赤鯱にこんがらがって

再び真の強豪クラブを目指す名古屋グランパス・・・
J1、そしてアジアの頂点を目指すべく共に戦おう!!

対イエメン戦

2006年08月17日 | 日本代表

 オシム監督念願の?千葉とG大阪の選手が召集され、一試合限定と言われていた名古屋の中村も出場はならなかったが、めでたくベンチ入りすることが出来た。しかし、背番号50という直志仕様の代表ユニを買うのはちょっと考えてしまう。

 土曜日にリーグ戦を消化し、召集後たった3日の練習、そして初の公式試合。結果、ピッチで繰り広げられたのはこれまで4年間散々見せられてきたサッカーだった。例によって格下(と言われている)イエメンは最少人数での攻撃、完全に引いて守ってきた。日本はボール支配らしきことはできるが、連携も悪くボールも人も動かない。サイドからの攻撃も少なく、中央ばかり。それでも何度となく決定的チャンスをつくるが決められない。ああ、懐かしきジーコ・ジャパン・・・。日本代表は走ることも考えることも出来ていなかった。

 オシム監督は否定していたが、千葉の羽生、佐藤(勇)が入った後半の方が良くなったのは明らかだ。阿部の先制点となったCKも羽生が「走って」得たものだった。試合終了後の監督会見で、目指すサッカーが出来なかったことをなかなか聞かないメディアに業を煮やして、自ら「不満だ」と告白していたのが面白かった。ただ、私自身は全く失望していない。これまでの4年間で後退してしまった日本のサッカーを、オシム監督の目指すレベルに引き上げるのにはかなりの時間と忍耐が必要だと思っている。

 アジアカップに関しては、今の日本ならそれなりの選手を選んで戦えば、試合内容はともかく予選突破は確実だろう。また、優勝したところでもはや何の強化にもならないことは、ジ-コ・ジャパンが証明している(今回はオーストラリアが加盟したことで多少のメリットにはなるかもしれないが)。昨日の会見でも話題になっていたが、Jリーグでの個人的なレベルアップにしても、海外遠征にしても、代表の強化は難しいものがあるようだ。後藤健生さんが言っているように、究極の強化方法として欧州選手権への出場か、北中米と一緒にやる新たな大会が必要なのかもしれない。


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