赤鯱にこんがらがって

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対トリニダードトバゴ戦

2006年08月10日 | 日本代表

 W杯ドイツ大会の対クロアチア戦、BS-iの見られない我が家で何が苦痛だったかといえば、がけっぷちの日本代表ではなくてTV朝日の中継を観るしかなかったこと。低レベルの実況と解説その他(セルジオ越後氏を除く)は、その名前を聞くだけで気が滅入ってくる。結局、音声はNHKラジオをつけて観ていたのだが、昨日はそうはいかなかったのがつらかったぞTV朝日。

 親善試合(強化試合)というよりも「営業」の色が強い今回の試合、オシム監督も本意ではなかった通り、選手召集もドタバタだった。「1試合限定」などと言われて追加召集された選手達には心から同情する。召集を拒否したJリーグの各クラブも、任期中の監督の引き抜きをやらかしたサッカー協会への不信感の表れなのかもしれない。ちなみに試合終了後の会長辞任要求デモには約150人が参加したそうだ。

 試合は浦和の選手6人(元浦和の山瀬を入れれば7人)が先発した。開始から選手全員が走る走る。このとばし過ぎがたたって前半30分頃からは明らかに運動量が落ちてしまった。後半16分には坪井がW杯と同様に太腿に痙攣を起こして退場するという失態をさらしている。選手間の連携についても、ワンタッチプレーも随所に見られたが、あの程度のプレーならオールスターでもお目にかかれるのではないか。トリニダードトバゴはW杯ドイツ大会に出場した選手が5人だけ。前半、まだ勢いのある時間帯に得点できたのはラッキーだった。

 召集からたった3日間でのチーム作りは不可能。よって昨日は浦和仕様で臨んだわけだが、千葉とG大阪の選手招集に最後までこだわったように、これがオシム監督の望むベストメンバーではないだろう。ただし、選手達(今回召集されなかった選手も含めて)に「考えて走る」という最低限の意識付けだけはできたと思うし、伝えられる練習を見ていても、ジーコの目指した「自由なサッカー」とは全く違うことだけは確認できた。すべてはこれからだ。私としてはこの試合を「監督就任お披露目パーティー」と位置づけたい・・・と言ったらオシム監督は怒るんだろうなぁ。


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