Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

アメリカで大工 (carpentry) を学ぶ

2014-01-31 14:07:07 | 木工 (Woodworking)

しばらく Woodworking(木工)のクラスから離れていましたが、1月から新学期が始まったので新しくクラスを登録しました。今期は、大工系のクラスにチャレンジ。


校内には授業で実習に使う家が何件か建っていました。私が取っているクラスでは主に室内の壁や床の仕上げ方、家の建築に使われる様々な素材について学ぶ予定です。

今まであまり大がかりなものをつくったことがないので、題材が家そのものというのはとても楽しみ。来週からは工事現場のヘルメット持参で授業かな??

サンフランシスコでまるごとのお魚が食べられるお店

2014-01-29 00:00:30 | サンフランシスコ
前の記事に書いた忙しい一週間が終わった週末、フィリップがサンフランシスコへマッサージとディナーに連れていってくれました。ありがと~!マッサージはジャパンタウンの近くにある Fuji Shiatsu というところ。ぎゅーぎゅー押してもらってだいぶ身体が軽くなりました。お値段は1時間 55ドル(+チップ)でした。

その後、ふたりのお気に入りのレストランWoodhouse Fish Co.へ。

ここはサンフランシスコでいちばん美味しい whole fish つまり、まるごとのお魚を出すレストラン。そもそもアメリカでは、お魚はだいたいフィレで出されるのが一般的。お皿にまるごとのお魚がのって出てくるのはギリシャ料理レストランにいかない限りあまりお目にかかれないのです。でもここはアメリカンシーフードなのに、まるごとのお魚をローストで出してくれるお店!


じゃーん! Whole Roasted Fish of the Day です。
店内が暗いせいで魚がまっくろに見えるけど、これが私達の大好物。
Branzino という名で呼ばれるシーバス(スズキのこと)。シンプルにオリーブオイルとお塩、少しのバジルとレモンでローストされてて、外側がパリッと中身はジューシーなのです。淡白な白身なのできっと日本人好みの味だと思います。

思ったんだけど、日本だとふつうお魚は頭が左にくるように盛りつけるよね?このお店では私のは頭が右側、フィリップのは頭が左側になってました。。こっちの人はまーったくおかまいなしみたい。というか、アメリカ人にとっては、そもそも魚を頭付きで食べることが皆無なので、盛りつけ方も確立されてないのかな。お皿の上に頭がのってたり、目がついてるのが気色悪いらしいし、骨をよけて食べるのもハードルが高いらしいです。

でも、私とフィリップはこのメニューが大好きで、このレストランはこれを食べるためだけにリピートしてます。フィリップはフィレで出される魚がきらいで、魚はまるごとじゃないと物足りないという人なので、骨をよけるのも上手。いつもナイフとフォークで私より器用に食べてます (お箸だったら私のほうが上手にできるけど)。


そして2人して楽しみにしてるのはお魚だけでなく、一緒にローストされてるベジタブルも!
季節ごとに添えられる野菜が変わるので、いつもその時に旬な地元野菜が食べられます。この日は、カブ、ラディッシュ、キャロットだったのですが、これがまた信じられないくらい美味しかった。カブのロースト、、、一度やってみてください。おいしい!柔らかすぎず、適度に歯ごたえがあって、野菜の甘みがなんともいえない。


お店はとてもこじんまりとしていて、いつもお客さんでいっぱい。
「魚食べたい~」となった日には、ここへ来て、白ワインとお魚と、サイドにフレンチフライ(これまたサクサクでおいしい!)をオーダーするのが私達のささやかなトラディションになりつつあります。この日はマッサージもして、おいしいディナーも食べて、とってもいい気分で家路につきました。ささやかなしあわせ。感謝、感謝。

Woodhouse Fish Co.
1914 Fillmore street,
San Francisco

忙しかった1週間

2014-01-28 07:36:16 | 日常
また間があいてしまいました。先週はとても忙しい1週間であっというまに過ぎていきました。職場で、他のミュージアムに勤めるスタッフを対象にした3日間の濃い研修ワークショップを開催したので、ずっとそれにかかりっきり。携帯も、メールも、チェックするひまがないほど、朝早くから夜遅くまで研修の仕込みと進行に追われていました。


参加者は主にサイエンスミュージアムから来た方がほとんどでした。
これは、Light Play など、実際に私達がフロアで行うアクティビティを一緒に体験してもらっているところ。


今回は参加者はわりとインターナショナルで、アメリカはもとより、カナダ、スペイン、ジャマイカ、そして日本の方もいらっしゃいました。仲間が増えていく感じでうれしい。

この研修でも私がプレゼンをする機会があったので、それはもう必死に練習してのぞみました。何度も練習してたので、スクリプトを全部覚えてスムーズに行ったのはいいのだけど、やっぱりプレゼンというか「パブリックスピーキング」の壁は高いなと感じました。言ってることがとても良かったとしても、その声の調子や、間の取り方、オーディエンスをちゃんと見てるか、などでずいぶん印象がかわってくる。台無しにさえなりますね、、、やっぱり英語は発声だ!

当日は自分のプレゼンを録音してあとから聞き直してみたけれど、こっぱずかしい気持ちになりました。録音した自分の声を聞くのって、本当にいや(でもそうしないと進歩しない!)。と同時に、まだまだ学ぶこと、改善すべきことがたくさんある、ということを「良いこと」だと捉える自分もいたりして。

新しい1週間が始まって、また新しいことが始まっています。
さー今週もがんばろうーっと。

永遠の英語学習者

2014-01-16 21:39:40 | 日常
明日は職場で5分間のプレゼンをしなければいけません。内容は私が関わっていた、学校とミュージアムの協同プロジェクトについて。5分で大事なとこだけさくっと伝えないといけない。

わたし、永遠の英語学習者よね。
同僚たちはいつもとっても分かりやすく話すので(ネイティブだから当然だけど、それを差し引いても話し方が秀でている人ばかり!)、そんな人達の前で英語でプレゼンするっていまだにプレッシャー。ま、これは私にとっての訓練。英語学校で最高の授業を受けてると思えばいっか(授業料タダ!本場の英語が身につく!なんちって。仕事だろっ!!)。おいしい話だけど、毎回気が重いです。
アメリカで生きていく限りつきまとう問題だわね。

P.S. 最近もミュージアム館内の表示ラベルをつくるときに中学校1年生レベルの英語ミスをしでかした私。その話はまた今度~。

After work sky and water

2014-01-15 22:34:22 | 日常
職場はサンフランシスコのダウンタウン近く Pier 15(15番埠頭)にあるので、いつも水の上です。今日仕事終わってビルの外に出たら、空の色と街の灯りと、水面のリフレクションがちょうどいい具合でした。見慣れた風景なのにひときわきれいだったので写真をパチリ。


気温も 23度もあって、今日はマイルドな夜です。1月のサンフランシスコは本当なら雨期のはずなのに、今年は雨がちっとも降りません(いつもスキーに行くレイクタホでも今年は雪が降らないのでコンディション悪し)。このままでは水不足になってしまう。

カラカラのサンフランシスコ。
雨が降りますように!

旅に出たくなる映画をみました

2014-01-14 22:43:08 | エイガ、DVD
週末に Ben Stiller の映画を見てきました。邦題は『Life!』、原題は "The Secret Life of Walter Mitty."


いや~、素敵でした。人生のこと、旅に出ること、そして、ダウンサイジングする職場のこと、主人公たちの年代などなど、映画のさまざまな場面で今の自分とリンクすることが多かったです。舞台はニューヨーク、アイスランド、グリーンランド、ヒマラヤ山脈と、信じられないくらいダイナミックに転換してゆくのだけれど、それぞれのシーンの切り取り方が本当に素敵。絶景の連続で、次々と現れるドラマティックなランドスケープに私の瞳孔は開きっぱなしでした。なんというか、ストーリーはそれほどでもないのだけれど、ビジュアルが魅力的でまるで写真集を見ているかのようでした。

この映画って、「ここと、ここと、ここにロケに行きたい、よし、そういう映画をつくろう!」
という動機でつくられたんじゃないかしら、っていうぐらい、すべてのロケ地がうつくしい。

"Life is about courage and going into the unknown."
「人生とは勇気、そして未知のものごとに進んでいくこと。」

劇中で使われる音楽もいいし (Of Monsters and Men, David Bowie など)、映画が終わった時の後味がとてもよかった。あたたかく、爽快な気持ちになりました。そして、旅に出たくなりますよ。なんだか思い切ったことをしたくなります。
勇気! Courage!

初めての Japanese joinery(木組み)

2014-01-09 23:10:17 | 木工 (Woodworking)

The Art of Japanese Joinery という本をパラパラと見ていたら、とても刺激を受けました。この本、古いけどすごく美しい。昔ながらの日本の木組みの技術がアーティスティックに紹介されています。こういうの見てると日本人に生まれてよかった~、って思う。


いてもたってもいられなくなり、アフターワークに自分で木組みをつくってみた。


ぴたっとはまると満足感あり。でもちょっとガタガタ、隙間もある。初めてつくったわりにはよくできた!今日使った道具(機械)はテーブルソーと、昔ながらの鑿。木工は機械でガーッとつくるのもいいけど、日本の伝統的な道具「鑿(chisel)」を使って木を削りだしていく作業はもっと好き。

いつか「匠のワザ」と言われるようになるまで(笑、本気)もっと練習しようー!


Blue Bottle Coffee で始まる朝

2014-01-08 20:53:50 | 日常
いつもよりだいぶ早い時間に出勤しなければならない朝。
前の日は 10時半に就寝。早く行かなければならない朝は時間に追われてバタバタしたくないので、予定よりずいぶん余裕をもって家を出るのが常です。ギリギリの時間まで家にいて慌てて出勤するより、てくてく、てくてく、ゆっくりマイペースに歩きながら仕事に向かうのが好きです。心にもゆとりが持てる気がします。


そして、早起きの得!
いつもはすごく長い列ができている Blue Bottle Coffee がすいてた!ここのコーヒー、注文してから一杯一杯ドリップしてくれるので、時間がかかります。でも時間に余裕があったので朝から寄り道コーヒー。ソイラテ、$3.75.


サンフランシスコ発祥の Blue Bottle Coffee は市内で大人気なんです。ここ数年でお店もだいぶ増えたし(ニューヨークにも進出したとか)、ふつうのカフェでもここの豆を扱っているお店が増えました。コーヒー豆の袋もかわいいなぁ。


今日は、職場でペッパーに会えました(ペッパーも朝早く出勤!)。相変わらず私のことはよきバディーだと思ってるみたいで、オフィスにいるといつも私の近くに居座ってくれます。かわいいー!。
「なんかくれ!」って言ってます。


「くれるのかな?くれないのかな?」
って私のことをチラ見しながら視点の定まらないペッパー。


そのうち、「あ、あっちにビスケット持ってる人みっけ!」
で、スタスタスターって行ってしまいました。涙。

おいしいコーヒーで始まった朝。
おだやかに過ぎていきました。

つくり終えて次へ

2014-01-07 18:19:54 | 木工 (Woodworking)

完成したデスクをミュージアムフロアに置いてみました。
すぐに上にモノを置かれて、もうずいぶん前からそこにあったかのような感じですね。


今はまっさらできれいだけど、これから糊でベトベトになるんだろうな~。
机としての使命をまっとうしてほしいです。

思い描いていたものをこうしてカタチにしてつくれるってことはしあわせなことです。それが、木工であれ、料理であれ、裁縫であれ、何であっても。内にあった思いを具現化して外に出す、外化することが、やっぱりすごく大事なのだと実感します。

というのは、つくってみてはじめて分かることがたくさんあるの。
「あ~、ここはこうじゃなかったな」「ああすればよかったな」「こういうデザインもありえたのに」
つくってる途中には無我夢中で分からないことが、終わったとたんにサワサワ~っと押し寄せてくるのです。それは、プロダクトにしたからこそ見えてくるものなのだと思います。

ひとつ終わると、さぁ次だ、という気持ちになる。だから「つくり終える」ことは、終わりではなくて、自分が次の新しいことに進むためのステップ。へたでも、ミスっても、「つくり終えて次へ」というサイクルを続けなければ。まだまだ木工1年生。

さー、これを踏み台 (?) にして次は何をつくろう!?

やっとできた!

2014-01-06 21:41:39 | 木工 (Woodworking)
できた!テーブル完成。

やっと終了だよぉ~、涙。
ミスってばかりで予定してたことが全然思い通りにいかなくて、時間も想定してたよりずいぶんかかりました。よく見ると「おや?」ってことがいっぱい、苦笑。気にしない、気にしない。
見た目より、機能が大事!


やりながら間違いに気付くのでそれを直すための時間とエネルギーとられて、最後のほうはかなり心身ともに消耗してしまいました。。

終わって時計見たら7時でした。まわり誰もいなくて残ってるの今日は私だけ。冬場はすぐに外が暗くなるせいか、職場のみんな帰るの早いです。7時まで残ってたらものすごーーく遅い人です。私、日本で働いてたとき夜10時とか、時には日付け変わるまで職場に居たことあったのに・・・
あれは何だったん??
今となっては信じられない。アメリカの私の職場はみなよく働くけど、定時過ぎて遅くまでダラダラ働く人はいません。

このテーブルは明日の朝一にミュージアムフロアの想定した場所に運び出します。自分のつくったものがたくさんの人の目に触れると思うとワクワク。

木工を始めて一年半、今年はもっと手際よくチャチャっとつくれる人になりたいです。想定外のことが起きても、「絶対にこうでなきゃダメ!」ってことはないのだから、その時々に柔軟にゴールを変えてゆける知性と、確かなスキルを身につけたいです。
柔軟に、柔軟に。
今年の目標にしよう。