東海社会人サッカー1部リーグ第13節 FC刈谷戦(10/2)@グリーングラウンド刈谷天然芝
立ち上がりに見せた攻勢は10分ともたず、その後は攻守共に低調なパフォーマンスに終始。楢崎の孤軍奮闘の働きで延長戦に持ち込む意地を見せクラブ史上初の決勝進出まであと一歩に迫るも、そのあまりに悪すぎる内容を考えれば当然ともいえる結果に終わったナビスコカップ準決勝から中2日。惨めな敗退劇を嘆き悲しむ間もなく明日は天皇杯2回戦に臨む名古屋です。
対戦相手となるFC鈴鹿ランポーレは三重県から将来Jリーグ参入を目指しているクラブ。所属している東海社会人1部リーグでは2位に終わり、残念ながら今シーズンのJFL昇格は無くなっております。とはいえ天皇杯1回戦では愛知県代表で強豪の中京大学をくだした勢いもあり、公式戦初となるJ1クラブとの一戦に対しては当然のことながらモチベーションも高く、明日は可能な限りの策を尽くし全力で臨んでくると思われます。
ちなみに今月2日に行われたFC刈谷戦を観戦した友人がもらってきた当日のマッチデープログラムによると“豊富な運動量とスピードある攻撃が持ち味のチーム”で、“鈴鹿の得点源であり、ゴール前での動き出しに優れ、常にゴールを意識するプレーは脅威”という9番・中村豪がキーマンとのこと。1-1の引分けに終わったこの試合ではセットプレーでの対応に難が見られ、実際にこの日もコーナーキックからの失点だったそうです。
対する名古屋は2試合続けて120分を戦った選手達の心身のダメージは小さくなく、加えて週末に大一番が控えていることを考えると、明日はいやでも控え及び若手中心で臨まざるを得ず戦力ダウンは否めない状況です。加えて対戦チームの情報が少ないこともあり、ある程度の苦戦を強いられるのは仕方ありませんが、今回の相手はサッカー一本に専念できる大学生と違って、多くの選手が仕事との両立を強いられている社会人チーム。となれば理屈抜きで絶対に勝たなければいけない試合でしょう。“メディアが喜ぶサプライズ”など言語道断、もちろん延長、PKなんてことにもならないようくれぐれもお願いしておきます・・・。