柏にリーグ初タイトルをもたらした功労者も今年で31歳、昨年あたりからは故障で欠場することも多くなっており、どちらかというと旬を過ぎたという印象が否めない選手の獲得には当然のことながら疑問の声もあるようで、かくいう私もその一人。推定年俸4千万円という今の名古屋にとっては大金といえる資金のねん出が可能になったのはケネディの去就とリンクしているのかもしれない・・・なんて声を聞くと、はたして素直に喜んでいいものなのか・・・。
いずれにしても今回の補強は長期的視野に立ったものではなく、J1残留に向けてのものだということだけは明らかです。また、「いやな形で退団したイメージが強い」という西野監督のコメントからは、現場サイドのリクエストではなく球団主導によるものだったこともうかがえます。彼が戦力となるか否か・・・それは「特別扱いはしない」という指揮官の姿勢をレアンドロ・ドミンゲス本人が受け入れられるかどうかの一点にかかっているのかもしれません。今回の決定がチームにとって吉と出るのか凶と出るのか・・・いろいろな意味でリーグ戦再開後の注目点が一つ増えた名古屋です。