小倉体制終焉の一番の象徴といってもいい闘莉王の復帰劇。はたから見ればただの悪あがきにしか見えないのだろうし、クラブとしても残留のための努力を少しでも多く見せておきたいその一環なのかもしれませんが、彼のチームに対する貢献を誰よりも良く知っているグラサポとしては否が応でも期待してしまうというものです。
懸案事項として指摘されている実戦感覚とフィジカルの問題については豊スタで二週間のミニキャンプを行うチームと共に解消を図っていくとのこと。ただ、たとえピッチに立っていなくても存在そのものでチームを鼓舞しまとめることができるのが闘莉王です。極限状態での戦いが予想される残り７試合に臨むにあたって少なくともマイナスに働くことはないでしょう。
最後にジュロブスキー氏の招へいにしても、今回の闘莉王の復帰にしても、久米社長（兼GM)の存在が大きくものを言ったということだけは忘れないようにしたいと思います。
当日の入場者数14,379人・・・
記念すべき？ジュロブスキー監督の初陣は痛恨のドロー劇で終わりましたが、そもそも火曜日の就任会見から僅か４日間のトレーニングで結果を求めるのはあまりに酷というもの。この日も特に攻撃に転じた時のチグハグさやリスクを恐れたプレーはまだ少なくなく、試合運びの拙さや後半になるととたんに落ちる運動量も相変わらず。試合終盤、自陣ゴール前であれだけ長い時間くぎ付けにされてはどうしようもなく、後半ロスタイムの失点はもはや必然でした。
それでも試合のそこここに今まで全くなかった可能性を感じることが出来たし、チームとして良い方向に向かいだしていることだけは確かです。試合後の楢崎のコメントのとおりポジティブに捉えている暇などなく、また、モチベーションを失った相手チームの出来にも助けられたところもありますが、ここは前向きに「今後につながる試合」としておきたいと思います。
実際に私も昨晩は久しぶりに寝つきの悪い夜を過ごしたわけで、これもそれだけ意味のある試合だったという証拠です。あとはもうこの一戦で手応えを感じたという監督や選手達の言葉を信じ、共に残り７試合に臨んでいくしかございません。気がつけばＪ１連続未勝利記録まであと３試合・・・名古屋の試練は続くのです・・・。
開幕前：信頼→現在：不信
開幕前：愛されたいクラブ宣言→現在：嫌われたいクラブ宣言
開幕前：５人目まで連動するサッカー→現在：５人が最終ラインに張り付くサッカー
開幕前：「待っているのは最高の週末だ！」→現在：「待っているのは最悪の週末だ！」
開幕前：「グランパスでひとつになる幸せ」→現在：「グランパスでバラバラになる不幸」
開幕前：小倉体制で３年以内に優勝→現在：小倉体制は１年ももたず終焉
開幕前：改革元年→現在：改悪元年
開幕前：トヨタの子会社化へ→現在：トヨタの私物化へ
開幕前：闘莉王を構想外も同然で放出→現在：闘莉王を残留の切り札として獲得
開幕前：Don't Look Back In Anger→現在：I Want To Look Back In Anger
開幕前：「NO GRAMPUS NO LIFE」→現在：「NO GRAMPUS GOOD LIFE」
“解任”ではなく“休養”というどこぞのプロ野球チームのようなうやむやな形での発表となったのは、単に契約上の問題やオグへの配慮だけでなく、親会社であるトヨタの顔色を気にしてのことと思われます。些細なことかもしれませんが、こんなことだけでも我々グラサポに対するクラブ側の不誠実ともいえる姿勢がうかがわれるというものです。
そして、今回ここまでの低迷を招いた元凶が、常に矢面に立っていた指揮官や社長ではなく、サッカーのサの字も知らないまま送り込まれ、ただただ自身の体面ばかりを気にかける出向幹部だったということ。結局、懐かしささえ感じるいつぞやの過ちを性懲りも無く繰り返していたわけで、そういう意味では責任が全くないとまでは言えないものの、オグや久米社長にも同情の余地があるのかもしれません。
かくして開幕前にクラブが大みえを切って掲げていた壮大（かつ無理難題？）なプランは１シーズンももたないまま頓挫することとなりました。あとに残ったのは信頼どころか不信感のみで、ファン、サポーターはもちろん、スポンサーや選手達もかようなクラブに義理や愛情など持てるわけもなく、何の躊躇も無いまま見放されるのは必至です。
今回の最大の被害者といってもいい選手達や火中の栗を拾ってくれたジュロヴスキー氏のためにも残り８試合の戦いに期待したいとは思いますが、たとえ奇跡的に残留を果たしたとしても“待っているのはいばらの道”ということだけはクラブに関わる者全員が覚悟しておくべきでしょう。
強豪とはいえないけれど間違いなく実力で上を行くチーム相手になすすべなく完敗。ただ守っているだけでは勝利は遠く、仕方なく攻撃に出ればそのリスクから失点を重ねるというここ最近の名古屋お得意の展開は今節も変わらなかったようでございます。
残念ながらこの日の他会場の結果により来シーズンＪ２で戦う３チームがほぼ見えてきました。はたから見れば絶望的な状況なのかもしれませんが、たとえそれが格好悪いと言われようとも可能性がある限りチームには最後までもがきあがき続けていただき、我々グラサポは選手をバックアップし続けるのみです・・・。
気がつけば明日で2ndステージも折り返しに入り、今シーズンのリーグ戦も残り僅か？９試合。指揮官が目標としてぶち上げた年間勝ち点４０達成にはそれこそ強豪チーム並みの勝率が必要となる名古屋でございます。
聞けば離脱が発表されたシモビッチの他にも永井や明神、そして大武を除くＤＦ陣が揃って欠場の可能性もあるとのこと。もはや冗談でもなんでもなく特別指定選手に登録された宮地君の起用の可能性も出てきました。
対戦相手である柏は強豪チームとはいえず優勝争いにもからんでおりませんが、今の名古屋にとっては全てのＪ１クラブが格上であり互角に戦えるチームなど無いことを考えると、例によって明日もまた当たり前のように“守備だけで手一杯のサッカー”を見せられることになるのでしょう。
ゆえにチームに重荷となるような過剰な期待はせず、ただただここ名古屋の地で（ライバルチームを含めた）試合結果を待ちたいと思います・・・。
当日の入場者数29,508人・・・
1stステージと同様に実力の差がそのまま出た試合となりました・・・分かってはいたことだけど・・・
「スタジアムの外は夏祭り、ピッチでは血祭り」の構図だけは回避できました・・・完敗に変わりはないけど・・・
とりあえず前半４４分までは“善戦”してました・・・結果が出なければ今は何の意味もないけど・・・
今節は開始早々の失点はしませんでした・・・その代わり前後半終了間際にゴールを献上してるけど・・・
この日もまだ守備だけで手一杯という印象でした・・・そのくせ２失点もしてるけど・・・
それなりに攻撃するシーンも見られました・・・その数とアイデアはあまりに少なすぎたけど・・・
遂にシモビッチがベンチからも外れました・・・いないよりましなような気はするけれど・・・
年間勝ち点４０という目標の修正はないようです・・・残り９試合しかないけど・・・
今節も未勝利記録を更新しました・・・Ｊ１記録まであと５戦あるけど・・・
守備に重きを置いた３バック（５バック）にシステムを変更後初となるホームゲーム。悲しいかな明日もまた正真正銘の強豪チームが相手だけに、名古屋は手も足も出なかった前節と同様、否、前節以上に苦戦を強いられることになるのでしょう。
となれば勝ち点３どころか勝ち点１を獲得することさえ難しく、場合によってはショッキングな結果が待っているのかもしれませんが、精一杯戦ってくれるであろう選手達のためにも、現実から逃げることなく私も重い心と体に鞭打って豊スタに参戦し、チームの戦いぶりをこの目で見届けたいと思います。
何の光明も見られず極めて真っ当な内容と結果に終わった一戦に対して特に何も申し上げることはないでしょう。新アシスタントコーチが就任したとはいえ即効性は低く、合気道を取り入れたトレーニングにも疑問符が付くなかで、“負けないだけのサッカー”が頼みの綱であるチームが開始早々に失点しているようでは全くお話になりません。
７１年前に原爆を投下された地でサッカーが出来る幸せをかみしめつつ名古屋は粛々とクラブワースト記録を更新・・・気がつけばＪ１リーグ記録である２１試合連続未勝利まであと６戦・・・名古屋（の指揮官）の試練は続くのです・・・。
サポーターズミーティングが粛々と？行われるもクラブと一部グラサポの溝は埋まらなかったようです・・・
招へいされたジュロブスキー氏がアシスタント・コーチに就任するもベンチ入りはしないそうです・・・
指揮官は年間勝ち点４０を目標に掲げるも時すでに遅いような気がします・・・
合気道を取り入れたトレーニングが必要なのは選手だけではないような気がします・・・
単に“負けないサッカー”だけをやっているようでは勝ち点３など夢のまた夢だと思います・・・
付け焼刃の５バックで大学生チームとの練習試合に臨んだ控え組は完敗に終わったようです・・・
依然として心もとない守備陣のテコ入れとして来季加入内定の宮地君を特別指定選手に登録したそうです・・・
五輪で主力１人を欠くとはいえ正真正銘の強豪である広島有利の状況は全く変わりないと思われます・・・
まして原爆の日にホームで行われる一戦となれば広島は絶対に負けられないと思います・・・
