Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

ABCテレビ&いまだ休めず

2012-03-29 23:58:12 | エクスプロラトリアム
ひとやま超えた、って前回の記事に書いたのに気づけばこの3週間、一日も休みとれてない状態。はー。エクスプロラトリアムの中で2つの部局(フロアスタッフとラーニングスタジオ)をふたまたして仕事してるからこんなことになる。。

とはいえ、フロアスタッフとしてアサインされてた NOAA(アメリカ海洋大気庁)からの研究者たちとの仕事も終わり、今週は気持ち的にはラク。彼らとは Science of Severe Weather と題して、ストームやハリケーン、竜巻についてさまざまなデモンストレーションをフロアで行いました。本業が Storm Chaser(竜巻きを追いかける人)でありリサーチャーでもあるショーンはまだ大学院の学生なのにものすごくブライトでスマートでかっこよかった。Severe weatherの研究に人生をかけている感じで、いつも確信に満ちていて、情熱的で、熱い。まだ若いのに感心!彼らとのプロジェクトは地元の ABCテレビの夕方のニュースにもちょこっと取り上げてもらったので紹介します。

ABCニュース

リンク先のビデオに、私がフロアスタッフとしていろいろ説明している様子がちょこっと映ってます。まぁ、メインはNOAAの研究者たちなのだけどね。

そして、本命のラーニングスタジオの仕事も毎日いそがしいです。本当にうれしいことに、少しずつ責任も増えてきています(ありがたや!)。明日からリトリート(retreat)といって、2泊3日で山ごもり。これは研修&リフレクション&チーム形成みたいなもので、アメリカの職場では年に1回は行われています。日本でいう「社員旅行」ともちょっと違って、仕事の一環なので研修スケジュール満載です。

では行ってきます。

ひとやま超えた

2012-03-20 07:21:39 | 日常
エクスプロラトリアムでの土曜日のイベントが終わりました!放心状態。

この頃は帰りが遅くなることが多く、バスも終わってしまい、タクシーで家まで帰ること数回。東京や京都で仕事していた頃を思い出します(というか、日本のMKタクシーの丁寧なサービスがなつかしい)。。

でもひと山こえたぞ。
もう少し、がんばろー。

いろんなことに感謝する毎日です。任せてくれた仕事、今まわりにいる人達、チームワーク、友達、フィリップも。学校の仕事を辞めてもいっこうにラクにならない日々だけど、今がたまたま山が重なってしまった時で、今週が済んだらきっと時間ができると思います。

さー、もうひとふんばり。

つらぬき進む

2012-03-14 21:47:11 | 本/心に残ったコトバ
これが僕の戦いだ。
あこがれに身を清めて 日々をつらぬき進むことが。
それから、強く どっしり 幾千の根を張って
人生に深く食いいることが―
そして 苦しみを通して成熟し
はるかに「人生」から立ち出ること、
はるかに「時間」から立ち出ることが!

ーーー

これはリルケの詩。
日本で仕事してた頃に出会った詩。

おそらくエクスプロラトリアムに来てから最も忙しい1週間。
戦いのような火がずっと心のなかで燃えている感じだ。

学校の仕事を辞める

2012-03-10 19:13:46 | 日常
ついに辞めました。

ミュージアムと二足のわらじでやっていた学校の仕事。日本の学校年度に合わせて、私が勤務していた学校も4月から3月までが1年間。年度の途中でにっちもさっちも忙しくなってきた時、何度もう辞めないと!と思ったことか。でも途中でクラスを投げ出すことをせず(かろうじて、ね)、ようやく、ようやく、この日がきました。

1月頃からミュージアムでも土曜日にビッグイベントをしかけることが多くなり、企画の一部を私が担当していたりするので学校も欠勤せざるを得ず、いろんな人に負担と迷惑をかけてました。。学校を欠勤したぶん仕事もたまるし、でもその日に合わせてミュージアムでのイベントもしかけているから準備も後処理も重なって、ギューギュー苦しい日々でした。

本当なら、12月末で身を引くべきだったのかもしれないけれど、1月までいったら「3月までもう少し!」なんて言われて、休まなければならない日は代替の先生にピンチヒッターをお願いしながら、自分の担任クラスをここまで導いてきました。でももう今日で終わりです。

つらかったー。
でも終わったー。



この経験から何を学んだでしょう?

自分の好きなこと、時間をかけたいこと、真剣に取り組みたいこと、そういうことが如実に分かった1年でした。この短い人生の中で、やり遂げたいことを教えてくれました。ぼんやりとした輪郭でなく、明確に。あと自分のキャパも痛感。両立できる、なんて思いは妄想だったと早いうちに気がついたし、私がやろうとしてるミュージアムでの仕事は片輪でなく両輪でぐんぐん進めていかないとダメだったんだ、とも気がついた。

3つの仕事をかけ持ちした2011年~2012年。たぶんこんなふうに色々やっていなかったら、こういうことに気がつかなかったでしょう。たぶん、ミュージアムの仕事だけやってたら、ミュージアムでの仕事のありがたみや時間の使い方をあらためて見返すなんてこともなかっただろうな。

だからこの経験に感謝。
これからもミュージアム内での仕事がまだ2つかけ持ち状態だけど、今までの三重苦(?)な日々を思い返したらどんなことだってできそうな気がしている。学校の仕事をカットオフして身軽になった身体。切り捨てた思いと力をフォースにして、これからは目指すべきところへずんずん進んでいかねば。