赤鯱にこんがらがって

再び真の強豪クラブを目指す名古屋グランパス・・・
J1、そしてアジアの頂点を目指すべく共に戦おう!!

ナビスコ杯グループリーグ 名古屋3-2仙台

2015年03月29日 | 名古屋グランパス

 当日の入場者数6,918人・・・
 
 
主力FW3人や離脱中の大武、怪我あがりのダニルソンに加えて事情は不明ながら泰士までも欠場。ベンチ要員として代表合宿参加中の考起を急きょ呼び戻すなど、まさに総力戦で臨むこととなった名古屋。そんな相手のチーム事情に油断をしたのか、はたまた夏を思わせるような敵地の暑さに面食らったのか、攻守において精彩を欠く入り方をしてしまった仙台を相手に前半26分までに3ゴールが決まるという予想外の展開となりました。

 その後は本来のチーム力の差が露呈したかのように仙台に主導権を握られ、さらに攻勢をかけて臨んできた後半立ち上がりにはお約束のCKから立て続けに2失点を献上。後ろ向きな私は引分けどころか逆転劇さえ覚悟するも、珍しく?交代枠をフルに使って1点差のまま逃げ切りに成功。この試合で名古屋が与えた15本というCKの数字が示すように終わってみればヒヤヒヤものの辛勝でした。

 かように青息吐息で手にした結果がそのままリーグ戦につながるのかどうかは分かりませんが、それでも若手及び控え選手がこの日見せた活躍が主力陣にとって少しでも刺激になってくれれば幸いです。ホーム公式戦初勝利の余韻に浸る間もなく金曜日には中5日でG大阪戦、リーグ戦初勝利に向けて名古屋の試練は続きます・・・。


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ナビスコ杯グループリーグ 仙台戦前日・・・

2015年03月27日 | 名古屋グランパス

 今シーズン公式戦未勝利とはいえチーム力で勝る相手に付け焼刃の新布陣で臨むも機能せず、引分けが精一杯の結果に終わった鹿島戦から中5日、来年度から名称が変更となる“名古屋市瑞穂陸上競技場”にてナビスコ杯グループリーグ第2節仙台戦に臨む名古屋です・・・。

 赤嶺や角田ら主力選手を含めた大幅な選手の入れ替えで若返りを図った仙台はリーグ戦は1勝2分、ナビスコ杯も白星スタートとここまで負け無し。名古屋とは対照的に新加入の渡部や金園もチームにフィットし、ぶれることなく自分たちのサッカーが体現できているようです。明日は連戦の疲労を心配する必要もなくベストメンバーの起用が可能で、当然のことながら勝ち点3を目標として瑞穂に乗り込んでくると思われます。

 対する名古屋は代表招集のため前線の主力選手3人が不在となるのに加え大武が長期離脱したこともあり、FW陣だけでなくDF陣もターンオーバーどころか総力戦を強いられる事態となっております。特にFWは戦力ダウンが避けられない状況で、先発候補として名前が挙がっている松田力やグスタボも相当の奮起が必要でしょう。特に松田力はここまでベンチ入りはするも出場機会を全く与えられていないこともあり、明日は是非そのうっぷんを晴らしていただきたいと思います。

 ホームで苦しんだ昨シーズンでさえ公式戦2戦目にして初勝利をあげているというのに今シーズンは未だホームで未勝利の名古屋。来週金曜日のリーグ戦につなげるためとか、グループリーグ連勝とかではなく、純粋にホームで勝ち試合を早く見たいというのが今の私の素直な気持ちです。逆境のなかでの戦いに臨む名古屋の明日の試合結果はいかに・・・。


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J1リーグ1stステージ第3節 名古屋1-1鹿島

2015年03月23日 | 名古屋グランパス

 当日の入場者数16,053人・・・
 
 スロベニア代表FWのプライドと川崎戦で結果を出した控えFWの
モチベーションに配慮したのか?西野監督は水曜日のカップ戦後半に見せたノヴァと堅碁を共存させる布陣を選択するもこれが見事に失敗。実戦で15分間程採用しただけの戦い方が不振とはいえ地力で勝る鹿島に通用するわけもなく、当然のことながら試合は終始相手のペースで進む展開となりました。

 名古屋は遅行、速攻共に中途半端な印象でチームが機能したとは言い難く、苦し紛れで前線に上げるクロスも可能性の感じられないボールばかりで、逆に2戦続けて古巣対決となる選手に先制ゴールを献上する始末。終盤に相手の運動量が落ちたことで攻勢を見せるも肝心のゴールはCKから貴章が決めた1点のみ。

 それでも今の名古屋の状況を冷静に考えて、0-1のまま負けていてもおかしくない試合で勝ち点1を拾ったこの結果を前向きに受け止めるべき・・・と、自分に言い聞かせながら家路についた私です。尚、この日ベンチにも入らなかった大武は前日の練習で負傷していたとのことで、本日クラブより全治2か月との診断結果が発表・・・名古屋の厳しい試練は当分続くようです・・・。


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J1リーグ1stステージ第3節 鹿島戦前日・・・

2015年03月21日 | 名古屋グランパス

 結果を出していた昨シーズン終盤の戦い方がはまりチームは水を得た魚のように機能。実力上位チーム相手に逆転勝利をおさめたナビスコ杯川崎戦から中3日、ホームでの公式戦初勝利を目指してリーグ戦1stステージ第3節鹿島戦に臨む名古屋です・・・。

 課題だった世代交代にもめどが立ち昨シーズンはリーグ戦3位に躍進、タイトル獲得に向け満を持して迎えたはずの今シーズンの鹿島ですがACLは未勝利のままふるわず、そのACLによる過密日程の影響なのかリーグ戦も開幕2連敗というまさかのスタートとなっております。水曜日にアウェーで行われたACL広州戦も一時はリードしながら3-4で敗戦。過密日程のなかほぼベストメンバーで臨みながらのこの結果は肉体的にも精神的にも辛いと思われます。とはいえ名古屋より戦い方が確立されている実力上位のチームであることに何ら変わりはなく、明日もまた当然のように苦戦を強いられる試合になることが予想されます。

 対する名古屋は内容、結果共に満足できる試合となった川崎戦を受けて西野監督がどのような選手起用をし、どのような戦い方で臨むのかが最大の注目ポイントでしょうか。控え選手が活躍したことで刺激を受けているであろう楢崎、牟田、ノヴァコ達はもちろん、5年ぶりの代表招集となった永井とバックアップメンバーに入った堅碁のモチベーションにも期待したいところです。

 心配される中3日の疲労については鹿島も同じで“移動距離”という点ではむしろ名古屋にアドバンテージとなるはずだし、していただかなければいけません。しかも明日は名古屋のホームゲームです。昨年は完全に鬼門化してしまった嫌な記憶を完全に消し去るために、私も4月から名称が“パロマ瑞穂競技場”に変更になる“名古屋市瑞穂陸上競技場”に参戦し全力でサポートしたいと思います。


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ナビスコ杯グループリーグ 川崎1-3名古屋

2015年03月19日 | 名古屋グランパス

 この日は日本代表新監督が視察に訪れていたことで、普段ならこの大会など黙殺する一般のスポーツニュースもこの一戦を映像付きでとり上げる身の入れよう。もしかしたらモチベーションが上がっていたのはピッチ上の選手達よりもメディアの皆様の方だったのかも・・・。

 ほぼベストメンバーで迎え撃つ川崎に対して甲府戦からGKを含め4人を入れ替えて臨んだ名古屋。試合開始12分で先制を許した時(しかもセットープレーから・・・)は今シーズン最初の惨敗劇をも覚悟しましたが、西野監督の狙い通りに4-1-4-1の堅守速攻が決まってまさかの?逆転勝利となりました。

 牟田に代わって先発した大武はもちろん、怪我から復帰した貴章がサイドハーフのポジションで存在感を見せ、、久しぶりの公式戦出場となった義成も準備を怠ることなく好セーブを連発したようで頼もしい限り。一方で今シーズンのキーマンとなるべきノヴァコを温存、結果が出ていた昨シーズンの戦い方を踏襲しての勝利に複雑な思いを抱くのも確かです。

 かように本来目指しているサッカーを体現するという課題は残ったままですが、それでも今の名古屋にとってこの勝利が持つ意味は大きいし、当然のことながらこれを自信にしない手はありません。監督や選手達にはこの試合でつかんだ手応えやヒントを無駄にすることなく必ず活かしていただきましょう。私もこれで日曜日のリーグ戦にも多少なりとも期待を持って臨むことができそうです・・・。


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ナビスコ杯グループリーグ 川崎戦前日・・・

2015年03月17日 | 名古屋グランパス

 目指すサッカーを忠実に実践するチームを相手に目指すサッカーの片りんさえ見せることなく敗れた甲府戦から中3日、先行きに不安を残したままナビスコ杯グループリーグ第1節川崎戦に臨む名古屋です・・・。

 名古屋が入ったグループBは川崎、仙台、山形、横浜FM、清水、神戸という顔ぶれとになっている今年のナビスコ杯ですが、残念ながら今の名古屋に勝ち星が計算できるチームなど一つもございません。明日の対戦相手の川崎はグループの中で最も実力があり1位突破最有力候補とされるチーム。リーグ戦から中3日の日程でどのようなメンバー構成で臨んでくるかは不明ですが、少なくとも名古屋より高い次元で戦い方が確立されているチームであり、相性の悪い敵地での戦いでもあることから苦戦は必至です。前日には選手達が自主的に話し合いを行っていることでも分かるようにタイトル獲得に向けてモチベーションは相当に高いと思われます。

 対する名古屋は甲府戦で負傷退場しているダニルソンの回復具合も気になるなかで、中3日の疲労を考慮してメンバーの入れ替えを図るのか、はたまたチームの熟成を優先して主力メンバーで臨むのかが興味深いところ。一時帰国が発表されたレアンドロについては悔やんでも仕方ないし、「今シーズンはいないもの」と覚悟して戦っていくしかないでしょう。個人的にはベンチ入りしても出場機会が巡ってこない選手達のためにも、昨シーズンの初戦のように若手及び控え選手を中心に起用するのもまた一考かと思っております。

 かようなチーム状況ゆえ明日はたとえ最良の結果が得られなくても監督と選手が何らかの手応えを感じていただければ上出来でしょう。そうすれば少なくともそれを足がかりにして日曜日のリーグ戦に臨むことが出来るというものです。お願いですから新たな怪我人だけは本当にご勘弁を・・・。


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J1リーグ1stステージ第2節 甲府1-0名古屋

2015年03月15日 | 名古屋グランパス

 生中継されたNHK総合TVにて観戦。名古屋は堅守速攻に徹しゴール前をぶ厚く守る相手チームの術中に見事にはまり昨シーズンのリベンジどころか何の爪痕も残せないまま敗戦。とにかくこの日は開幕戦に輪をかけてチームが全く機能しませんでした。

 そんな状況に陥っているにもかかわらず選手達に打開のための工夫は見られず、指揮官も川又の投入以外に何の策も講じられないという体たらく。極めつけが繰り返されるセットプレーからの失点で、決勝点となったそのFKを決めた選手が名古屋のSBとのレベルの違いを見せていた阿部翔平君だったというのもまた皮肉なものでございます。

 この日唯一の光明となった貴章のベンチ入りを心の拠り所にしようにも入れ替わるようにダニルソンがこの試合で負傷退場、同日夜にはレアンドロの一時帰国も発表されていて、チームはマイナスからのスタートとなった一年前に逆戻りしてしまった印象です。隼磨のいる松本戦に続いて阿部翔のいる甲府戦でも結果が出なかった名古屋・・・次節、金崎夢生が加入した鹿島戦の結果はいかに・・・。


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J1リーグ1stステージ第2節 甲府戦前日・・・

2015年03月13日 | 名古屋グランパス

 J1初昇格チームの松本を相手に終始先行を許す展開に恥も外聞も捨てた?戦い方でかろうじて引分けに持ち込むも、チーム再建途中という現実を再確認させられるだけの試合となったホーム開幕戦から一週間、シーズン初勝利を目指し粛々と1stステージ第2節甲府戦に臨む名古屋です・・・。

 J1リーグ2年目となる今シーズンから新体制で臨む甲府は新外国人3選手を含む13人が加入したとはいえ攻守の中心選手3人が抜けた穴は大きく戦力ダウンは否めないとの指摘も。目標であるJ1残留を託された樋口新監督にとっても資金とタレントが揃っていた横浜FMとは対照的なクラブだけに苦難や苦労は少なくないと思われます。広島とのアウェー開幕戦は0-2で完敗していることもあり、ファン、サポーターのためにも明日のホーム開幕戦ではなんとしても勝利という結果を出しておきたいところでしょう。

 一方、開幕戦で勝利を逃した名古屋としてもその思いは同じ。と、同時に明日は昨シーズン精彩を欠いた内容で完封負けを喫した敵地でのリベンジも求められる試合となりました。幸い新たな怪我人こそ出ていないものの、引き続きレアンドロと貴章の欠場は濃厚となっております。ただ、これも裏を返せば若手及び控え選手達にチャンスが与え続けられることになるわけで、クラブの将来のためにはむしろこの状況を歓迎すべきなのかもしれません。

 また、チームの完成度は道半ばという状況ながら、レアンドロに代わって開幕戦先発出場を果たした小屋松はプロ初ゴールを記録、ノヴァコヴィッチも持ち味を発揮して与えられた仕事を全う、闘莉王も前線起用に結果で応えているように個として光明が見えている点はプラスと考えたいところです。今節も選手達が与えられた使命を全うし全力を尽くして戦ってくれることを信じつつ、ここ名古屋の地で吉報を待ちたいと思います。


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J1リーグ1stステージ第1節 名古屋3-3松本

2015年03月08日 | 名古屋グランパス

 当日の入場者数33,558人・・・
 
 この試合でめでたく豊スタでの開幕戦最多入場者数を更新したそうで、これもひとえに長野から多数お越しいただいた松本のファン、サポーターの皆様方のおかげでございます。最上段まで埋まったアウェーゴール裏だけでなくメイン及びバックスタンドの一部に集結した観客も一体となってタオマフが振られる光景は壮観でした・・・。

 名古屋は二週間前のPSM岐阜戦ほど酷くはなかったものの、理想とするサッカーには遠く及ばない出来に終始。課題の多い内容で引分けに終わり相手の指揮官から「おおざっぱな戦い方」と評されてしまった昨年のホーム徳島戦のような試合でした。クローズアップされがちな闘莉王のPK失敗にしても悔やむべきはむしろ警戒していたはずのセットプレーからあっさり献上した2ゴールの方でしょう。

 そして今シーズンもまたベンチにアクセントを付けられる選手が不在なのかこの日の交代出場は川又のみ。J1初昇格チーム相手に劣勢を強いられる展開に最優先でとられた打開策が闘莉王の前線起用というのはあまりにも寂しすぎます。おそらく松本はこの試合でJ1の厳しさは実感したのかもしれませんが、名古屋に対してはさほど怖さは感じていないのではないでしょうか。

 PSM岐阜戦と同様、試合終了とともに本降りとなった雨のなか名古屋の今シーズンの先行きに不安を覚えつつ重い足取りで帰途についた私でした・・・。


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J1リーグ1stステージ開幕戦前日・・・

2015年03月06日 | 名古屋グランパス

後輩:しぇ、しぇ、しぇ、しぇんぱーい!西野体制2年目となる名古屋グランパスの'15シーズンがいよいよ明日開幕となりまーす!!久米GM言うところの第3次中期計画の2年目でもある今年こそは本当の意味で期待と飛躍を感じさせる1年にしたいですね。
しぇんぱい:賛否両論あるなかで2ステージ制が復活採用されるという点でも興味深いシーズンとなりそうだな。
後輩:えー、まずは例年どおり昨シーズンを振り返っておきますか?
しぇんぱい:去年の総括は天皇杯も含めて年末の会話でほとんど済んでるから今回はいいんじゃないのか。
後輩:俺達グラサポとしては最終節の浦和戦を語らないわけにはいかないのではないかと・・・
しぇんぱい:浦和戦か・・・完全アウェーで苦戦が予想されるなかシーズン3度目の連勝で締めくくり順位も前年より一つ上げて10位でフィニッシュ・・・これでいいのか?
後輩:・・・・・相性の悪い敵地で相手の優勝がかかった一戦でしたが、開始早々に先制を許したり、闘莉王が負傷退場したり、不可解な判定で川又のゴールが取り消されたり、それこそ広島戦の二の舞になってしまってもおかしくない要素が揃うなか、牟田のプロ初ゴールで同点に追いついただけでなく、終了間際に永井の決勝ゴールが決まるという劇的勝利で目の前での胴上げを阻止してくれました。
しぇんぱい:辛いシーズンを送ったグラサポの心も多少は癒されたよな。
後輩:・・・・・多少どころか年末年始はあの録画を酒の肴にして存分に楽しませてもらいましたよ。
しぇんぱい:ただ、あの勝利もまた相手の不甲斐なさに助けられた部分が大きかったよな。4月の豊スタで見せつけられたような自信やアグレッシブさが浦和に全く感じられなかったぞ。
後輩:・・・・・それでもホーム最終戦も含めて名古屋にとって今シーズンにつながる試合になったと思いますけど。
しぇんぱい:逆に胴上げを見せつけられた方がもっと良かったりして。
後輩:・・・・・最終的にリーグ優勝は名古屋のアシストのおかげでG大阪となってます。
しぇんぱい:G大阪は結局国内タイトル三冠を達成してるな。
後輩:中断期間入りした6月の時点では名古屋より下の降格圏内でしたからねぇ・・・。
しぇんぱい:名古屋には実力も運も持ち合わせていなかったということだ。
後輩:・・・・・逆に降格組は徳島とC大阪、大宮となりました。
しぇんぱい:名古屋にとって比較的相性の良かったC大阪と大宮の降格は残念だ。
後輩:C大阪には玉田も移籍しましたし、なんとか1年で復帰してくれることを祈りましょう。
しぇんぱい:相性がキープされる保証はないけどな。
後輩:・・・・・えー、総括はこれぐらいにして今シーズンの話にします。まず今年の戦力をあらためて整理しておくと直志、玉田、ケネディの他にヘジスとチアゴが契約満了で退団、眞紀人は水戸へ完全移籍、また刀根は長崎へ期限付移籍となってます。
しぇんぱい:岐阜へレンタルされてた水野もそのまま完全移籍となってるな。
後輩:去年、即戦力として補強した選手でチームに残ってるのは松田と野田で、シーズンをとおして戦力となったのは松田ただ1人です。
しぇんぱい:その松田にしても物足りない出来に終わってるからな。
後輩:・・・・・名古屋関連の選手では徳島の千代反田充、千葉の山口慶、熊本の原田拓が現役引退、千代反田は名古屋のスクールコーチに就任してますね。
しぇんぱい:FC刈谷の高橋良太も現役引退を表明、一昨年引退してた諸江健太が金沢のアンバサダーに就任してるぞ。
後輩:他に松永秀樹氏がチーム統括部テクニカルダイレクターとして、栃木で現役を終えていた米山篤志も千代反田と同じくスクールコーチとして名古屋に戻ってきてます。
しぇんぱい:久米GMもスタッフの名古屋OB化を着々と進めてるな。
後輩:新戦力としては既に発表済みの大武峻の他に清水からノヴァコヴィッチを完全移籍で獲得、千葉からは竹内彬、大分に期限付移籍してた田中輝希を復帰させてます。
しぇんぱい:去年の夏にレアンドロと川又の獲得のため予算を前倒したということで、予想通り最小限の補強に留まってるな。
後輩:今回はユースからの昇格も無かったですし、先輩がリクエストしていたSBを本職とする選手の獲得も残念ながらありませんでしたね。
しぇんぱい:ただでさえ人材が不足してるポジションだからなぁ・・・。
後輩:その代わりといってはなんですがFWの輝希が自らコンバートを志願して右SBでレギュラー入りを狙ってるようです。
しぇんぱい:大分でも同ポジションで起用されて田坂監督の評価も高かったみたいだけにちょっと楽しみだ。
後輩:5年ぶりの名古屋復帰となる竹内もSBを経験済みですからね。注目のノヴァコヴィッチについては?
しぇんぱい:35歳という年齢と代表招集時の不在や疲労がちょっと気になるけど、ケネディの穴を埋める選手として実力や実績は十分だしとりあえず納得できる補強だろ。
後輩:西野監督が久米GMに獲得を熱望したそうで・・・
しぇんぱい:名古屋の天敵が一人減らせるからか?
後輩:・・・・・既に実力が証明済みの大武と共に確実に即戦力として活躍してくれそうですよね。既に冒頭で話が出ちゃいましたけど今シーズンの最大の注目点である2ステージ制の再導入についてはどうです?
しぇんぱい:ステージ優勝したチームならまだしも年間勝ち点3位のチームがチャンピオンになっちゃうっていうのはどうなんだ?
後輩:・・・・・前後期でステージ優勝した2チームと年間勝ち点2位と3位のチームがトーナメント形式の試合を行い、そこで勝ち上がったチームがチャンピオンシップに出場して最終的に年間勝ち点1位のチームと対戦し年間王者を決定する・・・って、言葉だけで説明されてもいまいち理解できないんですけどね。
しぇんぱい:シーズン後半はステージ用と年間用と常に2つの順位表が存在するわけだよな。
後輩:ライトなファンはかえって混乱しますよね。
しぇんぱい:まあ、多くのライトなファンや一般のメディアが実際に興味を持って注目するのは天皇杯と同じようにポストシーズンの決勝戦だけなんだろうし、結局レギュラーシーズンはこれまでと同じくコアなファン・サポーターで盛り上げることになるんじゃないのかな。
後輩:ポストシーズン導入の恩恵でプラス約10億円のスポンサー収入が見込めるそうで・・・
しぇんぱい:それが改革の最大の目的だったとつっこまても仕方がない金額だよな。
後輩:・・・・・クラブとしては短期決戦型か1シーズン型の戦い方を選択する必要がありますね。
しぇんぱい:年間勝ち点1位のチームが無条件でチャンピオンシップ決勝にシードされることを考えると、多くのクラブが1シーズン型の戦い方をしつつステージ優勝を副産物的に狙ってくるんじゃないのかな。
後輩:西野監督もシーズンを通した成績で上位を目指すと明言してます。
しぇんぱい:それより心配なのは試合数が増えた分、カップ戦を含めて日程がハードになってることだ。
後輩:第2ステージ最終節が11月22日ですからね。
しぇんぱい:逆に優勝も降格も無くなったクラブはそれだけ長いオフシーズンになるわけだな。
後輩:・・・・・そんなタフなシーズンに臨むにあたって名古屋は1月末から3年続けてタイでのキャンプを行っていて、ここでは体力強化が中心のトレーニングとなったようです。
しぇんぱい:そんなこともあって地元チームとの練習試合は物足りない内容に終わったみたいだな。
後輩:・・・・・疲労の影響はかなり大きかったんじゃないかと。収穫として西野監督は輝希と小屋松の名前を挙げてますね。
しぇんぱい:特に輝希の右SBには手応えを感じてるみたいだな。
後輩:続く沖縄で行われたキャンプでは戦術に重きを置いたトレーニングとなったようで、練習試合もFC琉球、川崎など計4試合行ってます。
しぇんぱい:今年はタイキャンプからシステムと主力メンバーを固定してるよな。
後輩:西野監督曰くあえて線引きをしてサブメンバーの反応やアピールを待っているとのことです。
しぇんぱい:悲しいかな主力を脅かすような選手は出てきていないみたいだ。
後輩:・・・・・それでも手探り状態で始まった去年と違ってチームの仕上がりに手応えは感じているようです。
しぇんぱい:岐阜とのプレシーズンマッチは逆転勝利という結果とは裏腹に先が思いやられる内容だったぞ。
後輩:先輩のことですから内容が良ければ良かったで「課題が見つかった方が・・・」とかネガティブなこと言うんでしょう?
しぇんぱい:よく分かってるじゃないか。
後輩:・・・・・先週末に非公開で行われた磐田との練習試合も1-0で勝ってはいますが内容は乏しかったようで、たしかに気がかりなところではありますけど・・・
しぇんぱい:無失点に抑えた守備はともかく攻撃面では1トップから2トップに変更して臨んだもののあまり改善は見られなかったらしいな。
後輩:レアンドロと貴章が怪我で欠場、好調をキープしてこの試合でもゴールを決めた青木が翌日のU-18戦の負傷で長期離脱となってます。
しぇんぱい:ノヴァも戦術にフィットするまでまだちょっと時間がかかりそうだし、なんだか昨シーズン終盤からの上積みどころか1年前に逆戻りしちゃった印象だな。
後輩:・・・・・年末の会話で先輩は西野監督の手腕に少々疑問を感じてるとのことでしたが、それは今も変わってませんか?
しぇんぱい:その件については年末に出た某雑誌の西野監督のインタビューを読んでちょっと反省してるんだ。
後輩:泰士が表紙を飾った『フットボールサミット第26回』ですね。
しぇんぱい:現状のメンバーでポゼッションサッカーなど不可能だとか、チームがまだ幼い状態で土台もしっかりしていないとか、スタイルや戦い方を確立できなかったとか素直に認めてて、とりあえずチームの現状を把握してることだけは確認できたんで良かったよ。
後輩:素人が偉そうに口を出すまでもないと。
しぇんぱい:考えてみれば当然のことだよな。
後輩:むしろ試練満載のこの状況を歓迎する発言もしてましたね。G大阪時代に何もしなくても結果がついてきた時期は逆につまらなかったそうで。
しぇんぱい:指揮官だけが満足してチームが低迷したままになってもらっちゃ困るんだけどさ。
後輩:・・・・・指揮官といえば胡散臭いことになってた日本代表の指揮官が先月ついに解任となってますけど。
しぇんぱい:代表に関しては例によってろくにフォローしてないんでノーコメントだけど、素朴な疑問として仮にあれが日本人監督だったらはたしてアジアカップで指揮をとらせたのか、代表選手だったら招集されてたのか、協会のお偉いさん方に是非聞いてみたいものだ。
後輩:・・・・・次期監督にしても候補に挙がっている名前を見ると全く一貫性が感じられませんね。
しぇんぱい:とりあえず欧州出身の有名外国人監督なら誰でもいいって感じだよな。
後輩:どうやらオシム氏が太鼓判を押したこともあって同じボスニア・ヘルツェゴビナ出身のバヒド・ハリルホジッチ氏の就任が決定的となってます。
しぇんぱい:たしかトゥルシエ監督の時も同郷であるベンゲルの助言で決まったんだよな。
後輩:・・・・・。
しぇんぱい:いずれにしても監督が変わることでチーム作りはまたゼロからのスタートになるわけで、結局アジアカップで1人も招集されなかった名古屋の選手達の代表入りへのモチベーションは逆に上がってるんじゃないのかな。
後輩:で、明日の開幕戦です。対戦相手はJ1初昇格を果たした松本山雅FCです。
しぇんぱい:去年の最終戦に続いて開幕戦もまた難しい相手になっちゃったな。
後輩:でも、あくまで相手はJ1初参戦のチームであって、オリジナル10のプライドにかけて絶対負けるわけにいきませんよ。
しぇんぱい:去年、ホームで徳島に引分けてるクラブのサポーターがそんなこと言っちゃっていいのか?
後輩:・・・・・松本は得点源となっていた中心選手を含めて12人が退団、鳥栖のDF坂井、北九州のFW池本、ブラジル人FWオビナなど計15人が加入して、メンバーが去年から大幅に入れ替わってますね。
しぇんぱい:主力の引き抜きやレンタル終了等で別のチームになってしまう点は昇格チームの辛いところだよな。
後輩:そんななかでシーズン序盤の出場は難しいといわれていた隼磨も脅威の回復力でチーム始動日から元気に合流してて、どうやら明日はいきなり古巣対決が実現しそうです。
しぇんぱい:松本の試合は昇格を決めた福岡戦をTVで一試合観ただけだけど、隼磨1人だけが別次元のプレーを見せてただけにチームメイトは心強いと思うぞ。
後輩:名古屋とは豊スポでの練習試合で何回か対戦してますが公式戦では初顔合わせですね。
しぇんぱい:天皇杯ではJ1チーム相手に番狂わせも起こしてるんだよな。
後輩:・・・・・半数近くの選手が入れ替わってるだけにチームとしての完成度が気になるところです。
しぇんぱい:それでも組織的守備の整備は順調に進んでるようで、先月行われたプレーシーズンマッチでは横浜FM相手に完封勝利してるぞ。
後輩:あれは対戦相手の横浜FMの出来が悪すぎたらしいですし、松本も攻撃面においてはまだ課題が少なくなかったようです。
しぇんぱい:その点は名古屋も同じじゃないか。
後輩
:・・・・・明日は貴章に代わって右SBには竹内の起用が濃厚、古傷の回復が心配されていたレアンドロはなんとか間に合ったようです。
しぇんぱい:最終ラインにDFが4人並ぶわけだ。
後輩:・・・・・竹内には'08年の開幕戦のようにアシストを期待しましょう。
しぇんぱい:明日は長野からサポーターも大勢やってくるみたいだし、チームを勢いに乗せてしまうとやっかいなことになると思うんで、名古屋としては先制点を許すことだけは絶対に避けたいな。
後輩:できればこちらが早い時間帯に先制点をとってしまいたいです。
しぇんぱい:ハードワークが自慢の松本に試合終盤の疲労はあまり期待できそうもないしな。
後輩:・・・・・。
しぇんぱい:明日は去年鬼門となってしまった豊スタだけど大丈夫だよな・・・。
後輩:それはホーム最終戦でクリアしてるはずです。
しぇんぱい:余計なプレッシャーにならなければいいんだけど・・・
後輩:・・・・・明日は前座のOBマッチが直志の引退試合として予定されてますね。
しぇんぱい:一昨年夏のOBマッチと違って今回はピクシー引退後に加入した選手達を中心に呼ばれてるな。
後輩:大森先生や酒井友之、海本幸治郎、藤田泰成、原竜太・・・その他本当に懐かしい面々が集まってくれます。
しぇんぱい:中でもピチブーやヨンセンとの再会は楽しみだ。
後輩:ヴァスティッチやパナディッチやマルケスにも会いたかったなぁ。
しぇんぱい:あと、ルイゾンとかな。
後輩:・・・・・えー、続く第2節のアウェー開幕戦はめでたく残留を果たしJ1リーグ2年目に臨む甲府です。
しぇんぱい:その後は鹿島、G大阪、広島と序盤から強豪相手の試合が続くな・・・
後輩:2連勝で勢いをつけていいスタートを切って迎えたいところですね。
しぇんぱい:甲府にしても去年1勝2敗と苦戦を強いられてて決して容易い相手ではないぞ。
後輩:・・・・・ところで今シーズンから着用する新ユニフォームはどうです?一部には“浦和レッズ仕様”という声もあるようですが・・・
しぇんぱい:それより俺はアウェーユニの白シャツ赤パンにかなり違和感を感じるけどな。
後輩:確かにあの組み合わせはクラブ史上初ですよね。
しぇんぱい:ちなみにうちの息子達は赤いブルマーって言ってるぞ。
後輩:・・・・・クラブは今年のスローガンである『捷 moving』の他、新たに『LOVE GRAMPUS by 愛されたいクラブ宣言』を合わせて発表していて、ホームタウンのさらなる充実やチームのレベルアップに加えて新スタジアム構想も謳われています。
しぇんぱい:聖地・瑞穂もJ1のスタジアム基準を満たしていないままだし、豊スタも自慢の可動屋根が閉まらないっていう締まらない話になってるからな。
後輩:・・・・・シーチケ購入者向けには新たな特典も始まってますね。
しぇんぱい:西野監督とスペシャルディナーとか、選手達とのゴルフマッチとか、トヨタセンチュリーでの送迎サービスとか・・・ヴァラエティーに富んでるな。
後輩:オフィシャルサポートソングもRUN this way feat.MEGAHORNに決まりました。
しぇんぱい:GLORYHILLのサポートソングはどうなったんだ?
後輩:・・・・・今年は老朽化が著しいクラブハウスの増築も行われるようですし、名古屋も短、中、長期的な視野での見直しや改革に乗り出していますね。
しぇんぱい:今夜も名古屋TV塔で前夜祭が催されてるみたいだな。
後輩:・・・・・そんな周囲の意気込みや熱意にチームとしても応えてほしいところですが、どうなんでしょう、今シーズンの名古屋は・・・
しぇんぱい:久米GM言うところの第三次中期計画によれば名古屋の優勝は'17年が目標で、今シーズンは去年出た芽が成長する年なんだろ?
後輩:・・・・・クラブとしてはポストシーズン進出が目標とのことです。
しぇんぱい:現時点でのチームの戦力や成熟度を考えると、目標は去年を上回る10位以上即ちボトムハーフ回避が現実的なところかな。
後輩:・・・・・。
しぇんぱい:西野監督も去年の雪辱を誓うとは言ってるものの、タイトル獲得については慎重な姿勢という印象だし。
後輩:識者の予想は名古屋をダークホースと見る向きが多いですね。
しぇんぱい
:とりあえず去年よりはましなシーズンにしてほしいな。できれば降格の心配をすることなくホームで多くの勝利を期待したいぞ。
後輩:俺としてはシーズン後半のブレークに期待して2ndステージとか天皇杯でタイトルを狙えればいいかなと。その勢いであわよくば・・・
しぇんぱい:可能性が全く無いわけじゃないけどリーグ優勝となると・・・ 
後輩:難しいですか・・・
しぇんぱい:去年も言ったけどリーグ優勝は青木や小屋松、杉森達の成長を待ちたいな。
後輩:・・・・・。
しぇんぱい:レアンドロやノヴァコヴィッチには申し訳ないけどさ。
後輩:・・・・・少しは盛り上げるコメントはできないんですかねぇ・・・
しぇんぱい:俺はあくまでも長期的視野で見てますんで・・・
後輩:・・・・・。


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