前の記事に書いた忙しい一週間が終わった週末、フィリップがサンフランシスコへマッサージとディナーに連れていってくれました。ありがと~!マッサージはジャパンタウンの近くにある
Fuji Shiatsu というところ。ぎゅーぎゅー押してもらってだいぶ身体が軽くなりました。お値段は1時間 55ドル(+チップ)でした。
その後、ふたりのお気に入りのレストラン
Woodhouse Fish Co.へ。
ここはサンフランシスコでいちばん美味しい whole fish つまり、まるごとのお魚を出すレストラン。そもそもアメリカでは、お魚はだいたいフィレで出されるのが一般的。お皿にまるごとのお魚がのって出てくるのはギリシャ料理レストランにいかない限りあまりお目にかかれないのです。でもここはアメリカンシーフードなのに、まるごとのお魚をローストで出してくれるお店!
じゃーん! Whole Roasted Fish of the Day です。
店内が暗いせいで魚がまっくろに見えるけど、これが私達の大好物。
Branzino という名で呼ばれるシーバス(スズキのこと)。シンプルにオリーブオイルとお塩、少しのバジルとレモンでローストされてて、外側がパリッと中身はジューシーなのです。淡白な白身なのできっと日本人好みの味だと思います。
思ったんだけど、日本だとふつうお魚は頭が左にくるように盛りつけるよね?このお店では私のは頭が右側、フィリップのは頭が左側になってました。。こっちの人はまーったくおかまいなしみたい。というか、アメリカ人にとっては、そもそも魚を頭付きで食べることが皆無なので、盛りつけ方も確立されてないのかな。お皿の上に頭がのってたり、目がついてるのが気色悪いらしいし、骨をよけて食べるのもハードルが高いらしいです。
でも、私とフィリップはこのメニューが大好きで、このレストランはこれを食べるためだけにリピートしてます。フィリップはフィレで出される魚がきらいで、魚はまるごとじゃないと物足りないという人なので、骨をよけるのも上手。いつもナイフとフォークで私より器用に食べてます (お箸だったら私のほうが上手にできるけど)。
そして2人して楽しみにしてるのはお魚だけでなく、一緒にローストされてるベジタブルも!
季節ごとに添えられる野菜が変わるので、いつもその時に旬な地元野菜が食べられます。この日は、カブ、ラディッシュ、キャロットだったのですが、これがまた信じられないくらい美味しかった。カブのロースト、、、一度やってみてください。おいしい!柔らかすぎず、適度に歯ごたえがあって、野菜の甘みがなんともいえない。
お店はとてもこじんまりとしていて、いつもお客さんでいっぱい。
「魚食べたい~」となった日には、ここへ来て、白ワインとお魚と、サイドにフレンチフライ(これまたサクサクでおいしい!)をオーダーするのが私達のささやかなトラディションになりつつあります。この日はマッサージもして、おいしいディナーも食べて、とってもいい気分で家路につきました。ささやかなしあわせ。感謝、感謝。
Woodhouse Fish Co.
1914 Fillmore street,
San Francisco