久しぶりの瑞穂球技場での試合。私の記憶では'01年、ピクシー・ラストイヤーの開幕戦。対戦相手はJ2から復帰した浦和で、確かあの試合も冷たい雨がそぼ降る中での試合だった。ちなみに試合結果はウェズレイと平岡のゴールで2-0の勝利。
いまだに先週の悪夢を引きずっているというのに、予報では午後からのはずだった雨が開場前から降り出し、なおさら気分が萎える思いだった。チケット完売が伝えられていたホーム側のカテゴリー5。すし詰め状態も?覚悟していたのだが、意外にもゴール裏の芝生席には余裕があった。この天気で予定していた観戦を見合わせたサポーターも多かったのかもしれない。
名古屋は玉田と小川の2トップ。怪我の癒えた吉村が先発復帰、大森と阿部のCBに山口と渡邊が両サイドバックをつとめる4バックで臨んだ。先発復帰が確実と思っていた藤田は怪我が思わしくないのかベンチにも入っていなかった。
試合は開始直後からほぼ互角の展開となったが、前半22分にジョンウのゴールで名古屋が先制。さらに33分には裏へ抜け出したジョンウを古賀が引きずり倒し一発退場。10人となった柏相手に優位に試合を進めることが出来た。後半、9分にはゴール前でのパス回しから小川がJ初ゴールを記録。FWでの起用が当たった小川はサイドバックよりも守備が軽減されたせいか、今日はこれまで以上に積極的なプレーが目立っていた。
試合後のインタビューには小川が呼ばれていたが、今日のMVPはジョンウだったと思う。先制点に加え、古賀を退場に追い込むという大手柄。終盤に津田と交代してピッチを降りたが、その後のチームのバタバタ感を見るにつけ、鹿島戦と同じく彼の存在の大きさを痛感する。
それにしても前節の大敗を受けてのホームでの快勝。名古屋はやはり上位チーム相手だとモチベーションが違うのだろうか。ただし今日は大勝ではなく快勝ということで、とりあえず次節の大敗はないはず?・・・一週間後のアウェイの清水戦に注目。