先週末、27年ぶりに、最初に勤めた会社の同期(同じ課)の仲間と再会しました。
本当に、どういう風の吹きまわしか、こんな年になって初めて同期の同窓会をしたのです。
すごくなつかしかった。そして、みんなぜんぜん変わっていませんでした。
同期っていいなあ。この長年の空白を全く感じないような不思議な再会でした。
でも、実際には、人それぞれに、30年近い年月を経て来たわけだから、その間の人生はみな違うし、いろんなことがあったはずです。
仕事でキャリアを積んだ人もいるし、子育てをして家庭を守ってきた人もいます。
それで、ちょっと思ったことなんですが、やっぱり家庭に入った女性は、社会的な地位は確立できず、仕事をバリバリに続けてきた人は、社会人としてすごくカッコいいなと思けど、独身を通したり、子供を産まなかったりしている傾向があります。
やっぱり、女性の人生を考えると、家庭を持つことと社会進出というのは、反比例しちゃうのかな。
そういう中で、私は一応結婚し、子供を産んで育て、また、現在は毎日会社に勤めるという社会人生活もしているので、まあ、その両方をやったということで、満足すべきかとは思うけど、やはり、パートタイマーという状況は物足りないなと思いました。
子供を産んで育てていた期間というのは、それはどうしようもないんですね。
仕事という観点から見たら、その空白の数年間を埋めるのは、容易じゃありません。
その空白をものともせずに、正規社員に復帰した人はすごいと思いますし、また、空白を作らず、子供を育てながら仕事を続けた人は、もっとすごいな、と思います。
でも、両方ができたから人生が成功したとか、片方しかできなかったから失敗とか、けっしてそういうわけではなくて、人それぞれに自分の人生を歩んできて、やり遂げられなかった不完全さっていうのも、それも味のあるものかもしれない。
結果として何かを犠牲にして何かを得たその姿もまたいいものかもしれないと思いました。
両方を手にした女がいたら、逆にねたんでしまかもしれませんね。
そういうわけで、たまたま同期には、すべてを手にした完璧な女はいないようでした。
ま、一番うれしいのは健康でいられることだと思うので、これからもみんな元気で再会できたらいいなと思います。
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