自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

ジエチレングリコール

2009-10-29 | Weblog
 アミノバイタルに刺激されたわけではないが、我が家に一本の小さなワインが残っている。
 1985年の夏に事件。オーストリア、西ドイツワインの高級ワインにジエチレングリコールが混入されていた。それは不凍液に使われるもので、ワインに混ぜると甘くとろりとした感触、味になるので、混入が広まった。しかし、混入が明らかになると多くの高級ワインが放棄された。
 当時はマンズワインの頒布会に入っていて、フルボトルサイズでも貴腐ワイン風味のワインも飲んだが、これは「貴腐葡萄房選り」1980年特別限定醸造ナンバー入り、と銘打ったもので、180mlの小さなワイン。頒布会会員向けの別誂え品。しかし多分記載どおりではない。「貴腐葡萄房選り」とはすごい文句。
 貴腐ワインとは、菌がついて甘く枯れたように変化した貴腐ぶどうで醸造する限定的高級ワインである。こういう高級ワインは後で飲もうと思って取って置いたら、事件が明るみにでて、飲みそこなった。
 不凍液が混入されているのでは今更飲むわけにもいかず、といってこんな小さなものどうしょうもないので、食器棚の中でひっそりしていた。今では十分熟成して、色もヨードチンキのようだ。
 アミノバイタルも、少し残しておくか。
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