Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

Maker Faire 2012終わる

2012-05-22 23:00:32 | エクスプロラトリアム
ベイエリア、いや地球規模で最大のものづくりDIY博覧会イベント Maker Faire 2012 が終わりました。約8万人の来場者数を数えた今年。エクスプロラトリアムも毎年大きなエリアを陣取り、ものづくりのワークショップを提供しています。



この Maker Faire で私たちが出展するワークショップ、毎回いろいろと複数のワークショップを行うのですが、今回そのうちの1つを担当していたので2日間とも出ずっぱり。やったのは以前エクスプロラトリアムでのイベントで初デビューさせたアクティビティなので今回が2回目。


みんなが上をみあげてるのがこのアクティビティの名物風景。
何をみあげてるんでしょう??カメラをかまえてる人まで。

要は、上から落とすものをつくって、それが空中を降りてくる様子を見てたのしむ、というだけのシンプルなアクティビティ。たとえば紙でつくるかたちによってまったく違う動きになるのね。どうしたらたくさんスピンするのかな?どうしたらでんぐり返しするのかな?どうしたらできるだけゆっくり降下するのかな?どうしたら大きく弧を描いて旋回するのかな?etc.. こどもたちにとって、自分がつくったものが高さ10メートルのところから降りてくる様子を下からみあげるのはこの上ない喜びのよう。


それにその「上からものを落とす」しくみがこのシンプルなバケツメカニズム!これのおかげで頭上10メートルの高さから自由にものを落とすことが可能に。ガチガチにアクティビティをデザインするより、「落としてごらん」この一言だけで、何度もつくっては試して、をくりかえしているこども達。お題や課題なんてなくてもシンプルな枠組みの中で楽しめているこども達を見ると、すごく安心する。



他にもたくさんアクティビティを持ち込んで、盛況な2日間でした。そもそも場所がアウェイなので、かなりの数のエクスプロラトリアムの展示物とワークショップ環境そのものを「運送」するために、引っ越し業者さんのトラック1台と、自分たちで借りるトラックが1台。「運ぶ」→「セットアップする」→「ワークショップする」→「解体する」→「運ぶ」という、まるでサーカス団の移動公演??本当にこの仕事、体力勝負だわ。


でも2日間とも空は抜けるような青とさわやかな風。8万人でごった返す会場のクレイジーさも、なんとかこの大きな空のおかげでのりきれました。

仕事でサウジアラビアへ

2012-05-14 19:07:16 | エクスプロラトリアム
なんということか、来月サウジアラビアへ行かなければならなくなりました。向こうで大きなサイエンスフェアがあり、私たちのグループが招待されたのだそう。滞在は2週間。チームメイト達と一緒に行ってきます。



未知の国です。

今まで行きたいとも願わなかったこの国に急に行くことになり、今まで全然知らなかったサウジアラビアのことを少しずつ知るようになりました。職場では、先週と今週と、この出張を成功させるためのいろんなミーティングを開いています。でもまだ主に「サウジアラビアってどんな国?」というところから。なんたって知識ゼロでしたから、私。

これまでに分かっていることでびっくりしていること:

1)滞在中はずっと、女性は顔と身体をかくすための黒いマント(アバヤ)とスカーフを着用しなければならない。空港に着いたらすぐにそれを身につけなければならない。(気温40度超えですよ)

→実際に入国してみての後日訂正メモ:
外国人の場合、アバヤは着用しますがヒジャブ(髪や顔を覆うスカーフ)は着用しなくてもよい。街を歩いてみて、スカーフしていない人はみな外国人(欧米人、アジア人など)なのですぐわかります。

2)女性は1人で出歩いてはいけない。女性は車を運転してはいけない。

→実際に入国してみての後日訂正メモ:
でもモールやスーパーマーケットなどを歩いてみると、女性1人で買い物してる人も見かけます。ドライバーや家族に車で連れてきてもらっているのでしょう。


3)女性は働いてはいけない。(カフェ、レストラン、モールの店員などはすべて男。)女性がなれる職業はふたつ:看護婦か学校の先生、だそう。

→実際に入国してみての後日訂正メモ:
企業の中で女性でも働いている人いますね(少数ですが)。今回一緒に行っているワークショップでも女性ファシリテーターとして雇用されている人達がいますし(教育系の職業だから比較的女性が就きやすい職種なのだと思う)。ただ、スーパーの店員やカフェの店員で女性はまだ10日の滞在中まだ見かけていない。今泊まっているホテルのハウスキーピングをしてくれる従業員も今のところすべて男性。


4)結婚前の男女が公の場で一緒にいることは禁じられている。

→実際に入国してみての後日訂正メモ:
例えば仕事が終わった後にごはん食べに行こう!なんて話になると、なぜか女性ファシリテーターは来なくて男性ばかりが集まります。

ただ今回サイエンスフェスティバルで私たちのブースで雇っている現地ファシリテーターの男女達は、アメリカ人の男女ほど距離感は近くないけれど和気あいあいと一緒に働いています。しかしボランティア達は先日宗教警察の方々がチェックにいらした際に、男女ボランティアを同じエリアで働かせることはよくないという通告を受け、私たちのブースではボランティアを女性だけにしぼることにしました。


5)お酒はない。映画館はない。娯楽用のDVDなども持ち込めない。

→実際に入国してみての後日訂正メモ:
こちらで実際に聞いた話ですが娯楽用のDVDといっても、いかがわしいのはダメというだけで、例えば The Lord of the Rings やハリーポッターなどは全然OKです。だから種類によるのでしょうね。


さすが、イスラム教でもっとも戒律の厳しい国です。その戒律を旅行者やビジネスで訪れている外国人にも適用するところがすごいと思う、本気度がちがうなぁ~。

なんといってもあの黒いマントを着て、全身黒ずくめにならなければならないというのが、、、ねぇ。
暑そうだし。これからいろんなことがわかっていくのだろうけど、このプロセスも楽しんでいこうと思う。

知らなかったことを知ることは、たのしい。

注:
ここに書いてあることは私個人の範囲で見聞きしたもの。サウジアラビアといっても訪れる都市によって保守的なところとこの限りではないというところがあるだろうし、外国人居住区などのコンパウンドではだいぶ事情が違うと思われます。

この記事にコメントも頂いたのでそちらも参考にしてくださいね。


ペッパーとのお散歩(つづき)

2012-05-12 23:54:49 | 日常
ペッパーを連れて、目指すは Aquatic Park. 名前から分かるように、湖のある公園です。ここわりと近所なのですが、ふだんはなかなか散歩する時間もなく。こんなふうにワンコと歩けると本当にしあわせ。



ペッパーはアスファルトの上を歩くより、だんぜん土の上、芝生の上が好き。公園の芝を踏むなり、突然仰向けに寝っころがり、芝生に思いっきり背中をこすりつけて、わしゃわしゃ、、、


身体をよじってわしゃわしゃ、、、。あっち向いたりこっち向いたり、まるでダンス(笑)。おかしくて写真をとる。


そういえば昔実家で飼ってた犬マルコちゃんもこういう動作したなぁ。自分の匂いをつけてるのか、芝生の匂いを自分につけてるのか。はたまた、嬉しい時や満足した気持ちの表れだとも。まぁ、ペッパーそれまで海沿いとはいえアスファルトの道の上を歩いて来たから芝生に触れてうれしかったんだろうね。


そしてすっくと立ち上がって「行くわよー!」てな表情。この公園は全長3kmほど。ひきつづき、お天気もよくて、風もなくて、緑と水面の光がきらきらまぶしくて。そして暑かった!ペッパーのおかげで日曜日の午後のお散歩、すごーくおだやかに時間が過ぎていきました。気持ちも身体もリフレッシュ。

家の近所には歩こうと思えば理想的なウォーキングルートや自然あふれる場所いっぱいなのに、なかなかひとりでは腰があがらないもの。だけど今回ペッパーを預かったことで、家の周りの環境での再発見がいろいろありました。一緒に歩いてくれるワンコのおかげ。預かってた間柄だからペッパーにとっては終始「誰この人?」「ここどこ?」って感じだったのだろうけど、こうして長い距離を一緒に歩いただけで最初にあった警戒心がほぐれていったように思います。私が急に立ち止まって風景の写真を撮ったり、休憩するたびにペッパーもつきあってくれて、よき相棒でした。

おまけ:

ペッパーの唯一きらいなもの、それはエレベーター。アパートに帰るたび、エレベータに乗らないといけないの、毎回毎回ブルブル震えてかわいそうでした。一度フィリップが抱き上げてあげてもずーっとブルブル、ガクガク、、、これは最終日までそうでした。


家の中でどこが一番すずしいか知ってる。長~いお散歩から帰った後は、キッチンのタイルの上でごろーんとして気持ち良さそう。

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さて、これを書いてる今はもうすでにペッパーは飼い主のもとへ帰りました。
すごく楽しかったし帰ってしまうのは悲しかったけれど、預かっている間はずっと「同僚にとって大事な愛犬に何かあったらどうしよう!」と緊張もしてて、ドッグシッターという責任重大な任務から解放されてほっと安心もしています。

うーん、でもやっぱり本音はさみしいかな?
ほかの同僚に、Are you having "Pepper withdrawal"?
なんてからかわれて YES!! なんて。withdrawal とは、愛着してたものがなくなって心理的に経験する辛さ、というような意味。よくタバコやめた人とかに使われます。私の Pepper withdrawal はいつまで続くのでしょうか、笑。でもまた職場で会えるけどね。

ベイトレイル(Bay Trail)を散歩

2012-05-09 06:17:33 | 日常

ペッパーを連れて、East Bay Trail 沿いの浜辺を歩く。今日はフィリップがサッカーの試合をしているフィールドまで歩いて行ってみる、というプラン。iPhoneのマップで見たら片道3.9マイル、ということは約6kmかな?ベイを挟んで向こう側にうっすらとサンフランシスコの街並が見える。


道中、いろんな種類の花が咲いているので立ち止まって写真をとる。


まっすぐトレイルを歩けばたぶん1時間ぐらいで着くのだろうけど、浜に降りたり、展望デッキで寄り道したり。天気もカラッとしていて、暑いくらいの陽気。上着を念のため持って来ていたけどすでに荷物となり。。


5kmぐらい歩いたところで道ばたにジューススタンド。
スムージーやフレッシュジュースを売っています。あまりに暑かったのでストロベリーマンゴースムージーを買う。ペッパーには持参していたお水をあげてひと休憩。

とにかくすばらしい天気。
この後、トータルで約1時間半ほど歩いたところでサッカーフィールドにたどり着いたのですが、、、フィリップ達のゲームはとうに終わっており、見ることができませんでした。ペッパーとサッカーフィールドでしばし休憩し、今度は湖のある公園へ行ってみることに。

つづく。

お散歩前のポーズ

2012-05-07 20:16:32 | 日常
ペッパーのことばかり書いてるので犬ブログになりつつありますね(笑)。
(だって本当にドッグシッター楽しかったんだもの~)

ペッパーへの食べ物はすべて同僚から渡されていました。基本のドッグフードと、褒める時のごほうび用のおやつ。それとこのカミカミ。ひとつあげたら30分以上はこれに夢中。かみかみ、かみかみ。

でもカーペットが食べかすとよだれまみれに。。ひぇ~。

お散歩にいくときは、私がリード(引き紐)を手にしただけですぐに「お散歩だ!」と察知。そのときの彼女のうれしそうな顔といったら。。そして必ずこのポーズ。こうして私を見ながら前足をのびのびストレッチ(準備体操か?)。しっぽフリフリ。

「やっと行くのね~!」

それでも私が上着や携帯、お水のボトルやビニル袋を用意したりと準備に手間取りなかなか家を出られないでいると、、、

じれったそうに、
「・・・行くよね???」

はいはい、行きますよ~。
そして3時間のなが~いウォーキングに出発したのでした。


ペッパー、日曜日のひるね。

2012-05-07 18:23:55 | 日常
日曜日はあとでブログに書きますが、3時間ほどの散歩に行ったのです。お天気がよくて日光にもよくあたり、水分補給しながらのお散歩でした。


帰ってきてつかれはてたのか、自分専用のベッドでぐっすり昼寝。
まだ午後の3時だというのに。
でも初日の夜に比べたらだいぶうちにもなじんできて、なんの警戒心もなくうちで熟睡してくれるようになったのでひと安心。


その後、こどもを連れて友達夫婦がやってきて、こんなキュートな子に起こされるペッパー。2歳のTちゃんにとって犬を思う存分なでるのはこれが初めての体験だったそう。この日はアパートのプールに入りに来たのにプールよりペッパーと一緒にいたいようでした。


ドッグシッター:初めての夜

2012-05-07 17:17:02 | 日常
金曜日の夜は同僚から預かった犬ペッパーを連れたまま、
フィリップのサッカーフィールドへ。


フィールドでやっとごはん(ドッグフードね)にありつけたペッパー。


食べた後は、いっちょまえにサッカー観戦。

この後は海沿いをひたすら歩いて家まで帰りました。
犬がいるとすごくいい運動になるね。


Still a long way to go!
道のりは5Km、トコトコトコ~っと軽い足どりでふたりでさっさか歩きました。とちゅう砂浜にも降りてみたけれど、ペッパーはあまり興味を示しませんでした。でも前々から知っていたけれど、あらためて感動したこと。お散歩中、立ち止まったり、引っぱりすぎたりせず、ちゃんと人の歩調に合わせて歩いてくれる、本当にいい子!

この日、初めてうちのアパートに来たペッパーはどことなく落ち着かなさそうで夜遅くなってもフラフラと家の中を歩き回りクンクンと嗅ぎまわり、私もそれが気になって眠れませんでした。。


同僚の犬を預かる

2012-05-06 09:45:07 | 日常
金曜日の夜から月曜日の朝にかけて、同僚の犬を預かっています。
エクスプロラトリウムは犬も入れるミュージアムなので、ここで働いているスタッフも犬同伴で出勤したり、オフィスに犬用のベッドがいくつもあったり、お水の器もたくさんあったり、ドッグフレンドリーな環境です。私もスタッフの飼っている犬の中で「お気に入り!」の犬がいるのですが、それが今回預かっているペッパー。雑種なんだけど性格がすごくいい。


この子です。
フィリップにミュージアムまでピックアップに来てもらい、
助手席で私のひざのうえに座ってます。


まだちょっとナーバス。
「わたしどこへ行くの?」って顔してます。

犬が大好きなので同僚にとっても私にとってもうれしい週末になりそう。

週末ドライブ

2012-05-03 07:39:52 | 日常

忘れないうちに少しだけ、週末のこと。
ベイエリアは海沿いだからいつも肌寒く感じるけど、車で少し内陸のほうに移動しただけで気温がぐっとあがります。週末は、半袖のTシャツ(ふだんは寒くて着られない)だけで過ごせるようなところへ行けるとそれだけでしあわせ。


とちゅう、Gratonという小さな町に寄りました。50mぐらいで終わってしまう短いメインストリート1本だけで成り立っているような町。カフェが1軒、メキシカンレストランが1軒、BBQレストランが1軒、グロサリーストアが1軒、おみやげものやさんが1軒、みたいなそんな構成の町。Russian Riverへの道を尋ねる。


どこまでもどこまでも、続く道。
他に車がいなくてとても快適。のんびり、カントリーロード。


牛さん!こんな牧場の横をいくつも通り過ぎて。


Russian Riverでは、カヤックやカヌーができるのだけど、今回は友人夫婦の二歳児のこともあり、人混み離れた静かなところで川遊び。

半袖とハーフ丈のパンツ。それに素足でサンダルという、ふだんめったにできない格好で週末を満喫。求めていた5月の風景に出会えた気がしました。週末だけでも、海風の届かないあたたかい(暑い)ところで過ごせると嬉しい。

さて!
今週末は、同僚の犬を預かる予定。うちのアパートに犬がやってくる!と考えただけでワクワクなのだが、ワンコとどこへ行こうかな。