前半、暑さも手伝って明らかに抑え気味だったアルゼンチン相手に日本の攻撃がそれなりに機能し、フィニッシュまで持っていくシーンも見られた。が、多くの日本のサポーターが想像していたとおり後半はアルゼンチンが本領を発揮、日本が終始押し込まれる一方的な展開に終始。結局、雷雨で中止となり文字通り水を差された形となったが、たとえ続行していたとしても同点ゴールより追加点を決められていた可能性の方が高かったような気がする一方で、残りの時間で日本の選手がどんな姿勢で戦うのかだけでも見たかったというのが多くの方の思いだろうか。
今更言うまでもないことではあるけれど、昨日と同様に本大会では90分の間に訪れるであろう数少ないチャンスで確実にゴールを決めることが出来ない限り、望むような結果を出すことはかなり難しい。そして昨日の結果がそのまま本大会での結果となることも十分考えられるというのが今の五輪日本代表の実力だろう。開幕を前に展開される脳天気な期待にだけは惑わされぬようリアリズムの目を持って健闘を祈ることにしたい。