モット・ザ・フープルのベーシストであったオヴァレンド・ワッツが1月22日に
咽喉癌のために亡くなった。享年69歳。
昨年の今頃はモットのドラマーであったデイル・グリフィンが亡くなったのであるが
1月はモットのファンには鬼門なのか・・・。
ショーマン・シップを持ち合わせた人で特大の弦を張った1弦ベースを持ち出して
観客の度胆を抜くなんて技は、この人ならではであった。
モット・ザ・フープルにはミック・ラルフスやイアン・ハンターといった優れた作家が
いたため曲を提供することほとんどなかったが、それでもアルバム「THE HOOOLE」に
収録された『BORN LATE '58』ではコンポーザーであるのみならず、アレンジも担当し
自らリード・ボーカルを担当した。
この曲の邦題は『あの娘はイカしたキャディラック』である。歌詞中に件の車名は登場するが、
なかなか原題からは浮かんでこない邦題である。キャディラックは58年に
4灯ヘッド・ライトを搭載することを許可され大型化した(59年製が大売れする)のだが
そのことが原題の由来かもしれない。いや、単に16歳のイカした女の娘のことを
歌っただけだったりして。(アルバム「MOTT」は74年リリース)
話戻ってオヴァレンド・ワッツ。『BALLAD OF MOTT THE HOOPLE』で、「まさしく
ロックン・ロール・スター」と歌われたオヴァレンド。
謹んで冥福を祈りたい。
70年代に夢中で洋楽を聴きレコードを買っていた頃の
熱さを感じます。仰せの通りベーシストの皆様方、鬼籍に
入られてますね。私だと、その後にザ・フー、キンクス、フェイセスと続きます。
…ああ〜っ!今挙げたグループの凄腕ベーシスト、ほとんど最近鬼籍に入ってるじゃないですか!そりゃないよ〜(泣)
マーティン・ターナーさん、健康に留意して末長くプレイしてくださいね!(ファンは勝手なもんやな)
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