ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

13/08/23 吉本の「面白い恋人」+「あさいち」の瀬戸内寂聴さん

2013-08-26 23:59:00 | つれづれなるままに

冒頭の写真は、北海道銘菓の「白い恋人」に訴えられて話題になった吉本の「面白い恋人」。さすがに限定発売ということで見たのは初めてだった。
OBのSさんが週末の研究会でいらした際に私の職場に立ち寄られ、大阪の方のお土産を箱ごと「みんなで食べて」とくださった。紙の手提げ袋に入れたままですっかり忘れていたのを思いだし、伝言も含めて私が配って歩いた。私の配った方全員がやはり初めてだったようで、ひとしきり話のネタになった。
中の個包装と説明書が下の写真。その説明にもあったが、「関西で生まれたゴーフレットに関西で生まれたみたらし」「サクッとした歯触りのせんべいと濃厚で薫り高いみたらしクリームとの出会い」......これならば、本家の「白い恋人」とは全く別物だという吉本の主張に納得だ。それなりにおいしゅうございました!

なぜか説明書だけが恋人たちが後ろ向き(笑)さらに8/23(金)にくださった方がまた見えたので御礼と配った方の反応をお伝えしたところ、「アレ?白い恋人じゃなかったの?」とのたまう。まぁねぇ、時間がなくて片づけの時にパパっとくださった感じだからくれた本人がちゃんとわかってなかったんだねぇ(大笑)

その同じ8/23のNHK「あさいち」のプレミアムトークコーナーに瀬戸内寂聴さんが出演なさっているのを見た。今月末に晴美時代の小説「夏の終わり」の映画化されたものが封切りになるのでその話題がらみとのこと。二人の男を同時に愛し、苦悩の末に出家されたということは知っていた。まさに「源氏物語」も寂聴訳で出されるのにふさわしい生き方をされてきた方だと思っている。

番組中に視聴者から「幸せだと思った瞬間」のエピソードを紹介するコーナーがあった。それへの寂聴さんのコメントを求められると、「自分や家族だけ幸せで満足」というよりも「周りの人も幸せであって欲しい」と思えるようになって欲しいというようなことをおっしゃっていたのに共感しきり。

私も小学校か何かでシュバイツァーの伝記の中で、裕福な家に生まれ育った自分だけが幸せで満足することに疑問を抱き、ある年までは自分のしたいように生き、その後アフリカでの献身生活に入ったということに感銘を受けたことが私の根っこになっている。
それで、生徒会やら労働組合の女性部やら分会執行部やら何やらといろいろな活動に取り組む生き方をしてきた。
自分や家族のささやかな幸せよりも、そういう活動の中で得られる達成感や満足の方が私の中で生き甲斐を感じられる。ところがそういう私の価値観は、実家の母にも私の娘にも理解してもらえない。娘にわかってもらおうとしてもかえって反発さえされてしまうのが寂しい。
そんな話を友人にもしてみたが、「寂聴さんレベルになってるってことでいいじゃない」との言葉もいただいた。寂聴さんは出家して突き抜けていらっしゃるが、私はけっこう孤独が身に沁みて、中途半端さにちょっと落ち込むこともしばしば・・・・・・。