パピとママ映画のblog

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GODZILLA 星を喰う者★★・5

2018年11月17日 | アクション映画ーカ行

「ゴジラ」シリーズ初の長編アニメーション映画として、虚淵玄によるストーリー原案・脚本、ポリゴン・ピクチュアズのアニメーション制作で贈るSFアクション3部作の完結編。主人公ハルオがゴジラへの強い復讐心と人として為すべきことの狭間で葛藤を深める中、人類最後の希望“メカゴジラシティ”すらも焼き尽くした“ゴジラ・アース”と高次元怪獣“ギドラ”との壮絶な激突が描かれていく。監督は引き続き「名探偵コナン」シリーズの静野孔文と「亜人」「BLAME!」の瀬下寛之。

あらすじ:ゴジラ討伐に執念を燃やすハルオだったが、“ゴジラ・アース”打倒で共闘していたはずの異星人種族ビルサルドとの亀裂が表面化、“ゴジラ・アース”撃退の唯一のチャンスを逃してしまう。人間たちに敗北感が広がる一方、宗教種族エクシフの大司教メトフィエスは、ハルオが戦いを生き延びたことは“奇跡”だと唱え、信者を増やしていく。やがて地上の覇者となった“ゴジラ・アース”の前に金色に光り輝く怪獣“ギドラ”が降臨、破壊王と虚空の神による異次元の戦いが始まろうとしていた。

<感想>2万年にもわたって地球に君臨し続けてきたゴジラを倒そうと奮闘する人類の姿を描いたシリーズでの、その最終章では、地上の覇者となった究極の生命体ゴジラ・アースと、高次元怪獣ギドラの戦いが繰り広げられる。

主人公であるハルオたちの母船・アラトラム号が、ギドラの出現により緊迫した状況に追い込まれる冒頭シーンに始まり、人類の末裔であるフツアの双子の巫女が“神”と崇めるものの卵の姿も明らかになっている。

さらには、異星の大司教メトフィエスとハルオが滅びゆく地球で相対する様子や、彼ら2人の戦いを支える人類の心熱くなるドラマが展開していく。

21世紀初頭、ゴジラに地球を奪われた人類は、一部の人類を他恒星系への移住に送り出すも、計画は失敗に終わる。失意のまま地球へと帰還した人類を待ち受けたのは、二万年後の変わり果てた姿になった地球だった。

あらゆる動植物がゴジラ細胞を持つ<怪獣惑星>と化した地球。そこに君臨するのは体高300mを超える史上最大のゴジラ<ゴジラ・アース>だったのです。

ゴジラ討伐に執念を燃やす主人公ハルオは、人類の遠い子孫である種族フツアと出会う。ハルオたちは、フツアの双子の姉妹マイナとミアナの導きにより対G決戦兵器・メカゴジラの残骸が、増殖を続けていることを発見。残骸を構成するナノメタルを使って武装要塞都市<メカゴジラシティ>を起動させ、<ゴジラ・アース>に挑む。

この作戦の中、かねてより共存してきた異星人種族の一つビルサルドと人間たちとの亀裂が表面化する。ビルサルドのリーダー・ガルグの「ゴジラを倒すならば“ヒト”を超えた存在へ」という信念に対し、ハルオは「怪獣を倒すために自らも怪獣になってはいけない、“人”として打ち勝つべき」という信念を捨てられなかった。

ついには、<ゴジラ・アース>を倒す唯一のチャンスを捨て、ハルオはガルグを葬ってしまう。一方、ハルオの幼馴染であるユウコはビルサルドによる人体の強制ナノメタル化により、脳死状態に陥ってしまった。

人間たちに広がる敗北感と虚無感。もう一方の異星人、宗教種族エクシフの大司教・メトフィエスは、ハルオが戦いに生き延びたことは“奇跡”だと唱え、信者を増やしていく。それはエクシフが秘め隠してきた“究極の目的”のためだった。そんなメトフィエスを警戒するミアナとマイナ。そして、ハルオは、自らが“人”として何を為すべきかを自問する。

やがて、<ゴジラ・アース>を打ち倒す者がいなくなった地球に、金色の閃光を纏った<ギドラ>が降臨し、天地を揺るがす超次元の戦いが始まる。それは、ゴジラを食いつくさんばかりに、3つの頭でゴジラに噛みつくんですね。噛みついて話さないギドラに対して、ゴジラは身動きが取れずに立ち尽くすばかり。

そして、ついにゴジラが空に向かって光線を口から吐き、ギドラが出て来る空の入り口を責め立てるのです。前作『決戦機動増殖都市』にて人類側の科学技術による対抗手段はほぼ壊滅。ゴジラシリーズに於ける最強怪獣の一角である『ギドラ』の登場に驚きの声が上がり、地球の守護神モスラも影絵程度で君臨しますが、一応残っているという状況。

この状況を見て余りゴジラに対戦しているギドラの様子が、うまく伝わってきませんね。少々ガッカリ感が否めません。結局はゴジラに軍配が上がったようで、ギドラは空高く引っ込んでしまいます。

その決着がメトフィエスVSハルオに落ち着いてしまったところでしょうか。ハルオは、地球からゴジラを退治して、また人類が住める地球にしようと努力したのに、ゴジラには敵わないと悟ったのでしょう。

そうして地球には、ゴジラアースがまるで神のように存在し、地球には春が訪れ白い花が咲き、人はフツア族と共に新しい文明を築き、ハルオとフツワの子供たちが、これからの地球を担うという非情に残念な終わり方でした。ゴジラのアニメ作品として期待してきた映画だっただけに、最初は大変面白くてこれはいけると感じたのですがね、2作目もほぼ同じくらい良かった。ですが、最後がなんか物足りなくて、つまらない結果になってしまったようです。

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