山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

嫌われ松子の一生

2011-05-13 00:15:33 | 読書
5月も中旬、今さら書くほどのことでもないが、4月は、小説を1冊だけ読んだ。だいぶ前にブックオフで100円で買った「嫌われ松子の一生」。これは、もう何年も前に映画やテレビドラマになり、話題になったものだ。その当時は、見ようとも思わず、特に関心はなかった。
今回、読み始めたら、途中で退屈することもなく、一気に読んでしまった。それなりに、読みごたえもあった。しかし、なんか、読後感の言葉が出て来なかった。それで、この作品についての読書感想文は何も書かないで終わった。
今も何か書こうと思うが、やっぱり言葉が出て来ない。なぜなのだろうか。でてこないんだから、出ないままにしておこう。

このあいだ、放送大学の埼玉学習センターに行く途中で、電車が荒川を渡った。松子は亡くなる前、荒川のそばに住んでいた。その川は、松子の九州の故郷の川に似ているのだという。だから松子はよく荒川を眺めていたらしい。甥もまた荒川の景色に同じ感覚をもち、知らない叔母のことを知ろうとする。松子は、府中刑務所のそばに住んでいたこともあるが、府中を流れる多摩川については何も出て来なかった。多摩川と荒川の姿は違うのだろうか?
電車に乗っていてそんなことを思い、この小説のことを思い出した。 
以前、文京学習センターがある浮間舟渡を散策していたとき、知らずに荒川土手に出たことがあった。でも、河原がとても広くて川の流れは見えなかった。松子が故郷の川と似ていると思った荒川を、私も間近に見てみたいものだ。

一生懸命生きていた。ただ、ちょっと要領が悪かっただけさ。運が悪かった。境遇が悪循環したってこと? なかなか才能もある人だったのだけど、惜しいことだ。
人間なんて多かれ少なかれそんなもの。それは悲しむほどのことでもない。自業自得でもあるのだろう。だから、何も感想がでないのかもしれない。

文学散歩は結構できそう。なぜならば、東京が舞台だから、私の縄張りが作品の中にいっぱい出てくる。

この小説の作者は「山田宗樹」と言う人だ。なかなか名前が覚えられない。
他の作品もあるのかな?何か読んでみるのもいいかもしれない。
村上春樹よりよほど私に合っている。

「嫌われ飛鳥の半生」でも書いてみようか?

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