Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

サンクスギビングのディナー

2011-11-28 11:56:34 | 日常
今日は12/11だけど、さかのぼり日記ね。

サンクスギビングディナーの記録。


でーん!!

今年はレイクタホに行っていたので、サンクスギビングの七面鳥(ターキー)にはありつけないだろうと思っていたのだけど、泊まっていたホテルのサービスで思いがけずトラディショナルなサンクスギビングディナーを頂くことができました。思いがけず、と書いたのは、この日の宿泊代に特別にディナーが含まれていることを知らなかったから。

またの機会に覚えておくべし。
ここのホテル、ディナーを食べても食べなくても宿泊代が同じ値段なの。つまり、平常の値段でサンクスギビングデーの夜だけ特別にディナーがついてくるのだって(知らなかった)。私とフィリップは、サンクスギビングの夜はどこのレストランも閉まっていると予想して、もしかしたらこの日は食事にありつけないんじゃないかと思っていたぐらいで、家から念のためパンやハム、チーズなどの非常食を持って来ていたのよ。

それが思いがけないホテルのサービスで、ささやかだけれどとてもあたたかいディナーとなりました。感謝。


一緒に泊まっていたフィリップの友人達。今回彼らの勧めもあってここのホテルをとったのです。フランス人とポーランド人の夫婦。サンクスギビングにお出かけしてるのはアメリカに家族のいないインターナショナル人が多いね。


シェフが私たち4人のためにターキーを切り取ってくれる。もちろん4人ではこの丸ごとのターキーを食べ終えることはできなかったけれど、食べきれなかった分は持ち帰ってOKとも言われ、友人夫婦が次の日のランチに♪と持って帰りました。


各人で取り分けていただきます。
Bread stuffingに、green peaのソテー。


Sweet potatoも。私のプレートはこんな感じに。
プレートには少しずつとって、何度もおかわりしましたよ。

ターキーの上にのってるのは赤いクランベリーソース。これが伝統的な食べかた。(留学当初は、どうしてお肉にフルーツソースをかけるのか理解できなかったけれど、今ではこれに慣れてしまい、クランベリーソースがないともの足りたいと思うぐらい。)


デザートにはパンプキンパイを食べるのも伝統です。

ここのホテルのスタッフ達がとてもいい人ばかりで(あるいは祝日のムードがそうさせるのか)、3日間とても気持ちよく宿泊させてもらいました。

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もうひとつ。
ホテルの毎朝のおいしい朝食にいやされました。


(写真には撮らなかったけれど)コンチネンタルブレックファスト。
あたたかいトーストに、オムレツ、ソーセージやかりかりベーコン。フルーツやヨーグルト。
しぼりたてのオレンジジュース。朝食がおいしいって、大事なことです。


地面をうっすらとおおう雪。外に出ると樹の香りがツーンと。
深呼吸がおいしい。

山の中にある、なんてことのないふつうのホテルだけれど、いい思い出です。

Granlibakken
725 Granlibakken Road
Tahoe City, CA 96145

レイク・タホ(Lake Tahoe)初スキー!

2011-11-27 10:23:24 | 日常
アメリカはThanksgiving Day!
サンクスギビングの祝日で、私たちは木、金、土、日の4連休。フィリップとふたりで2泊3日のレイク・タホへスキーに行ってきました。あまり気が進まなかったこのスキー旅行、というのも、私のスキー経験は中高生の頃に1~2回しかなく、超がつくほど初心者レベル(しかもスキーは嫌い、という思いがある)。フィリップは3歳の頃からスキーを始めたのでスキーが大好き、かなりの上級者。

レイク・タホはネバダ州とカリフォルニア州にまたがる湖。シエラネバダ山脈の中に位置し、標高は1900m。湖の大きさは日本の琵琶湖よりやや小さいが、湖の深さは琵琶湖の5倍(一番深いところで水深500メートルにもなる、ま、標高が高いからね)。


この湖が有名なのはその世界屈指の透明度。これは夏のレイク・タホ。

私たちの住むベイエリアからこの湖まで車で3時間。夏はハイキング、ビーチ、ボートなど様々なアクティビティが盛んだけれど、冬はなんといってもスキーが有名。湖のまわりにはいくつものスキーリゾートが並び、1960年に冬のオリンピックが開催された Squaw Valley もある。


1日目。
フィリップにリフトに乗せられゲレンデの上まで連れて行かれる。最初のコースは Big Easyという初心者向けのコース(写真とってる心の余裕もなかったから今回は数枚しか写真がない)。

滑ってみたら、スーーーーーーーッ。
それが思ったより楽しくて、その後はひたすらこのコースを上から下まで滑り降りるのくり返し。フィリップはスパルタでつきっきりで教えてくれていたけれど、1人でも大丈夫なレベルになったのを見届けて、ひとりで上級者コースへ滑りにいった。


2日目。
初心者向けのコースは短くてものの30秒で終わってしまうので、フィリップと同じリフトに乗り、私も長いコースへチャレンジ。リフトを降りると、カリフォルニア州側へ降りるか、ネバダ州側へ降りるか、コースが選べるようになっている。この頂上からはレイクタホの湖も見えて、すごく素敵だった!そんな景色を前に、サッサッサと自由自在に滑走していくスキーヤー達。

いいなぁ~、私もああなりたい。


そしていちばん傾斜が緩やかなコースを選択。テンションあがるなぁ、このコース!2日間で何度転んだか数えきれないほど転んだのだけど、ほんとうに楽しかった。

私たちが行ったのは Heavenly というスキーリゾート。11月下旬のこの時期、気温零度以下になることはあっても、まだどっさりと雪は降っていない。サンクスギビングの休暇に合わせて、人工降雪機でやっとこさオープンにこぎつける感じだけれど、雪質は人工とは思えないほどとてもよかった。

アメリカで初めてのスキー。
何かを学ぶってほんとうにたのしい。
ふだん、仕事での学びも失敗を恐れないことが大事、っていうのと同じように、スキーも「怖い」って思わないことが一番大事だなぁと思った。たぶん、10代の頃は怖さが勝っていて、スキーを好きになれなかったのだと思う。いまは、「恐れこそ敵!」ということがよくわかるから、「こわくない」って言い聞かせる(笑)。だから楽しかった。

カリフォルニアでスキーができるなんてね。ふだんのベイエリアの都市生活と、それを包み込むカリフォルニアの恵まれた大自然に、感謝です。昨夜、家路につき、家の前を色気ないガランとした通勤バスが走っているのを見たとき、なんというか、急に日常に引き戻された気がして、「あぁ、私は休暇に行ってたのだなぁー」と実感したのでした。

明日からまたバス通勤の日々。
クリスマス休暇までがんばろうー。

NHKの番組を同僚と見た!

2011-11-21 20:17:23 | エクスプロラトリアム
ちょっと前にこのブログでも書いた NHK番組の「五感の迷宮」!エクスプロラトリアムの同僚がちょこっと出演した番組!でもここはアメリカ。。うちでは見られないよー、、、と思っていたら、ラッキーなことにこの番組を日本で録画していた友達を発見。さっそく無理いってお願いして送ってもらいました!

本当にありがとう!!!

そして、仲間でさっそく大スクリーンに映して見てみた。

一番手前に立ってるのがマジシャンとして出演したルイジ。部屋が暗くて分かりにくいが、7人でスクリーンをじっと見つめる。そして、ルイジの名前が番組に出た時のみんなのリアクションがこれ(20秒の動画→)。


じーっと画面を見入っていた仲間たち、番組で「ルイージ・アンジビーノさん」とナレーターがいうのを聞いて、その日本語発音がおかしくてみな一気に笑い出しました。そして、もちろん英語で話している彼の日本語訳は、字幕ではなく声の吹き替えになっていたのだけど、「外国のヤングな好青年」的な声で吹き替えてあったのもおかしかったらしい。

ルイジが出たパートはすごく短かくて、「だいぶ削られたなぁ~」って彼は少々ご不満だったようだけど、番組としてはきちんと筋がとおっていてきれいにまとまっていたと思う。他のセクションでもエクスプロラトリアムを取材した部分があって、科学者であり展示制作も手がけるリチャードもばっちり出演していた。

ふだんもじゅうぶんクールな彼らだけれど、NHKの番組をとおして見たらより一層かっこよく見えてしまった、笑。ふふふ、ほんとに!この番組は「錯覚」がテーマなので、エクスプロラトリアムの600ある展示のうち、「錯覚」を扱うものだけとりあげていたけれど、それでも十分にたのしそうな雰囲気を放送できてたと思う。

この映像を送ってくれた友達に感謝。
仕事中だったけれど、みんなが手を止め、一緒に笑ったひと時でした。

めくるめく空と母のメール

2011-11-13 10:05:35 | 日常


大雨だった誕生日の翌日、
空は元どおりに晴れ上がり、夕暮れ時にはこんなにうつくしかった。
(iPhoneで撮影)

そういえば誕生日に母から届いたメールにこんなことが書いてあった。

「3年ほど前にある花の苗もらったの。枯れもせず冬でも青々と葉っぱを繁らせてる不思議な花なんだけど、花は一度も咲いたことなかったのね。それが今年初めて咲いているのを見つけたの。今まで葉っぱに隠れて見落としてたのか、今年初めて花を付けたのかわからないけど、とにかく花がさいてるのよ! その花の名は〈吉祥草〉幸せが来ると咲く花なんだって。」

ふふ、読むだけで幸せを感じるお便りでした。
でもどんな花なんだろう、見てみたいなぁー。(と、言いながら簡単にググれてしまう今の時代は趣きがないなぁ、、なーんて。)



11-11-11の誕生日

2011-11-11 08:26:18 | 日常
(今日は11/20だけど、さかのぼり日記ね)

今年の誕生日は1ならびのスペシャルな日でした。といっても特別なことはなにもしなかったのだけど。しかもめずらしくこの日は大雨でした。

朝はフロアスタッフ同僚がHappy Birthdayを歌ってくれて、マネジャーのつくった手づくりクッキーをいただき、午後はラーニングスタジオの仲間たちがサプライズでケーキでお祝いしてくれました。仕事中に急に電気が消えて、Happy Birthday to You-♪と歌いながら奥の物置からケーキを持って出てきた同僚たち(なんか映画のシーンのようだった、笑)。アメリカンのカラフルなケーキが苦手なことを知ってるせいか、ストロベリーフローズンヨーグルトのアイスケーキ!ろうそくを6本たてて、111111を表してくれてる。


ありがとう!

日本で仕事していた時もそうだったけれど、職場でバースデーを祝う文化がふつうにある。アメリカは特にそうだね。でも義理でなく、楽しみながら、ささやかに、そしてさらりと。しかし去年の誕生日はなにをしていたのか全く思い出せない。いつも余裕なく過ぎていくけれど、自分の節目はきちんと覚えていたいな。

夜はフィリップとちょっと贅沢なディナーへ。
私の大好きなサウサリートの Sushi Ran!



・・・36歳?うそでしょう?っていう感じでいます。
私は誕生日になるといつもドリカムの Happy Happy Birthday!の曲を思い出します。
♪午前零時を過ぎたら~、一番に伝えよう、Happy Birthday! ~♪ ってあの短い曲。大学時代の友達とのすってきな思い出がつまった曲なのだ。

今年は仕事がもう少し安定してくれることを願って、、、!
日々、do your best の毎日です。

吉本ばななを英語で読む

2011-11-06 19:34:36 | 日常
古い本だけど吉本ばななの『白河夜船』を読んでいる。
英語版では "Asleep" というタイトル。吉本ばななの本はけっこう英語に翻訳されてるのね。通勤の途中にiPhone ばかり眺めるのをやめて、「永遠の英語学習者」たるべく(?)、明日からはバスの中で紙の本を読むことにする。考えてみたら最近めっきり本を読んでいなかったのだ。で、リハビリもかねて、読みやすい作者から。



すごく静かな本。吉本ばななのさりげなく落ち着いた文体やトーンは英語版でも健在だ。
しかし半分程いってからふと「これって、日本語のタイトルでは何だったんだろう」と思って検索したら、ネット上で日本語の原文に遭遇。ちらりと読んでみたら、slightly shocked... くぁーー!日本語で読んだほうが、だんぜん美しい。

たとえば、

(原文)
「また朝になってゼロになるまで、無限に映るこの夜景のにじむ感じがこんなにも美しいのを楽しんでいることができるなら、人の胸に必ずあるどうしようもない心のこりはその色どりにすぎなくても、全然構わない気がした。」

こういう文や言葉の連ねかたって吉本ばななっぽいのだが、英語だとそういうニュアンスが伝わってこないのだなぁ。

(翻訳文)
I felt like I wouldn't mind even if those inescapable regrets that we're all left with, that lie buried deep inside every one of us, ended up being nothing more than a bit of color added to the night - as long as I could enjoy the incredible beauty of this quietly blurring, infinitely reflected scenery until morning, when everything would return once again to zero.

一文が長すぎでしょうー!美しい原文なのに、もったいない。でも日本語は省略の言語だからね。日本人には短くとも伝わるのだけど、英語にするといちいちこう長くなっちゃうのだろうね。

やっぱり日本の小説は日本語で読むべきだ、と思った。
でもとりあえず始めちゃったから最後まで読む。

アメリカの年末感

2011-11-03 21:23:25 | 日常
急に寒い。
サンフランシスコは今日めずらしく雨が降って、街中がしっとり冷たい。いま帰りのバスを待つ間、iPhoneだけが私のエンターテイメント。携帯からブログ投稿してみる。

あぁ、寒い!

11月に入って、スタバのカップもクリスマスカラーに。まわりの人達はサンクスギビングの休日をどうするかって話し始めてる。去年はあまり感じなかったけど、今年は感じる。アメリカってホリデーの雰囲気が漂い始めて、日本でいうところの年末感が始まるのが11月からなんだね。みんな、今年も残すところあと2ヶ月!って話してるし、ハロウィンのお祭り騒ぎで10月が終わると、サンクスギビング休暇にクリスマス休暇でこの2ヶ月はあっという間に過ぎていくんだって。

そんな、アメリカ時間での季節の感じかた。今年は去年よりはっきりわかる。この国の時間と文化が私の身体に染み込んできたってことかなぁー。

beautiful salad

2011-11-02 20:03:11 | 日常
毎日が、かけあし。
こないだ日曜日にランチしたお店のサラダ、美しかった。


Summer beans, radicchio, roasted cherry tomatoes.

食べかけでごめんなさい。
しかも取り皿にとったあとに「このサラダ、うつくしい」と見入ってしまったの。

バタバタと過ぎていく日常の中にも、はっとしたり目を見張る瞬間はたくさんある。ブログってそういうものの記録のためにあるのになかなか更新できない。

まして今夜はすごくキリキリしていていつにもまして忙しいはずなのに、わざわざアップ(別名を現実逃避という)。