Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

算数への道 vol. 1

2022-12-13 15:27:32 | 育児: 7歳〜
【7歳10ヶ月】
今日は息子の算数の学習状況について。
親なりに悩んだり学んだりの記録。
算数への道 vol. 1とタイトルつけたのは、
息子が本当の算数にまだたどり着いていないから。。
(そして道のりは長い、、、と思っているから)

息子の算数の能力は中の下です。
特にこれまで計算問題ドリルとか公文(くもん)とか、
やらせたことがなく、
普通にのほほんと、
アメリカの学校で簡単な算数の授業を受けてきています。

息子は小学1年の時に、
math circle という算数の塾に入りました。
これはUCバークレーで行われている小中高生向けの算数塾のようなもの。
週に1回、夕方5時から、1時間の授業。
パンデミックの影響もあり、
息子が入会した時は授業はオンラインでした。

しかし蓋を開けてみればやっている内容が本当に難しい。
横で聞いている大人の私にとってもむずかしい。
去年から始めたのですが、その時息子は小学1年生。
こんな問題、小一でできる子いるのか??

宿題の例1)
Election Day in the United States of America is the Tuesday following
the first Monday in November. In 2020, the Election Day was November 3rd. When the election of the President of the United States is going to be in 2028?
(アメリカ合衆国の選挙日は11月の最初の月曜日の後の火曜日です。 2020年の選挙日は11月3日でした。では2028年のアメリカ合衆国大統領の選挙は何月何日に行われる予定ですか?)→もちろんカレンダー見ないで計算して答える。

例2)
The mother’s current age is three times the sum of ages of her two
children. However, twenty two years later, her age is the sum of ages of her two children at that time. If the age difference of her two children is less than 5 but no less than 2, what are the ages of the children now?
(ある母親の現在の年齢は、そのこども2人の年齢を合わせた数の3倍です。しかし、22年後には、母親の年齢はその年の2人のこどもの年齢の合計になっています。 2人のこどもの年齢差が 2歳以上で5歳未満の場合、現在のこども達二人の年齢は何歳ですか?)

毎回こんな感じの宿題が出されて、
こんなの小学生1年生ができるわけないと思って授業を見ていると、
できる子達がいるんですよね。。

😱 

もちろん、家で親がサポートしているのでしょうが、
それにしてもこういった問題を理解して、
自分なりに解き方を説明できるようになっている、
というのはびっくりです。
本当に数学に強い子っているんだなぁーと、
世界の広さを思い知らされたような気がしました。

小学1年生ってもっと計算問題ばっかりやるんじゃないの?
足し算や引き算、公文(くもん)とかドリルとか、
何回も練習すれば自然に誰でもできるようになる、
っていう感じのいわゆる小学生の算数を想像していましたが、
ここでは計算問題なんて絶対に扱わない。
こども達の論理的思考力や問題解決力を鍛える訓練をするのが目的。
なのでもっぱらこういった難解な文章問題ばかりでした。

コンセプトは良いけれど、
扱っている内容が高度すぎて、ここはうちの息子の出る幕なし。。
入会したものの1年はずっと幽霊会員みたいになっていました。

それが、2年生になって担当の先生が変わり、
状況がほんのすこ〜し変わってきました。
その話はまた次回につづきます。

小2息子の英語問題

2022-12-09 17:12:44 | 育児: 7歳〜
【7歳10ヶ月】
とんでもなく間が空いてしまいましたが、
家族3人とも皆元気にしています。

うちの息子は今アメリカ現地校の小学2年生。
1年生が終わった時の成績は、4段階評価でオール4。
日本語も英語も喋れるけど、英語に特に遅れがないことにホッとして、
まぁそんなに心配することもなかったのかと迎えた2年生。

8月下旬に新学期が始まって、
先日初めて2年生の担任先生との面談がありました。
その際これまでの成績レポートを先生から受け取りました。
その成績評価をみて、がっくり。
4がひとつもない。
軒並み3、3、3のオンパレード。
そして英語のReadingやWritingに関しては2がついていました。

学校での学業面には問題がないとタカをくくっていた私は、
特に何も心構えや質問の準備もしておらず、
先生と話すトピックとしては息子のソーシャル面、
特定のお友達がいるかとか、
人間関係のトラブルがないかとか、
そんなことをメインに考えていました。

しかし先生は、
「彼は友達は多いですよ、
幅広くいろんな子と友達です。
てゆうか、お喋りがすぎて時々クラスでうるさいくらいです」
とギロリと私を見て、
「そんなことより学業面のことなんですが、、、」
とサッサと話を変えました。

先生の話によると、
息子の英語のリーディング、ライティングともに遅れがあるとのこと。
リーティングは2年生で読めるべき単語が読めないとか、
スピードが遅いとか、自信がなさそうだとか。
ライティングは文章を書く前に絵ばっかり描いているそうで、
文がかなり幼稚なんだとか。
スペリングのミスも甚だしいと。

だから評価が2なんだそう。。
チーン。

「おうちでライティングの練習していますか?」
というので、
「は?」と思ってしまった。
そんな宿題出たことないじゃん!(←心の声)
宿題のパケットが毎週ありますが、
内容はリーディング、スペリングの練習、そして算数、
ライティングの宿題は出たことがありません。
しかも息子は今の宿題だけでも四苦八苦しています。

でも「ライティングは?」って聞かれるってことは、
宿題以上のことを親がちゃんと考えてやらせてください、
ってことなのかな。

もう面談から数日経ちますが、
どうやってリーディングとライティングに取り組ませるか、
今も悩み中です。

息子、リーディングもライティングも大嫌いですから。
本は好きだけど、もっぱらオーディオブックばかり聴いていて、
誰かに読んでもらうのは好きだけど、
自分で読むというのは大嫌いです。

とりあえずリーディングは、
今までは Magic Tree Houseシリーズばかりだったのですが、
ちょっと変化をと思ってこれを読むことにしました。
I Surived シリーズです。

毎日私と1文1文ずつ交代で声に出しながら一緒に読み進め、
数日かけて1冊読み終わりました(薄い本です)。
内容がおもしろくて一緒になって読んでくれる人がいれば、
息子にとってリーディングは苦じゃないよう。

さぁ、問題はライティング。
私自身がノンネイティブだし、
アメリカの小学生はどうやってライティング覚えていくのかな。
あまり良いアイデアがないまま、
とりあえず今週は今日読んだ本の内容をノートに書く、
ということをさせていましたが、息子は早くも挫折しそうでした。

(日記?日記でもつけさせるか、と思ったけど、
私自身がブログを放置しているし、、、
急にブログ書いてるのはそんな理由もある。)

今の息子の毎日は学校が終わると、
スイミング、日本語アフタースクール、宿題、math circle、太鼓、、、
と習い事と勉強ばかりでほんと息つく暇がありません。
毎週金曜日はスペリングのテストがあるのでその準備も楽ではない。
なんだかね、、、2年生になって急に勉強がグッと大変になりました、
という話でした。

日本語はどこまで

2022-01-05 15:12:35 | 育児:6歳〜
【6歳11ヶ月】
8月末に小学校に入学して、
COVIDのこともあるからいつ学校が閉鎖してもおかしくないと思っていたけど、
何だかんだで一度も学級閉鎖になることもなく、
息子は無事に冬休み突入。

あ、その前にサンクスギビングの休暇にハワイに行ったっけ。
冬休みになってからは毎年恒例のレイクタホでのスキーをしたりと、
友人家族とクリスマスパーティをしたりと、
家族で出かけるイベントはいろいろあった。

けれど、今日は息子の日本語教育のことを書こうと思う。
息子は今となっては、
自分から発する言葉はすべて自然と英語が出てくる。
キンダーガーデンはオンラインだったけれど、
その頃から徐々に英語が息子の脳を支配してきていて、
小学校で対面式の授業になったらあっという間に息子の言葉は英語になった。

私の方から「日本語で話して」っていつも注意している。
私の言っている日本語はわかっているけれど、
家庭内の会話なんて同じような内容の繰り返しだから、
息子の日本語はインプット、アウトプットともにリソースが足らない。

先日、近所に日本からのファミリーが引っ越して来て、
そこの家に息子と同じ年の男の子がいるのだけど、
その子の日本語を聞いていたら、
うちの息子の日本語がどれだけ幼いかが分かってしまった。

ゲームの話で「3勝2敗!」
なんてふつうに出てきたのだが、
息子にはその意味がわからない。
「さんしょにはい(←言えてない)って何?」

そしてうちにドラえもんの漫画本があるのだけど、
息子はひとりでは読めないので、
その漫画本はうちでは長い間放置されていた。
でも、その子がうちに来た時、
それをむさぼるようにスラスラと読んでいた姿をみて、
息子は「へー、これ読む人がいるんだ!」ぐらい衝撃的だったよう。
(その子が帰ってからひとりで絵を眺めたりページをめくってみたり、
息子なりに読もうとしてみた)

時々、日本語のお友達と遊びながら、
日本語に触れたり刺激を受けたりするのは良い。
でも、日本語の教育はどこまでやったらいいんだろうといつも悩む。

今の息子は、
かろうじて1年生国語の教科書「くじらぐも」を読めるくらい。
カタカナはもうあやしい。
漢字の練習は嫌いだし、
やっても書く機会、使う機会がほとんどないのだから、
とうてい身につかない。

ジブリの映画を日本語で見るのが好き。
ドラえもん、ONE PIECE(ワンピース)、鬼滅の刃が大好き。
囲碁や将棋をやり始めた。
仲の良い日本人のお友達がいる。
そういうことを大切にしていきたい。

そして、早く日本に帰省できるようになりたい。
現地での生活が一番影響力つよいと思う。
日本語の教育はここまで、って、
どこかで明確に線引きできるようになりたい。
どこまで時間を費やすべきなのか、
きちんと目的意識を持って、割り切って、
日本語教育に臨めるようになりたい。
今はずっとモヤモヤしている。

息子、現地校の小学1年生入学

2021-08-21 00:47:15 | 育児:6歳〜
【6歳7ヶ月】
今週、息子は晴れてアメリカの小学1年生になった。

思い起こせば2020年の3月にパンデミックが始まって以来、
息子はずっと家にいた。1年と5ヶ月。長かった。

それが今週から息子には通う場所がある。
担任の先生がいて、クラスメイトがいて、自分の教室があって、、、
パンデミック以前に、息子には大好きだった幼稚園があり、
コロナのためにそこに突然行けなくなってしまったことを、
息子は悲しんでいた。
(5歳なりに理解はしていたけれど今も時々「あそこに戻りたい」と言う。)

そんな人知れず傷ついてた心が、今週から始まった新小学校生活で、
どこか癒されつつあることを感じる。
なんだかとてもいきいきしてきたから。

まず夜寝るのが早くなった。
これは学校がオンラインのときとは全く違う疲れようなのだ。
新しい環境に入って、新しいクラスメイトたちに囲まれて、
すべてがフィジカルな活動で、、、
心身ともにクタクタに、良い疲れ方をしていると思う。
夜早く寝るので朝も早く起きてくる。
学校へ行くのはたのしみなようだ。

フィジカルといえば学校のグランドにある雲梯 (monkey bar) を克服中。
息子はかよわい。身体もクラスでいちばん小さい。
握力が弱いのと腕の力がないので、
2〜3本いったところですぐに落ちてしまう。
できるようになりたいという気持ちがあるようで、学校が終わった後、
プレイグラウンドで遊びながら何度もトライしている。
息子を鼓舞するつもりで、
「ママの知り合いの XXちゃんはうんていができるようになりたくて、
毎日毎日、手にマメができるまで練習してたんだって」というと、
マメに憧れを持ったよう。
「ねぇ、ぼくマメできた?」と、
私に手のひらを見せてくる(できちゃいないけど)。

息子はもう英語も流暢で言葉の面での不安は全くない。
まだ特定の友達はつくっていないようだけれど、
ここが新しい僕の居場所という感覚はできつつあるようだ。
これまでずっと家 -HOME- だけが彼の居場所で、
家族とほんの数人の友人間で生きてきたわけだけれど、
やっぱり家を出るって必要なんだと思った。
6歳児にも、家以外の居場所があったほうがいい。
新しい学校、プレイグラウンド、教室、お手洗い、などなど、
息子は我が物顔で案内してくれた。

コロナでまたいつ学校がシャットダウンしてもおかしくない。
こどもにワクチンは打てないこと、
より強い感染力のデルタ株が出回っていること、
ワクチンを打っても感染/重症化するするケースが増えていること、を考えたら、
生徒でクラスター感染が起きて学校がシャットダウンとなるのは時間の問題かと思う。
昨年度と違うのは大人の私たちがほぼ全員ワクチン接種を済ませていること。
(しかしそれとて3度目のブースター接種が必要だから効果の持続は期限付き)

でもやはり息子が1年5ヶ月ぶりに通学を再開し、
こうも毎日こどもらしく生き生きした様子を目の当たりにすると、
親としては1日も長く通学ができますようにと願わずにはいられない。

ワクチン2回目の副反応

2021-04-16 13:11:58 | 育児: 5歳〜
昨日ワクチン接種終わった!と元気な投稿しましたが、
夜になってから体がズーンと重くなり、
体の節々の痛みと悪寒、そして発熱、眠れない夜を過ごしました。

インフルエンザの予防接種打っても
こんなに副反応出ることはなかったのに、
コロナのワクチンは何か違う。おそるべし〜。

厚着して寝て、ブランケットもしっかりかけて寝ているのに、
夜中にものすごい寒くて起きたので、
早々にタイレノール(アセトアミノフェン)の解熱鎮痛剤を服用しました。
その後、いくら厚着しても体が寒いので、電気毛布で寝ました。

1日経った今、熱は落ち着いた。
ただ、ものすごい倦怠感。
同僚の中にも同様な反応が出た人がちらほらいますが、
みな同様に「たった数日で嘘みたいにおさまるよ」。

でも渦中にいる私はしんどくて仕方ない。
パンデミックのためずっと在宅ワークでしたが、
こんなに体調がすぐれない日は初めて。
大事なミーティング1つだけ出て、
あとは欠席しました。

もう打ちたくない!と思っていたら、
ファイザー製薬のCEOが、
だって。

こんなしんどいワクチン毎年打たないといけないの!?
世の中どんどん変わっていくなぁー。

ワクチン接種が終わった

2021-04-15 02:05:15 | 育児: 5歳〜
だいぶ長い間更新していないので、
広告表示が出るようになってしまいました。

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【6歳2ヶ月】
今日サンフランシスコのMoscone Centerで、
私はコロナのワクチン(2度目)の接種を済ませてきました。
ファイザー製のものでした。

1度目を打ったのはひと月前。
その時も思ったけど、注射自体は全然痛くない。
1度目を打った後は、2〜3日腕のだるさと痛みが続きました。
2度目の今日の注射もまったく痛くなくて、
「あれ?本当に打ったのかな?」と思うほど。
量が少ないからそうなのかな。


接種会場である Moscone Centerは、大きなコンベンションセンター。
長蛇の列か?どのくらい待たされるか?と色々分からないまま行ったけれど、
受付から注射の個別デスクにたどり着くまで拍子抜けするくらいスムーズ。
案内表示から、音楽、配置などすべてがWelcomeな雰囲気で、
スタッフも多めにいてみなとても丁寧親切。
館内に入ってからどこでも待たされることなく、
すべてがトントンと進み、すぐに注射を打って出てこられました。
(ただアナフィラキシーや副反応がないかの確認のため、
注射後15分は待機する必要があったが)

打つ前は色々と心配したけれど、
打った後の心理的な安堵感には代え難い。
とはいえ、効果の持続性はいまだよくわかっていないので、
少なくともこの先6ヶ月は安心、というだけのことだけれど。
遅々として進まなかった日本のワクチン接種も、
ようやく65歳以上で始まったよう。
うちの両親も早く打てますように。

その他、長い間更新していない間に、
うちの息子のKindergartenも再開となりました。
ただ、学期が終わるまで残すところ2ヶ月弱となったいま、
私たちは息子をこのままリモートで家にとどめておくことに決めました。
結局学校が開いても私たちは家にいることを選んだ。
息子は昔の日本語幼稚園になら戻りたかった!というけれど、
新しいオンラインのKindergartenには別にそんなに愛着がないらしい。

今までずっとリモートでオンラインの授業でそれに慣れちゃったし、
夏休みになるまでこのままオンラインでいい、そのほうがラクと言う(笑)。

私たち親としては、ラクだからという理由ではなくて、
今までずっとコロナに感染することなく過ごしてきて、
今キンダーが再開したからと行ってオイそれと子どもを行かせて、
最後の最後にもしかしたら運悪くコロナに感染、、、!
なんてことがあったら嫌なので、という理由。
保守的ですが、
学期が終わるまで子どもを家にとどめておくことに。
(それに、うちは私はエデュケーター職なのでワクチン接種が早めだったけれど、夫はまだ接種できていない)

他のこども達がなんの疑問もなく嬉々として学校に戻っていく中、
リモートの選択をしたのはクラスでも少数派だったけれど(たった3人)、
学校再開のタイミングには親として疑問はつきません。
(来年度からでいいじゃん!?なんで今?というのが私の正直な感想。
学校は政府からの補助金もらいたさに無理くりオープンしている感がある)

まぁ、夏休み後の息子が新1年生になるときには、
アメリカ全土でワクチン摂取もほとんど終わっているだろうし、
そのときに晴れて学校に通わせられたらいいかな、と思っています。


(スイミングには今もがんばって行っている)

そんな感じの近況でした。


2020年クリスマス

2020-12-26 13:41:33 | 育児: 5歳〜
【5歳11ヶ月】
息子は一年中ことあるごとにサンタさんにお願いをしてきた。
欲しいおもちゃを見かけるごとに、
(例えばレゴで出来ている大型船とかのおもちゃ)
「サンタさん、これが僕の欲しいものです。」
「もう組み立ててあるやつで、
水に入れても沈まないやつがいいです」

でも翌日などに違うおもちゃを見かけると、
「サンタさん、昨日言ったやつじゃなくて、
やっぱりこれが僕が欲しいものです。」
と言い直す、、、というのを一年中、何十回と繰り返してきた。

時々、変なお願い事もしていた。
「サンタさん、みんなが歳をとらない薬がほしいです。
ママやパパが、ヨボヨボにならない道具がほしいです。」

「サンタさん、僕は猫が欲しいです。
子猫と、それとママが猫アレルギーだから、
ママが猫を触れるように手袋もお願いします。」
とか、とか。

息子のサンタさんへのお願いのつぶやきは、
ビデオに撮っておきたいぐらいかわいかった、笑。

そして待ちに待ったクリスマス。
5歳にもなると、本当にクリスマスが楽しみみたい。
去年とは違って今年はばっちりサンタさんがくるのを意識している。
「ぜったい寝ないで起きてる!」
「僕音が聞こえたらそっとリビングルームまで見に行く!」
と大張り切り。

夜は家族3人で「天空の城ラピュタ」を観た。
いちごのクリスマスケーキも食べた。
映画を見だしたのが9時過ぎだったから、
いつもなら2時間ものの映画だったら絶対に寝てしまうのに、
宮崎映画の面白さも手伝って今回は最後まで起きて見ていられた。

(ちなみにラピュタ、久々に見てこれが30年以上前の作品ということに驚愕。
今でもちっとも色褪せない。日本の宝。
これを見て育ってきた日本文化をこういう時ばかりは誇りに思う。)

映画が終わっても「今日は寝ないー!」と大張り切りなのを、
「サンタさんはおうちに電気がついてたら来ないんだよ。
寝たふりでもいいから電気を消してお布団に入っていないと。」
と言うとすんなり寝る準備。
ベッドに入ったら1分で就寝(よっぽど気が張ってたのか)。

私たちが用意したプレゼントは、
息子がなんどもお願いしていた大型戦艦で、
飛行機が甲板に着陸できるようなでかいやつ。
2500ピースもブロックがあるから、
もちろん息子の年齢ではつくれない。
どうせパパママが交代で説明書を見ながらつくるんだろう。

翌日、昨日寝たのがだいぶ遅かったというのに、
朝7時にはちゃんと目が覚めて、
起きるなりリビングルームまですっ飛んで見に行った息子。
私たちのいるベッドルームまでまたかけ戻ってきて、
「あったっっ!あったよ!プレゼントがツリーの下に!!!!」
大興奮なのだ。
喜びで体が震えていた。

5歳のクリスマス、そんなに嬉しいもんなんだね〜。
ラッピングペーパーをはがして中身が見えた時には狂喜乱舞だった。
欲しかったものがもらえて嬉しかったみたい。

よかった。
2020年のクリスマス。
家族だけでとっても地味に過ごしたけれど、
覚えておきたいクリスマスであった。
仕事も休みにして、
やっと休みって感じだ。
年末まで静かに過ごしたい。

唯一のリラックスタイム

2020-11-25 22:01:00 | 育児: 5歳〜
【5歳10ヶ月】
息子は Kindergarten が始まったとともに、
スイミングクラスに通い始めた。
週に2回、30分のクラス。
もともと顔を水につけたり、深く潜ったり、息継ぎなしでバタバタ2-3m泳いだり、というのはできるほうだった。
(パパの特訓により)

スイミングクラスに入ってからは、
レベル別で3人ずつの小グループでのレッスン。
9月にビギナープログラム(初級)から始めたのが、
今はレベルアップしてインターミディエイトプログラム(中級)にいる。

息子のスイミングへの心意気は、
前に習っていたジムナスティクスとは大違いで、
毎回自分から楽しみにして意気揚々と出かけていく。
(ジムナスティクスは嫌々、親に引っ張られて行ってた)
本人が好きなものをとことんやらせる、
というのがやっぱりいいんだな、と思う。




息子のレッスン中は、大きなガラス越しの待合室で、
ボーっと息子の泳ぎを見ている。

在宅ワークになってから、
息子の勉強のサポートや食事のことなど育児全般と、
自分の仕事との時間配分が難しくて、
常にストレス下にいる感じなのだが、
唯一、スイミングを見ているこの時間だけは心底リラックスする。
仕事からも、息子からも、解放されてるからか?

家で仕事中で忙しい時に息子に話しかけられても、
ろくに返事をしなかったり、
「見て!」「ママ、見てみて!」と何度呼ばれても、
そっけないリアクションをしてしまったりする。
家の中に仕事が入ってきて、
時にバランスが狂いこどもに全然目を向けてないことに罪悪感を感じる日々なのだけど、
この30分は息子のことをジーっと見ている。
息子はレッスン中、水から顔を出すたび、
まず私のほうを見る(笑)。
私は、ちゃんと見てるよ!の意味で、
待合室のガラス越しに四六時中手を振っている。

しあわせなひと時。

公立キンダーガーデン、オンライン授業の感想

2020-09-16 00:42:17 | 育児: 5歳〜
【5歳8ヶ月】
息子のアメリカでの公立 Kindergarten が始まって早3週間。
これまでの感想をまとめてみようと思う。

(宿題のカレンダー作成)

◆クラスサイズ:
こども22人に、先生が2人(時々3人)

◆授業時間:
毎日、9:00 〜 10:45までがライブのオンライン授業。
毎日宿題が出るので息子は、
いつもお昼12:00頃まで机に座っている。

◆授業内容:
アルファベットを1日1文字ずつ習っている。
数字を1日ひとつずつ。とにかく書く練習。
絵本の読み聞かせ、
音楽に合わせて体を動かしたり、
Star of the Day として毎日クラスの誰かにスポットライトがあたり、
その子の名前やその子にまつわることを絵に描く。

息子の場合、日本語とセルビア語で育っており、
これまで英語に触れてこなかったので、
アルファベットからひとつずつ丁寧にやってくれるのはありがたい。

音楽と体育の授業は週に1回、それぞれ30分ずつ。
音楽はベテランおじいちゃんの先生で、
テクノロジーには疎いかなと思われたけど、
実際はYoutube チャンネルまで持っていてとてもクリエイティブな方。
体育は音楽をかけてダンスとか、体を動かすゲームが多い。
アートは担任の先生が教えていて今のところクラフト工作など

サイエンスは今日初めてあったけれど、
鳥の観察をしましょうとか、
サイエンティストの心構えみたいなことをやっていた。

◆宿題の提出方法:
Seesawというプラットフォームを使っている。
パソコンのウェブカムで、
こども達が自分で宿題を写真やビデオに撮って提出する。
何をビデオに撮るかというと、
例えば、家族の絵を描いて家族メンバーの紹介をしてください、とか。
ただでさえ英語はまだ自信持って話せない息子、
話す内容を決めて、覚えて、ウェブカムの前で録画、なんてハードルが高い。
Seesawのいいところは、他の子が提出したものも閲覧できること。
ふつうなら壁に貼ってあって目に入るであろう幼稚園での、
クラスメイトの作品やアートなど、
そのバーチャルな掲示板で見ることができる。
その他、数字やアルファベットの練習、詩の朗読などが宿題になる。

◆教材:
1〜2週間に1度の割合で学校まで取りに行く。
ひとりひとりに名前あてでパケットが用意されていて、
これまたプリント類からクラスで使う小道具など、
先生が丁寧に準備したあとが伺える。

◆感想:
キンダー開始からもう3週間以上になるので、
だいたいパターン化されてきた。
親の感想としては、文句なし、といったところか。
先生が精一杯やってくれているのがわかる。
宿題にもきちんと目をとおしてくれているのもわかる。

春にやっていた日本語幼稚園のオンラインと比べたら、
今の方がだんぜん良い、といえる。
日本語幼稚園だった時は授業時間はオンラインで30分、
それも5人という少人数だったにも関わらず、
毎回あいまいな授業内容だった。
プリント類もリンクだけ貼っていて、
「各自でプリントアウトしてください」だった。
(その頃家にプリンターがなくて、
幼稚園で印刷しておいてくれないかとお願いしても、
返答は、自分で何とかしてください、だった。)
あの頃いろいろ宿題も出ていたが、提出先はなかった。

今、22人のキンダーのこども達が、
毎日2時間半オンラインで授業できているのを目の当たりにしている。
毎回きちんと授業内容が練られているのも分かるし、
プリント類はすべて先生が事前に印刷して、
各自のパケットの中に入れておいてくれる。
これが公立で無償ということを考えると、
うーん、、、
私立の日本語幼稚園に多大な学費を払っていたあれは何だったんだ?
と正直思う。
ま、これはオンライン授業のみを比較した場合だけれど。
コロナの始まりの頃と半年以上が過ぎた今では、
先生方の慣れや準備具合の違いもあるんだろうけど。。

まぁ、言いたいことは要するに、
公立のキンダーのオンライン授業は悪くない、
できうる限りで最善のことを提供してくれてる感じなので、
今のところ「オンラインの割にはいんじゃない?」という感じで、
満足している。

私はといえば、
息子のキンダーが始まってから仕事のスケジュールを大幅に変えた。
午前中はほぼ息子のオンライン授業と宿題のサポートをしている。
息子は宿題はすすんでやるほうだけれど、
ピーチクパーチク無駄なおしゃべりが多いので(笑)、
どうしても怖いママにならざるを得ない。
結果、息子は時に泣きべそをかきながら机に向かっている。
(あぁ、こういう経験が積み重なってこどもは「学校嫌い」になるんじゃないか、と自分でも思う。どうしたらいいものか。)

自分の勤務時間を午後からにして、夜もちょこちょこ仕事をしている。
今のところ在宅勤務だからこの働き方が可能だけれど、
この先いつまで在宅勤務できるやら。
これもまたコロナ次第だけれど、
今のところは息子のサポートと、自分の仕事の両立、
何とかやっていけている。

キンダーガーデンの初日

2020-08-25 13:14:30 | 育児: 5歳〜
【5歳7ヶ月】
今日は息子の現地アメリカでの Kindergartenの初日だった。
前日、学校までクラスで使うプリントやアート素材の入ったパケットを取りに行ったり、"Meet the Teachers"と称してオンラインで幼稚園の担任の先生との顔合わせがあり、その際に Zoomの使い方などをざっとおさらいした。

私たち親のアカウントでログインするのではなく、学区から指定された本人のメールアドレスで新たにアカウントを取得するよう指示があったので、5歳の息子に新しいZoomアカウントを。

初日の今日は、午前9:15〜10:45までの1時間半。
クラスのこどもの人数は22人。
先生は2人(担任+補佐役の先生)。
息子の担任の先生はたぶん40代ぐらいの女の先生。聞いたら教育学博士号まで持っていて、ずっと教育畑いっぽんでやってきたような人だ。

挨拶から始まって、お歌、体を動かす体操、絵本の読み聞かせ、クラス全体での意見交換のトピックは 、
What did you do to get ready for Kindergarten? 
(幼稚園が始まる準備としてなにをしましたか?)
こども達は、
I got my desk! 
My mom got me a new table and a chair!
I got new pencils!
I got my computer!
などなど、新学期にそなえて準備したことを口々に発言していた。
うちの息子は今日はとてもシャイで、自分から手をあげての発言はしなかった(たぶん英語の壁もあるんだろうけど)。

感心なのは、先生方がこども達に "Mute" と "Unmute" の機能を教えて、こどもが自分で発言の際に Unmuteボタンをクリックできるよう指導していたこと。これが自分でできるようになると、親のサポート内容もぐっと減るので助かる。

その他、今日は
"Hip Hip Hooray! I'm a kindergartener today!"
(やった!今日から幼稚園生!)
の冠を紙でつくったり、色をつけたりのクラフト活動。


前日に受け取ったパケットの中には Magig Play-doh というなぞの粘土のかたまりが入っていた。粘土は白のお団子みたいなかたまり。先生はそれをこども達に取り出すよう指示し、こども達がそのお団子を手でこね始めると、あら不思議。白い粘土は色々な色に早変わり!ここはこども達がいっせいにキャーキャーはしゃいでいた。オンラインであっても、なにかフィジカルなものでクラスが盛り上がるというのはうれしい。

うちの息子は、粘土を与えられてからは粘土に集中し、雪だるまのようなフィギュアをつくったところで先生に、
 What did you make, XXX? 
と名指しで聞かれ、
やっと一言目、
Snowman! と発言できた。(ホッ)

最後の30分は Snack & Talk time と称して、好きなスナックを持ってきてコンピュータの前で食べたり、他のお友達とお話ししたりという時間だった。この時はクラスを2つに分けて Breakout room で半分の人数で行われた。先生が一人ファシリテータ役で、こども達に話しかけたり、話題をつくったりしていた。息子は食べ物に興味がないので、他の子達がむしゃむしゃ食べている間もずっと粘土をこねて遊んでいた。

クラスが1時間半で終わったが、宿題として色ぬりと、自分のネームプレートの作成があった。宿題は写真に撮って先生に提出しなければいけないので、クラスの後も気が抜けず、すぐに宿題にとりかからせ、午前中のうちには全部が終わった。午後は自由時間にした。

初日の今日は、私も夫も息子のコンピュータのすぐとなりに陣取って(先生からは見えないところで)クラスの行方を見守っていたのだが、1時間半、ちゃんと座って入られたし、まずまずだったのではないかと思う。こんなかたちでキンダーガーデンが始まるなんて1年前は想像だにしなかったけれど、これが新しい現実だ。この先、ずっとオンラインだと緊張感もなくなってきっとダレてくるだろうな、、、それも心配だけどとりあえず無事にキンダー初日は終了した。

余談:
学区から与えられた息子のメールアドレスは、学区なりのフォーミュラで生成されたアドレスなのだが息子の名前の後ろには 33 という数字が入っていた。聞いてみたら 33 は今年度キンダーに入学した子達が高校を卒業するときの年数なのだと。つまり、2033年に息子はこの学区の高校を卒業する、ということ。無事にこの学区で、小〜中〜高校まで終わらせれば、息子は Class of 2033! として祝福されるということ。それを聞いたとき、これから始まる長い学校生活を思って気が遠くなるような思いがした。と同時に、K12*がついに始まったんだ、と実感した。

*K12 はアメリカの教育制度、幼稚園のKから始まって高校が終わる12年生までの13年間の教育期間を指す。