早いもので1stステージも今節を含めて残り2戦となったJFL。福岡に参戦する時間や懐の余裕のない私は今シーズンから同リーグに参入しているヴィアティン三重を目当てにFCマルヤス岡崎のホームとして行われる豊田運動公園競技場へ。
三重県初のJリーグ入りを目標としJリーグ出身選手を3人擁しているヴィアティン三重は上位争いからは外れるも4勝4分5敗と健闘中。一試合で6得点を記録すること2回、得失点差+5という数字が同じ中位チームの中で際立っているように、はまった時の攻撃力がこのチーム一番の見どころといえそうです。
対するマルヤスは降格圏こそ脱しているものの、ここまで2勝4分7敗と今シーズンも苦戦を強いられております。怪我が理由なのかここ最近欠場が続いている杉本恵太君は残念ながらこの日も不在。マルヤスも三重もアウェーゲームとなった前節で勝利をあげていることもあり、目標こそ違えど両チーム共に今シーズン初の連勝を目指したいところ。
試合は前半からホームのマルヤスがボールを支配する時間が続き、受ける形となった三重が持ち前の攻撃力を発揮できないまま互いにこう着状態が続くという意外な?展開となりました。が、両チーム共に決め手を欠いたまま引分けという結果もちらつき始めた83分に、三重の右SBが敵陣深くまでドリブルで侵入し強烈なクロスボールを蹴り込むとこれがオウンゴールを誘発。残留に向けて勝ち点を一つでも積み上げたかったマルヤスが土壇場で涙をのむ結果となりました。
隣県ということもあってこの日は三重のファン、サポーターも多く駆けつけて清水を彷彿させるような?応援スタイルでチームの後押しをしておりましたが、その熱さやひたむきさやたたずまいは私がJリーグ参入以前のFC岐阜で見た風景そのもので懐かしさを感じた次第です。三重の1stステージ最終節の相手はMIOびわこ滋賀とのホームゲーム。是非とも3連勝で有終の美を飾り2ndステージでの飛躍につなげていただければと思います。
一方のマルヤスは水曜日に行われる天皇杯2回戦で鹿島と対戦予定。現状を見る限り敵地でのアップセットはさすがに難しいのかもしれませんが、クラブの将来の糧とするためにも悔いの残らないよう全力で戦っていただきたいものです。