Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

暇つぶし

2011-04-19 20:06:17 | 日常
帰りの電車。


いつかに撮った夕焼けの写真があったので、携帯からテスト投稿。今日はこんな空じゃないけど、今帰りの電車降りたとこ。毎日、3つの公共交通機関を乗り継いで通勤してます。ドア to ドアで、1時間半ほど。

これからもう1つバス。
そう、暇つぶしです。


おいしい

2011-04-18 17:16:52 | 日常
久々ゆっくりの月曜日。

日本の母から届いた荷物の中に入っていた手づくりオレンジマーマレード。
もう1週間ほど前に届いたものだけど、なかなか朝にゆっくりした時間がとれず、今日ようやく開けられた。



バゲットをかるくトーストして、外がパリパリ中がふかふかのパンの上にバターをのせ、マーマレードをたっぷり。
オレンジの皮がごろごろ入ってて、目にまぶしい黄色がうれしい。
母がつくったマーマレードは、ほろ苦くておいしかった!

先週の1週間は家にいる時間がほとんどなくて週末までエクスプロラトリアムでの仕事があり、また、4月から新たに始めたもう1つの仕事とで、なんだかきゅうきゅうとしていました。でも朝食(ブランチ?)にマーマレードのバゲットとおいしい紅茶を入れて、やっと心が満たされた感じがしました。

今日は部屋のそうじもできたし、洗濯もできたし、リセットの1日。

骨の前で考えたこと

2011-04-05 23:17:13 | エクスプロラトリアム
エクスプロラトリアムはサイエンス全般のミュージアムだから、生物系の展示もあります。ニワトリの卵が育つプロセスをそのまま展示してあったり(胎芽の段階で心拍がトクトクと脈を打っているのが肉眼で見えるの)、死んだネズミが虫に身体を蝕まれて最後には土に返るプロセスを展示してあったり。内容は偏っているけれど、見ごたえのある展示ばかり。でもどちらかといえば科学のほうが好きなので、生物系のエリアは興味深いけれどこれまであまりじっくり見ることがなかったエリアなのでした。

こんな、人間のガイコツの展示もあるのだけど、これまでずーっと素通りしていました。

え、、、怖い?

ちょっと怖いよね。。
だから今まで素通りしてたのかも。



今日初めて近づいてみて、このクローゼットを開けてみたのです。
中はふつうのよく理科室に置いてあるようなガイコツなのですが、クローゼットの中に詩が貼ってありました。



Try to learn to breathe deeply,
really to taste food when you eat, and when you sleep,
really to sleep.
Try as much as possible to be wholly alive,
with all your might,
and when you laugh, laugh like hell,
and when you get angry, get good and angry.
Try to be alive.
You will be dead soon enough.

-William Saroyan

言うなれば「精一杯生きろ」みたいなメッセージが書いてあって。
とくに when you laugh, laugh like hell, っていう英語の表現が好きで、

あぁ、私最近心の底から、死ぬほど笑ったことあったっけ?
おでこの血管が浮き出るくらい、笑ったのいつだったかしら?

なんて自分をふりかえってみて。
こんな世の中だから、あんなことがあったから、
生きてるってことをあらためて考えてみたいと思った。
呼吸してまばたきしてるだけで、、、それって、ほんとに生きてる???

ふかーく深呼吸して、
食べものをちゃんとちゃんと味わって。
眠るときは、ぐっすりと眠る。
持てるかぎりの感覚をつかって生きる。
笑うときは死ぬほど笑う。
怒るときはカンカンに怒る。
そんなふうに、生きてること実感しなさい。
どうせすぐに死んでしまうのだから。

こんなふうにガイコツに言われると『強烈な』メッセージ。

今まで理科室で出会ってきたガイコツは無機質に骨の名前を教えようとするだけで、「生きる」ことを考えさせてくれたガイコツはいなかった。このガイコツにこの詩をつけようと提案したのは展示スタッフの誰だか知らない。知らないけどそんなスタッフの粋さに感心しつつ、今までミュージアムの中で素通りしていた自分のアンテナの低さを少し反省しつつ。目の前の「骨」とは対照的に、いま自分には身がありあたたかい血が流れてる。今日私はしばらくここの前で立ち止まって、このガイコツの展示を見ながら「生きる」ってことを考えてたのでした。