赤鯱にこんがらがって

再び真の強豪クラブを目指す名古屋グランパス・・・
J1、そしてアジアの頂点を目指すべく共に戦おう!!

J1リーグ第34節 浦和1-2名古屋

2014年12月07日 | 名古屋グランパス

 「前半を無失点で・・・」という前日の願いはあっさり裏切られ開始僅か2分でCKから先制を許しただけでなく、後半開始早々には闘莉王が負傷でピッチを退くという事態に、後ろ向きな私は目の前での胴上げを覚悟してしまいましたが、やはりサッカーは最後まで何が起こるか分かりません。

 セットプレーのチャンスから牟田のプロ初ゴールで同点に追いついただけでなく、終了間際に永井が逆転ゴールを決めるというドラマチックな結末も、意地悪な見方をすれば優勝のプレッシャーから終始腰が引けたような印象だった相手チームに助けられての逆転勝利ともいえますが、それでも特に若手選手達にとってはいい経験、そして自信になったのではないでしょうか。

 今シーズンの名古屋は13勝9分12敗、勝ち点48の10位でフィニッシュ。覚悟していた以上に苦しい1年となりましたが、なにより辛いのはチームがこの成績で終わったことではなく、この成績で納得せざるを得ないことでしょうか。監督、そして選手達はシーズンを締めくくる最後の試合で見せた“兆し”をなんとしても来シーズンにつなげてほしいものです。最後に闘莉王の怪我が深刻なものでないことを願いつつ、この冬の名古屋の動向をしっかり見守り来年のチームの始動を待ちたいと思います。


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J1リーグ第34節 浦和戦前日・・・

2014年12月05日 | 名古屋グランパス

後輩:しぇ、しぇ、しぇんぱーい・・・西野新監督のもとで再建を目指し船出した今シーズンの名古屋ですが、リーグ戦はホーム最終戦を終えた時点で12勝9分12敗の勝ち点45で11位と低迷。結局上位争いには最後までからむことが出来ず、俺達グラサポにとってこれまでにない辛く苦しいシーズンとなりました。
しぇんぱい:それよりなによりまず降格を回避することができてホント良かったぞ。
後輩:・・・・・情けないですけど、それが最終目標のシーズンになっちゃいましたよね。
しぇんぱい:そもそも上位争いをする資格がなかったよな。
後輩:・・・・・ナビスコカップはグループリーグ最終戦まで望みをつなぐ健闘を見せるも決勝トーナメント進出はならず、唯一タイトルの可能性を残していた天皇杯も準々決勝で残留争い真っ只中の清水を相手に敗退してます・・・。
しぇんぱい:再開後のリーグ戦も巻き返しどころか相変わらず苦しい戦いとなったよな。
後輩:一時は降格圏に沈んでますし。
しぇんぱい:なにしろ再開初戦の徳島戦でいきなりつまづいちゃったからな。
後輩:一週間前に行われた天皇杯2回戦で若干の不安は感じたものの、レアンドロの加入もあって期待も大きかったんですが・・・。
しぇんぱい:トレーニングの時間は十分あったはずなのに3バックが全く機能せず、選手達のプレーにも自信や確信といったものが全く感じられなかったよな。
後輩:しかも闘さんの故障離脱であっさり3バックを放棄してます。
しぇんぱい:4バックに戻した後も引分けが精一杯、鳥栖、鹿島戦で2連敗を喫して16位に後退・・・あの時はマジで降格を覚悟したぞ。
後輩:・・・・・8月には緊急補強として新潟で構想外となっていた川又を獲得してます。
しぇんぱい:レアンドロにしても堅碁にしても開幕前には到底考えられなかった補強だよな。
後輩:まさに“何が起こってもおかしくないサッカーの世界”ですね。
しぇんぱい:幸運にも今回はその補強が当たったわけだけど。
後輩:レアンドロは仙台戦とG大阪戦で値千金のゴールを決めてますし、川又は永井とのコンビによるカウンターがはまったこともあって横浜FM、甲府、C大阪戦で3連勝です。
しぇんぱい:その後はまた勝ちきれない試合が続いたことを考えるとあの3連勝はホント大きかったな。
後輩:今気づいたんですけど再開後は鳥栖、鹿島戦以外に連敗はしてないんですね。
しぇんぱい:勝ちきれず引分けが続く状況にはストレスが溜まったけど、勝ち点を積み上げていったのも大きかったわけだ。負けが込んだ印象のある瑞穂でも全8試合のうち負けたのは2試合だけだし。
後輩:対照的に豊スタは1勝2分6敗と完全な鬼門となりました。
しぇんぱい:チームの不振の象徴だよな。ホーム最終戦の勝利で払拭できていることを祈るぞ。
後輩:・・・・・中断前と同様に怪我人も多かったです。闘莉王に始まって刀根、矢野、田鍋、青木、和樹、直志・・・レアンドロも先輩が心配していたように故障を再発させて2ヶ月近くたった今も復帰できてません。
しぇんぱい:腰痛が完治しないケネディはもちろん、ヘジスにしてもベンチ入りはするも出場はごく限られた時間のみ・・・結局、シーズンを通してまともに働いた外国人選手はダニルソンだけだ。
後輩:・・・・・先行投資として獲得したグスタボも正直トップチームではまだ厳しい印象ですし。
しぇんぱい:グスタボね・・・お前、知ってるか?試合前のウォーミングアップのグスタボとヘジス。
後輩:はぁ?
しぇんぱい:2人が組んでロングボールを蹴り合うんだけどさ、お互いにボールがあっちゃこっちゃ飛んでいってなかなか面白いぞ。
後輩:・・・・・えー、新人及び若手選手についてはどうですか?前半戦は全員にチャンスを与えた西野監督も後半戦は力量を見極めたのか起用する選手を絞った感がありますけど。
しぇんぱい:松田力、旭、田鍋・・・あとは青木あたりか。
後輩:特に旭はサイドハーフでもボランチでも監督の起用に応えてレギュラーとして定着した感があります。
しぇんぱい:あと欲しいのは得点力だな。
後輩:逆に期待が高かった松田力の調子がいまいちでしたね。
しぇんぱい:シーズンを通して出場機会を与えられながら結果が出ない状況が続いたせいか、終盤にきてスランプというか悩んじゃってる印象だ。
後輩:リーグ戦僅か1得点はあまりにも寂しすぎます。
しぇんぱい:玉田に代わる主力FWとしてなんとしても一皮むけてもらわないとな。
後輩:玉田の他にも直志とケネディがチームを去ることとなってますね。
しぇんぱい:これで優勝メンバーで残っている主力選手は楢崎、闘莉王、小川、ダニの4人だけか・・・。
後輩:小川は旭の台頭もあってベンチスタートが多くなってます。
しぇんぱい:来年はさらに世代交代が進むこともあって、小川も中堅からベテランと呼ばれる選手になっちゃうな。
後輩:ホーム最終戦ではベテラン選手候補としての意地を見せてくれてます。
しぇんぱい:背番号は違うけど今の名古屋において直志の意思と役目を引き継ぐことが出来る唯一の選手だと思うぞ。
後輩:西野新監督についてはどうでしょう。結局、目標としていたチーム作りが思うように出来ないまま終わっちゃった印象ですけど。
しぇんぱい:怪我人続出はもちろんだけど、最後まで主力の大量放出で手薄になった守備陣のやりくりに追われたよな。
後輩:J1残留のために望んでいない戦いも強いられましたよね。
しぇんぱい:それこそG大阪ではなく神戸時代の仕事をさせられたわけで、チームとしては来年も白紙に近い状況からのスタートになりそうだな。
後輩:・・・・・それでも多少の上積みや手応えは感じてるのではないかと。
しぇんぱい:こういう事態に陥ったのは監督の責任だけじゃないしな。ただ、正気なところ西野監督の手腕に少々疑問を感じてるところもあるんだよな。
後輩:・・・・・たとえば?
しぇんぱい:チーム始動から僅か1ヶ月後の開幕ということで、チーム作りが間に合わなかった前半戦はまだ理解できるとして、ある程度選手の特徴や性格もつかみそれなりの時間があった中断期間をもってしてあの徳島戦なのかと思うと一抹の不安を感じるんだけどな。
後輩:・・・・・。
しぇんぱい:再開時に比べれば守備の整備は確かに進んだとは思うけど、攻撃面で目指す形がいまだによく見えないっていうのはなぁ。ポストプレーに難がある堅碁にボールを放り込むだけのサッカーを見て、お前は将来性を感じるか?
後輩:・・・・・あれは単に選手の判断じゃないんですかね。西野監督も攻撃に関しては約束事で縛るのではなく、どちらかというと選手達に裁量権を与えてるみたいで、実際にG大阪の遠藤も西野監督時代のサッカーについてそんな話をしてますし。
しぇんぱい:ようするに当時のG大阪が大人のチームだったってことだろ。
後輩:若がえりを図る名古屋にも希望があるっていうことじゃないですか。
しぇんぱい:その若手がまだまだ前途多難といった状況を考えると、目指すサッカーが開花するのは当分先になるのかもな・・・。
後輩:・・・・・とりあえず来年の目標はスーパーステージ進出だそうですが。
しぇんぱい:世代交代を優先するなら今年と同様残留争い覚悟で現有戦力で戦うべきだし、何らかのタイトルを獲りにいくつもりならポストプレーができるケネディ級のFWとフルシーズン戦えないレアンドロに代わる外国人選手の獲得は必須事項。贅沢をいえば左右どちらか1人でもいいんで本職のSBも欲しいところだ。
後輩:苦労してクラブライセンスを得たばかりのクラブにとって現実的にかなり難しいリクエストですね・・・。レアンドロの契約延長も知らないうちに決まったみたいですよ。
しぇんぱい:なんでも古傷を痛めただけじゃなかったらしいじゃないか。
後輩:場合によっては来シーズンの開幕に間に合わないなんて話も既に出てます。
しぇんぱい:まだ年も明けてないのに離脱者第一号候補が出ちゃったわけだ。
後輩:・・・・・明るい話題としては泰士の代表招集、大武の加入と闘莉王のチーム残留が決まったことですかね。
しぇんぱい:アギーレ監督、なんだか胡散臭いことになってるな。
後輩:・・・・・泰士は1月に行われるアジアカップ招集の可能性もあります。
しぇんぱい:Jリーグ開幕時のコンディションを考えると心配だ。
後輩:・・・・・所属先の大学で入団会見をしたばかりの大武については?
しぇんぱい:一時はかなり悩んだみたいだけどクラブがこういう状況のなかでよく決断してくれたよ。
後輩:闘莉王はタイトルを獲れるような補強をフロントに要求したそうで。
しぇんぱい:闘莉王も去年も含めて相当フラストレーションが溜まってるだろうし、年齢的にもそう長々と悔しいシーズンを送るわけにいかないしな。
後輩:・・・・・。
しぇんぱい:まずは闘莉王の要望にどう応えるのか今後の新戦力獲得の発表を楽しみに待つとしよう。それによって来シーズンに臨むクラブの姿勢も明らかになるというものだ。
後輩:・・・・・で、明日のリーグ最終戦ですけど。
しぇんぱい:よりによって浦和が相手とはなぁ・・・。開幕前に日程の発表があった時点で何となく嫌な予感がしてたんだけど、やっぱりこういうことになっちゃったな。
後輩:・・・・・ただ、浦和は前節の結果によってかなり難しい状況に追い込まれていますよ。
しぇんぱい:得失点差でG大阪に首位を譲ってるんだな。
後輩:おまけにG大阪の明日の対戦相手は徳島です。
しぇんぱい:君、徳島に勝ち点1を献上してるチームのサポーターがその徳島について舐めた発言をしちゃいけないぞ。
後輩:・・・・・なにより得失点差7は浦和にとって重いですよ。
しぇんぱい:たとえ7-0でもライバルチームが勝てばそれで終わり・・・もろ手を挙げて喜べない虚しい勝利に終わるわけだ。
後輩:あの勢いからして浦和の優勝はもっと早く決まると思ってたんですけどねぇ。
しぇんぱい:でも、考えてみたら今年ああいうことをやらかしたクラブが優勝したらまずいよな。
後輩:例の差別騒動ですか・・・
しぇんぱい:もしかしたら甘い処分しかできなかったチェアマンに代わってサッカーの神様が天罰を下したのかもな。
後輩:・・・・・えー、浦和は怪我や体調不良の選手もいるようですがそれ以外はベストメンバーが揃って出場予定、一方の名古屋も今節は出場停止選手もなく故障者以外は全員の出場可能ですね。
しぇんぱい:まあ、俺達グラサポとしてはどっちが優勝しようが知ったこっちゃないし、そもそも11位に沈むチームが失うものは何も無いわけで、真摯かつ精一杯戦ってくれればそれで十分かな。
後輩:・・・・・できるものなら勝利という爪痕を残したいところです。
しぇんぱい:相性の悪いスタジアムに加えて広島スタイルのサッカーを苦手としている名古屋だけに難しいミッションだな。
後輩:・・・・・たしかに広島にはいいところなくやられてますけど、明日の対戦相手は浦和ですからね。
しぇんぱい:豊スタでの浦和戦も1-2という結果とはうらはらに内容は完敗だったじゃないか。
後輩:・・・・・名古屋もあの時とはメンバーもチーム状態も違いますから。
しぇんぱい:とりあえず前半だけでも無失点に抑えれば、向こうも焦りが出てくるだろうし可能性は見えてくるかもな。
後輩:その上で玉田のゴールと直志の勇士が見られれば最高です。
しぇんぱい:あとは主審の判定にナーバスになって退場者を出さないように。
後輩:・・・・・。
しぇんぱい:そして持ち前の優しさを発揮して8失点しないように。
後輩:・・・・・。


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