赤鯱にこんがらがって

再び真の強豪クラブを目指す名古屋グランパス・・・
J1、そしてアジアの頂点を目指すべく共に戦おう!!

J1リーグ第17節 名古屋1-1横浜FM

2014年07月28日 | 名古屋グランパス

 当日の入場者数16,261人・・・
 
 前節、DF陣と前線の選手がフィットし好感触を得たことを受け、西野監督は遂に3バックを棚上げしてこの日はスタートから4バックを採用。実力で上回るチーム相手にどれ程通用するのか期待されましたが、目の前で繰り広げられたのは中断前と全く変わり映えしない閉塞感漂うサッカーでした・・・。

 特にゴール前でのお粗末な対応から先制を許した前半は攻守に意図も形も見えず、まるでトップチームとセカンドチームの練習試合を観ているかのよう。チーム力を見透かしたかように得点チャンスを演出しまくる横浜相手によくぞ1点で抑えたと思います。

  後半の半ばになって主導権を握れるようになったのも、ひとえに相手の運動量が落ちたことによるところ(←監督の狙いでもあったようですが)が大きく、ようするに今の名古屋に結果が出るか否かは全て対戦相手の出来次第。降格圏入りから救った永井の同点ゴールにしても例によってセットプレーからのものでした。

 前半戦を終えシーズンは折り返しに入るというのにチームは拠り所となる戦い方を未だ提示できず、選手達も手応えを何ら得ることもなく、我々グラサポには将来性の片りんも感じさせてくれない名古屋。手探りかつ先の見えない試合はまだしばらく続きそうです・・・。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

J1リーグ第17節 横浜FM戦前日・・・

2014年07月26日 | 名古屋グランパス

 闘莉王を欠いたDF陣が脆さを露呈し失点を重ねるも、相手の拙い試合運びにも助けられかろうじてドローに持ち込んだ仙台戦から中3日、“総得点差で14位浮上”というなんとも心もとない成果を足がかりに前半戦最後のリーグ戦に臨む名古屋です・・・。

 徳島戦よりも更に早い前半の段階で見切りをつけたこともあり、再開後の2試合で実際に3バックが稼働していたのは70分程。新システム成熟のために時間を割くのか、勝ち点を積み上げるために時間を割くのか・・・本来なら成熟と結果の両立が理想のはずなのに、その狭間で悩まなければならない西野監督も辛いところでしょう。

 対戦相手の横浜FMは得点源だったマルキーニョスの抜けた穴を埋めるべく蔚山現代からラフィーニャを獲得。リーグ再開後は無敗とはいえ内2試合は引分け、明日はドゥトラの現役最後の試合ということもあり3試合ぶりの勝利へ向けてチームのモチベーションは高いと思われます。ACLの関係で一試合多い連戦最後の試合がアウェーという点は名古屋にとって気休め程度のアドバンテージにはなるのかもしれません。

 引き続き闘莉王の欠場が濃厚、連戦に加え殺人的猛暑のなかでのトレーニングはリカバリーが精一杯と、状況的に仙台戦前日と変わらない名古屋としては、明日もまた内容にはある程度目をつむり(最低限の?)結果を目指すサッカーでこつこつと勝ち点を積み上げるしかなさそうです・・・。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

J1リーグ第16節 仙台3-3名古屋

2014年07月24日 | 名古屋グランパス

 試合終了時間を見計らい仕事先からネットで確認したら90分の時点で2-3のスコア・・・もはや敗戦は決定的と覚悟しつつ帰宅後に知った結果が3-3の引分け。リードしながら追いつかれること3回の仙台に対し、追いつくこと3回が精一杯だった名古屋・・・低迷するチームどうしの試合にありがちな徒労感漂う試合展開となりました。

 リーグ戦再開2試合目にして早くも訪れた“闘莉王の離脱”という最も恐れていた事態に、西野監督はタイミングよく?合流していた大武を起用。キャンプから一貫してチームメイトとトレーニングを行い、戦術理解と連携という点で有利な立場であるはずの刀根やニッキ(やヘジス)ではなく、特別指定選手の大学生を起用せざるをえないところにも今の名古屋の苦しいチーム事情がうかがえます。

 この日の名古屋の得点は個で打開したゴールとセットプレーからで依然として流れの中でのゴールは無し。3バックで戦った前半は無得点に終わっており放ったシュートも僅か2本で、その試合内容は前節と同様に実りの無いものに終始したことが容易に想像できるというもの。選手達が新しいシステムに対して手応えを感じてくれたとはとても思えず、我々グラサポが覚えるのは希望よりも不安ばかり。一方で順位は総得点により14位にかろうじて浮上、勝ち点1の重みをあらためて確認させられた試合でもありました・・・。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

J1リーグ第16節 仙台戦前日・・・

2014年07月22日 | 名古屋グランパス

 あいにくの天候にもかかわらず、“アカT”と“レドミ”効果でそれなりに席が埋まった豊スタでしたが、そんな舞台を台無しにするがごとく選手達のプレーには中断期間の成果が全く見えず期待外れの内容に終始。貴重な勝ち点1を獲得したとはいえ先が思いやられる再スタートとなってしまった名古屋。チームの行く末に一抹の不安を覚える我らグラサポに追い打ちをかけるように、翌日の練習試合ではセカンドチームが大学生相手に完封負けを喫しております・・・。

 いうまでもなく巻き返しに向けて今の名古屋に求められるのは一刻も早くチームの完成度を上げること。ただし、この連戦に限っていえば、たった3日のトレーニングでレベルアップなどほぼ不可能。考えられる打開策としては先発メンバーの入れ替えぐらいでしょうか。西野監督が先発起用を示唆している玉田を含め、とにかくピッチに立った選手達には前節では得られなかったであろう“手応え”を少しでも試合の中で感じ取っていただきたいものです。そして、できるものなら同時に最良の結果も得られるよう願いつつ、ここ名古屋の地で吉報を待ちたいと思います・・・。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

J1リーグ第15節 名古屋1-1徳島

2014年07月20日 | 名古屋グランパス

 当日の入場者数22,635人・・・
 
 後半24分、小川に代えて磯村を投入・・・てっきりL.ドミンゲスをFWでプレーさせるのかと思っていたら前に上がったのは闘莉王・・・新布陣のシステムが全く機能しないなかでいくらホームで勝ち点3を得るためとはいえ、かくも簡単に目指すサッカーを放棄してしまうような策しか持ち合わせていなかった指揮官にはがっかりしています。

 前日のNHK「GOGOグランパス」で、再開初戦を迎えるにあたり解説の森山泰行氏が「負けて自信を無くしてしまうのが一番こわい」とコメントしておりましたが、そもそも試合開始直後から選手達のプレーには自信(や確信)が感じられず、最後まで手探りの状態で手応えも得られないまま戦っていた印象でした。試合後に選手達へ送られたブーイングは勝ち点2を逃した結果に対してというよりも、1-1で納得せざるを得ない試合内容に対してだったと思います。

 これで豊スタではリーグ戦未勝利のままでホームでの勝利も依然として神戸戦の一勝のみ・・・チームの行く末を憂う間もなく水曜日には仙台とのアウェーゲームです。中断前と同様に再開後もまた前途多難の辛い日々が続くことになるのでしょうか・・・。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

J1リーグ第15節 徳島戦前日・・・

2014年07月18日 | 名古屋グランパス

 

 ワールドカップブラジル大会はドイツの優勝で幕を閉じ、長いようで短かった約2ヶ月の中断期間も終了、望むと望まざるとにかかわらず?明日からまた“Jリーグのある生活”が戻ってきます。

 脱・残留争いが当面の目標である名古屋にとって再開初戦となる明日の試合で求められるのは当然のことながら勝利しかないでしょう。闘莉王が「7月の3連戦は2勝1分がノルマ」とコメントしているとおり、とにかくまずは結果を出すことでチームに自信と勢いをつけ、一日でも早くJ1残留のめどをつけていただきたいものです。

 先を見据えるという点ではその内容にもこだわりたいところですが、NHKラジオ特番に出演した小川と牟田によるとチームが成熟に至るにはまだ時間が必要とのこと。実際、一週間前の天皇杯では導入した新システムがある程度機能したとはいえ対戦した相手がアマチュアチームだったことを考えると、試合内容については中期的視野で見ていく必要があるのかもしれません。

 本日無事追加登録が完了したL.ドミンゲスの他にも、中断期間終盤になってヘジスがCBで存在感を見せ、和樹もウィングバックで猛アピールするなど前向きな話題も聞かれる名古屋。彼らだけでなく監督と選手全員が再開に向けて最善を尽くして準備をし、明日は持てる力を最大限発揮して戦ってくれると信じて、私も豊スタに参戦し全力でサポートするのみです。そして、もし心に余裕があればプレゼントされる赤いTシャツを着た観客でどの程度スタジアムが埋まるのかにも注目してみたいと思います・・・。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天皇杯2回戦 名古屋12-0トヨタ蹴球団

2014年07月13日 | 名古屋グランパス

 当日の入場者数2,911人・・・
  
 田鍋と和樹のプロ初ゴールを含む大量12得点はクラブ史上最多。5ゴールと大暴れした永井がハットトリックを達成した時点で試合がほぼ決まってしまったこともあり、その後は逆に集中力を維持するのに難しい展開となってしまいましたが、失点を回避しつつ後半半ばからは闘莉王を前線に上げるシミュレーションを行う余裕も見せた名古屋。気温がピークを迎える15時キックオフという厳しい天候の中、アマチュアチーム相手にサプライズはもちろん、新たな怪我人を出すこともなくとりあえず求められる結果だけは出してくれました。

 一方、内容については格下相手に3バックの新布陣がある程度機能を見せたものの、中断前から課題となっているイメージの共有(特に守備から攻撃への移行時)という点ではまだ熟成に至っておらず道半ばという印象でした。この日不在だったレアンドロ・ドミンゲスによって上積みが期待できるとはいえ、はたして同じJ1チームを相手にどの程度通用するのかは不安を残すところ。勝利以外に絶対許されない徳島戦まで一週間、悔いを残すことのないよう最善を尽くして臨んでいただきたいものです・・・。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天皇杯2回戦 トヨタ蹴球団戦前日・・・

2014年07月11日 | 名古屋グランパス

後輩:しぇ、しぇ、しぇんぱーい・・・・・西野監督を迎えて新たな船出となった名古屋ですがリーグ戦14試合を終えて5勝1分8敗と大苦戦・・・順位も15位にまで沈みかろうじて降格圏を免れているという状況です。
しぇんぱい:ある程度覚悟していた結果とはいえ、それが実際に現実のこととなるとやっぱり辛いよな。
後輩:直前になってシステム変更するなど不安を抱えて臨んだ開幕戦は一度はリードしながら逆転負け、大宮、柏、神戸と3連勝して“チーム再建”と“優勝争い”の両立も期待させましたが、川崎、広島、浦和と実力上位との試合が続いたその後は5連敗・・・
しぇんぱい:上位チームだけでなく甲府には気前よく初白星を献上してるぞ。
後輩:・・・・・かと思えば苦手なチームや鬼門の敵地での試合では結果を出したりして。
しぇんぱい:FC東京、鹿島戦もどちらかというと相手の出来の悪さに助けられた部分が大きいからな。
後輩:・・・・・タイトルに縁の薄いナビスコカップにしても厳しいチーム事情のなかで健闘は見せたものの、結局最終節の浦和戦で大敗を喫してグループリーグ敗退が決定してますし。
しぇんぱい:いずれにしても現在の名古屋の立ち位置を嫌というほど思い知らされる結果となってるよな。
後輩:なによりまずホームで勝てませんよねぇ、今年の名古屋は。リーグ戦で勝ち試合を拝めたのは瑞穂での神戸戦一試合だけですから。
しぇんぱい:豊スタでのリーグ戦初勝利は未だお預けのままだ。
後輩:・・・・・怪我人も多すぎました。田鍋に始まって刀根、牟田、森、小屋松、嶺臣、ケネディ・・・
しぇんぱい:離脱者だけで1チームできそうだな。
後輩:しかもただでさえ不安を抱えてた右サイドバックに集中してしまって・・・。
しぇんぱい:それがDF陣全体にも影響して失点につながっちゃったよな。
後輩:第9節の鳥栖戦ではついにベンチ枠も埋められない事態となってます。
しぇんぱい:あの時はチームのコンディション管理やトレーニング内容を疑いたくなったぞ。
後輩:若手選手の怪我についてはオーバーワークが主な原因みたいですね。キャンプからアピールしようとはりきって無理をした結果らしいです。
しぇんぱい:それにしてもあの怪我人の数は異常だろ。
後輩:まあ、それでも中断前には故障者の大部分は戻ってきているんでそれがせめてもの救いですよ。
しぇんぱい:中断期間に入る直前には直志が新たに離脱してるけどな。
後輩:・・・・・名古屋の試合内容についてはどうですか。
しぇんぱい:攻守の素早い切り替えとハードワーク、コンパクトな陣形を敷き前から積極的にボールを奪いにいくアクションサッカーを体現しようと監督も選手も努力してることは試合を観ててよく分かるんだけど、いかんせんまだそれがコンスタントかつ効率良く遂行できず、なにより一番肝心なゴールに結びついていない印象だったよな。
後輩:怪我人続出の影響やトレーニング時間が限られていたこともあって、残念ながらまだ道半ばといったところですね。
しぇんぱい:道半ばどころか道1/3ぐらいかな。
後輩:・・・・・月刊グラン7月号で平野孝氏が攻撃のイメージをチームとして共有することが課題って指摘してます。
しぇんぱい:そのためにも戦術の徹底と連携の強化を期待したいぞ。
後輩:ただ、こういう厳しい状況のなかでも西野監督は戦い方だけは変えませんでしたよね。
しぇんぱい:闘莉王の前線起用はあったけどな。
後輩:・・・・・。
しぇんぱい:とりあえず現時点では後ろ向きな俺を含めて多くのグラサポが結果重視の守備的サッカーなんて望んでいないと思うんで、クラブとサポーターが同じ方向を向いて戦えているという点は今の名古屋の数少ないプラス材料じゃないのか。
後輩:試合内容と共に名古屋にとって当面の課題でもある若手の台頭で言うと、GK野村を除く全員が公式戦でチャンスを与えられていますが、特に誰か印象に残った選手はいますか?
しぇんぱい:チームの成績がこのあり様じゃ印象も何もないだろ。
後輩:・・・・・本多はどうです?若手の中でリーグ戦全試合に出場している唯一の選手ですが。
しぇんぱい:正直なところまだまだ守備で精一杯、攻撃面で全く脅威になってない印象だ。
後輩:たしかにサイドバックとしては物足りなさを感じますね。
しぇんぱい:その点で俺はむしろ和樹の成長に期待してるんだけどな。
後輩:・・・・・開幕前に先輩が期待していた牟田はどうです?
しぇんぱい:試合に出ることで成長は見せてくれているけど、彼の実力ってまだまだあんなもんじゃないだろ。
後輩:同じCBとしてシーズン序盤での大武峻の存在は大きかったです。
しぇんぱい:それこそあの3連勝もなかったかもな・・・来シーズンは名古屋の正式な一員としてピッチに立ってくれているように願ってるよ。
後輩:若手以外では矢野が右サイドバックとして予想外の活躍を見せてます。
しぇんぱい:あの年齢で慣れないポジションを任されて、いろいろ思うところはあるはずなのに、心の折り合いをつけてよくやってくれてると思うぞ。
後輩:攻撃面では本多よりも貢献してますよね。
しぇんぱい:お前の開幕前の一押しは松田力だったよな。
後輩:リーグ戦13試合に出場、その内4試合に先発するも、まだまだ玉田や永井を脅かす存在までに至っていません。
しぇんぱい:昨シーズンの実績があるだけにゴール1はちょっと物足りない数字だな。
後輩:・・・・・それでも新加入選手の中では枝村と並んで戦力として貢献してますよね。対照的なのがヘジスですよ。
しぇんぱい:ヘジスって即戦力じゃなかったのか?
後輩:デヴューこそ果たしているとはいえ短時間に限られていることもあって、俺達グラサポにとって彼のポテンシャルはいまだに謎のままですよね。
しぇんぱい:少なくとも西野監督の現時点での評価は厳しいみたいだな。即戦力でいえば野田も依然として膝の故障が癒えないみたいだし。
後輩:・・・・・6月末に再手術を受けて今シーズンは絶望みたいです。
しぇんぱい:例によって今シーズンの9番もまた残念なことになっちゃったな・・・。
後輩:・・・・・えー、そんな事情もあってこの中断期間にはレアンドロ・ドミンゲスを獲得してます。
しぇんぱい:推定年俸4千万円って高額な資金を一体どこからひねり出したんだろうな。
後輩:もともとヤキの退団で外国人枠は一つ空いてたわけで、この時期の補強を想定したうえで予算内の出費だったんじゃないですかね。
しぇんぱい:年齢も今年で31歳、最近は怪我による欠場も多かったみたいだし、その場しのぎと言われても仕方ない補強だよな。
後輩:そうはいっても今の名古屋にはいないタイプの選手だけに、期待通り活躍してくれれば確実に貴重な戦力になると思いますが。
しぇんぱい:タメが作れてパス出しも出来る選手は玉田ぐらいだもんな。
後輩:なにより頼みのケネディがああいうことになってますし。
しぇんぱい:とにかく6ヶ月間だけは監督とうまくやってくれることを祈ろう。
後輩:・・・・・ところでこの中断期間中、W杯は観てるんですか?
しぇんぱい:さすがに連夜のライブ観戦はキツイんで、録画観戦とNHKのハイライト番組を中心に楽しませてもらってるよ。関塚君の解説がいまいち心もとないのが残念だったけど。
後輩:今回も普段地上波では見られないOB監督、選手達が総動員されて、いろいろ懐かしい顔が確認できましたよね。岐阜のラモス監督がJ2の試合前日に生主演してるのを観た時は他人事ながら心配になってきましたけど。
しぇんぱい:明日の試合はどうでもいいのかって?
後輩:仮に西野監督が同じことやったら俺は怒りますけどね。
しぇんぱい:彼の場合は相手チームの戦力分析なんてするタイプの監督じゃないんで支障ないんだろ。
後輩:・・・・・'06年のドイツ大会をまんま再現するような形で終わった日本代表については?
しぇんぱい:この4年間は淳吾を除いて名古屋の選手が招集されてないこともあって、ほとんどフォローしてないし興味も持てなかったような俺がいまさらあれこれ言うのはフェアじゃないということでノーコメントだ。
後輩:・・・・・それでもあの3試合は観たんですよね。
しぇんぱい:まあ、息子達に付き合って一応な。
後輩:ポジティブな感想なら誰も文句はないのではないかと・・・
しぇんぱい:ポジティブね・・・今回はW杯初出場となる若い選手が多かったんで、トレーニングパートナーとして帯同した杉森君も含めて少なくとも次回大会に向けていい経験にはなったんじゃないのかな。もっとも指揮官も変わるわけで同じメンバーが選ばれる保証はどこにもないんだけどさ。
後輩:・・・・・ザッケローニ監督も初めてのW杯でテンパっちゃったのか不可解な采配も多々見られましたよね。あの麻也を前線に上げるパワープレーなんて・・・
しぇんぱい:闘莉王はどんな思いで観てたんだろうな・・・
後輩:・・・・・大会全体で見ると前回の王者スペインの見るも無残な内容でのグループリーグ敗退は意外でしたね。
しぇんぱい:“盛者必衰の理”だ・・・。
後輩:・・・・・他にもイングランド、イタリア、ポルトガルと欧州の強豪国が軒並み姿を消しています。
しぇんぱい:ポルトガルがあんな結果に終わるんだったらイブラ擁するスウェーデンに出てほしかったぞ。
後輩:・・・・・スウェーデンもイブラに頼るところが大きいだけに似たような結果に終わりそうですけどね。
しぇんぱい:3試合だけでもイブラが観られるなら十分だ。
後輩:・・・・・出場国で印象に残った代表チームはあります?
しぇんぱい:チリやメキシコは毎大会気持ちの入ったいい内容の試合を見せてくれるよ。
後輩:コロンビアとコスタリカもベスト8に進出してるし、ホームといっていい北中南米チームの躍進が目立ちました。
しぇんぱい:開催大陸国優位はW杯の常識だろ。
後輩:この大会最大の事件はやっぱり“ミネイロンの惨劇”でしょうか。
しぇんぱい:選手達があそこまでナーバスかつ弱気になったブラジルを見たのは初めてだな。
後輩:決勝はドイツとアルゼンチンの顔合わせとなりました。アルゼンチンの決勝進出は24年ぶりだそうで・・・
しぇんぱい:しかもその24年前と同じ顔合わせだ。あの時はまだ統一前の西ドイツだったけど・・・アルゼンチンのファウルで西ドイツのフェラーがPKを獲得するも、キッカーをブレーメに譲って結局それが決勝点になったんだよな・・・
後輩:・・・・・俺達のピクシーが強烈なインパクトを残した大会でしょ?
しぇんぱい:他にもリネカーやスキラッチ、カレッカ、ブッフバルトも出てたぞ。ルーマニアのハジ、ベルギーのシーフォ、若き日のバッジョ、カメルーンのミラ、コロンビアのイギータ・・・思い出すなぁ、'90年イタリア大会・・・
後輩:・・・・・年寄りの思い出話はそれくらいにしてもらって、中断期間中はW杯を観て名古屋のことはしばらく忘れたいって言ってた先輩ですけど、大不振で荒れに荒れた心も少しはリフレッシュできたんですか?
しぇんぱい:そうはいってもやっぱり名古屋のことは気になるよな。
後輩:最初は行くつもりもなかったファン感謝デーにも参加したそうじゃないですか。
しぇんぱい:入場チケットが結局当日券まで販売されて、集客に相当苦労してるみたいだったんでな。
後輩:・・・・・そのファン感謝デーをはさんだ二週間のオフ明けから名古屋は例年どおり古川でキャンプを行っていて、レアンドロ・ドミンゲスも初日から合流して早速存在感を見せつけてくれてるようです。
しぇんぱい:チームの現状を考慮してか今回は休養日無しだったな。
後輩:岐阜との練習試合では6-0で圧勝、キャンプでは再度3バックに取り組んでいます。
しぇんぱい:3バック・・・あまり耳にしたくない言葉だ。
後輩:・・・・・なんでも闘莉王の攻撃力を活かすためだとか。
しぇんぱい:右サイドバック不在の問題も関係してるんだろうな。
後輩:刀根や本多も本来のポジションでプレーできますし。
しぇんぱい:ウィークポイントは闘莉王不在時だよな。これは3バックに限ったことではないんだけど・・・
後輩:大武の合流は当分難しそうですし、刀根とニッキとヘジスでしのいでいくしかないですね。
しぇんぱい:開幕前の二の舞にならなければいいんだけどな。
後輩:・・・・・トヨスポに戻った直後に組まれたFC刈谷との練習試合でも3バックを継続、結果は3-1で勝利するも内容は低調な出来だったようで・・・
しぇんぱい:ケネディと野田の他に玉田、直志も欠場・・・・・監督も危機感を口にしてるな。
後輩:・・・・・キャンプの疲労もかなりあったのではないかと。
しぇんぱい:起用されてる主力メンバーを見るとここまでレアンドロ・ドミンゲスの他に新たな選手のレギュラー抜擢はないみたいだな。
後輩:3-0で勝った金沢との練習試合では先輩期待の和樹が左サイドハーフでアピールしてますね。
しぇんぱい:前日に天皇杯を戦ってる金沢の戦力は考慮しなくていいのか?
後輩:・・・・・少しは前向きになれませんかねぇ。
しぇんぱい:なにしろ本番前のテストマッチの結果で大はしゃぎしちゃった日本代表の取り巻き連中を見てるもんでな。
後輩:・・・・・で、明日の天皇杯2回戦です。
しぇんぱい:対戦相手は愛知県代表のトヨタ蹴球団か・・・
後輩:去年は惜しくも果たせなかったトヨタ対決が遂に実現です。
しぇんぱい:長野県代表じゃなくてよかったな。
後輩:・・・・・たしかにグラサポとしては去年の例の一戦が嫌でも思い出されるわけですが・・・
しぇんぱい:幸い今回は会場が正真正銘のホーム・瑞穂だし、さすがに去年の二の舞はないとは思うけど・・・それでもやっぱり考えちゃうな。
後輩:・・・・・国立の建て替えのため今年は決勝戦が12月13日に行われることもあって2ヶ月ほど前倒しとなってるんですが、この時期に15時キックオフというのはちょっと厳しいですね。
しぇんぱい:できれば90分で終わらせたいところだ。
後輩:西野監督はベストメンバーで臨むと明言しています。
しぇんぱい:主力陣に一試合でも多く3バックでの経験を積ませたい意図も見えるな。
後輩:・・・・・明日は登録の関係でレアンドロ・ドミンゲスが出場できないそうで。
しぇんぱい:代役として青木の名前もあがっていたけど、西野監督はどうやら矢田を先発起用するみたいだな。
後輩:ケネディ、玉田の不在によるFWの穴は小川で埋めるようです。
しぇんぱい:永井のレンタル延長が決まったとはいえ名古屋はFWの駒不足も心配だ・・・
後輩:・・・・・名古屋にとって今シーズン可能性を残しているタイトルだし、3バックの熟成とともに結果も出してもらって最後は横浜で戦いたいですよ。
しぇんぱい:それよりまずはJ1残留確定が最優先だろ。とりあえずJ1チームとして最低限メンツが保てる3回戦進出を目標にしてもらって・・・
後輩:・・・・・先輩はそうやって勝手にネガってて下さい。監督や選手や俺らは前を向いて頂点を目指しますんで。
しぇんぱい:とにかくリーグ戦の状況次第だな。
後輩:・・・・・えー、一週間後にはいよいよそのリーグ戦が再開となります。
しぇんぱい:J1残留に向けてチームに勢いと自信をつけるためにも勝利以外の結果は絶対に許されない一戦だ。
後輩:対戦相手は既に5月のナビスコカップで既に顔を合わせている徳島です。
しぇんぱい:選手を総入れ替えしてきた徳島を相手に名古屋はベストメンバーで望んで手の内をほとんど見せてしまってるよな。
後輩:名古屋も3バックへシステム変更してますから。
しぇんぱい:徳島は主力外国人選手も不在だったし。
後輩:外国人選手の他にも徳島は補強として清水から代表経験もあるDF村松大輔をレンタルで獲得、真夏の暑さ対策としてあえて沖縄でキャンプを行ってます。
しぇんぱい:レベルはともかく戦術は選手達に浸透している印象だったし、最下位チームとはいえなめてかかると痛い目に会いそうだ。
後輩:豊スタでの今シーズンのリーグ戦初勝利もかかってます。
しぇんぱい:そのプレッシャーも心配だな。
後輩:・・・・・クラブとしてもこの一戦の重要性を感じているのか、当日は来場者全員に赤いTシャツがプレゼントされるそうで。
しぇんぱい:今シーズンも赤字濃厚のクラブがそんな気前のいいことやらかして大丈夫なのか?それともC大阪戦のチケット完売で少しは懐が潤ったのかな。
後輩:・・・・・続く8月のホームゲーム3試合では名古屋テレビ塔60周年記念ユニフォームで臨むことになってますね。
しぇんぱい:名古屋の記念ユニ・・・勝率悪いよな。
後輩:去年のJリーグ20周年ユニはわりかし良かった印象ですけど。
しぇんぱい:なんにしても7月、8月の計8試合でまずは残留争いから抜け出したいところだな。
後輩:仙台、横浜、鳥栖、鹿島、G大阪、柏、川崎・・・名古屋にとってはどのチームもたやすい相手ではありませんね。
しぇんぱい:でも、この2ヶ月である程度の内容と結果が出ないようだとそれこそクラブとして難しい判断を迫られることになるのかもな。
後輩:・・・・・。
しぇんぱい:何があろうと西野監督に3年間任せるのか、それとも目標を残留一本に絞って新たな指揮官を迎えるのか・・・俺達グラサポも腹をくくる必要があるな。
後輩:・・・・・その時の他の下位チームの状況にもよりますからね。
しぇんぱい:大宮にしても仙台にしても甲府にしても残留争いに関しては名古屋よりはるかに経験豊富だけにシーズン終盤まで残留を争うような展開だけは避けないと・・・
後輩:それならなおさらチームが結果を出してくれることを信じましょうよ。
しぇんぱい:まずは徳島戦の勝利というわけか。
後輩:そのためにも当日はプレゼントされるTシャツでぜひともスタジアムを赤く染めたいものです。
しぇんぱい:問題は多くのライトな観客の皆さんが素直にTシャツに着替えてくれるのかだよな。
後輩:着替えなくても重ね着してもらえばいいじゃないですか。
しぇんぱい:夜7時キックオフとはいえ蒸し暑い豊スタで重ね着か?冷房がバッチリ効いたナゴヤドームとはわけが違うんだぞ。
後輩:・・・・・考えてみたらいつもレプリカユニを着てる俺達にとってもあまり意味ないっすよね。
しぇんぱい:だからいつもどおり赤いパネルにしておけばよかったんだ。
後輩:集客のために目先を変えるという点でいえばパネルよりTシャツではないかと。
しぇんぱい:それなら赤いキャップはどうだ?着替える手間が省けるし。
後輩:暑さを理由にするなら同じでしょ。
しぇんぱい:・・・・・じゃあ、赤いタオルマフラー。
後輩:キャップもタオマフも当然候補にはなってたであろうことを考えると予算面でNGだったんじゃないですかね。
しぇんぱい:タオルマフラーなら応援で流した汗や酔っぱらってこぼしたビールも拭けるのにな・・・
後輩:まあ、そうですけど・・・
しぇんぱい:ついでに敗戦で流した悔し涙も拭けるぞ。
後輩:・・・・・。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天皇杯1回戦 トヨタ蹴球団4-1上田ジェンシャン

2014年07月07日 | Football

 

 同じ日にトヨスポで行われた名古屋の練習試合を観戦するか迷いましたが、対戦相手のツエーゲン金沢は前日に天皇杯1回戦を戦っておりベストの陣容ではないと勝手に判断、我らグラサポとっては昨年の悪夢の記憶も新しい?港サッカー場にいってまいりました。

 愛知県サッカー選手権大会決勝で愛知学院大を3-0で下し大会二連覇を果たした勢いそのままに、トヨタ蹴球団が試合開始早々に先制するとその後も追加点を決め前半だけで3得点。後半、立ち上がりは上田にペースを握られセットプレーからゴールを許すも、相手に退場者が出る幸運にも助けられ1点を追加、終わってみれば余裕さえ感じる試合運びでの快勝となりました。

 天皇杯1回戦突破に加えてグランパスとの兄弟対決の夢がかなったことで監督、選手達のモチベーションは上がらないわけはなく、当然のことながらジャイアントキリングの実現を口にしているようですが、受けて立つ格好となる名古屋としても2年続けて同じ過ちを繰り返すことなど絶対に許されないはず。リーグ戦再開を一週間後に控えての一戦にどのようなスタンスで臨み、どのような内容でグラサポ全員が納得できる結果を出してくれるのかに注目したいです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする