岐阜とのプレシーズンマッチが興行として行われるのは'10年以来でアウェー開催は7年ぶり。個人的にも長良川競技場は久々の参戦で、国体のための改修後に訪れるのは初めてのこと。先発メンバー発表のアナウンスを聞きながら会場入りする頃には雨が本降りとなるあいにくの天候のなかキックオフとなりました。
試合前日の会見で西野監督が勝ちにこだわると明言したとおり結果こそ名古屋の勝利に終わりましたが、残念ながらその内容はお粗末なものに終始。名古屋は連携不足から攻守においてミスが多く、新たに取り組んでいるという遅攻は最後まで体現できないまま、ハーフウェイライン付近での横パスとバックパスを延々見せられることになりました。
後半の逆転劇にしても相手の主力選手が相次いで退いた後のことで評価できるわけもなく、闘莉王の不在や現時点でのコンディションを差し引いても不安と不満だけが残った試合でした。唯一良かった点をあげるとすればば怪我人を出さなかったことぐらいでしょうか。タイキャンプからここまで主力メンバーをあえて固定してトレーニングを重ねてきたということで、後ろ向きな私としてもそれなりに期待していただけに本当に残念です。
試合終盤に一時止んでいた雨が終了を待っていたかのように再び降りだすなか、2週間後に控える岐阜と同じチームカラーである松本との開幕戦を憂えつつ帰途についた私でした・・・。