パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

ジャッカル ★★★★

2015年05月08日 | DVD作品ーさ行
名作「ジャッカルの日」を現代に舞台を置き換えて大胆に翻案。B・ウィリスとR・ギアの2大スターが激突するアクション大作。謎の殺し屋ジャッカルと、彼を追う元IRAテロリストの死闘を描くサスペンス。
『ジャッカルの日』を現代に置き換えてマイケル・ケイトン=ジョーンズが映画化。謎の殺し屋・ジャッカルと元IRAテロリストの死闘を描いたサスペンス。ロシアマフィアの1人が殺され、ボスはジャッカルに暗殺を依頼する。スーパー・ベスト・プライス。
あらすじ:正体不明の超大物暗殺者ジャッカル(ブルース・ウィリス)は、チェチェン・マフィアの首領テレク(デイヴィッド・ハイマン)から彼の弟を殺した米国の情報機関の要人暗殺を依頼される。ジャッカルにとっても相手が巨大なだけに最後の仕事となるため、報酬は7千万ドル。
この情報をつかんだ、テレクの組織壊滅を図るFBI副長官プレストン(シドニー・ポワチエ)とMVD[ロシア情報局]のコスロヴァ少佐(ダイアン・ヴェノーラ)以下のチームはジャッカルの足取りを追うが、相手は神出鬼没。チームは彼の行動を予測し、狩り出せる数少ない人間として、元IRA幹部で超一流のテロリスト、デクラン・マルクィーン(リチャード・ギア)を起用。

彼は仮釈放とジャッカルの素顔を知る元バスク祖国と自由の闘士イザベラ・ザンコーナ(マチルダ・メイ)を協力者にすることを条件に捜査に加わる。実はかつてイザベラと恋仲だったデクランは、武器売買のトラブルからふたりの間の子供をジャッカルに殺されたという因縁があった。
さて、ジャッカルは、遠隔操作が可能な超強力な究極兵器を手中にカナダ経由で米国へ潜入。デクランはジャッカルに迫るが、FBIの内部情報まで把握するジャッカルはコスロヴァらを殺し、デクランに「お前は女を守れない男だ」と謎のメッセージを残す。その言葉からジャッカルの標的が大統領夫人(テス・ハーパー)であると知ったデクランは、先回りして遊説先の会場でジャッカルを待ち受ける。はたしてジャッカルの究極兵器が演壇を襲うが、夫人は間一髪で無事。かくしてデクランはジャッカルを追い詰め、苦闘の末彼を倒すのだった。(作品資料より)

<感想>だいぶ前に購入したDVDの中から、ブルース・ウィリスと リチャード・ギアの2大スター共演という懐かしいアクションもの。内容は、フレデリック・フォーサイスの小説で映画化もされた『ジャッカルの日』をベースにしているとのフレコミだったが、実際は殺し屋の名前以外は特に関連はなく、クレジットも原案・脚本チャック・ファーラーとなっている。
見所は、制作当時のハイテクなアイテムが、ドラマの中で効果的に使用されているところ。途中で思ったのだが、ジャッカルのウィリスと暗殺者のギアの主演2人の役柄が、逆の役柄だったらと、お互いの風貌とか個性とかを活かせたようにも思えて残念でならない。
共演は「スニーカーズ」のシドニー・ポワティエ、「ロミオ&ジュリエット」のダイアン・ヴェノーラ、「ふくろうの叫び」のマチルダ・メイ、「マイ・ニュー・ガン」のテス・ハーパーほか。

武器製造人の役でジャック・ブラックが、製作させた協力者なのに訓練の標的にして殺害するとはね。FBI副長官役のシドニー・ポワティエが渋い演技で好印象です。
まぁ、それでもジャッカルのブルースも金髪の頭(ズラ)で若返り、ブルースの髪型七変化に苦笑い、カナダではゲイのふりして官僚に接近する。彼はジョーク混じりに標的を倒す凄腕、超大物暗殺者という役柄に満足しているようなのだが、彼に悪人役は似合わないので、そこが難点ですよね。

デクランに「女を守れない男だ」と謎のメッセージを残したことも、ジャッカルの自己陶酔なのか、暗殺の依頼は絶対に失敗しないという鉄則なのか、その言葉からジャッカルの標的が大統領夫人だと分かってしまう。
それに、最後クライマックスでの地下鉄で、2人の息の詰まるような攻防戦を期待したかったのですが、単純に二人が対決するだけで終わってしまった。これはもっと手に汗を握るような銃撃戦で、主人公のジャッカルが生き残れるようにするべきではなかったのか、悔やまれて仕方なかった。
やっぱりジャッカルは、日本の「ゴルゴ13」のような暗殺者にはなれなかったようですね。
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