娘を車の乗せたときに、riceのGenesisを流してみた。
そうしたら、「こんな歌好きなの?」(趣味悪い)みたいな反応だった。
そして、「もろビジュアル系の歌い方じゃん」というので、
「えっ?そうなの?ビジュアル系の歌い方ってものがあるの?」と驚いた。
なんでも、「ビブラートが効いてるし」とかいう。
それは、Fake starの時だったかな。
そのビブラートがきれいじゃん、と思うけど、たしかにyukiさんの歌は、ビブラートが効きすぎていると感じるものもある。
でも全体的に、その声の耳への伝わり方は心地よく、本当に声帯が振動しているなあと思い、その音が空気中を音波として進んでいる感じがする。
これが、普通の歌手の場合、単にのっぺりとしてしまって面白くないのだ。
娘が「ガクトでも聴けば?」というので、なるほど、共通性があるのかと思った。
それは、マリスミゼルとかいうバンドの歌がすごくうまいと思ったら、若いころのガクトだったのだ。でも、最近のガクトの声はもっと低いので、重い感じがする。yukiさんの高くて澄んだ声が好きなのだ。
それにしても自分はビジュアル系が好きなのかと改めて驚いたわけである。別にお化粧をしているとか、そんなの自分としては、全然関係ないわけだけど、もしかしたら、化粧をしているというだけで、受け入れない人とか、変わった目で見る人がいるのかな?むしろ私の場合、そういうことには無頓着なのかもしれないが・・・。いや、もしかして、やっぱり美しい人は好きである。ガクトとか、及川ミッチーとかの美しい顔は大好きである。
だから、ビジュアル系が好きなのかもしれない。
それにしても、私は、一般的なバンドやミュージシャン等が、日頃どの程度のメイクや衣装なのかを気にしたこともないので、普通はどういう感じなのかというのもよくわからない。
櫻井有紀さんの場合は、普通の時と舞台に立つときの差が激しいところがまたとても面白いと思う。化粧や衣装の力っていうのはすごいものである。全然飾らないし気取っていなくて自然体なのだけど、舞台で歌うときは、すごくかっこいい。
また、音楽にしても、アレンジが凝っている。いつも素朴にギター片手に歌うミュージシャンというのも自然な良い雰囲気や味があっていいとは思うけど、私はいろんな趣向を凝らしたアレンジが好きだし、楽しいと思うのだ。
まあ、とにかく娘が歌を聴いただけで、姿を見ないのにビジュアル系の歌い方だというから驚いた。姿は見たことがないはずである。
それで、今度は夫に「ビジュアル系の歌い方だと思う?」と聞くと、夫は「違うだろ、あれはオペラだよ」と言うので、これもまたびっくりだった。
たしかに、ロックでない感じの歌ではクラシックっぽいものもあるのだけど、「オペラ」でもないんじゃなかろうか。
客観的に見てどういうイメージなのか?私には全然わからない。
主観的に見て、とにかく好きなのだ。