Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

山にこもりたい気分

2008-09-29 20:58:53 | 日常
なんだか。
この世のありとあらゆるものから、弓をひかれているような状況(気分)。

弱音をいうつもりはまったくないけれど、こ~んなにも悪いことが重なる時期ってあるもんなんだ、、、と客観的にみてもこれは特筆にあたるというか、記しておきたいというか、まぁ、そんな時期なんだな。いまが。
後からふりかえった時に、そうそうこの時期ひどかったー、って思いおこすのかな。

「人生には不運な時期があるよ、雪山のクレバスにはまってしまうみたいなね。そういう時はじっと身を低くして、上を嵐が通りすぎてくのを待つのさ。次に顔をあげた時には、違った景色が見られるはずだよ。」

ふと思い出すサギサワさんの文章。

いま帰りの電車。
なんか急に寒いね、京都。

週末、東京でたくさんの素敵な人たちに会ったけれど、素敵レポートを書く気力なし(今は)。

今はこれが等身大のわたし。

ウェディング・カンパニー

2008-09-16 22:36:12 | 日常
私、仏前式って初めて出させていただきました。


式が行われたのは、新郎側の一家が代々信仰しご先祖様のお位牌のおいてある菩提寺。
教会式と仏前式の結婚式が大きく違うところは、新郎新婦が結婚を誓うのではなく結婚することを仏様とご先祖様に報告する、という形で行われることにあるそうです。なるほど、式の最中もご先祖様への言及が多くありました。お寺のお坊さんが、「10代さかのぼれば1024 人のご先祖様が見ていらっしゃる」とおっしゃっていたことが印象的。
「つながっている」ということを感じさせられました。


そして、午後からは移動して、じゃーん、このロッジへ!
披露宴、というか、パーティです!このロケーションがすごかったです。
みどりの見えるウェディング、芝生じゃなくて、「山」っていうのがいいよね。


仕込みばっちりフードスタイリストさんのお料理は、アンティパストしか写真にとれず・・・。
でもきれいでしょう!この前菜たち!

ここに来るまでに練習していたSingの曲、
こどもからおじいちゃん、おばあちゃんまで、みんなで口ずさんで会場はひとつに。
お客様はぜんぶで100名。

みなさん! Sing of HAPPY not sad! だよ。

新郎新婦の入場から、あいさつ、出し物、
すべてのタイミングを秒単位で練習していた式の進行も、あれよあれよという間に進み(写真を撮る間もなく)、あっという間にデザートタイム。
わー、お茶湧かさなくっちゃー、なんてバタバタしていた私たち。
(っていうか、自分の写真も1枚もないよー。)
みなさんがテラスへ出て、これまた手づくりのウェディングケーキ入刀している間に、
キッチンではデザートの準備。


花嫁さんがきれいでした!
今まで何度もお仕事でご一緒させていただいていたけど、そういうところでは見たことのない、
なんとも素敵な表情でした。
1日じゅう。すごいねぇ、ウェディング。

お寺のお坊さんが、午前中の式の最中におっしゃっていた言葉。
お2人の門出、『希望と覚悟』を持って、ということ。
その、希望と覚悟、という言葉。
ずしーんときた。
「希望に満ちて」「希望に向かって」とかよく聞くけれど、
いいことだけじゃなくて、同時に腹もくくるっていう覚悟、大事、大事(→激しく共感)。


前日、つくったメッセージボード。
参加者のメッセージでいっぱいに。

こどもたちも多く参加しており、
こども達のために用意していたこども工作テーブルや大黒板も大活躍。

パーティが終わる頃には、黒板にあきたらず、お外のアスファルトの上もチョークでいっぱいに。

あったかかったなぁ。
おいしかったなぁ。きれいだったなぁ。すがすがしかったなぁ。
こんなパーティに参加、いや、「参画」できてほんとにしあわせだった。
お友達スタッフがお互いを見合ってテキパキ動けるってところもすごい。こんなウェディング・カンパニーあったらいいな。

1日終わって、司会をつとめたU先生もおつかれさま!
そして、お2人ともお幸せに!

手づくり感

2008-09-13 23:47:33 | 日常

ハープの演奏ながれるウィンザーホテルをあとに、
今日は、ウェディングパーティの準備へ向かう。

途中、
「あれも、これも、と迷うほど。ぜひよってください。」
と新婦さんによる『手づくり北海道マップ』に書かれたおいしいジェラート屋さんに寄る。

ジェラートうまいー!
そして、しぼり立てリンゴジュース!
チーズケーキもいってまえ!
(おいしいことに集中していたため、写真がない。)


そこの牧場のヤギとたわむれたり。「寝てるのに起こすなよ by ヤギ」

おつぎは、
「ここのおそば屋さんの鴨ザルそば食べてください」
またまた新婦にいわれるがままにおそば屋さんに寄り。


ちょびっとつかれて一寝入り。

あちらこちら寄り道して、ようやくウェディング準備会場に到着!
ふだんから博物館などの施設で、学びの場や学びのツール・キットのデザインを仕事としている新婦さんが選んだのは、山のスキー場のロッジを借りての手づくりウェディング。
スキー場のロッジは、すぐ目の前が急勾配のスキーゲレンデ、でも夏場は緑に囲まれていてさながらサウンドオブザミュージックの世界。

はじめ、自販機や公衆電話、色あせたポスターや掲示物がむきだしのなんとも無機質な空間だったのが、みるみる変身。目に付く日常的なものはすべて『隠す・覆う・取り外す』!そのほか、お花のアレンジや、ガラスのアーティストさんが吹きガラスのオブジェで壁を飾り、テーブルクロスをかけたらおどろくほど素敵なスペースに変わりました。

キッチンでは東京からきていたフードスタイリストさん(これまたお友達スタッフ)が前日から泊まり込みでお料理の準備。洞爺の新鮮な食材にインスパイアされて、どんなお献立が登場するのやら。司会をつとめるU先生は一日中リハに音合わせ。動ける私たちは買い出しやら、会場設営やら、ティータイムの準備やら、メッセージボードの制作やら。一日あっという間に終わっちゃう(ここも忙しかったので、写真がない)。


最後は、全国各地から集まったお友達スタッフで明日のプログラムの流れを確認。
なんだかあたたかいパーティになりそうだなぁ。

「手づくり」感にあふれている。
見知らぬ人がつくるのではなく。
業者さんに頼むのでもなく。
その場をつくる、全員が新郎新婦さんのお友達。
それってすごく心地よい空気感つくるね。
みんなが手を動かして、何かつくってたり、考えてたり、話し合ったり。
そんな素敵な場にいられることに、感謝。


ウェルカムボードもできあがって、さぁ、明日がたのしみ。

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P.S.

買い出しの途中に見た空。もう秋なんだなぁー、と。

楽しく、ワクワク、気持ちよく。

2008-09-12 23:07:35 | 日常
ぐっすり眠って目が覚める。なんだかこの上なく質の良い眠りだった。
原因はベットとしか思えない。
身体にフィットして深く沈んでゆくの。それでいてずっしり支えてくれるあのマットレス。どこのだろ。


朝もやの中のフレンチレストラン。
ひんやりと新鮮な空気にあたりながらのブレックファスト。
霧の中の山はこれから目覚めを迎えるかのよう。
まだもやがかかっているけど、今日も青空が広がりそうな予感。


あのね!
朝食が美味しい、ってとても幸せなことです。


しぼりたてオレンジジュース、
ビビッドな色とフレッシュな味と香り。元気もらった。

わかりやすいなぁ。
でも、わかりやすいの、いいなぁ。

朝のデザインがきちんとできると、はじまりの予感がきちんとやってくる。
パキッと起きて、朝食を美味しく食べて(あんまり満腹にせず)、
今日はどうしようか、なんて話でテーブル囲んで美味しいコーヒーを飲む。

いそぎの仕事もない。
休日の朝。旅先。

昨夜の話の余韻もあって、新しい朝は希望的話題がいっぱい。
この旅が終わって東京に帰ったらすぐに始めるべき自分の「道」に気がつく人や、
いくつになっても今度はこれがやりたい、あれをやってみたいって、
いつまでもワクワクできるその心の姿勢って、ある意味、才能です。

朝っていう時間は、こんなにも希望にあふれてたんだ。
それなのにいつも1人かけ足で過ごしていて、
もったいなかったなぁー。

京都に帰ったら、自分の朝をもう少し豊かな時間にしたい。
そう思ったっけ。

誰といくか

2008-09-11 22:39:08 | 日常
1日目、夜はホテルでごはん。
夕暮れ色のレストランをいくつか見せてもらう。
どこも素敵だけれど、すでに満席だったりして、お目当てのレストランには入れず。
どこのレストランもさすがの眺めのよさ。


日本料理屋さんへ。
お皿の上でまだ生きて動いているボタンエビを食べる、とか。人生で初めてのこと。
お料理もおいしかったけど、やっぱり、食事をもりあげてくれるのは話の内容。
一緒に行ったのは仕事仲間。
この人たちと話していると、刺激受けること多し。


同僚は食事中もメモをとりながら話聞いている。
振り返ってみればこの人たちと話してきたことが、
いつのまにか自分の考え方の土台になっている。

北海道1日目にして、悟ったこと。
旅って、「何をしにいくか」よりも「誰といくか」のほうが大事。

なにも準備しなくても、会えば始まるっていいね。たぶん興味のある分野が同じで、共有している部分が多いのだろう。私は今回、その共有している感じを、本当にありがたいと思ったし、大切にしようと思った。
仕事の仲間といく旅は、女友達や家族や彼といく旅とはまた違う良さがある。

Shared valueとDialogue、それ大事。
価値観をシェアしてないなら対話していけばいい。歩み寄ればいい、けどね。
でもそういう意味でも、
なにも努力せずともすでに共有できてるものがある仲間の存在はありがたい。
感謝!

洞爺湖温泉のお湯につかり、ほっこり幸せな気分で眠りにつく。
明日は、パーティの準備。

初日は洞爺湖あたり

2008-09-10 23:16:05 | 日常
9/4(木)
伊丹空港(大阪空港)で待ち合わせて、機内に乗り込んだら
「はい、りょうちゃんカツサンド」
と朝ごはんの差し入れをもらった。うれしい。

それ食べたら空の上で、またぐっすり。
寝て起きたら北の大地に到着してた!

新千歳空港からはレンタカー。

空港で落ち合った仲間もいて4人になった。
車の中では大合唱。
あさってのウェディングパーティで歌う歌が窓の外に流れてく。

Sing, sing a song
Sing out loud
Sing out strong
Sing of good things not bad
Sing of happy not sad

後部座席に乗っていた私はなんだかすぐに空を仰いでしまう。過ぎていく緑の景色と真っ青に晴れ渡った空。
さっきからワクワクがとまらない。

1時間車を走らせてたらだんだんお腹もすいてきて、
ちょうどいいところで寄り道したのが国道276沿いの「きのこ王国」。
ドライブイン。


とうもろこし、しろとうきび、キノコ汁、じゃがいも、ヨーグルト、チーズ、お酢ドリンク。4人でいろいろ分けながら食べる。
おいしい!素材そのままの味と青空ランチ。
うわー、北海道、空気もあまいよ。

信号がまーっっったくない、まっすぐの一本道。
洞爺湖畔を過ぎて、到着したのはウィンザーホテル。


先日の洞爺湖サミットの会場となったウィンザーホテルは、到着するまでのアプローチが素敵。山の上にそそり立つお城。どこまでもおもてなしの行き届いたホテル。
ロビーの開放的な空間と、ピアノの生演奏、ガラスの向こうの絶景に、背伸びしてでもここに来てよかったと実感。


「絶対に日没までにたどりついてくださいね。」
友人夫婦が「ぜったいに」「ぜったいに」と言っていたのも納得。
北海道の澄みきった空気の向こう、沈んでゆく夕焼けは絶景。
ガラスにへばりついて、まぶたの奥にやきつける。


今回の北海道行きは「旅行」というよりも、友人夫婦の手づくり結婚式のために飛んできてしまった感じ。
札幌も、小樽も、富良野も、旭川も、メジャーな観光地にはどこにもいかないけれど、今のこの環境や今の自分、自分を取り囲む人々がいる今だからこそ楽しめる北海道、その「今、ここ」の部分を大切にしたいって思う。

1年のうち、このホテルからこんな夕焼けが見られるのは数パーセントの確率なのだとか。
お天気の神様も味方につけて、よけいに浮き足立つ私たち。
旅はまだ、はじまったばかり。

北海道

2008-09-04 11:38:30 | 日常
Just landed at Sapporo airport(Chitose)! 2 hours flight from Osaka, and no time difference!

My first-time-Hokkaidooooooooo!
Love this blue sky!

空港おりて、外に出て、みんなが最初に発した言葉。

「うわぁ、気持ちいいー、どうしよう!!」