Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

ワクチン2回目の副反応

2021-04-16 13:11:58 | 育児: 5歳〜
昨日ワクチン接種終わった!と元気な投稿しましたが、
夜になってから体がズーンと重くなり、
体の節々の痛みと悪寒、そして発熱、眠れない夜を過ごしました。

インフルエンザの予防接種打っても
こんなに副反応出ることはなかったのに、
コロナのワクチンは何か違う。おそるべし〜。

厚着して寝て、ブランケットもしっかりかけて寝ているのに、
夜中にものすごい寒くて起きたので、
早々にタイレノール(アセトアミノフェン)の解熱鎮痛剤を服用しました。
その後、いくら厚着しても体が寒いので、電気毛布で寝ました。

1日経った今、熱は落ち着いた。
ただ、ものすごい倦怠感。
同僚の中にも同様な反応が出た人がちらほらいますが、
みな同様に「たった数日で嘘みたいにおさまるよ」。

でも渦中にいる私はしんどくて仕方ない。
パンデミックのためずっと在宅ワークでしたが、
こんなに体調がすぐれない日は初めて。
大事なミーティング1つだけ出て、
あとは欠席しました。

もう打ちたくない!と思っていたら、
ファイザー製薬のCEOが、
だって。

こんなしんどいワクチン毎年打たないといけないの!?
世の中どんどん変わっていくなぁー。

ワクチン接種が終わった

2021-04-15 02:05:15 | 育児: 5歳〜
だいぶ長い間更新していないので、
広告表示が出るようになってしまいました。

-----
【6歳2ヶ月】
今日サンフランシスコのMoscone Centerで、
私はコロナのワクチン(2度目)の接種を済ませてきました。
ファイザー製のものでした。

1度目を打ったのはひと月前。
その時も思ったけど、注射自体は全然痛くない。
1度目を打った後は、2〜3日腕のだるさと痛みが続きました。
2度目の今日の注射もまったく痛くなくて、
「あれ?本当に打ったのかな?」と思うほど。
量が少ないからそうなのかな。


接種会場である Moscone Centerは、大きなコンベンションセンター。
長蛇の列か?どのくらい待たされるか?と色々分からないまま行ったけれど、
受付から注射の個別デスクにたどり着くまで拍子抜けするくらいスムーズ。
案内表示から、音楽、配置などすべてがWelcomeな雰囲気で、
スタッフも多めにいてみなとても丁寧親切。
館内に入ってからどこでも待たされることなく、
すべてがトントンと進み、すぐに注射を打って出てこられました。
(ただアナフィラキシーや副反応がないかの確認のため、
注射後15分は待機する必要があったが)

打つ前は色々と心配したけれど、
打った後の心理的な安堵感には代え難い。
とはいえ、効果の持続性はいまだよくわかっていないので、
少なくともこの先6ヶ月は安心、というだけのことだけれど。
遅々として進まなかった日本のワクチン接種も、
ようやく65歳以上で始まったよう。
うちの両親も早く打てますように。

その他、長い間更新していない間に、
うちの息子のKindergartenも再開となりました。
ただ、学期が終わるまで残すところ2ヶ月弱となったいま、
私たちは息子をこのままリモートで家にとどめておくことに決めました。
結局学校が開いても私たちは家にいることを選んだ。
息子は昔の日本語幼稚園になら戻りたかった!というけれど、
新しいオンラインのKindergartenには別にそんなに愛着がないらしい。

今までずっとリモートでオンラインの授業でそれに慣れちゃったし、
夏休みになるまでこのままオンラインでいい、そのほうがラクと言う(笑)。

私たち親としては、ラクだからという理由ではなくて、
今までずっとコロナに感染することなく過ごしてきて、
今キンダーが再開したからと行ってオイそれと子どもを行かせて、
最後の最後にもしかしたら運悪くコロナに感染、、、!
なんてことがあったら嫌なので、という理由。
保守的ですが、
学期が終わるまで子どもを家にとどめておくことに。
(それに、うちは私はエデュケーター職なのでワクチン接種が早めだったけれど、夫はまだ接種できていない)

他のこども達がなんの疑問もなく嬉々として学校に戻っていく中、
リモートの選択をしたのはクラスでも少数派だったけれど(たった3人)、
学校再開のタイミングには親として疑問はつきません。
(来年度からでいいじゃん!?なんで今?というのが私の正直な感想。
学校は政府からの補助金もらいたさに無理くりオープンしている感がある)

まぁ、夏休み後の息子が新1年生になるときには、
アメリカ全土でワクチン摂取もほとんど終わっているだろうし、
そのときに晴れて学校に通わせられたらいいかな、と思っています。


(スイミングには今もがんばって行っている)

そんな感じの近況でした。


2020年クリスマス

2020-12-26 13:41:33 | 育児: 5歳〜
【5歳11ヶ月】
息子は一年中ことあるごとにサンタさんにお願いをしてきた。
欲しいおもちゃを見かけるごとに、
(例えばレゴで出来ている大型船とかのおもちゃ)
「サンタさん、これが僕の欲しいものです。」
「もう組み立ててあるやつで、
水に入れても沈まないやつがいいです」

でも翌日などに違うおもちゃを見かけると、
「サンタさん、昨日言ったやつじゃなくて、
やっぱりこれが僕が欲しいものです。」
と言い直す、、、というのを一年中、何十回と繰り返してきた。

時々、変なお願い事もしていた。
「サンタさん、みんなが歳をとらない薬がほしいです。
ママやパパが、ヨボヨボにならない道具がほしいです。」

「サンタさん、僕は猫が欲しいです。
子猫と、それとママが猫アレルギーだから、
ママが猫を触れるように手袋もお願いします。」
とか、とか。

息子のサンタさんへのお願いのつぶやきは、
ビデオに撮っておきたいぐらいかわいかった、笑。

そして待ちに待ったクリスマス。
5歳にもなると、本当にクリスマスが楽しみみたい。
去年とは違って今年はばっちりサンタさんがくるのを意識している。
「ぜったい寝ないで起きてる!」
「僕音が聞こえたらそっとリビングルームまで見に行く!」
と大張り切り。

夜は家族3人で「天空の城ラピュタ」を観た。
いちごのクリスマスケーキも食べた。
映画を見だしたのが9時過ぎだったから、
いつもなら2時間ものの映画だったら絶対に寝てしまうのに、
宮崎映画の面白さも手伝って今回は最後まで起きて見ていられた。

(ちなみにラピュタ、久々に見てこれが30年以上前の作品ということに驚愕。
今でもちっとも色褪せない。日本の宝。
これを見て育ってきた日本文化をこういう時ばかりは誇りに思う。)

映画が終わっても「今日は寝ないー!」と大張り切りなのを、
「サンタさんはおうちに電気がついてたら来ないんだよ。
寝たふりでもいいから電気を消してお布団に入っていないと。」
と言うとすんなり寝る準備。
ベッドに入ったら1分で就寝(よっぽど気が張ってたのか)。

私たちが用意したプレゼントは、
息子がなんどもお願いしていた大型戦艦で、
飛行機が甲板に着陸できるようなでかいやつ。
2500ピースもブロックがあるから、
もちろん息子の年齢ではつくれない。
どうせパパママが交代で説明書を見ながらつくるんだろう。

翌日、昨日寝たのがだいぶ遅かったというのに、
朝7時にはちゃんと目が覚めて、
起きるなりリビングルームまですっ飛んで見に行った息子。
私たちのいるベッドルームまでまたかけ戻ってきて、
「あったっっ!あったよ!プレゼントがツリーの下に!!!!」
大興奮なのだ。
喜びで体が震えていた。

5歳のクリスマス、そんなに嬉しいもんなんだね〜。
ラッピングペーパーをはがして中身が見えた時には狂喜乱舞だった。
欲しかったものがもらえて嬉しかったみたい。

よかった。
2020年のクリスマス。
家族だけでとっても地味に過ごしたけれど、
覚えておきたいクリスマスであった。
仕事も休みにして、
やっと休みって感じだ。
年末まで静かに過ごしたい。

唯一のリラックスタイム

2020-11-25 22:01:00 | 育児: 5歳〜
【5歳10ヶ月】
息子は Kindergarten が始まったとともに、
スイミングクラスに通い始めた。
週に2回、30分のクラス。
もともと顔を水につけたり、深く潜ったり、息継ぎなしでバタバタ2-3m泳いだり、というのはできるほうだった。
(パパの特訓により)

スイミングクラスに入ってからは、
レベル別で3人ずつの小グループでのレッスン。
9月にビギナープログラム(初級)から始めたのが、
今はレベルアップしてインターミディエイトプログラム(中級)にいる。

息子のスイミングへの心意気は、
前に習っていたジムナスティクスとは大違いで、
毎回自分から楽しみにして意気揚々と出かけていく。
(ジムナスティクスは嫌々、親に引っ張られて行ってた)
本人が好きなものをとことんやらせる、
というのがやっぱりいいんだな、と思う。




息子のレッスン中は、大きなガラス越しの待合室で、
ボーっと息子の泳ぎを見ている。

在宅ワークになってから、
息子の勉強のサポートや食事のことなど育児全般と、
自分の仕事との時間配分が難しくて、
常にストレス下にいる感じなのだが、
唯一、スイミングを見ているこの時間だけは心底リラックスする。
仕事からも、息子からも、解放されてるからか?

家で仕事中で忙しい時に息子に話しかけられても、
ろくに返事をしなかったり、
「見て!」「ママ、見てみて!」と何度呼ばれても、
そっけないリアクションをしてしまったりする。
家の中に仕事が入ってきて、
時にバランスが狂いこどもに全然目を向けてないことに罪悪感を感じる日々なのだけど、
この30分は息子のことをジーっと見ている。
息子はレッスン中、水から顔を出すたび、
まず私のほうを見る(笑)。
私は、ちゃんと見てるよ!の意味で、
待合室のガラス越しに四六時中手を振っている。

しあわせなひと時。

公立キンダーガーデン、オンライン授業の感想

2020-09-16 00:42:17 | 育児: 5歳〜
【5歳8ヶ月】
息子のアメリカでの公立 Kindergarten が始まって早3週間。
これまでの感想をまとめてみようと思う。

(宿題のカレンダー作成)

◆クラスサイズ:
こども22人に、先生が2人(時々3人)

◆授業時間:
毎日、9:00 〜 10:45までがライブのオンライン授業。
毎日宿題が出るので息子は、
いつもお昼12:00頃まで机に座っている。

◆授業内容:
アルファベットを1日1文字ずつ習っている。
数字を1日ひとつずつ。とにかく書く練習。
絵本の読み聞かせ、
音楽に合わせて体を動かしたり、
Star of the Day として毎日クラスの誰かにスポットライトがあたり、
その子の名前やその子にまつわることを絵に描く。

息子の場合、日本語とセルビア語で育っており、
これまで英語に触れてこなかったので、
アルファベットからひとつずつ丁寧にやってくれるのはありがたい。

音楽と体育の授業は週に1回、それぞれ30分ずつ。
音楽はベテランおじいちゃんの先生で、
テクノロジーには疎いかなと思われたけど、
実際はYoutube チャンネルまで持っていてとてもクリエイティブな方。
体育は音楽をかけてダンスとか、体を動かすゲームが多い。
アートは担任の先生が教えていて今のところクラフト工作など

サイエンスは今日初めてあったけれど、
鳥の観察をしましょうとか、
サイエンティストの心構えみたいなことをやっていた。

◆宿題の提出方法:
Seesawというプラットフォームを使っている。
パソコンのウェブカムで、
こども達が自分で宿題を写真やビデオに撮って提出する。
何をビデオに撮るかというと、
例えば、家族の絵を描いて家族メンバーの紹介をしてください、とか。
ただでさえ英語はまだ自信持って話せない息子、
話す内容を決めて、覚えて、ウェブカムの前で録画、なんてハードルが高い。
Seesawのいいところは、他の子が提出したものも閲覧できること。
ふつうなら壁に貼ってあって目に入るであろう幼稚園での、
クラスメイトの作品やアートなど、
そのバーチャルな掲示板で見ることができる。
その他、数字やアルファベットの練習、詩の朗読などが宿題になる。

◆教材:
1〜2週間に1度の割合で学校まで取りに行く。
ひとりひとりに名前あてでパケットが用意されていて、
これまたプリント類からクラスで使う小道具など、
先生が丁寧に準備したあとが伺える。

◆感想:
キンダー開始からもう3週間以上になるので、
だいたいパターン化されてきた。
親の感想としては、文句なし、といったところか。
先生が精一杯やってくれているのがわかる。
宿題にもきちんと目をとおしてくれているのもわかる。

春にやっていた日本語幼稚園のオンラインと比べたら、
今の方がだんぜん良い、といえる。
日本語幼稚園だった時は授業時間はオンラインで30分、
それも5人という少人数だったにも関わらず、
毎回あいまいな授業内容だった。
プリント類もリンクだけ貼っていて、
「各自でプリントアウトしてください」だった。
(その頃家にプリンターがなくて、
幼稚園で印刷しておいてくれないかとお願いしても、
返答は、自分で何とかしてください、だった。)
あの頃いろいろ宿題も出ていたが、提出先はなかった。

今、22人のキンダーのこども達が、
毎日2時間半オンラインで授業できているのを目の当たりにしている。
毎回きちんと授業内容が練られているのも分かるし、
プリント類はすべて先生が事前に印刷して、
各自のパケットの中に入れておいてくれる。
これが公立で無償ということを考えると、
うーん、、、
私立の日本語幼稚園に多大な学費を払っていたあれは何だったんだ?
と正直思う。
ま、これはオンライン授業のみを比較した場合だけれど。
コロナの始まりの頃と半年以上が過ぎた今では、
先生方の慣れや準備具合の違いもあるんだろうけど。。

まぁ、言いたいことは要するに、
公立のキンダーのオンライン授業は悪くない、
できうる限りで最善のことを提供してくれてる感じなので、
今のところ「オンラインの割にはいんじゃない?」という感じで、
満足している。

私はといえば、
息子のキンダーが始まってから仕事のスケジュールを大幅に変えた。
午前中はほぼ息子のオンライン授業と宿題のサポートをしている。
息子は宿題はすすんでやるほうだけれど、
ピーチクパーチク無駄なおしゃべりが多いので(笑)、
どうしても怖いママにならざるを得ない。
結果、息子は時に泣きべそをかきながら机に向かっている。
(あぁ、こういう経験が積み重なってこどもは「学校嫌い」になるんじゃないか、と自分でも思う。どうしたらいいものか。)

自分の勤務時間を午後からにして、夜もちょこちょこ仕事をしている。
今のところ在宅勤務だからこの働き方が可能だけれど、
この先いつまで在宅勤務できるやら。
これもまたコロナ次第だけれど、
今のところは息子のサポートと、自分の仕事の両立、
何とかやっていけている。

キンダーガーデンの初日

2020-08-25 13:14:30 | 育児: 5歳〜
【5歳7ヶ月】
今日は息子の現地アメリカでの Kindergartenの初日だった。
前日、学校までクラスで使うプリントやアート素材の入ったパケットを取りに行ったり、"Meet the Teachers"と称してオンラインで幼稚園の担任の先生との顔合わせがあり、その際に Zoomの使い方などをざっとおさらいした。

私たち親のアカウントでログインするのではなく、学区から指定された本人のメールアドレスで新たにアカウントを取得するよう指示があったので、5歳の息子に新しいZoomアカウントを。

初日の今日は、午前9:15〜10:45までの1時間半。
クラスのこどもの人数は22人。
先生は2人(担任+補佐役の先生)。
息子の担任の先生はたぶん40代ぐらいの女の先生。聞いたら教育学博士号まで持っていて、ずっと教育畑いっぽんでやってきたような人だ。

挨拶から始まって、お歌、体を動かす体操、絵本の読み聞かせ、クラス全体での意見交換のトピックは 、
What did you do to get ready for Kindergarten? 
(幼稚園が始まる準備としてなにをしましたか?)
こども達は、
I got my desk! 
My mom got me a new table and a chair!
I got new pencils!
I got my computer!
などなど、新学期にそなえて準備したことを口々に発言していた。
うちの息子は今日はとてもシャイで、自分から手をあげての発言はしなかった(たぶん英語の壁もあるんだろうけど)。

感心なのは、先生方がこども達に "Mute" と "Unmute" の機能を教えて、こどもが自分で発言の際に Unmuteボタンをクリックできるよう指導していたこと。これが自分でできるようになると、親のサポート内容もぐっと減るので助かる。

その他、今日は
"Hip Hip Hooray! I'm a kindergartener today!"
(やった!今日から幼稚園生!)
の冠を紙でつくったり、色をつけたりのクラフト活動。


前日に受け取ったパケットの中には Magig Play-doh というなぞの粘土のかたまりが入っていた。粘土は白のお団子みたいなかたまり。先生はそれをこども達に取り出すよう指示し、こども達がそのお団子を手でこね始めると、あら不思議。白い粘土は色々な色に早変わり!ここはこども達がいっせいにキャーキャーはしゃいでいた。オンラインであっても、なにかフィジカルなものでクラスが盛り上がるというのはうれしい。

うちの息子は、粘土を与えられてからは粘土に集中し、雪だるまのようなフィギュアをつくったところで先生に、
 What did you make, XXX? 
と名指しで聞かれ、
やっと一言目、
Snowman! と発言できた。(ホッ)

最後の30分は Snack & Talk time と称して、好きなスナックを持ってきてコンピュータの前で食べたり、他のお友達とお話ししたりという時間だった。この時はクラスを2つに分けて Breakout room で半分の人数で行われた。先生が一人ファシリテータ役で、こども達に話しかけたり、話題をつくったりしていた。息子は食べ物に興味がないので、他の子達がむしゃむしゃ食べている間もずっと粘土をこねて遊んでいた。

クラスが1時間半で終わったが、宿題として色ぬりと、自分のネームプレートの作成があった。宿題は写真に撮って先生に提出しなければいけないので、クラスの後も気が抜けず、すぐに宿題にとりかからせ、午前中のうちには全部が終わった。午後は自由時間にした。

初日の今日は、私も夫も息子のコンピュータのすぐとなりに陣取って(先生からは見えないところで)クラスの行方を見守っていたのだが、1時間半、ちゃんと座って入られたし、まずまずだったのではないかと思う。こんなかたちでキンダーガーデンが始まるなんて1年前は想像だにしなかったけれど、これが新しい現実だ。この先、ずっとオンラインだと緊張感もなくなってきっとダレてくるだろうな、、、それも心配だけどとりあえず無事にキンダー初日は終了した。

余談:
学区から与えられた息子のメールアドレスは、学区なりのフォーミュラで生成されたアドレスなのだが息子の名前の後ろには 33 という数字が入っていた。聞いてみたら 33 は今年度キンダーに入学した子達が高校を卒業するときの年数なのだと。つまり、2033年に息子はこの学区の高校を卒業する、ということ。無事にこの学区で、小〜中〜高校まで終わらせれば、息子は Class of 2033! として祝福されるということ。それを聞いたとき、これから始まる長い学校生活を思って気が遠くなるような思いがした。と同時に、K12*がついに始まったんだ、と実感した。

*K12 はアメリカの教育制度、幼稚園のKから始まって高校が終わる12年生までの13年間の教育期間を指す。

2020年、夏

2020-08-23 23:36:24 | 育児: 5歳〜
【5歳7ヶ月】
2020年の夏は日本やセルビア(夫の実家)への帰省もなく、ずっとベイエリアで過ごした。特に息子の夏の予定は、日本語幼稚園を卒園してからはまったくの白紙状態だったので、6月は息子の受け入れ先探しに奔走した。

結果、6月中旬から7月いっぱいまで、息子は日本人がやっている日本語によるサマーキャンプ(習い事のようなもの)に送り込むことができた。このあたりのサマーキャンプは軒並みキャンセルかオンラインへの移行が決まっていたので、生身でいけるこのこじんまりとしたキャンプの存在はありがたかった。言語も日本語だったので日本語幼稚園の延長で息子は臆せず参加できた。このキャンプは日本人の方が個人的にオーガナイズしているようで、こどもの人数もトータルで9人。3歳から5歳までのミックスクラス。内容はサイエンス、実験、アート、工作、などなど。
  • 場所が遠い、片道高速で30分。
  • 午前10時〜午後1時までの3時間プログラム
  • 毎日ではなくて週に2回(火曜と木曜)だけ
という、在宅勤務をつづける私たちにとって、この条件は少々きつかったけれど(週に2回送迎で時間をとられる)、これがなかったら月曜から金曜までまったく「予定がない」息子である。それよりは、一応週に2回「行くところがある」というのはメリハリにもなってよかった。キャンプの内容も毎回興味深くて、もともと好奇心旺盛な息子は実験やらアートを楽しんでいた。

それ以外の日々の活動としては、うちのコンドのお隣に住んでいる2つ上の女の子とよく遊んでいた。コロナのことは気にはなるけれど、けっこう毎日のように遊んでいたので家族ぐるみで交流がある。すぐ隣に遊び相手がいるというこの環境に息子は救われていたと思う。

その他、この夏の出かけ先は、どこも1泊2日などの短距離でいけるところ。考えてみるとカリフォルニアのベイエリアは行き先に恵まれていて、この夏は週末のたびにいろんなところへ車で出かけた。

■サンタクルズ (Santa Cruz)
1泊2日。ウェットスーツを着てボディボードとペダルボードに初挑戦。


■ロータス (Lotus)
1泊2日。キャンピングではなくて、グランピング(写真にあるようにキャンバステントがあらかじめセッティングされていて楽チン)。家族3人で American Riverにてラフティングに挑戦。ラフティングは最高に楽しかったけれど携帯は持っていけなかったので写真が一枚もない。


■レイクタホ (Lake Tahoe, Kirkwood)
2泊3日。夫の友人が所有するタホの山の中の一軒家を貸してもらった。これはお隣家族と一緒に出かけたので息子は終始遊び相手がいて本当に楽しそうだった。ネットがつながらないような山の中だったけれど、こころのデトックスになった。



■ナパ (Napa)
1泊2日。行ってみれば家から本当に近い。車で40分で着いてしまう。日帰りで十分なのだけど、息子のためにプール利用したくてホテルに宿泊。もちろんワイナリー巡りなどに興味はない息子、日中はずっとホテルのプールで過ごし、外出といえばナパのダウンタウンを散策した程度。


■モントレー (Monterey)
1泊2日。自転車を持って行ってモントレーの海岸沿いをサイクリングした。ところどころビーチに寄るのだが、砂浜のビーチもあれば、岩山のビーチもあり西海岸のいろんな表情がみられて楽しかった。


-----

月曜から金曜までずっと家で仕事していると、週末になる頃には遠出したくなる。パンデミックとはいうものの、この時期ホテルはほぼ満杯。国外に出かけられなかった人たちが近場でのショートバケーションをちょこちょこと楽しんでいるんだろう。もちろんレストランなどは開いていないので、外のダイニングテラスがあれば外で、なければ持ち帰りにして公園のベンチで食べたりホテルで食べたりという感じだった。

息子はこの夏で水に対する恐怖心がなくなり、プールや水の中にじゃんじゃん飛び込むようになった。まだ息つぎがうまくできないから長い間は泳げないけれど、クロールらしきものができるようになったのは大きな進歩。

さて、そんな息子の Kindergarten が来週から始まる。もちろんすべてオンラインで。息子は日本語の幼稚園に3年行ったけれど、年齢的には現地アメリカでの Kindergarten に入る年齢なのだ。これから始まる英語環境での新しい挑戦。親子ともども胸の中は不安と期待で入り混じっている。特に息子は日本語が母語で、英語をほとんど話さないので、最初の数ヶ月は言語の壁で苦労するだろう。それでもすぐに英語に洗脳されて、その後は日本語を話さなくなるだろう、、、(私としてはそっちの方が心配)。

新しい公立の Kindergarten からは毎日続々と新年度に関するお知らせが届く。息子には数日前に学区からノートパソコン(Chromebook)が支給された。それを受け取って以来、「これは僕のコンピュータ!」と誇らしげにしていて息子ながらに新学期が始まるのを楽しみにしている。

学校がはじまる。息子はどう変化していくのだろうか。

息子、日本語幼稚園を卒業

2020-06-13 16:41:58 | 育児: 5歳〜
【5歳5ヶ月】
6月12日、息子は3年間通ったモンテッソーリの3年プログラムを卒業しました。
こんなご時世なので、卒業式はオンラインで行われました。
パンデミックが始まってから、
いつか幼稚園のキャンパスに戻れる日がきたらいいなと思っていたけれど、
その願いは叶わず、、、
息子はキャンパスやお友達のところに戻れないまま、卒園。
(ちなみに幼稚園は今月末からサマープログラムを全面的に再開するらしい、惜しかったなぁ、もう卒業した後だから入れない)

息子自身、3ヶ月前は思いもしなかったけれど、
この生活が長く続いた今となっては本人もよく理解しているようです。
卒業の意味。

「ぼく、もう幼稚園いけないの?」
「もう、せんせいに会わないの?」
「でも幼稚園の前をとおりすぎることはできるの?」
「ぼく、幼稚園にもどりたいな。だって、HくんやKくんはまだ卒業してないからいるでしょう?」

などなど。

パンデミックが始まってから、
息子の幼稚園は全面オンラインラーニングへ移行していたので、
この3ヶ月間、週に3日は先生やクラスメイトにオンライン授業で会っていましたが、
それももうおしまい。

「え、もうコンピュータの授業もなくなるの??」

さみしいね。
はぁ〜、こんな終わり方は嫌だったけれど、
でも仕方ない。

昨日のオンラインの卒業式では、
卒園する生徒一人一人が詩の朗読と、
幼稚園の思い出をアート作品にして発表する機会がありました。

息子が覚えた詩は、阪田寛夫さんの「ライオンのひみつ」という詩。

発表したアート作品は、
遠足で鉄道博物館に行った時に乗ったアムトラックの工作と絵。
(工作は私も手伝いました)

両方とも、きちんと言う内容を練習したので、
本番でも大きな声で言えていました。

大きくなったねー。
3年前この幼稚園に入った時、
2階にある教室への階段をえっちらおっちら登っていくのがやっとだったのに、
今ではどんな階段だって駆け上がっていく。

(3年前、嬉しくてベビー用のリュックサックを作ってあげたっけ)


(そのうちベビー用のリュックを嫌がるようになり、
市販のリュックで登園するように)

日本語も定着したし、お友達もみんないい子達で、
ほんとうに楽しい幼稚園生活でした。
たくさんのお友達に囲まれて、
なんというか、息子が息子でいられる場所でした。
だからこの先も、そんな場所をつくってってくれるといいな。

---

その他、最近の息子は船づくりに没頭中。





レゴやダンボールなど、いろいろな材料でつくっています。
自分で船をつくっては、
バスタブに水を溜めて浮かぶかどうか実験するのがマイブームのようです。

その他、
5歳になった今も、あいかわらずママとパパにべったりです。

「ママ、ぼくおとなになっても いえを出ていかないんだよ。
ぼくママとパパがすきだから ずっといっしょにいるんだよ。」
「ほんとうだよ。」
「ぼくママともうけっこんしてるから ずっといっしょに いられるんだよ。」
などなど。
こんなかわいいこと、いつまで言ってくれるのかしら。

最近の生活

2020-04-12 13:54:28 | 育児: 5歳〜
【5歳2ヶ月】
Shelter in place(自宅待機)令が出てから早4週間。
この生活にも慣れてきました。
外出禁止になって、通勤がなくなって、
ずっと在宅で勤務するようになって、
家族と四六時中いっしょにいる生活。
これはこれで、悪くないなと思う。

まず通勤がないのは最高。
私の通勤は片道で1時間弱ぐらいですが、
とにかく自宅待機になってから移動がないのは助かります。

ミーティングもオンラインで全然OK
同僚たちの存在は以前と同じく身近に感じるし、
Zoomで毎日顔を見ているし、
Slackやメール等、google doc上では
以前よりもやりとりが活発になっている。
職場で数々のマシンやツールが使えないのは残念だけど、
在宅勤務になって心理的にはこちらのほうが「忙しい」と感じている。

時差ありミーティングもあるので、
早朝から仕事を始めることも多い。
まだパパも息子も寝ている間に、
ひっそりとリビングルームから、
Zoomでオンラインミーティングをし、
息子が起きてくると、適当に朝ごはんを食べさせる。

日中は、私と夫、同じ時間帯にミーティングがあることもある。
リビングだと息子の声がしたり、邪魔されたりするので、
2つある寝室(息子の部屋と夫婦の部屋)をそれぞれ使う。
(さすがに子ども部屋の息子のローテーブルでは足がつかれるので、
最近そのために大人用デスクをひとつ買い足し、息子の部屋に置かせてもらってる。)

大人ふたりともがミーティング中のときは、
息子はひとりリビングルームでiPadを見ていたりする。
もうそれも慣れたもの。

でも在宅勤務は息子がいたらはかどらない。
ミーティングには参加できるけど、
そこから発生する仕事は息子が寝てからやるしかない。
なので、コロナ以前より「忙しい」と感じるわけだ。

日中はどうしても3度の食事の支度、
何十回と言われる「ママー!」「見て!」「こっち来て!」「遊ぼ」、
それから息子の幼稚園のオンライン学習のお世話に加えて、
宿題なんてものまで出されてるので、
いろ〜んなことで時間をとられる。

幼稚園のオンライン学習は、月・水・金。
息子も Zoomを使って先生とグループレッスンをする。
月、水は1日に2回レッスン(各30分)があり、
金は1回だけ。
木曜は1対1で面談がある。
息子のレッスン中は私がサポートをする。
(自分の仕事のスケジュールはブロックしておく。)

そんなことをしているとあっという間に夕方になり、
息子を外に連れ出したり、毎日1時間の散歩にいったり。

コロナ以前にはあまりできなかったけれど、
毎日、家族3人で夕食を囲むことも習慣になってきた。
通勤がないことに加え、毎日食卓を囲む時間が必ずあるということも、
自宅待機令が出て「良かった」と思えることかな。

ずっと家で食べているので、
食洗機をまわす頻度も、ぐっと増えた。
息子は幼稚園のZoomセッションをリビングルームでするので、
毎朝家の中をざっと掃除するのも日課。
1日が同じ生活パターンだと、
洗濯のリズムもできて、決まった時間にするようになった。

ずっと閉じ込められていて、
どこにも遊びに行けず、友達にも会えなくて、
なんのメリハリもないこの日々も、
4週間が過ぎた今、日常となりつつある。

長期戦だからね。
たんたんと、粛々と、
日々をこなしていくしかない。

クオモ知事よりニューサム知事!

2020-04-06 22:32:34 | 育児: 5歳〜
【5歳2ヶ月】
夕方、私はひとりで1時間のウォーキングにいくのが日課。
その時にポッドキャストでニュースを聞いたり、
カリフォルニア州とニューヨーク州の両方の知事の会見を聞いています。
カリフォルニアは自分が住む州だから当然。
ニューヨークは全米の半数近くの患者数を抱える州。
クオモ知事が「毎日」定例会見を開いていて、
それがとてもわかりやすくて、
アメリカで今何が起こっているのかよく伝わってきます。

クオモ知事の万人に語りかけるスタイルと、
落ち着いたリーダーシップ。
それでいて時折見せる父親としての人間らしさ(または母を思う息子として)
なども合間って、
彼の知事としての人気が急上昇。
今やアメリカでヒーロー扱いなのです。

でもね、
アメリカで最も被害を多く出した州の知事がヒーロー扱いというのは、
腑に落ちません。
だいたいから、本当に優れたリーダーシップと洞察力のある知事は、
最初からこんなにひどい感染拡大を起こさないでしょう。

カリフォルニア州知事は全米でいち早く自宅待機命令を出しました。
(カリフォルニアに自宅待機令が出たとき、
クオモ知事はNYにはそんな命令出さない、と言ってました。
そんなことしたら経済がとまる、住民が怯えるから云々、と。)

でもそのわずか2週間後、
ニューヨーク州感染者数はカリフォルニア州の10倍近くにあがりました。
最初の週の感染者数は、
ニューヨークもカリフォルニアも同様の数字だったのに、です。
時間の経過とともに、
カリフォルニア州知事の判断は正しかったのだなぁと思い直しました。
(というか一番偉いのはサンフランシスコ市長!
州より先に自宅待機命令をサクッと出したよね、
そして私たちはそれにおとなしく従った)

カリフォルニア(特にベイエリア)はいつも先手、先手の政策で、
この頃ようやくその成果が日々の感染者数の数字に現れてきたところ。
(まだ油断はできないけれど)

今カリフォルニアは、
私たちが最も恐れていた医療崩壊を回避しつつあり、
今日はついに州保有の人工呼吸器500台を、
ニューヨーク州に貸し出すまでに至りました。

すごいなぁー。
敏腕!カリフォルニア州の希望!
うまくやってくれています、
州知事のニューサムさん。

語り口調や人間味からしたら、
たしかにクオモ知事が万人に人気を博すのは頷けるし、
ニューヨークはメディア、報道の聖地ですから、
今やどこのニュースもNYのコロナ事情で持ちきりです。
クオモ知事に大統領になってほしいなんて声も聞こえます。

でもね、
カリフォルニアのニューサム州知事こそヒーローですよ。
全然注目を浴びていないけれど。
声を大にして言いたい。
govern(統治する)とはどういうことか、
身をもって体現してくれてます。

危機を未然に防ぐことのできる人、
危機管理のできるリーダーこそ、
真のリーダーだと思います。

----
いつも、ひとりで遊ぶ我が息子。