトリアム
今年の Maker Faire は、あっさりとしていた。けれどうれしいこともあったので忘れないうちに書いておく。

あっさりの理由は、例年ならエクスプロラトリアムとして大々的なブースを構えて、この日のためにワークショップやアクティビティ、体験型の展示など様々な準備をしてのぞむところを、今年はミュージアムが移転したばかりで何かとバタバタ忙しいためにブースを大幅に縮小、あまり私達に負担のかからない関わり方での参加となったからです。


ブースの場所も、例年のように屋内ではなく、今年初めての屋外ブース。
エクスプロラトリアムから屋外用の展示(カメラオブスキュラの自転車やスケートボードの体験型トラックなど)を持ち出しました。


当日は初夏のようなお天気。風はベイエリアらしくサラッとしていて、一日中お日様のした。
私はモーター+電池+チョークをつかった drawing machine をつくるアクティビティでのファシリテーター。

私の仕事はいつも屋内なので、この日一日中青空の下でワークショップできて本当に気持ちよかった。しかも会場はサンフランシスコから南下したところにあるサンマテオという街で、ふだんの寒いサンフランシスコよりだいぶ気温が高い。久々に感じるモワっとした熱気を肌が喜んでる。

休憩中に会場をぶらりとまわる。
例年のことだけれど、3Dプリンタのブースがずらりと並んでいて、数が多すぎてそれぞれがどういう特色でどう違うのかが分からない。よっていつも3Dプリンタ系は素通り。ロボティクス系もパス。


圧巻だったのはこの巨大ハンド。鉄の手。下でこども達が動きを操作できるしくみで、この巨大ハンドで金属のかたまりや車(廃車)をつかんで上から落とすとか、クラッシュさせるのを楽しんでました。発想と実装がおもしろすぎる。


Art Car も例年さかん。数百の魚やロブスターでデコレーションされたボルボ。これで公道を走っているというから驚き。魚達がメカニカルに歌いだします。


Maker Faire は、クラフトから木工、アート、テクノロジーまで何でもありで、新しいアーティスト発掘の機会でもあるので、会場をくまなく歩きまわります。個人的には今年は木工を始めたことで、カーペンターさんや木工アーティストの方々と初めて楽しく話ができたことがうれしかったです。


さらにうれしかったのは、サウジアラビアに出張した時に現地で一緒にがっつりと仕事した青年と再会を果たしたこと。今はアメリカに留学中で、ボストンから遊びに来ていたところでした。

この仕事続けていて一番うれしいこと:パッションを共有する仲間と国や文化の壁を超えてつながってゆけること。それをこの日また再確認しました。

また iPhone をなくした

2013-05-18 23:54:53 | 日常
2回目だ、アメリカに来てから。
誕生日にもらった iPhone を2011年の2月になくしたのが一度目。それ以来本当に気をつけていたのに、今週職場でなくした。今回は本当に覚えがない。たぶんポッケに入れていたと思うのだけど、どこかに落としたみたい。職場と言ってもミュージアム内はパブリックスペース。いつも人でごった返していて、なくしたものが見つかることは少ない。Lost & Found にも問い合わせたけれど手がかりなし。 一応自分のオフィスやラボスペースをくまなく探したけれど、落としたのはパブリックスペースのよう(そしてこういう時に限って Find My iPhone の機能がオフになっている・・・)。

そして今日新しい iPhone を買ってきた。ずっと iPhone 4 を使っていたけれど、もう換え時だったからちょうどよいと言えばちょうどよい。でも備忘録として書いておく。きっとこの iPhone もなくすに違いない。いつまでもつか。。


新しい iPhone 5 で撮影。今日のサンフランシスコ。
明日は一日中 Maker Faire で仕事です。

近影

2013-05-14 22:29:19 | 日常

この日はオープニング関連のイベントでちょっとフォーマルな服装しないといけなくて、職場で初めてスカート(&ノースリーブ)でした。このイベントの直前まで木工工房で木屑だらけのボロの格好で(どうせ汚れるからどうでもいい格好で仕事に行く)にまみれて仕事してたので、化粧室でこの格好に着替えてわれながら「あらま、大変身!」と思いました。たまにはヒールを履いて、ドレス着たりしないと。それがどんな感覚だったかすっかり忘れていた自分でした。

となりはフロアスタッフ時代に一緒だった仲間です。私より10歳以上年下!

しかしこの二の腕はどうにかしないとけないねー。
力仕事してるので「筋肉です」と言いたいところだけれど、、、ぜい肉です。

週末リフレッシュ

2013-05-11 23:22:32 | 日常
フィリップと、サンフランシスコへ自転車でサイクリングに出かけ、その後ゴールデンゲートブリッジを渡ってサウサリートまで行ってきた。帰り道、ゴールデンゲートブリッジを再び自転車で戻る、ということもできたのだけど、せっかくなのでフェリーに自転車を積んで市内まで戻ることに。


その時フェリーから見た景色。
サンフランシスコらしい濃い霧が、じゅうたんのように山の表面を這って迫ってくる様子。


行く手を見るとサンフランシスコ湾にもこんな霧。
晴れていたらサンフランシスコのビル群が見えるはずなのに、お先真っ白でなにも見えなかった。

スキーのシーズンは終わってしまったので、これから夏にかけて週末にふたりで楽しめることといったら、しばらくはサイクリングになりそう。週に一度はこうして自転車に乗って出かけて、山道や湾岸沿いを滑走したり、思いっきり汗をかいて、つかれたら水分補給して、バックパックに必ず入れてる2枚目のTシャツに着替えて、お約束のアイスクリーム屋さんに立ち寄ったり、お日さまの下で温まったコンクリートにごろんと寝転がって、そこで適度な疲れとリラックスでうたた寝してしまったり。

ウィークデイはお互いに会話らしい会話をしないから(ほんとに。帰るのが2人とも遅い)、週末になってようやくゆっくりした時間が持てること。1日外で遊んで、同じ家に帰ることがふと考えてみたらとてもうれしく思えたり。そんなことに気づける週末、そういうことが幸せ。

アメリカのバスで思うこと

2013-05-11 02:57:08 | 日常
アメリカのバスの運転手さんでいつもカルチャーショックを受けること。

出発時刻ぎりぎりにならないと、ドアを開けてくれない。
家の前から乗るバスはラッキーなことにここが始発地点なので、いつも時刻表どおりに運行してくれる。それはいいんだけど、でもね、バスに乗るために早めにバス停で待ってても、待機してるバスには乗せてもらえない。目の前にあと5分で出発するバスがいるのに、運転手さんはたいがいドアを内側から閉めて、自分だけ中にいて新聞かなんか読んでいて、乗客の私は出発時間まで外で待たされる、、、という感じ。


(いつも利用するバスはこんな感じ)

日本だったらバス停にバスがいたら、出発5分前なら絶対に中で待たせてくれるのになぁ。例えば、8:15発のバスに、8:10にドアをこんこんとノックしても運転手さんはいつも無視。

そしてたまにドアを開けてくれたかと思うと、
This is my break. (いま休憩時間)とだけ言い放ち、またドアを閉める運転手。

「は???」

やれやれ。アメリカのバスの運転手さんって勤務時間はきっちりバスを運転している間だけなのか?? 出発時刻までの数分間さえ自分の休憩時間として惜しまなければならない勤務状態って、、、日本では考えられんなぁ。そして出発時刻の8:15にようやくドアが開いて、私が乗り込み、バスが出発する。

アメリカで公共交通機関に頼って生活できるのは、ニューヨーク、サンフランシスコ、ボストンなどの大きな都市だけだろうから、バスや電車が頻繁に走ってることには感謝なのだけど。

でもいつも、ドア一枚隔てて中でぬくぬくしている運転手と、うすら寒いなか(5月でもこっちは肌寒い!)外で待つ私、その状況にいつも「アメリカだねぇ」と思わずにはいられないのでした。たぶん、日本が恵まれすぎなんだろうけど。

ジャスミンの香る季節

2013-05-05 20:49:17 | 日常
この時期はジャスミンがあちらこちらで咲き始め、
歩いていてとてもいい香りに包まれます。



家から Trader Joe's (トレーダージョーズ)という、
よく利用するスーパーマーケットに行く途中にたくさん咲いているので、
いつもこの時期になるとふわっとこの香りに出会い、
「あ、もうこの季節」と思うのです。

5月はベイエリアで Maker Faire という大きな DIY、アート、サイエンス、クラフト、テクノロジー系のイベントが開催され、このイベントは毎年私の仕事にも大きく関わってくるので、
この花の匂い= Maker Faire の季節がきた、って思うのです。

季節がめぐったということを花が知らせてくれるのはいいものです。

木工を始めてよかった

2013-05-02 23:36:05 | 木工 (Woodworking)

ミシン机に合うイスを作成中。もう少しでできそう。
使用しているのはポプラという木で、ちょっと緑がかったオリーブ色の肌が特徴。

ミシンを置く机も職場のハンパな木材でつくりました(写真ないけど)。
机とイスのセット、完成したら載せますね。

もうすぐ wood working を始めて1周年になる?
木工を始めたことで出会えた人達に感謝。
以前のクラスの先生や今のクラスの先生とクラスメイト達。
そういう人達と、しっかりとつながっていけることが本当にうれしい。

週末の木材屋さんでばったり出会ったり、
ホームセンターで行き会ったり、
休みの日に電動工具を届けてくれたり、
おいおい、休日にやろうとしてることがみんな一緒だよって(笑)。

考えてみたら、
私のアメリカにおける友人関係はすべて仕事を通じてつくったもので、
仕事以外で新たに人に出会い友達をつくるという機会が最近なかなかなかった。
34歳で住む場所を日本からアメリカに変えたということは、
34歳以降にアメリカでつくった人間関係でずっと生活していくということだから、
(もちろん日本に帰れば家族や友達はいるけれど)
ときどきさみしくなるんだよね。

だから、wood working を始めてよかったことは、
もちろん仕事でも、
展示物などを制作する上でできることが格段に増えて多いに役立っているけれど、
それ以上に職場以外で人とのつながりが広がっていくことが一番うれしいなと思う。

一期一会。
みんなあたたかい目とサポート。
この出会い、大切に、大切に。