Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

息子、発熱、クループ症候群?

2017-10-31 08:00:05 | 育児: 2歳〜
【2歳9カ月】
10/25 Wed.
急にへんな咳が出るようになる。オットセイのような、喉に何か違和感のある感じの、低くて渇いた咳。

10/26 Thu.
起きた時一応熱を測ったら38度あったので、幼稚園お休みさせる。フィリップと相談して、私が仕事休む。1時間後には熱はなくなっていたけれど、念のためドクターに連れていくと、Croup(クループ症候群)と診断される。

聞きなれない病名だけど、こちらのママ達は知っていた。予防接種があるから。それ息子も受けたのに患ったらしい。喉にウイルスが感染、気管が腫れ、変わった咳、しゃがれ声が特徴。気道の確保だけ注意して(まれに呼吸困難を引き起こし重体になる恐れ)、とにかく呼吸の仕方をよく観察して息出来ないような症状出たらすぐに救急へ、と言われ、ドクターからはステロイドを投与され、診察おしまい。

本人は喉の痛みを訴えるものの、まったく元気そう。しかし夜になり、寝ている時の寝息が苦しそう。クループは夜に悪化するのが常らしい。ゼーゼー、ゼロゼロ、、、何か喉の奥の方に痰でもからまっているかのような、そんな音を一晩中聞きながら寝る。呼吸が苦しくなったら一大事なので、気が気ではない。眠れない夜。

10/27 Fri.
保護者面談デーで幼稚園は休園。息子の面談は8:40から、20分のみ。面談だけ父母で出席し、あとはパパにまかせて私は仕事へ。
先生方との面談では息子のここ1ヶ月半の成長ぶりを褒められる。入園時にはできなかったトイレトレーニング、自分での衣服の着脱、食事など、ほぼできるようになっている。「自分でできるの!」と幼稚園でも主張しているらしい。それから息子はクラス最年少ながら、日本語はとても上手で、他の子(例えば日本語が母語じゃない子達や、年上でついつい英語をしゃべってしまう子達)のお手本にされているらしい。

10/28 Sat.
熱もなかったので、外遊び。



これが悪かった、、、この日、夜に再び39度の熱!小児用タイレノールを2回服用(1回につき5ml)。とろとろの甘〜いシロップ液。これが飲ませるの一苦労。シリンジでむりやり飲ませるのですが、ひどい抵抗。それでもまたぶり返す熱。

10/29 Sun.
昨日の反省から、一日じゅう家で過ごす。日中は37度台だったけれど、夜にまだ39度近く出ている。小児用タイレノールを少し飲ませる。今日は3-4mlほど(ほんの少し!)、ミルクに混ぜてシレッと飲んでもらいました。気がつかずに飲んでた。おかげで1時間後には熱がさがった。

10/30 Mon.
大事をとってまた幼稚園をお休み。私が仕事休み。
ずっと家に閉じこもりで不機嫌になってくるので、インドアジムの遊び場で1時間半遊ばせる。まだひどい咳をしている。息子は咳をするときに、口を手で覆う癖がついている。幼稚園で習ったらしい。「ごほごほっ」と咳き込みながら、自分の腕を顔の前に持ってきて口をカバーする。「ちゃんとこうやってカバーしたよ」とアピールしてくる。えらいね、と言ってあげる。

10/31 Tue.
もう熱もないので今日は幼稚園に送り出すつもり。まだ咳はしているけれど、、、。今日はハロウィンなのに、週末のプレイデートの約束もぜんぶキャンセルになったし、今年はハロウィンなさそうだ。ごめんね。

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これからは息子の熱はブログに記録しておくようにします。たしか最後に熱を出したのは去年のクリスマス以来(これはブログに書いてないけど、去年タホに行った時にパパから風邪がうつった記憶が、、、)。春、夏の間はまったく風邪をひかないのに、やっぱり秋口になると風邪を引き出す。去年も10月に一度ひき、12月のクリスマス頃に一家全員でひどい風邪をひいていた。

さてこの冬は、何回風邪をひくかな??

ウォータープレイ @maker faire

2017-10-23 09:00:53 | 育児: 2歳〜
【2歳8ヶ月】
ちょっと閑話休題。昨日のことから。

East Bay Mini Maker Faire に行きました。毎年、職場のミュージアムとしてブースを出展しているのですが、今年は他のことで多忙なため出展なし。代わりに友達が出展しているブースを手伝ったり、息子とゆっくりフェアを見て回ったり、初めて自分がお客さんとして楽しむ Maker Faire となりました。

息子はトレインや電車モデルのブースに釘付けだったのですが、アクティビティも楽しみました。息子の年齢と興味関心を考えると、一番良くできてるなと思ったアクティビティはこれ。


(画像はMaker Faireのウェブからお借りしてます)

こども達が木材や身の回りの材料をつかって簡単なボートをつくり、川の装置に流して遊ぶアクティビティ。Social play だし、designも入ってくるし、自分でつくったボートを流してみて、くりかえし改良するからiterationの要素もあり、素晴らしいアクティビティ。しかも、これだけ大きな水の装置はなかなか個人ではつくれないからね。ふだん、私はこういうアクティビティを提供する側の人間なのですが、お客さんとして、自分の息子がこういういった場で遊んでいるのを見るのはとても気分がよいものでした。

息子はかなりの慎重派。ボートを流すとすごい勢いで水に流されていくのがわかってからはあまりボートを手放しませんでした。。(それじゃ意味がないけど)まだ2歳だからすこーし早すぎたかな、これ。私も一緒になって遊んでいると、やっと意味がわかってきたのか、ボートを流しては取りに行き、流しては取りに行き、を繰り返してたのしんでいました。



仕事がらみではなく自分がお客さんとしていくMaker Faire、たのしかった!

息子の食生活に改善のきざし?

2017-10-18 08:01:07 | 育児: 2歳〜
【2歳8ヶ月】
(前回からのつづきです)
『毎日同じ時間に、同じ場所で、同じ人と、同じこと。』

幼稚園の面談があってから、息子の生活にちょいとテコ入れ(?)をしました。とにかく同じリズムで毎日を過ごす。それを変えない。

それに伴い、先生方との決めごとで、1)家で食べられなかった朝ごはんを幼稚園に持ち越す、2)幼稚園ではドクターに言われているシェイクを必ず飲む、3)家でごはん食べるときは必ず3品まんべんなく食べる方式にする、など、いくつかの付随事項があり、息子の新しいルーティンが始まりました。今日はそのうちの、1)、家で残した朝ごはんがどうなったかについて。

1日目、案の定、朝ごはん(ハムのサンドイッチ、桃)を決められた時間内に家で食べられなかったのでそれをタッパーに詰め、シェイクも持たせ、幼稚園に送り出しました。息子は朝ごはんの残りを食べるかどうか、私はかなり半信半疑でしたが、お昼前に学校からメールが送られて来ました。そこにビデオが添付されていました。見てみると信じられない光景が、、、

息子が、朝ごはんをパクパクパクパク食べてるじゃないですか。ビデオを撮っているのは先生です。息子の前には、私が詰めた桃とサンドイッチ。それを先生が交互に食べるように指導しています。

先生
「はい、じゃあ桃ひとつとって。」
(息子、桃をパクッと食べる)

先生
「はい、じゃあ次はなんだっけ?」

息子
「サンドイッチ」
(と言いながら、サンドイッチを自分のお皿に取る)

先生
「サンドイッチの中に何入ってるのかな?」

息子(ハムが入っているのだが)
「んーとね、フルーツ!」と言いながらパクっと食べた!

先生
「ハムでしょう?よくできたねー、はいじゃあ桃も食べていいよ」
(息子、また桃をパクッと食べる)

先生「はい、じゃあ次はまたサンドイッチ」

(息子、サンドイッチをパクッと食べる)

この繰り返しで、全部食べたそうです。
今までのはなんだったんだというぐらい目から鱗でした。家で朝ごはんを食べるとき、あんなふうに自分からサンドイッチをとったりしないし、口に入れるのも、モグモグ噛むのも、ものすごーく遅かったです。でもビデオに映る息子はまるで別人のように、パクパク、モグモグと自らすすんで食べていたので本当に驚いてしまいました。

また、息子の朝ごはんを食べさせることは幼稚園の先生の仕事ではないのに、このために時間をとって、さらにビデオまで送ってくださった先生方の心意気に本当に頭がさがる思いがしました。本当にありがたかった。これまでよく写真を送ってくださってましたが、ビデオだと、実際に息子がどういうふうに、どういう速さで、食べているのかを目にすることができました。

こんなふうに食べるんだなぁ〜。
知らなかった。。
まるで別人のような息子を目にすることができて、家での食事の与え方にも大きなヒントになりました。

朝ごはんを幼稚園で食べるのは息子はあまりおもしろくないようです。なので、翌日から、朝ごはんを食べるのが遅いと「お残ししたら幼稚園で食べることになっちゃうよ。だからがんばっておうちで食べていこう」と声かけをすると、これがまた効果がありました。といっても、まだまだ親だと甘えてしまって食べるスピードは遅いんですけど。でも、新しいルーティン開始してすぐにこういったポジティブな変化が見られたことは想定外のうれしい驚きでした。

やればできるんじゃん。

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Berkeleyのマリーナ、これは9月、まだバァバがいた頃です。


お腹を空かせるためにも、外遊びは絶対だね。

それでもお弁当にはしない、そして面談

2017-10-12 08:00:18 | 育児: 2歳〜
【2歳8ヶ月】
お弁当か、給食か、それが問題だ。
いやいや、この話題ひきずってすみませんね。
我が家にとっては一大事でしたので。長いので興味ない人はスルーしてくださいね。

(前回からのつづき)
フィリップは「どうせ食べない給食はやめて、お弁当を持たせよう」と言います。その理由は「お弁当なら息子が何をどれくらい食べたのか把握できるし、空腹でいる状況を防げる」私もそう思うものの、反面、息子が食べられるお弁当って、、、とその中身を考えると、毎日ごはん、パン、パスタばかり???それは気が進みません。からあげ、ソーセージ、卵焼き、ミートボール、、、そういった世間一般のこども達が好きなものを詰めたところで自分からは食べないでしょうから、施してくれる人がいない限り。

一方で、給食のメニューを見てみると、肉豆腐、五目チャーハン、ピザ、ラビオリ、鮭の混ぜご飯、コーンスープ、野菜スープ、、など魅力的。こういうの、家で作ったところで息子は絶対に食べませんでした。私がどんなに工夫をして作っても、一目見ただけで「いらない」といい、「ごはんがいい」「パンがいい」となる。情けない話だけれど、息子の好き嫌い(食わず嫌い)は極限まできてしまっていて、これを直すには何か大々的に環境を変えない限り無理だなぁという思いがありました。

そこへきて、
1)家とはちがう、幼稚園という環境で、
2)食事の介助は親ではなくて、先生で、
3)目新しいメニューが出るのが日常で、
4)周りのお友達もみんな同じものを食べる、
という状況をつくりだせる幼稚園での給食は、息子の好き嫌いをなおすためには試してみる価値ありと思ってたんですよね。

でも問題は、今がその時か。
好き嫌いをなおすのが先か、体重をまずは元に戻すのが先か。

息子の体重はこれ以上おとせないです。
今は当然、体重を戻すのが先だね。

そう思って、幼稚園ミーティング前夜、近所のDAISO(ダイソー)で息子のお弁当箱になりそうな小さめのタッパーウェアをいくつも買ってきて、「よーし、明日からお弁当生活だ!」と私なりに意気込んでいたのですが、家に戻るとフィリップが、

「やっぱり給食に徹底しよう」というじゃないですか。
「ごはんばかり食べてほしくない。食事のバラエティに触れる必要がある。」って。

たとえ給食が食べられなくても、朝食と夕食をしっかり食べる。それから、ドクターに言われているプロテイン入りのシェイクを1日2回、飲ませる、それで十分カロリーがとれているはず、と。フィリップが「もうちょっと給食でがんばってみよう」と言ってくれたことは嬉しかったのですが、このドクターのシェイクというのがね、、、(後述)。

まぁいいや、ごちゃごちゃ考えているうちに、ミーティングの日。
あとは先生方と相談しようと思って。

ドクターが前もって幼稚園宛に手紙を書いていたのでそれをもって面談に臨みました。朝8時半という忙しい時間帯に、校長先生と担任の先生が席についてくださいました。ドクターの手紙の内容は、「体重が落ちていて健康に支障をきたすことが懸念されるため、家庭と連携し、1日の大半を過ごす幼稚園での食の改善をはかること」というもの。食の改善、と言ったってね、アメリカ人のドクターのいうことはとおりいっぺんで「ハイカロリーなものを与えること」です。話が前後しますが、ドクターは幼稚園での給食のメニューは良しとしても、おやつ(フルーツとクラッカー)はヘルシーすぎるから変えるべき」と言っていました。ドクターの提案は「おやつの時間にプロテイン入りバニラシェイクを与えること」でした。

結果からいうと、
幼稚園の先生方とのミーティングは大きな助けになりました。

まず先生方おふたりとも日本人で、アメリカでこどもを育てた(または育てている)経験者。
開口一番「うちのこども達もずっと1〜3%タイルでしたよ」と同情をよせてくださって。
なんだかのっけから救われた気がした。

ドクターの勧めるプロテインシェイクに関しても、「どうぞ、持ってきていいですよ、こちらで飲ませますから」となんとも気軽。プロテインシェイクそのものの是非はともかく、そういうものを持ち込むことで先生の負担が増えることを心配していたのだけど(息子ひとりでは飲めないし、他の子の手前もあるし)、そんなことは歯牙にもかけない様子で、とても協力的な態度を示してくださいました。

それから決めたいくつかのプラン:
1)朝ごはんに30分以上かけない。iPad はやめる。
→これまでは朝ごはんのテーブルにつかせるために、iPad を見せながら食べさせていました。その結果、息子は食べ物に集中しなくなり、ダラダラダラダラ、とにかく食べるのが遅くなりました。

2)残した朝ごはんは、幼稚園に持ってきて食べる。
→きちんと量を食べてもらうために、時間内に家で食べられなかった朝ごはんは幼稚園に持ち越し。幼稚園の教室で食べてもらう(先生が面倒を見てくださるそう)。この幼稚園では朝ごはんは皆家で済ませてくることになっているので、息子だけひとりで食べることになる。それがいやなら早く家で食べられるようにしなさい、と教える。

3)プロテイン入りバニラシェイク(200ml)を幼稚園にいる間に飲む。
→これはドクターからの勧め。幼稚園は協力してくれるとのこと。

4)これまでどおり、給食でいく。
→お弁当よりも、給食の方が好き嫌いをなおしやすい、という先生方の意見と、私たちもそれを望んでいたため。

5)お迎えの時にスナックなどの間食を食べない。
→お腹が空いているとかわいそうと思って迎えに行って車の中ですぐに食べ物を与えるのはよくない。これが続くと、こどもはママが来たら何かもらえると思ってよけいに給食や幼稚園でのおやつを食べなくなる。ごはんやおやつの時間をスキップしたら、次の食事の時間まで何も食べられないことを教える。

6)家での食事もバランス良く、幼稚園と同じ方式で与える。
→大皿に「1.肉魚系、2.野菜系、3.炭水化物系」を全て盛る。こどもはそこから、自分の小皿に食べられる分をひととおりとる。それを全部食べたら次のおかわりができる。親も同じく。食べなくても大ごとにしない。食べなかったらそれまでよ、という姿勢。

7)こどもはルーティンが好き。毎日いつも同じスケジュールで。
→朝夕の送迎もぴったり同じ時間に。朝食、夕食も毎日ぴったり同じ時間に。すべてのこと(送迎、食事、お風呂など)を同じ人が、同じ場所で、同じ時間に。これでリズムを確立する。

だいたいこんな感じのことを面談では決めました。
ひとつひとつ、本当に大事な項目です。

一番身にしみたのは、校長先生がおっしゃった "breaking the habit"(今までの悪習慣を打ち壊す)ということ。今までの私たちのやり方、本当にダメダメでした。

例えば、今までは、息子のために特別食(彼が食べそうなもの)をつくり、息子が食べるときは横につきっきり。手を貸し、口を出し。iPadやタブレットで釣って、テーブルに座らせて、息子がスクリーンに気をとられている間に口に食べ物を押し込む、、、毎回テーブルにつくわけではなく、時には、息子が遊んでいるところへお皿を持って行って、横について、遊んでいる間に食べ物を口に運んであげる、というようなやり方でした。食事の時間は、小さなお茶碗ひとつ分を終わらせるのに1時間とか、かかりました。苦痛でした。それでも、食べ物が体の中に入ってくれさえすれば、、、というような思ってやっていましたが、それは当然ながらサステイナブルではない。頭ではそれはわかっていたのですが、でも現実問題食べてくれないわけだし、体も人一倍小さいのだから、どうにかして食べ物を口に運ぶしかない、という思いだったわけです。

でもさすがの幼稚園の先生方とお話しして目が覚めた思いがしました。
食べるという行為の大切さ。マンガやおもちゃで気を散らせて食べ物を口に入れてあげる、、、それは食べるという行為に入らないでしょうと。言われたからしぶしぶ食べる、、、それもおかしいでしょう。食べるという行為は、お腹がすいたから、自ら食べたいと思って食べるものでしょう、と。当たり前のことなんですよね、なんでそれが息子は確立できていなかったのか。

それは1日のリズムができていなかったこともあるかもしれない。
けっこう変則的でした。以前のデイケアに通っていたとき、朝のドロップオフも、迎えに行く時間もまちまち。迎えてから家に帰るまでのプロセスもばらばら。朝はフィリップ担当ですが、変則的な朝ごはんが押して登園が遅れたり、お迎えは私担当ですが日によって、5時だったり、6時だったり。お迎えしてからは、スーパーに買い物に行く日があったり、公園に行く日があったり、自転車に乗る日があったり、そのまままっすぐ帰る日があったり、車で迎えに行ったり、歩きで迎えに行ったり、カフェに寄る日があったり。そんなんだから夕食の時間も変則的でした。食べるのだって、テーブルで食べさせたり、遊んでいる時に食べさせたり、お風呂が先だったり、お風呂をスキップしたり。

むちゃくちゃ・・・。

同じ人が同じ時間に、同じ場所で、同じことをする。そのくりかえしが大事なんですよ、と先生。
「朝は 8:20に幼稚園の庭にドロップオフしてください。必ず。」と言われました。この幼稚園では、8:30をすぎると、教室にドロップオフすることになっているのですが、息子のためにも毎日、同じ時間、同じ場所に、同じ人がドロップオフ。幼稚園側も、毎日お外で待っている先生が決まっているので、同じ先生に息子を預けることができます。

それに始まり、私たちは息子の1日のスケジュールをきちんとつくっていくことにしました。朝は、起床-朝食-遊び-登園。夜は、お迎え-夕食-お風呂-遊び-歯磨き-絵本-就寝というこのリズムを確立する。これをぜったいにくずさないこと。

Breaking the habit.
まずは、今までの悪い慣習をぶちこわすこと。
たくさんのサポート、それにアドバイスをいただいて、面談は終わりました。ドクターからの「カロリーをもっと摂取すること」と、私たちが望んでいた「食事のバラエティ、バランス」の両方をうまく取り入れる形で物事をするめることができそうで、とりあえず一安心。

その後の話はまたつづきで。

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そして、運動することだね。
息子は9月のあいだに自転車(キックバイク)が本当に上手になりました。

給食を食べてなかった息子

2017-10-06 22:52:48 | 育児: 2歳〜
【2歳8ヶ月】
息子の体重が減ったことに関して、思い当たるふしがありました。新しく始まった幼稚園のことです。なぜ私が息子をその幼稚園に入れたかったかというと、もちろん日本語プログラムだからというのが一番の理由なのですが、それと同じくらい魅力的に思えたのが、こども達の好き嫌いをなおす、ということでした。入園するだいぶ前に先生方とお話し、この園は食事を大切に思っていて「何でもバランスよく食べられる子にする」ということに力を入れていると聞いていました。

その幼稚園に、まずドクターから怒られた件(というか幼稚園と連携せよと言われた件)を相談しなければと思いとりあえず電話をしました。また、そのドクターが何をどれくらい食べているのか『正確に』知りたいというので、幼稚園で実際に息子が何をどのくらいの量食べているのかこちらも把握しておく必要がありました。それで電話をした時に聞いてまずわかったこと。

息子、幼稚園でぜんっぜん食べてない。

9月に入って息子の体重が落ちた理由は、息子が幼稚園で出される給食を食べていなかったからなのです。幼稚園ではお弁当もOKなのですが、給食は栄養バランスも考えられてつくられているし、息子の好き嫌いを直すためにとにかく食べ物のバラエティに触れさせる必要があると思い(私がつくると息子の食べられるものを、と思ってつくるからワンパターンになりがち)、うちは最初から給食コースにサインアップしていました。

給食は息子の嫌いなお肉も野菜も、バンバン出てきます。息子が食べられるのは炭水化物だけ。パンとか、ごはん、パスタです。でも幼稚園の方針では「同じものばかりたくさん食べない、バランスよく」ということになっているので、最初に自分が配膳する『お肉・野菜・炭水化物』のセットをひととおり全部たいらげないかぎり次のおかわりはもらえないのです。しかも、息子の場合、その1セットがすべて少量に設定されています(食べられそうな量を自分でとるので、野菜とお肉はちょびっとだけ、それに見合わせて炭水化物もちょびっと、ということになるからです)。

少量って、どのくらい?と思いますよね。ほんっっとうに少しです。小指の先程度の大きさのお肉と、野菜ですよ。先生方は息子のためにそこまでハードルを低くして、「ちょびっとだからお肉と野菜も食べてごらん」と指導してくださってたのです。そして、ごはんやパン、パスタなどの炭水化物ばかり多く盛るわけにはいかないので、お肉と野菜の量に合わせて、炭水化物もちょびっと、、、まるでこれは小鳥のえさ??というぐらいの量です。

これは息子にとってとてもハードルの高いチャレンジでした。ごはんをたくさん食べたくても、最初に盛られたお肉と野菜のセットをたいらげない限り、次のごはんももらえない。お肉と野菜とにらめっこ、、、でもどうしても食べたくない、食べられない。必然的に、息子の給食は、最初に盛られた小鳥のえさ程度の『ごはん』だけ。それが1週半ほど続いていたわけです。

またびっくりなことに、給食で残したものは、次のスナックの時間までついてきます。例えば、インゲン豆を残したら、それが3時のおやつの時間に持ち越される。おやつ(クラッカーや果物)を食べたくても、まずは給食で残したインゲン豆を食べない限りもらえない。息子はね、それでも食べないです。その残ったインゲン豆は夕方のお迎えの時に家庭に渡され、「夕食の時に食べてください」と言われるわけです。小指の爪程度の、小さな小さな、インゲン豆やほうれん草、牛肉などのかけらを、大事そうにラップに包んで私達はいつも持って帰って来ていました。

つまり、幼稚園はそれだけきびしい。
私はそれはおおむね承諾していました。そういう方式では、あんまり食べてないんだろうなと予想していたから、お迎えの時にバァバには必ず何か食べ物を持って行ってもらいました(9月前半はバァバが居たのでお迎えに行ってもらってた)。帰り道の道中でバァバは息子とパンを食べたりおにぎりを食べたり。でも、その間食があっても体重がおちてしまうほど、息子の食べる量は激減していたと、先生との電話でわかりました。

「ドクターに報告しないといけないので、ためしに昨日は何を食べたか教えてください」と聞いたら、「朝のおやつ時間は見向きもしないでスキップすることが多いので午前中のおやつは食べませんでしたよ。お昼にパスタとお肉とブロッコリーが出ましたが、食べたのは最初のお皿に盛ってたパスタのみ。おやつも給食のお残しを食べない限り与えないのですが、本人と約束して、お残しは絶対に家で夕食時に食べるからということになり、3時ごろにクラッカーを1枚食べました」とのこと。

私「パスタってどのくらいですか?」
先生「えーと、6本ぐらいだったと思います」
私「マカロニの6本?」
先生「そうですね〜、ほんとに少しです」
私「・・・」

頭ではわかっていたはずなのに、承諾していたはずなのに、いざ実際に息子が1日をマカロニたったの6本とクラッカー1枚で過ごしていたと分かると、絶句でした。。涙が出ました。しかも大好きな朝のおやつ(フルーツやクラッカー)をスキップするって、なんで・・・???朝ごはんはぐずってほとんど食べずに登校する日もあったのに、おやつもスキップしてたってなんなのよ息子〜??息子はほんと食べることに執着がない、「お腹すいたー」とか言わない、食べ物に興味なし。やっぱりフィリップが言うように、息子には誰かが一日中つきっきりで横にいて、絶えず食べ物を口に運んであげるほうがいいのだろうか。

体重が落ちたことでドクターにいろいろと注意を受けていることを話すと先生はすぐに、
「それなら自分でお弁当をもってきたらどうでしょうか。給食では○○くんの食べられないものが容赦なく出ますし、量を食べてもらいたいなら家からお弁当をもってくることですね。」と。

そりゃあそうなんですけど、、、お弁当に息子の好きな食べ物だけ詰めろってか。給食には給食の利点があるからそうしてたのに。。この電話から幼稚園でのミーティングまでの数日間、私達は本当に悩みました。

(またまた長くなるのでつづく)


ぼくは げんき なんです〜
(9月初旬の頃。緊張してた幼稚園が終わった後はこの笑顔、かなり嬉しいらしい)

息子の成長が止まっている??

2017-10-01 14:45:41 | 育児: 2歳〜
【2歳8カ月】
新しい幼稚園が始まって2週目、息子の2歳半の定期検診で小児科へ行きました。本当は8月に予定されていたものが、セルビア帰省があったりで延期になっていたのです。ドクターのところに連れて行ったのはフィリップでしたが、その検診の最中にドクターが半ば怒り気味に、職場の私に電話をしてきました。

「あなたの息子は体重がおちている。
半年前は25lb あったのに、今は24lb しかない。
食事は何を食べさせているのか。
カロリーが全然足りていないのではないか。
食欲増進の薬(以前に一度処方されたコトがある)はちゃんと与えているのか。
2歳のこの成長期にこんな風に体重がおちるのはおかしい。
何か病気や障害が隠れているかもしれないから早急に検査をする。」

という内容でした。
息子はね、身体が小さいんです。それはもう生後半年過ぎた頃からずっと言われていることでした。体重パーセンタイルで表わすと、いつも全体の2-3パーセンタイルにいて、今回は1パーセンタイルということでした。小柄な日本人母の血と、セルビア人にしては小柄な父の血を受け継いでるので仕方ないのかなぁぐらいに思っていましたが、ドクターいわく、どこ出身であれ、何人であれ、何パーセンタイルであれ、今の時期に体重が落ちたという事実はおかしい、とのことでした。

2歳7ヶ月で 10.8kg (24lb)
身長は 84cm

かなり小ぶりです。アメリカにいるからよけいにそう見える。
これまで検診のたびに、食事指導やら他の専門医(胃腸病、消化器病科)へ受診のすすめ、はたまた食欲増進剤まで処方されて、毎回注意を受けていたのですが、今回はかなり強い警告でした。結局、息子はその翌日から様々な検査を受けることになり、それと同時に幼稚園と連携して息子の食習慣を改善していくことになりました。

正直、新しい幼稚園が始まったばかりでこのドクターからのお叱りはこたえました。息子自身が新しい生活環境に慣れていくことに精一杯なのに、ラボでの検査やドクターとのアポなどで、幼稚園を早退したりお休みしたりイレギュラーな日々が続きます。それに、息子自身の痛みも。これまでにないくらいの量を採血されて息子の腕はミミズがのたくったような注射針のあとが何本か残りました。

もちろん、このお叱りはごもっともです。息子は全然食べないもの。生まれてこのかた、ほんっっとうに少食。好き嫌いもはげしいし、新しい食べ物は受け付けない。食べられるものは本当に限られていて、例を挙げると、
- 白いご飯
- 白いパン
- とうふ
- コーン
- フライドポテト
- パスタ
- フルーツは全般に好き
- 牛乳
- かろうじて、しらす

これじゃあ体重増えないですね。他のものは一切食べないし、無理やり食べさせようとするとものすごい反発するし。それじゃあと思って放っておいても、本人も「お腹すいた」とか「食べたい」とか言ってこない。食べることそのものにあまり興味ないみたいな感じ。息子の身体が小さいことはずいぶん前からの懸念事項で、一時期毎日のように体重を計っていた頃があったのですが、あるとき、いっこうに増えない数字を見るのがイヤになって測ることすらやめてしまった。

嚢胞性線維症(Cystic Fibrosis)?甲状腺の異常?セリアック病?腸の内側に損傷がある?身体がカロリーを吸収しないしくみになっている??考えられるいろいろな病気の可能性をつぶしていくためにドクターからすすめられ6種類の検査をしました。でも結果からいうと、どれもパス。息子になんの異常も見つかりませんでした。

それならば、と、ドクターは息子の食事にもっとハイカロリーなものを!といい、とにかく食べるものすべてにバターを加えて油こってこてにして、バニラアイスクリームとか、なんでもいいから与えなさいと言い出しました。小児用のプロテインパウダーもすすめられました。やれやれです。フィリップに関しては、この体重減についてのショックが大きかったらしく、「これは非常事態。もうこれからは幼稚園ヘは行かせずに、家で誰かが一日中息子に何か食べ物を与える方がいい」とか言いだしました。

私はとりあえずこの状況をシェアするべく、幼稚園へ電話をするとすぐに面談しましょうと先生方に言われ、早急に校長先生と担任の先生とのミーティングが設定されました。

長くなってきたので、つづく。


ぼくは このヨーグルト だいすき なんです。