ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

11/11/05 NHKの番組に良心的なものと嘘を流すものがあるのはなぜか考える

2011-11-06 00:28:02 | 住まい・地域を考える

NHKの『あさイチ』で10/17オンエアの「放射能大丈夫?食卓まるごと調査」が話題になっている。実は私も見ていたが、胡散くささがプンプン。ゲストコメンテーターの安斎育郎さんはデータに疑問を呈しながらの控えめのコメントをせざるをえない様子。室井佑月さんはこのデータを見ても私は安心だとは思えない!というようないつもの直感力でのご発言。
後から番組で使われたデータについて批判が相次ぐと、NHKもHP上で再分析を行っていることを明らかにしているそうだ。
hitomiさんのブログでもこの話題に関する記事を紹介されている

NHKの番組は夜の番組は良心的だが、朝の番組は嘘を流すものが多いという話も耳にする。それはなぜかを考えてみた。
この間、鎌仲ひとみ監督&グループ現代製作によるドキュメンタリー映画三部作のうち、「ミツバチの羽音と地球の回転」を観て、会場で買ってきた鎌仲ひとみ+肥田舜太郎共著『内部被曝の脅威-原爆から劣化ウラン弾まで』(ちくま新書)を読んだ。
そこで鎌仲ひとみさんがNHKのイラクに関するドキュメンタリー番組を作ったことから「被ばく」問題に興味をもち、そこからそのテーマを追いかけるドキュメンタリー作品を連続して作っていったことを知った。なるほどであった。

ドキュメンタリー番組などは、NHKのディレクターの裁量で外部に外注して制作してもらうことが多いわけで、ディレクターと実際に制作する方の良心が活かされればそういう作品としてオンエアされるわけだ。
一方、NHKとして情報提供に力を入れている目玉番組については、上層部の意向が最大限に盛り込まれて作られるということだ。上層部=政権や官僚の政策に沿った内容になるのは当然である。

報道を鵜呑みにせず、自分でも勉強しながらおかしいと思ったら声を上げていくことが大事だとつくづく思う。