前半開始早々、本田圭の鮮やかなFKで先制、32分に谷口のゴールで2点目を奪った時は大量得点での理想的な勝利かと思われた。が、この後の日本の追加点はたった1点。前半はまだしも後半は、日曜日の試合から中2日の影響からか多くの選手の運動量が落ち、中盤でパキスタンにボールを奪われては攻め込まれるシーンばかりを見ることになった。
反町監督就任後、正真正銘の格下チームと今回が初めての対戦だったわけだが、自陣に引いて守る相手、情報不足、悪質なファールやそれを見逃すレベルの低い主審の判定に、日本の選手達は精神的な疲労も大きかったような気がする。
また、出場が微妙といわれていた平山が先発しカレンと2トップを組んだが、この日の平山も明らかに精彩を欠いていた。彼を後半までプレーさせたことには疑問を感じるし、そもそも大会前から風邪をひくというのも精神的な甘さがあるのではないか。
大量得点が最も可能とされていた相手に2失点で得失点1点は予想外の結果だったと思う。青山直の負傷と青山敏の退場処分も痛いが、なによりもシリア戦に向けては中2日で戦った選手達のコンディションを整えることが第一だろう。個人的には、現時点でほとんど機能していない平山のベンチスタートを望みます。