当日の入場者数62,517人・・・
台風崩れの低気圧の影響により季節外れの悪天候となるなかでこの日は私も老体に鞭打って国立に参戦。帰りの新幹線では三島付近で1時間半以上の運転見合わせに遭遇することとなりましたが、それら諸々の苦労もJリーグ全60チームの頂点に輝く☆を勝ち獲ってくれた選手達のおかげで全て報われたのでした。
昨年、国立で行われた鯱の大祭典と同じ顔合わせとなった一戦は、欠場が濃厚と思われた河面と野上が先発復帰した名古屋が9月のリーグ戦と同様に前線からのハイプレスがはまり前半で2点をリードするも、相手チームの驚異的な粘りにより終わってみれば延長、PK戦までもつれる激闘に。指揮官も指摘していたように90分で試合をクローズ出来ないナイーブな点はいかにも今シーズンの名古屋らしいところでございます。
それでも3大会ぶり2度目のJリーグカップ戴冠を選手達は誇っていいし我々ファミリーも純粋に喜ぶべきでしょう。あれほど縁遠い印象だったルヴァンカップも初優勝した2021年以降はほぼベスト4の常連となっているわけで、これも一度今大会の頂点を経験したがゆえのことと言っていいのではないでしょうか。来シーズンは是非ともV川崎、千葉、鹿島しか成しえていない大会連覇を期待したいです。
この結果を受けてというわけではないのでしょうが、どうやら来シーズンも長谷川監督の続投が濃厚となっているとのこと。一方で選手達にとってはシーズンの疲労蓄積に加えて契約更改等によりピッチ外でも難しい時期となります。監督いわく10月の2試合はこの日のための調整に充てたというリーグ戦ですが、来シーズンにつなげる意味でも残す3試合には内容と結果を求めつつJ1残留を確定していただきたいものです。
当日の入場者数33,587人・・・
朝から雲の多い天候ながら時おり日も差したことでかなりの蒸し暑さとなり、ウォーミングアップ前には予報通りあいにくの空模様となってしまった豊スタでの今シーズン最後の一戦は、名古屋が持ち前の優しさを発揮し降格圏に沈むチーム相手に勝ち点3を贈るという結果に。残念ながら豊スタラストマッチとなるミッチを勝利の花見で送り出すことはかなわず、1995年以来となるクラブ史上最多年間入場者数更新(562,716人)で花を添えるにとどまりました。
ルヴァンカップで負傷した河面に加えて和泉もベンチ外となった名古屋でしたが、立ち上がりから主導権を握り優位に試合が進む状況に油断したのか逆にワンチャンスをものにされ先制点を許すという最悪の展開。反撃を期待した後半も菊池やユンカーのシュートがポストに嫌われる不運もあり無得点のまま三國が退場した終盤には追加点まで献上。試合後にミッチの送別セレモニーが控えていなければこの時点で多くのファミリーが席を立っていたのではないでしょうか。
そんな不甲斐ない内容の試合が災いしたのか、メインイベントともいえたそのセレモニーも、それまで小康状態だった雨が開始時には本降りとなってしまいミッチや同席したご家族には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。泣いても笑っても日本で彼のプレーが見られるのは残り5試合・・・ルヴァンカップ決勝はもちろんですが、残り4試合となったリーグ戦もせめて岐阜で行われるホーム最終戦ぐらいは勝って終えたいもの。まずは三國不在で臨む4日後のG大阪戦に向けて監督及び選手達には最善の対策と準備をしていただきましょう。
当日の入場者数29,081人・・・
勝てる試合を落として連勝がストップした福岡戦から先発5人を入れ替え、現時点で最善と思われる選手起用で臨んだ名古屋が、徳元の八面六臂の活躍もあって3-1で先勝したルヴァンカッププライムラウンド準決勝第1戦から中3日・・・日差しにまだ暑さは感じるものの、ようやく秋らしい天気となった豊スタで行われた第2戦は、多くのファミリーで埋まったホームで敗れるも、名古屋がトータルスコアで勝ち抜き3大会ぶりとなる決勝進出が決定。我々ファミリーはミッチの雄姿をさらに1試合多く見届けることができそうです。
長谷川監督が予想していたとおり、爆発的攻撃力を持つチーム相手に90分をとおして苦戦を強いられる一戦となりました。2点リードで優位に立つ状況が逆にプレッシャーになったのか、名古屋は立ち上がりこそ攻勢を見せるも徐々に受けに回ると、河面の負傷という緊急事態も重なりあっさりと先制点を献上。その後もポゼッションを高める相手に終始押される展開に、思わずアウェー京都戦の悪夢が頭をよぎってしまった私です。後半から投入された山岸のゴールで優位に転じるかと思いきや相手の攻勢に変わりはなく、終わってみればトータルで1点差に詰め寄られつつもなんとか逃げきるという、”らしい内容と結果”で国立行きを決めた名古屋でした。
この日の試合結果により新国立競技場で行われる決勝の対戦相手は川崎を相手に2戦合計6-1で圧勝した新潟に決定。名古屋としては快勝した9/18のリーグ戦が記憶に新しいとはいえ、リベンジに燃える選手のモチベーションは高く、チームとしても対策を講じてくることを考えると、当然のことながらこの日以上に難しく厳しい展開の試合となりそうです。怪我の程度が気になる河面の早期復帰はもちろんのこと、なによりもまず一人の離脱者を出すことなく万全の状態で11/2を迎えたいものです。
当日の入場者数30,529人・・・
27日に発生した台風17号の影響もあり朝からはっきりしない天候ながら猛暑からは解放された豊スタで行われたホーム3連戦最終戦は、降格圏脱出をもくろむチームが見せた名古屋対策に苦しみながらも結果は快勝。ホーム3連戦を全て複数得点、完封勝利で飾り9月の日程を終えた名古屋でした。
前節に引き続き現時点でベストメンバーと思われる布陣で臨んだ名古屋でしたが、試合開始直後こそ良い流れから決定機を作るもその後は生命線となっているプレスを回避する相手の戦い方に苦しみ終始押し込まれる展開に。かような状況にも選手達は冷静に対応し無失点でしのぎ切ると、後半頭からパトリックを投入する采配が当たり先制、追加点が決まる理想的な内容で取りこぼすことなく勝ち点3を積み上げてくれました。
試合前日の長谷川監督のコメントのとおりここ3試合のなかで最も厳しい試合となったわけですが、逆にここで結果を出したことでチームとしてまた大きな自信と確信を得ることになったのではないでしょうか。来月に控えるルヴァンカップ準決勝にもさらに弾みがつくと同時に我々ファミリーの期待もふくらむというものです。
一方でタイトルはもちろんACL出場もほぼ無くなったリーグ戦についてはJ1残留を目指す相手と上位生き残りがかかる相手との対戦を残すこともあって、最後まで厳しい戦いが続くことになりそうです。モチベーションの維持は難しいとは思いますが、ミッチを気持ちよく送り出すために一つでも順位をあげるべく引き続き最良の結果を求めたいところです。
当日の入場者数32,768人・・・
4日前に喫した大敗で先行きが不安視されるも完封勝利で連敗を阻止した新潟戦から中3日・・・台風崩れの熱低と秋雨前線の影響で朝から雨模様だった天候もキックオフ時には回復し日差しも見られる中で始まった試合は、水曜日と同じ先発陣で臨んだ名古屋がこの日も充実した内容を見せて結果も快勝。アウェーゲームのリベンジを果たしつつ5月以来となる連勝で勝ち点3を積み上げ、当面の目標であるJ1残留をさらに確実なものとしました。
名古屋と同様に中3日の連戦ながら新潟より更にハイレベルなボールポゼッションを見せるチーム相手に序盤から苦しむも、たびたび訪れるピンチに冷静に対応し無失点で乗り切るとそれに呼応するかのように得点チャンスを演出。好調を支える永井の技ありのゴールで先制し和泉が追加点を決める理想的な展開で2試合連続完封勝利で3連戦を終えた名古屋でした。
長かった低迷から脱し復調を期待させるチームに安堵する一方で、スーパーハードワークを求められる永井や和泉ら前線3選手の疲労の蓄積も心配されるなかで今週末に控えるホーム3連戦3試合目に臨む名古屋・・・降格圏脱出をもくろむチーム相手との一戦でJ1残留をより確実なものとし、来月に控えるルヴァンカップ準決勝に集中して臨むためにも勝ち点3獲得を望みたいところです。
当日の入場者数10,083人・・・
ただでさえリーグ戦に対するモチベーションが低下するなかで、2連戦で計210分プラスPK戦を消化した心身の疲労に慢心も重なって、今季ワーストとなる4失点で敗れた聖地・国立でのFC東京戦から中3日・・・台風により延期されていた鯱の大祭典3試合目となるリーグ戦に臨んだ名古屋は、4日前のチームとは思えない会心の内容を見せて快勝。土曜日に負った失点分もこの日決まった3ゴールにより早急にチャラとなっております。
公式戦6試合負け無しのチーム相手にこの日も一方的な展開になるかと思いきや、森島に加えて永井や和泉ら機動力に優れる選手を先発起用したことで前線からのプレスが面白いように決まり名古屋がボールを支配し得点チャンスも量産。そのプレスが甘くなった終盤に反撃を食らいながらも相手の不出来に助けられた点は課題といえますが、今の名古屋にはこれが精一杯と考え無失点で終えたことを素直に喜んでおきましょう。
調子のよろしくない相手に大敗したかと思えば好調を維持するチームに快勝した直近2試合でも分かるように、安定さに欠ける点が今シーズンの名古屋の課題であり辛いところでございます。そんな名古屋と同様に残留争い回避を目指す川崎、降格圏脱出を目指す磐田と顔を合わせることになる豊スタでの2試合ははたしていかなる結果となるのでしょうか・・・。
絶好調のチーム相手に見ごたえのある内容を見せるも結果は0-1で敗れた第1戦から中3日・・・圧倒的不利な状況のなか敵地に乗り込んで臨んだ第2戦でしたが、ネガティブな私の予想に反して”Never Give Up for the Win”の姿勢を貫く内容と気迫でしぶとくPK戦にまで持ち込み、名古屋が2年連続となるベスト4進出を決めてくれました。
ファミリーの願いもむなしく山岸が怪我で欠場となるも、第1戦で温存したパトリックと山中を先発起用する采配が見事に当たりマストだった先制に成功すると、その後も粘り強く戦いトータルスコア1-1を維持。延長前半にセーブ不可能なFKで勝ち越される状況にも諦めることなく永井の頑張りで再び振り出しに戻すと、その勢いそのままに”ミッチ劇場”でPK戦を制した名古屋でした。
第1戦終了後に永井が不敵な笑みでコメントを残しているように、選手達はその戦い方にかなりの手応えを得ていたと思われます。この日も苦戦はしたもののピッチに立った選手全員が同じ思いとベクトルをもって戦うことができていたのではないでしょうか。また、延長及びPK戦をある程度見据えていた名古屋に対して広島はおそらく180分で決着をつけたかったはずで、それが精神的にも影響し結果につながったのかもしれません。
この日の試合結果により来月9日と13日に行われる準決勝に臨む名古屋の対戦相手は横浜FMに決定。7月に英断した監督交代が功を奏しここにきて復調の兆しが見られるチームだけに、間違いなく準々決勝と同様に厳しい戦いとなるでしょう。豊スタで行われる13日の第2戦を名古屋がどのような状況で迎えることになるのか・・・今シーズン残された唯一のタイトル獲得(とJ1残留)のために、なによりもまず選手の怪我による離脱だけはご勘弁願いたいものです・・・。
当日の入場者数11,918人・・・
内容、結果共に完敗を喫した第27節の記憶も新しく、目下リーグ戦7戦負け無しで首位に立つ絶好調のチーム相手に対し、中9日のインターバルが今の名古屋に優位に働くとはとても思えず、当然のようにリーグ戦の再現を覚悟していた私でしたが、この日は終始ボールこそ支配されながらも拮抗した展開となる予想外の一戦となりました。
リーグ戦の反省からこの日は攻守において事前の分析と対策が見てとれ、選手達もそれを忠実に遂行したことでリーグ戦とは別のチームのように戦うことができていたと思います。ただ、残念ながらそんな善戦もおよばず、二度のゴールがオフサイド判定となった名古屋とはうらはらに、少ないチャンスの中でも隙を見逃さない相手に決勝点を決められてしまったように、終わってみればこの一戦でもチームの勢いの差を見せつけられる結果となりました。
ホームで敗れたことで180分で決着をつけるには複数得点がマストとなり、限りなく不利な状況で第2戦に臨む名古屋としては、延長、PK戦を含めてまずはこの日とれなかった先制点が鍵となりそうです。試合後、病院に直行したという山岸の怪我が大事に至らないことを願いつつ、アウェーでの一戦に一縷の望みを託したいと思います。
課題である得点力に改善の兆しは見られず、水曜日の天皇杯から中2日で臨む相手に守勢にまわるなか、ケネディの好守における活躍で6ポインターを制した湘南戦から一週間・・・のインターバルで行われるはずだった鯱の大祭典3試合目の新潟戦が安全を考慮し前日の段階で中止に。迷走を極めている今回の台風10号は既に列島の広い範囲で被害を出しているだけにこの中止決定には文句など言えません。J1ではこの他にも3試合が同様の決定が下されていることからもその影響の大きさが分かるというものです。
翌日にはクラブから代替え日が発表となっており天皇杯準々決勝が行われる来月18日に決定。青息吐息ながらアウェーで勝利した勢いに乗って戦った方がよかったのか、はたまた首位の町田から勝ち点2を奪い取る粘り強さを見せている新潟との対戦を回避した方がよかったのかは神のみが知るところでございます。それよりなにより9月は本格的な台風シーズンだけにこの試合が再び中止にならないよう願いたいものです・・・。
名古屋ではベンゲル監督時代に在籍したアルー以来となるアフリカ人FWを獲得。アーセナルでの活躍が思い出深いアデバヨールと同じトーゴ出身の現在21歳、UAEのクラブに所属していたこと以外に詳しい情報はなく、その年齢からすると目立った実績は特にないものと思われます。名古屋のFW陣ではユンカーに続いて永井も湘南戦で復帰をはたしていて、今シーズン初めて主力4人が揃い踏みした現状を考えると即戦力というよりは将来を見据えての補強なのかもしれません。
そうはいっても依然として得点力不足でもがき苦しんでいる名古屋だけに我々ファミリーの期待は嫌でも高まるというもの。かといって目覚ましい活躍を見せればあっという間にステップアップで去ってしまうのが昨今のJリーグの流れだけに悩ましいところです。日本語、英語、ポルトガル語に加えてスペイン語とフランス語がチーム内で飛び交うことになる今シーズンの名古屋にはたしてV字回復は訪れるのでしょうか・・・。