番組改変期とか低視聴率とかいう事務的かつ商売上の理由があったとはいえ、降格争いでも中位争いでもなく悲願の初優勝に向けて選手とサポーターが一丸となって戦っているこのタイミングでよくもまあ決断できたもの。サッカー愛で満ち溢れている静岡や埼玉なら絶対にありえないことで本当に恥ずかしく情けないかぎりです。
たしかに小田島アナ降板以降はチームがタイトルとは無縁で長く低迷を続けたことに加え、番組としてもミーハーでもマニアックでもなくどこか中途半端な内容に終始し、30分という時間を持て余していたような気もしますが、それでも数少ない情報源として頼りにしていたのは事実だし、特に試合を観ることができなかったアウェイゲームの映像は子供達も楽しみにしておりました。
それ故隔週が無理なら月一の変則番組でもよかったし、今シーズン終了までの特別措置だって考えられたはず。ようするに東海TVの上層部にはサッカー及び名古屋グランパスに対する愛情が無かったということなんでしょう。同局で新しく始まるスポーツ番組にしてもドラゴンズ(と浅田真央?)がメインになることは一目瞭然で全く期待できそうになく、今や頼みの応援番組はCBCの「グランパスTV」とNHKの「GO!GO!グランパス」だけとなりました。
ちなみに最終回では何人かの選手達に恥をしのんで?番組終了に対するコメントを求めておりましたが、豊スタでの入団会見で「名古屋はサッカーで盛り上がっていない」と苦言を呈し、優勝でその現状を変えようと必死に戦っている闘莉王君にマイクを向ける勇気はさすがに無かったようでございます・・・。