今年も一年が終わろうとしています。
年末年始は友人に会いにニューヨークへ。
今年一年はどんな年だったかな。1年中アメリカにいて、言葉の壁に苦しみつつもなんだかもう慣れた(克服した、ではなく。笑)。いつも変化を求めてしまう自分の性格。これからも、この先も、新しいことに挑戦していこうと思う。
以下、ペルーメモ↓
■家族のかたち
12/24(金)クスコ、街の広場はおそらく何千という人で溢れている。市外から行商人がやって来て露店を出す。売られているのはクリスマスのキャンドル、薬草、花、デコレーション、衣類。クリスマスを迎えるための準備だ。
露店を出しているのは個人ではなくて「一家」というかたち。路上、一店舗に限られた狭いスペースで、子どもからおばあちゃんまで寄り添い座ってたのが印象的だった。
■マチュピチュへ
昔はクスコから馬や徒歩で2~3日かかったとのこと。今は列車+バスで4時間。早朝、クスコの駅を出て、列車はジャングルや切り立った山々の間を走りぬけて行きます。距離にしてクスコから110キロ。たった110キロを3時間半もかけて、列車はかーなーりー、ゆーーっくり進む。
欧米人の観光客が「さっきこの鉄道会社からのアンケートに答えたんだけど、“この列車もっとスピード上げてくれ”って書いておいたよ」と笑うのもわかるけれど、ここはペルー。郷に入っては郷に従え。欧米のスタンダードはしばらく忘れましょ。
■マチュピチュ遺跡
スペイン人の征服から逃れるために、インカの人々が作った秘密の都市。雲がこんなに近い(標高はクスコより低い)。さながら天空の城ラピュタみたいだ。発見したのはYale Universityの考古学者Hiram Binghamという人で、1911年7月のこと。
"Suddenly I found myself confronted with the walls of ruined houses built of the finest quality of Inca stone work."
と発見した時の様子はこの本"Lost city of Incas"に詳しい。
インカの崩壊後、数世紀の間、誰の目にも触れずに手付かずに残っていた貴重な遺跡。Binghamが発見した時には木々や草、コケに覆われた廃墟だったとのこと。
■想像力
雨季にもかかわらず、私の行ったマチュピチュは観光客で溢れていた。視界が開けて、インカの石組みで整えられた美しい、かくも不思議な要塞都市が目に飛び込んできても、周りは
ガヤガヤ ガヤガヤ
みなさん、ここが写真スポットですよー(゜Д゜)
パシャ! カシャ!
旅に出るたび、いつも想像力を駆使する。周りの観光客の存在をしばし忘れることにする。
数世紀前、ここでインカの人々がどんなふうに暮らしていたのか、この都市を形成する完璧な石組みはどんなふうに下から持ち込まれたのか、あるいはBinghamがここを発見した時の感動、400年も忘れられていたマチュピチュはどんなふうに映ったのか―。なんて1人思いを馳せる。わぁ、良かった―。(←自己満足)
たとえ案内人マリオに、
「あ~あそこにいるリャマ(ラクダ科)はね、観光客用にクスコから連れて来たんす。( ´∀`)写真に映えるでしょ。」
と興ざめな種明かしをされても、それに負けない(?)想像力があれば旅を楽しめる。
ペルーメモ、次回はいつかな。(2)はこの下↓
年末年始は友人に会いにニューヨークへ。
今年一年はどんな年だったかな。1年中アメリカにいて、言葉の壁に苦しみつつもなんだかもう慣れた(克服した、ではなく。笑)。いつも変化を求めてしまう自分の性格。これからも、この先も、新しいことに挑戦していこうと思う。
以下、ペルーメモ↓
■家族のかたち
12/24(金)クスコ、街の広場はおそらく何千という人で溢れている。市外から行商人がやって来て露店を出す。売られているのはクリスマスのキャンドル、薬草、花、デコレーション、衣類。クリスマスを迎えるための準備だ。
露店を出しているのは個人ではなくて「一家」というかたち。路上、一店舗に限られた狭いスペースで、子どもからおばあちゃんまで寄り添い座ってたのが印象的だった。
■マチュピチュへ
昔はクスコから馬や徒歩で2~3日かかったとのこと。今は列車+バスで4時間。早朝、クスコの駅を出て、列車はジャングルや切り立った山々の間を走りぬけて行きます。距離にしてクスコから110キロ。たった110キロを3時間半もかけて、列車はかーなーりー、ゆーーっくり進む。
欧米人の観光客が「さっきこの鉄道会社からのアンケートに答えたんだけど、“この列車もっとスピード上げてくれ”って書いておいたよ」と笑うのもわかるけれど、ここはペルー。郷に入っては郷に従え。欧米のスタンダードはしばらく忘れましょ。
■マチュピチュ遺跡
スペイン人の征服から逃れるために、インカの人々が作った秘密の都市。雲がこんなに近い(標高はクスコより低い)。さながら天空の城ラピュタみたいだ。発見したのはYale Universityの考古学者Hiram Binghamという人で、1911年7月のこと。
"Suddenly I found myself confronted with the walls of ruined houses built of the finest quality of Inca stone work."
と発見した時の様子はこの本"Lost city of Incas"に詳しい。
インカの崩壊後、数世紀の間、誰の目にも触れずに手付かずに残っていた貴重な遺跡。Binghamが発見した時には木々や草、コケに覆われた廃墟だったとのこと。
■想像力
雨季にもかかわらず、私の行ったマチュピチュは観光客で溢れていた。視界が開けて、インカの石組みで整えられた美しい、かくも不思議な要塞都市が目に飛び込んできても、周りは
ガヤガヤ ガヤガヤ
みなさん、ここが写真スポットですよー(゜Д゜)
パシャ! カシャ!
旅に出るたび、いつも想像力を駆使する。周りの観光客の存在をしばし忘れることにする。
数世紀前、ここでインカの人々がどんなふうに暮らしていたのか、この都市を形成する完璧な石組みはどんなふうに下から持ち込まれたのか、あるいはBinghamがここを発見した時の感動、400年も忘れられていたマチュピチュはどんなふうに映ったのか―。なんて1人思いを馳せる。わぁ、良かった―。(←自己満足)
たとえ案内人マリオに、
「あ~あそこにいるリャマ(ラクダ科)はね、観光客用にクスコから連れて来たんす。( ´∀`)写真に映えるでしょ。」
と興ざめな種明かしをされても、それに負けない(?)想像力があれば旅を楽しめる。
ペルーメモ、次回はいつかな。(2)はこの下↓