The Captain and Me
当日の入場者数17､082人・・・
数字のうえで正式に今シーズンの無冠が決定した川崎戦から中2日でクラブ30周年記念試合に臨んだ名古屋は、3回目となる声出し応援の後押しを受けて上位チーム相手に善戦を見せるも例によってこの日もゴールは遠く3試合連続の引分け。これで今シーズンの無得点試合数は同様に決定力不足に泣いた昨シーズンの11試合を上回ったそうでございます。
連戦3試合目となる名古屋は疲労を感じさせないハードワークで多くの得点チャンスを作り出す一方で、今や現体制のお家芸となっている決定力不足を発動。後半20分には3枚代えで勝負に出るも逆に内容は劣化するばかりで、尻すぼみの展開のまま試合を終えることとなりました。かような試合を見るにつけ希望と不安が入り混じった複雑な感情を覚えたファミリーは私だけではなかったはず。接近する台風の影響で心配された雨が降らなかったことがせめてもの救いでした。
幸いなことに名古屋には無冠と引き換えに2週間のインターバルが与えられることになります。晴れて今シーズンの最終的な目標となったJ1残留に向けてチームには一刻も早い課題の解消を、代表に招集されたミッチと相馬には活躍と無事な帰還を願いつつ、私も溜まる一方だったストレスから解放される2週間を思う存分満喫したいと思います・・・。
当日の入場者数10,691人・・・
”疑念の試合回避”で延期となっていた注目の一戦はそれぞれの思いを胸に戦った両者が意地を見せ合って引分けとという結果に。これを受けてSNS上では今後も遺恨が残ることになったという指摘もあるようですが、たとえ名古屋が勝ち点3を献上していたとしても状況は変わらなかったのではないでしょうか。
今回の事案についてはクラブは何の言い訳も出来ないし到底許されるものではなく、それは対戦相手の側に立って考えてみれば明白なはずです。勝ち点はく奪も覚悟していた私としてもけん責と罰金200万円という懲罰は軽い印象で、管轄する保健所が言っていないという事実が一体どのようなやりとりをもってすれば言ったものと解釈できるのかが素朴な疑問として知りたいところです。
この日の試合についても、社長が試合前に経緯の説明や謝罪をして誠意を示すとか、チームが7/16の時点で出場可能だった選手を起用して臨むとか、クラブが相手のチームや関係者及びファン、サポーターのためにキックオフの時間を18:00に設定するとか、可能な限り配慮する手もあったのではと考えてしまう私です。そして冒頭の繰り返しになりますが、仮にかような配慮を行ったとしてもおそらく事態は変わらなかったでしょう。
確実に言えることは今回の出来事は名古屋グランパスが存続する限りクラブとして永遠に背負っていかなければならない負の遺産になったということです。私も名古屋の一ファミリーとしてそのことは強く心に留めてサポートを続けていく所存です。
今シーズンはユースからのトップ昇格を除いて0人だった名古屋が榊原杏太に続いて大学生ルーキーの加入を発表。現在21歳で関西学院大学3年の倍井謙君が正式に名古屋のユニフォームに袖を通すのは榊原君と同じく2年後のこと。地元愛知出身で名古屋のアカデミーに所属し、U-18時代にはクラブユース選手権で得点王にも輝いた倍井君の名前は、前･スタジアムDJと同姓同名ということもあって覚えておられるファミリーも多いのではないでしょうか。
昨年は兵庫県代表として天皇杯にも出場、今年6月には全日本大学選抜にも選出されているとのことで、逐次動向を追っていたであろうクラブが成長を確認し早期の獲得オファーに至ったと思われます。今一つ波に乗れないチーム状況を含めて特にここ最近は明るい話題が聞かれなかった名古屋だけに、この発表には個人的にも束の間ながらポジティブな気分にさせていただきました。あとは榊原君の加入内定時にも触れたように児玉駿斗の二の舞にならないことを願うばかりです・・・。
年明けのデビュー戦で負った大怪我で長期離脱を余儀なくされるも、そのままオランダにとどまって治療に努めてきたという直輝。FCユトレヒト側としても評価の下しようがない状態となっていたことでその後の成り行きが心配されましたが、めでたく再度期限付きでの移籍の運びとなっております。完治に至ったのか否か現在の状態が気になりますが、いずれにしてもそれだけ彼に対するクラブ側の期待が大きいということなのでしょう。
一方、シーズン開幕前に当ブログでも危惧していたとおり、名古屋にとって彼の不在は間違いなく痛手となっているだけに今回の発表には少々複雑な心境です。残念ながら今の名古屋に仕掛けてチャンスを作ることが出来る選手はマテウスのみ。ここまで孤軍奮闘してきたそのマテウスが長期離脱となった今はなおさら痛感されられます。そうはいっても初の海外移籍でチャンスを与えないままでの復帰要請は名古屋としてもさすがに出し辛かったのでしょう。我々ファミリーとしてもオランダでの活躍を手土産に名古屋へ帰還する日を首を長くして待つしかなさそうです・・・。
