HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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FUTURE'S PAST

2014-05-25 00:01:22 | ROCK

DAVE MASON'S TRAFFIC JAMと題されたツアーを敢行中のデイヴ・メイスンの
6年ぶりのスタジオ録音盤がリリースされた。タイトルは「FUTURE'S PAST」で、
ジャケットの絵はグラハム・ナッシュが描いている。

『DEAR MR. FANTASY』『YOU CAN ALL JOIN IN』『AS SAD AND DEEP AS YOU』
といったトラフィック・ナンバーや、過去の自身の曲の再録音にブルーズ・スタンダードのカバーと
いった内容で、ツアーの記念碑的な内容になっている。新曲は1曲だけだ。

面白いというか不思議なのが、前作に収録された曲を3曲も再録音していることである。
収録曲は9曲なので、この割合は大きい。前作の収録曲を次作(それでも6年空いたが)で
3曲も再録音するなんて話は、あまり聞いたことが無い。前作に迷いがあったとは思わないが
選ばれた3曲には、デイヴが何度でもトライしたくなる魅力があると解釈すればいいだろう。

ブルーズ・カバーはロバート・ジョンスンの『COME ON IN MY KITCHEN』。
どことなく、白っぽいカバーでE.C.の演奏に近しいものを感じる。嫌味ではなく、
70年代前半に目指したものが同じだった両者の近似値を今になって再確認するのも
一興だと思った。知名度やセールス、人気は大きな隔たりができてしまったけれど。

当然ながら、このアルバムはどこでも購入できるが、私が購入したサイトから送られてきた
包みにはデイヴのツアーのシールが貼ってあった。些細なことだけど、何だか嬉しくなり
この包みを捨てられないのであった。(笑)


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
NO FUTURE (ハリー)
2014-05-26 20:14:12
taparaさん

「WELCOME TO THE CANTEEN」は、あまり聴かない盤ですね。イメージ的に「雑なプロダクションのライブ盤」という
のもありますし。

70年の「ALONE TOGETHER」は私も大好きです。
ズバリ、名盤だと思います。

LEFT IS RIGHT・・・・は違うか。(笑)
返信する
現在、過去、未来♪ (tapara)
2014-05-25 22:55:55
Harry

[SAD AND DEEP AS YOU]は確か『Welcome ・・・』に
入っていたとはいうものの、どちらかというと
Dave Masonの曲といってもよいのではないでしょうか。
おらはブルーサムから出た彼のファースト岩アルバムが
好きで、この曲やキャッチーな「Only You Know And I Know」なんかを
毎晩寝る前に聴いていたような思いがあります。

『FUTURE'S PAST』や『Alone Together 』もそうだけど、彼は曲・アルバム
タイトルで逆ことばを並べるのが好きなのかしら。
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