自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

イタリア人気質?

2020-02-05 | Weblog

 図書館から借りてきて「イタリア人に学ぶ日本人が知らない名画の見かた(原題は単に「How to see style  in art」」という本を読んでいる。ロマネスク以降の美術様式の解説書であるが、イタリア人の著者はカラヴァッジョが絵画の革命児として自慢のようで、レンブラントやフェルメールまで北方のカラヴァッジョ派として整理されている。影響はあったかもしれないが、いささか我田引水的ではないかと思う。オランダ等の画家がイタリア詣でをしたのは事実なれど、カメラオブスクーラを利用した写実絵画は貿易で栄えた当時の「北方」で並行的にあったのではないか、と想像する。レンブラントなどは日本では単に「バロック」に位置づけされ、これはこれで大まかすぎるとは思うが。絵画等の様式を非常に細かく分類しているところなどは、これが欧州での見識かと歴史の違いを感じるし、参考となる。
 昨日、今日と日中は絵の時間とした。絵は「蒸留塔:昭石」が細部の詰めの段階になってきた(写真)。イラストのような絵ではあるが、絵の在庫もないので5月に市民ギャラリーで展示予定。横からの光で明暗が強いが、日本カラヴァッジョ派というのはあるのかしらん??

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