当日の入場者数31,214人・・・
開場直後に到着した際の豊スタの空は雲に覆われるも降雨はなくキックオフ時には青空も見られるなかで行われた一戦は、名古屋が200%の優しさを発揮し残留争いの渦中にあるチーム相手に2ヶ月ぶりとなる勝利とシーズンダブルを献上。不振にあえぐ対戦相手に先制を許しその後は攻めあぐねたあげく、0-1で迎えた終盤に豪快な追加点を決められて撃沈したホーム清水戦と全く同じ展開での敗戦となりました。
指揮官が指摘しているとおりこの日の名古屋は試合の入りがあまりにも悪く、開始早々に訪れた好機の直後にゴール前でのお粗末な対応からあっさり失点。これ幸いとばかりに徹底して自陣のスペースを埋めて臨む相手の守備を崩せず、VARの介入で2失点を回避する幸運も活かせないまま最後までゴールが遠かった名古屋でした。
金曜日の磐田戦から中7日で久々にまともなルーティンが可能となった名古屋でしたが、G大阪もまた中6日のインターバルにより新体制の下で立て直しが図れたと思われ、その点でより得をし功を奏したのが相手チームの方であり、こんなところにも巡り合わせの悪さを感じてしまいます。この試合ではマテウスが膝の違和感を訴えて退場、その後病院に向かったとのこと。残念ながら波に乗れない名古屋の試練は最後まで続きそうです・・・。
マッシモ体制で公式戦への出場がゼロに終わった吉田晃でしたが、若手を積極起用する長谷川新監督の下ではキャンプから公平にチャンスを与えられ天皇杯2試合で先発出場を果たしながら、レギュラー陣を脅かすようなアピールは出来なかったようで、その後は公式戦出場の機会が無いまま現在に至っている状況でした。
そんな吉田晃もまだ入団3年目の21歳ということで育成型でのレンタルとなるようですが、事情がどうであれJ1クラブの選手に対してカテゴリーが3つ下となるJFLの舞台で求められるのは結果のみ。FCマルヤス岡崎としても即戦力として期待は大きいはずです。この移籍をいい意味でラストチャンスと受け止めて新天地での活躍と成長に努めていただければと思います。
当日の入場者数21,683人・・・
相性のよろしくないチーム相手に好機を演出しながらスコアレスドローに終わった敵地での鳥栖戦から中4日・・・スタジアムDJのYOSUKE氏も復帰し収容上限50%で行われたこの日の豊スタでは声出し応援もエリア限定ながら解禁となり、ゴール裏では溜まったうっ憤を晴らすかのように新旧のチャントを大合唱。約2年半というブランクは想像以上に長ったようで、私などはGLAPに掛け声がついていたことさえすっかり忘れておりました。
そんなホームの地の利を活かし、現在最下位で指揮官を解任したばかりのチーム相手にマテウスのゴラッソで幸先良く先制するも、その後に我々ファミリーが見せられたのは訪れた決定機をことごとく外す拙攻ショー。前節と同じく自分達で試合を難しくする展開に敵地での悪夢が頭をよぎるも失点だけは回避し、対戦相手に解任ブーストを発動させることなく逃げ切った名古屋でした。札幌戦以来となるベンチ入りを果たし後半終盤の出場でホーム初お披露目となったナウドについてはいまいち体が重そうな印象で、残り9試合でどれだけコンディションを上げてくれるのかが見どころとなりそうです。
降格危機にあるチーム相手に優しさを発揮することなく勝ち点3を手に入れた名古屋が来週末の豊スタに迎えるのは、どういう巡り合わせなのかこれまた成績不振で監督が解任されたばかりのG大阪でございます。となれば鯱の大祭典ファイナルとなる一戦で課せられるミッションは今節同様勝利のみ。アドバンテージとして与えられた7日間を有意義に過ごしていただき万全のチーム状態で臨んでいただきましょう。
チームの詳しい内情など知るすべのないファミリーにとってその理由や動向が分からないまま欠場が続いていた夢生の退団が唐突に発表となっております。本人とクラブ双方同意の上での契約解除という形での完全移籍は今月12日に移籍ウィンドーが閉まっていたというのがその理由とのことです。
2020年夏に名古屋への復帰を果たすと期待通りの活躍で上位争いをするチームに多大な貢献をしてくれた夢生でしたが、同年終盤に負った大怪我から翌年8月に復帰を果たしながら、前監督のマッシモ氏も指摘していたようにトップフォームを取り戻せないままシーズンを終了。残念ながら現体制でもその状況は変わらなかったようで、それが今シーズンのチーム低迷にもつながっておりました。本人はもちろん、おそらく長谷川監督としても起用したくてもそれができず歯がゆい思いをしていたのではないでしょうか。
2年という短い在籍期間でしたが再び共に戦ってくれた夢生にはただただ感謝の言葉しかございません。名古屋でプロ生活を全うしてもらえなかったことは残念ですが、13年ぶりの古巣復帰となる大分での再起と活躍を願うのみです・・・繰り返しになりますが2020年11月の広島戦での大怪我が返す返すも本当に悔やまれます・・・。
第1戦を1-1で終えるも続くリーグ戦の快勝で多少なりとも期待が高まっていたルヴァンカップ準々決勝第2戦でしたが、結果はアウェーゴールルールの適用など全く必要の無いスコアで敗戦。終わってみれば主力が復帰した対戦相手に敵地でのリーグ戦と同様にチーム力の差をまざまざと見せつけられることとなりました。
残念ながら名古屋はこの一戦でも怪我人の復帰がかなわず、指揮官は直近の試合で起用したメンバーでのやり繰りを強いられております。札幌戦を含めて連戦4試合を消化することになる選手達にとって心身の疲労の蓄積はもちろん、加えて声出し応援の解禁で更に強まった完全アウェーの影響もあり、この日は目指すサッカーの体現すら難しかったようです。個人的には数々の逆境にさらされながらも8強まで駒を進められたことで、前回王者として最低限の意地だけは見せられたのではと思います。
大会連覇の夢が破れる準々決勝敗退を嘆き悲しむ間もなく、中3日で容赦なく待ち受けるのは敵地でのリーグ戦でございます。可能性は残るも今シーズンの無冠がほぼ決定的となり、チームとしてのモチベーションも心配されるなかで、難敵が相手となる連戦5試合目の一戦もまた先発メンバーのやり繰りに悩むことになるであろう名古屋の試練は続きます・・・。
当日の入場者数33,005人・・・
予報のような大雨は降らなかったものの時折雲が広がったことで蒸し暑さは幾分和らいだ豊スタ。鯱の大祭典1戦目となるこの日もスタジアムDJを代役が務めることになり、チームとしても苦しい台所事情のなかで臨んだ名古屋でしたが、復帰を果たした永井が1G2Aと活躍し快勝。リーグ戦の勝利はアウェーの柏戦以来3試合ぶり、ホームでは実に5/25の福岡戦以来でございます。
コロナ感染と怪我人に苦しむ状況は武田、中谷、宮原を除いて水曜日と同じというラインナップを見れば一目瞭然。期待のナウドも残念ながら引き続きベンチ外となり、唯一のアドバンテージといえば中2日の試合をホームで戦えることぐらい。チーム完成度で上回る対戦相手に苦戦も予想できた一戦でしたが、終わってみれば0-3で完敗した敵地での一戦とは結果と内容共に真逆の展開となりました。2戦連続の先発起用に応えて移籍初ゴールも決めた重廣君には2018年の夏の補強で加入した直輝のような存在になってくれるよう期待したいです。
J1リーグホーム通算250勝達成の余韻に浸る間もなく中3日で名古屋を待ち受けるのはルヴァンカップ準々決勝第2戦でございます。アウェーゴールのアドバンテージを持つ対戦相手にこの日のリベンジを期する選手は多いはずで、声出し応援も解禁となる敵地で難しい試合になることは必至。引き続き選手起用のやり繰りを迫られながら臨む名古屋がどのような戦いを見せるのかが興味深いところです。お願いですからこれ以上の離脱者だけはどうかご勘弁を・・・。
当日の入場者数6,179人・・・
今シーズン初となる逆転勝利を目前に課題が露呈し引分けに終わった敵地での札幌戦から中3日・・・コロナ感染第7波と危険な暑さが全国的に続くなか、川崎戦が”疑惑回避”されたことで名古屋のホームゲームは7/11の清水戦以来約3週間ぶりのこと。YO!YO!YOSUKE氏の体調不良により急きょ代役がスタジアムDJを務めることになった豊スタでの一戦はまたも引分けという結果に終わりました。
札幌戦から計6人を入れ替え永木や重廣らが先発する一方で、柿谷や中谷、武田の他に夏の目玉補強であるナウドもベンチ外となった試合は、立ち上がりこそ攻勢をかけるも徐々に尻すぼみの展開となり気前よく先制点まで献上。マテウスや稲垣を投入した後半に流れを引き寄せて同点に追いつきながらその後見せられたのは相変わらずの決定力不足でした。
アウェーゴールというアドバンテージを与えてしまった第1戦を悔やみ反省する間もなく3日後には連戦2試合目となるリーグ戦が控える名古屋・・・この試合で負傷交代を余儀なくされた内田の状態が心配されるなかで、既に想定しているという連戦2戦目に対して指揮官がどのようなプランとメンバーで臨むのかが興味深いところです・・・。