Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

I was just happy that you smiled again!

2007-02-18 23:52:12 | エンキョリ
めずらしく、Fが元気ない。急に。いま、彼がちょっとむずかしい局面にいるのは理解している。最近までずーっとフル回転でwork, work, work, and workな日々だったので、その疲れもあるんだろうと思って、、、今までの写真を見返しながらのんびり話した。離れているからよけい、「同じモノを見ながら話す」ってことが本当に大切なことだと分かる(「共同注意」ってことか!)。2時間ぐらいそんなことをしていたら、最後には笑ってた。よかった。

あ、今日のTV『世界遺産』は建築家ルイス・バラガンやってる。「色は空間に魔法をかける」だって。
難しいことは分からないけれど、彼の建築、空間は本当にかっこいいと思う。初めて写真集を買った建築家です。


冷たい雨の日には

2007-02-17 21:58:54 | 京都
■カフェ猫町
梅の花を見に行く予定が、結局北白川のカフェ猫町で2時間もおしゃべり。
今日は猫町で正解。

「雨はやだなー」という気持ちから、ここに来ると「雨でもいいかも」という気分になっちゃうから不思議。
居心地がいいのだ。
コーヒーのこぽこぽという湯気のむこう、カウンターの中では感じのよいアルバイトの女の子が支度中。白いだるまストーブ、あったかい膝掛け、落ち着いた照明と、味のあるオンガク。
「今日は出歩くのやめて、ここでずーっとおしゃべりしてたいわ」という気にさせてくれる。

そこでの会話から。
友「妹が今年で30でね」
私「え?あの妹もう30歳!? え、チョトマテ、私たち何歳?」
友「私ら今年で32よ」

うそーーーー。
知らなかった。いつのまに32に手を伸ばそうとしてるのだか。

■なり田のお漬け物
気を取り直して、そこから上賀茂神社へ足を伸ばす。目的はなり田のお漬け物屋さん本店というなんとも渋いコース。


お店の構えも素敵です。
そうそう、この上賀茂神社の周辺は、明神川沿いにかつての神官達の住居が続いています。「社家町」と呼ばれていて素敵な街並です。

あ、京都が好きな理由の1つに、水の見える風景が多いことがあるなぁ。京都の川辺の景色、どれも本当に心うるおうよ。
代表的な鴨川をはじめ、その源流となる貴船川、飲屋街を流れる高瀬川、ぎをん白川、哲学の道に続く疎水、嵐山の保津川、桂川、、、ほんとうに京都は水の都。あったかくなったらサイクリングに行きたい。

あれ、お漬け物の話だっけ。
なり田といえば「すぐき」のお漬け物が有名。そのすっぱさはクセになってしまう。今日も1つ買ってきました。

雨だったけど、のんびり、じんわり、楽しかった。

nothing special

2007-02-16 00:45:33 | エンキョリ
仕事帰りに同僚と京都まで一緒に帰って、いろいろ話しながらつくづく素敵な女性の多い職場だなぁと実感。青山オフィスも含め、あの人のあんな振る舞い、こんな気配り、そのさりげなさ、どれもこれも素敵な大人の女性だなぁ。いつもは気にとめないけど、ふとした時にそう感じます。

なんか最近ぜんぜん「気配りしない子」だった自分をちょっと反省。

今日はちーっとも人としゃべらず、もんもんとワークショップのデザインを考えていた。今度4月に香港のこども達と日本のこども達と合同でワークショップをすることになって、それの大本の企画を考え中。言葉のわからないこども達どうし、「ものづくり」をとおして交流や学びが起きるデザインってどんなだろう。やりたいことがありすぎて結局詰め込みすぎ。

家に着いて、Fと少ししゃべって、これからごはん少し食べよーっと。
「自分の居る場所をsucksと思えたら初めてそこからimproveできるんじゃないの?」という指摘。…うんうん、それもそうだけどね。

明日は小学校の公開研究会に行く。

今さら読んだ

2007-02-14 00:28:38 | エンキョリ
■さいきん
すごく涙もろくなったと思うんだけど。
今日、コンビニに『東京タワー ──オカンとボクと、時々、オトン』っていう本が置いてあったので、ほんと今さらながらに手に取ってパラパラと読み始めたのね。読むんじゃなかったあんなところで…。だって、涙とまらず、よ。コンビニで立ち読みして泣く?周り人いるのによ?もうーどうしようかと思った。つづきは家で読んだけどね。

多くの人が共感するのはどこか自分の母親と「オカン」を重ねるから。でもさ、あれで泣けるって幸せなことだよね。「そうそう、うちのおかーさんもそうなんだよ」って共感できるって、実は幸せなことだよね。

家で号泣してたらFが「何ごと?」と言わんばかりの心配。「Tokyo tower- Mom & me, and sometimes dad...」ってなんのこっちゃわからんて(笑)。あらすじを話すと、そりゃあ悲しい話だってばね。本読んで泣く、なんだそんなことか、って、平和な夜だよねー。

プロフェッショナルをみた

2007-02-12 00:36:26 | 日常
この前、NHKの「プロフェッショナル」という番組を楽しんで見ました。
毎回様々な分野のプロに焦点をあてるこの番組、今回はMITメディアラボで活躍する石井裕教授。私自身はまったくご縁のない人だけれど、仕事で関わっている人達にとってなじみのある場所、人、教授が出演ということだったので、なんとなく親しみを持って見ていた。

テレビだから、というのもあるけど、心に響く言葉がたくさんあった。

■「オリジナルこそ、命」
すでに誰かがやったこと、あるいはすでにある理論を自分なりにまとめるだけでは「それは後追いだよね」と言われる今の私の職場、この言葉は当たり前すぎてクリシェとなりつつあるけど、やっぱり一番むずかしいことだと思う。
番組では、競争には2種類あると言っていて、1つはみんなが同じゴールに向かってよーいドン!で走るタイプのもの、もう1つは同じゴールなど存在しなくて、1人1人が信じる方向にばらばらに散っていき「オリジナル」で価値あることを見つけてくるもの(アメリカ的だよなー)。後者のタイプの競争のほうがおもしろいのだろうけど、「これ、合ってる?」と常に誰かの判断を求めてしまう自分には向いているのだかどうだか(日本的だよなー)。

■「研究者は自分のアイディアを愛する」
これはむしろ悪例として。自分の思いつきやアイデアを愛してしまうからこそ、批判や他からの示唆に柔軟であれ、というメッセージだったと思う。これもすごくわかる。教訓として、今の私には一番ひびいたかも。いつも「これはこう!」と頑なに信じて批判をはね返そうとする。あーみっともない!

あと、個人的にびっくりしたのが、石井さんのヘヴィーなアクセント。歳とってからアメリカへ渡ったということが伝わってくる英語だった。それでも9人の優秀な学生を率いて、第一線で活躍している姿がとてもかっこよい。そして「自分は凡人」と認識してあれだけの努力と情熱を研究に捧げる姿は尊敬以外のなにものでもない。あんな人いるんだなあ、と本当に驚いた。テレビの話と、実際にご本人を知る職場の方々からの言葉はまったく同じで、だからこそものすごいリアリティがあった。

それと番組に出ていた大学院の雇われ研究生たち。Fも同じ立場なのでセメスターや年度の変わり目、次年度の契約をもらうまでハラハラしている。成果を出さなければ解雇される、というプレッシャーの中で日々の研究に打ち込むのって相当な努力と忍耐が必要。なんとなく、番組の中の研究生と重なって見え、そこにもリアリティを感じました。

他にもいろいろ刺激的なこと話されていましたが、とにかく、最近のテレビの中では一番ヒット!
遠い世界の話だけれど、元気をもらった。

---

今日は夕方までずっと家にいた。Fは大切な論文の〆切りが月曜だそうで、徹夜でペーパーを書いていた。つなぎっぱなしのSkypeからは、こちらが昼間の間、向こうは夜で、ずっとカチャカチャカチャとパソコンをタイプする音が聞こえてた。私は私で、次年度に抱えている案件を少しでもさばこうと家で努力中。

NHK「プロフェッショナル」、再放送はあす月曜午後4:05か、14日水曜深夜1:10です。

やっと週末

2007-02-10 11:08:15 | エンキョリ
■雪のたより
Fから雪のたより。今週アメリカ東部はとーても寒かったのだって。世界的な暖冬が心配されるこの頃、まっしろな雪のたよりはちょっとほっとする。
雪の中散歩に出かけたという彼が撮った写真を見ながら思ったこと。

素敵な景色を見ると、1人で見ているのはもったいない!と思っちゃうよね。「あの人」がこの景色を見たら何というだろう?どんなふうに映るだろう?とかついつい考えてると、自分の視点だけじゃなくもう1つの視点がも自分の中に入ってきてなんだか2度楽しいもの。写真ていいな。

■小春日和
ところかわって日本、今日の京都は小春日和。布団をベランダへ。
そして朝のうちにそうじを…と思っていたのに、あぁぁぁ、もう朝じゃないよー。

携帯から

2007-02-09 06:38:08 | 日常
眠い!
朝4時に起きて5時に家を出ました。今日は奈良県で行われる教育セミナーのサポート。
はく息白いよ。あいにくの雨。だんだん空が白くなってきた。夜があけそう。さっき法隆寺の近くを通り過ぎたところ。

What do you want for your life?

2007-02-06 00:14:36 | エンキョリ
■時差つきエンキョリ
地球の裏側にいるFとは、Skypeをつなぎっぱなしにしている。
私が帰宅するとドアの音で分かるのか、向こうから声をかけてくれる。
部屋の電気もつけないうちにパソコンから「ryo-」と呼びかけられるのってとても不思議な感覚。
私が留学を終えて以来ずーっと、そんな感じ。


(この時代でよかった)

時差があるから、私が帰宅する頃は、彼はまだ「朝」。
私にとっては家でくつろぐ夜のひとときだけど、彼にとってはスキマ時間なんだよね。
バタバタと慌ただしい朝の時間にありがとね。
毎日、毎日、遠く遠く離れているのに、よく話すことあるねー、われながら。

彼と話すとようやく私は1日が終わる感じ。彼の1日はそこから始まるところだけれど。

■急に
なんで彼のことを書く気になったのか、、、
なんとなく、彼を抜きにした日常を綴っていても自分らしくないような気がしてきたのね。
ちょっとした嬉しいこと、腹が立つこと、笑けること、迷いごと、そんな日常のかけらをもう少しここに書いていこうと思ったのです。

首都圏では10組に1組が国際結婚のカップルなのだって。でも、私たちの場合、フツー以上の努力が必要。
日本語や日本文化にまったく興味のない彼が日本に住むことは考えられないし、
ヨーロッパの遠く貧しい彼の生まれ故郷に行くつもりもない。
そうすると、今あるのは、アメリカで生きていく、という選択肢。

それが本当にどういうことなのか、今の私にはピンとこない。
なんとなく住んでたからわかるけど、2年間の期限付き留学と、「一生」というのは、
だいぶ話が違うのだと思う。

...考えないといけないなぁ。本当に。

でもね、いろんな苦労があっても、「何」が大切かということがわかっている人は幸せだよね。

Well, after all, what do you want for your life?

こよみの上では春

2007-02-04 22:29:38 | 京都
■一気に視界が開ける感じ

日中、鴨川沿いはポカポカ陽気。水に映る青空がキラキラと揺れるのが素敵でした。
カモが10羽ぐらい一気にざざーっと舞い降りてきて、ぱしゃっと水面で淡い音をたてました。うーん、おそとはやっぱり気持ちよい!
これは二条橋からの眺め。まだまだ冬景色だけど、ちょろちょろっと緑の葉っぱが見え始めてる。

■お祈りしてきました
そこからふと思いつきで足をのばし、
室町時代から続く伝統行事、吉田神社の節分祭へ。
やっぱりどこかで「厄年」ってのがひっかかっているのか、めずらしく無病息災のお祈りに。

吉田神社の節分祭は京都ではとても有名で、出店がたくさん。
坂道の参道にちょうちんや灯りがともされて夜にくるととてもいい雰囲気なんだよね。

火炉祭の残り火がまだ燃えていました。わぁ!この火にあたると無病息災の御利益があるんだって。

火炉祭というのは、古いお札や護摩木、お守りなどを大々的に燃やす行事のこと。昨日の夜11時に点火されたそう。
あー、昨日の夜のやつ見たかったなぁー。

■あつーいオレ

その後は、はい。京大前の進々堂にて休憩。
カフェオーレ370円の幸せ。

家に帰って、カラダが喜ぶ今夜は豚汁。はよ春になれー。