当日の入場者数25,898人・・・
開幕から1ヶ月も経たずして体調不良や怪我人の続出で早くも選手層の薄さがあらわになり、連戦での選手起用に苦労を強いられている名古屋。注目の“風間ダービー”とはいっても昇格チームとJ1王者の対戦に変わりはなく、チームの成熟度と分厚い選手層を見せつけられて大敗という結果も覚悟していた私ですが、ACLによる疲労の蓄積からか相手が精彩を欠いたこともあって善戦。名古屋が攻勢に出た時間帯では相手ゴール裏を沈黙させるも、終わってみれば天敵に許した唯一のゴールがそのまま決勝点となったのでした・・・。
本調子ではないとはいえ多彩な攻撃を次々と繰り出してくるJ1王者を相手に守備面ではこの日も奮闘を見せてくれました。失点にしても流れの中からのゴールではなく安易に与えたFKからで、リーグ戦4試合で失点3は予想外の?出来でございます。指揮官も口にしているとおり、ここまで僅か4得点と振るわない攻撃面の方がむしろ心配です。
なかでも気がかりなのは3戦連続無得点のまま途中交代を命じられているジョーでしょう。コンディションは開幕時から特に上がっていない印象で、連携面でも相変わらずちぐはぐなシーンが散見。チームメイトも彼の良さを活かすわけでもなく、たびたび前線で孤立する光景には西野体制時のノヴァコビッチを連想してしまいます。
これ以外にもまだまだ多くの課題を抱える名古屋にとって二週間のインターバルはありがたいです。選手層という問題の根本的解決は叶わないものの、離脱した選手の内の何人かは復帰が望めるだろうし、連戦から解放されることでトレーニングにもじっくり臨めそうです。そのなかでジョーとのコンビネーションについても向上を期待したいと思います。
尚、当日はスペシャルゲストとして来日していたジョシュア・ケネディ氏が来場。試合前の挨拶時には懐かしいチャントを聞くこともできました。試合後は「全盛期の彼がいたらこの試合にも勝てたのかなぁ・・・」などと勝手に妄想しつつ帰宅の途についた私でございます・・・。