Ike And Tina Turner- Proud Mary
当日の入場者数6,266人・・・
戦前に示唆していたとおり土曜日のリーグ戦から11人全員を入れ替えた指揮官は、武田や河面らを除いて特別指定及び二種登録の若手選手を積極的に起用。この日先発したチームの平均年齢は20.09歳となったそうで、甲田や貴田はもちろん、ここまで出場機会が限られていた山田や吉田や豊田、この日がデビュー戦となる倍井や榊原、鈴木、長田等々、フレッシュな面々が揃ったことで通常とはまた別の意味で興味深い一戦となりました。
試合内容もトレーニングの成果がうかがえるものとなり、かようなメンバーで臨んだ際に見られるような連携不足やドタバタ感はさほど見られず、選手達はそれぞれ課せられたミッションを全う出来ていた印象です。与えた決勝点もプレゼントゴールで守備組織が完全崩壊するようなことはなく、攻撃面でも決定機が多数見られるなど、対戦相手も同様に控え選手主体だったことを差し引いても希望を持てる内容だったのではないでしょうか。
この試合で指揮官にリーグ戦でも起用したいと思わせた若手選手がいたのかどうかは分かりませんが、少なくとも失望させられるような選手はいなかったはずです。再び彼らにチャンスが与えられるであろう広島とのグループリーグ最終節(もしくは天皇杯2回戦)で更なる成長とアピールを見せられるよう期待したいと思います。
当日の入場者数15,506人・・・
頼んでもいないのに組まれてしまった?新国立でのJリーグ30周年記念スペシャルマッチは予想通り完全アウェーとなり、内容、結果共に完敗を喫し徹頭徹尾盛り上げ役にまわってしまった鹿島戦から中5日・・・前日の雨は未明にはあがり観戦する側にとっては絶好の日和となりましたが、ピッチで戦う選手達にはかなり酷なコンディションだったようで盛んに飲水を行う姿が見られたのでした。
共に3位同士の上位対決となった試合はといえば、この日も前節を引きずるように序盤から相手のペースで進むとセットプレーから先制点まで献上する最悪の展開に。劣勢の状況はその後も変わらず大量失点も時間の問題かと覚悟するも前半終了間際に巡ってきたCKで同点とすると、森下いわく指揮官に「バキバキに活を入れられた」というハーフタイムをはさんで臨んだ後半開始早々に逆転に成功。90分を通して内容で相手に圧倒されるなど課題を痛感、まさに辛勝という言葉がふさわしい結果ながらなんとか連敗を回避してくれました。
今シーズンの公式戦4度目となる逆転勝利の余韻に浸る間もなく中3日でルヴァンカップ第5節神戸戦に臨む名古屋。グループリーグ4連勝で既にプライムステージ進出が決定しているとはいえ順位は未確定だけに、できるものなら勝ち点を積み上げておきたいところ。週明けはもちろん来月も天皇杯を含む連戦が控えていることを考えれば、新たな怪我人だけはご勘弁願いたいのは言うまでもございません。
当日の入場者数28,613人・・・
試合途中から雨が降り出すも予想されていたような荒天にはならなかったとはいえ、雨中観戦を敬遠したファミリーは多かったようで2試合連続の入場者数4万人超えはならず。それでもゴール裏を中心に変わることのない熱く赤い後押しを受けた名古屋が2月の京都戦以来となる勝利。ファミリーと同様に選手達もまた全員が一丸となって長かったホームでの未勝利に終止符を打ってくれました。
この試合を含む2カードのみが中2日という罰ゲームのような日程で臨むことになった今節の名古屋はユンカーや永井らをベンチスタートで温存。神戸戦で流れを変える働きをした和泉と長澤が先発するも、疲労の影響もあったのか試合は下位に低迷するチーム相手に得点チャンスを作れず膠着状態が続く展開に。待望のゴールはユンカー、永井、米本の投入までお預けとなりましたが、終わってみれば苦しみながらも前半を無失点で終えられたことが大きかったのではないでしょうか。この日は終盤にマテウスに代えて野上を投入するなど指揮官も勝敗にこだわる采配を披露、辛勝ながらこの結果は今後の戦いにつながる一戦となりそうです。
GWの連戦1勝3分けで無敗という結果に安堵し一息つく間もなく、次回のホームゲームも上位対決が控えるなど今後も厳しい戦いが続くことになります。「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」と銘打って国立競技場で行われる次節にしても試合前の演出を含めて完全アウェーのなかでの戦いとなりそうですが、選手達にはこれまでと同様に良い休養と良い準備をして臨んでいただき、我々ファミリーもそれぞれの場所から後押しを続けるのみです。
当日の入場者数40,789人・・・
この日は小中高生を無料招待、上位対決という好カードに加えて好天にも恵まれたことでチケットが完売し、2019年以来となる4万人超の入場者数を記録。多くのファミリーの後押しを受けた名古屋が藤井のAT弾で悪夢の湘南戦とは逆に0-2から引き分けに持ち込んで”首位いじめ”の意地だけは見せてくれました。
体調不良が心配されたユンカーが無事先発で復帰、怪我が癒え前日にプロ契約を結んだ貴田もベンチ入りさせて臨んだ名古屋でしたが、ATを含む終盤以外は序盤から終始質と量で勝る相手のペースで試合が進み先制、追加点を献上する最悪の展開。下手をすれば3-0で終わっている可能性もある試合だっただけにこの結果にまるで勝ったが如く喜んでしまうのは当然のことでしょう。
一方でホームでのリーグ戦4試合連続未勝利という不甲斐ない現実は残るわけで、はたして名古屋に優勝争いをする資格があるのかが問われてもおかしくない状況です。そんな不安や不満を払しょくするために中2日で迎える次節で是が非でも求められるのは勝利という結果のみ。今節とは打って変わって悪天候が予想されておりますが、引き続き無料招待される小中高生の力も借りつつファミリー一丸となって後押ししたいものです。