パピとママ映画のblog

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インクレディブル・ファミリー★★★・5

2018年08月06日 | アクション映画ーア行

 2004年に世界的大ヒットとなったピクサー・アニメ「Mr.インクレディブル」の14年ぶりの続編。伝説のヒーロー、Mr.インクレディブルことボブ・パーとその家族を主人公に、世界を揺るがす恐るべき陰謀に力を合わせて立ち向かっていくヒーロー一家の活躍を描く。監督は引き続きブラッド・バード。

<感想>トム・クルーズが同作を観てブラッド・バード監督に連絡し、それが「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」を監督するきっかけになったという「Mr.インクレディブル」。その14年ぶりの続編は、怒涛のヒーロー・アクションと温かいユーモアに彩られた、家族の絆の物語。

ストーリーは第1作目のラストの直ぐ後のシーンから始まる。驚かされたのが、地下から登場した地底戦車対ヒーロー一家の総力アクションという、一家総出での見せ場から始まるのだから、一気にアニメの世界に巻き込まれていくのだ。

穴掘り戦車の悪党アンダーマイナーに対して、家族全員がスーパーパワーを持つパー一家が立ち向かうのだから、ビル・建物などその破壊力なんて凄いのなんの。彼らは街を破壊した罪で警察に事情聴取されることになるとは。それで、ヒーロー活動禁止法が設定されるわけ。

政府の保護を打ち切られた家族は、ヘレンが外へ働きに行くと言うのだ。この辺から、パパのボブが家で子守をすることになるのね。

そんな一家に救いの手を差し伸べたのは、ヒーローを復活させたいと願う富豪ハイテク企業のデヴテック社の経営者兄妹だった。建物などを壊さないという理由で、兄妹から仕事を任されるたのは、身体がゴムのように伸びるイラスティガールこと、ヘレンだけだった。

かくして、ヘレンがヒーロー活動に充実感を覚えつつも、家のことが気になるヘレン。対して怪力の夫ボブは、家事育児を引き受けることになる。

ですが、彼は慣れない育児に悪戦苦闘し、中学生の娘のヴィオレットは思春期ゆえ悩みが分からず、怒りで口を聞いてくれない。小学生の長男には、宿題の算数も教えられない。

そして、赤ん坊のジャック・ジャックは、文字通り何をしでかすか分からない。眼からレーザー・ビームを出したり、怒ると全身から炎を放ったりして赤鬼に変身。さらには異次元の世界に姿を消すことも出来るし、自分を分身の術を使いたくさんの赤ん坊を作ることも。父親のボブは、パワーの覚醒に喜ぶが、子守でクタクタになる。たとえ世界は救えても、家族の問題に悩むのはヒーローだって同じなのだ。

一方、ヘレンは、イラスティガール専用の特殊バイクが家の前に。ボブが「俺じゃないの」そのバイクかっこいいんですけどと、ジェラシー。

イラスティガールが真っ赤なバイクで街を疾走し、パワーを駆使して人々を救おうとする一連のシーンはド迫力ですからね。イラスティガールの凄かったのが、電車アクションですかね。ゴム人間である彼女は際限なく身体を伸ばせるので、ぺったんこになったり、ビョーンと伸びきったりするシーンとか、単独で高速列車の暴走を食い止めるイラスティガールお見事としか言えない。

そんな旦那ボブの心配をよそに、ド派手な活躍を見せたイラスティガール。そうして身を潜めていた超人たちが続々と集まって来るわけ。「あなたのおかげで、これからは堂々とできるわ」と、今回はヒーロー同士のチーム戦があり、超人パワーを持っている人たちの参加が大きな見どころ。

しかし、今回の敵であるスクリーンスレイヴァーは、TVを通して人々を操る正体不明の敵を追うのだが、そこには思わぬ陰謀が秘められていた。

ママのヘレンの活躍もTVの前で人々が、スクリーンセレイヴァーに画面を通じて催眠をかけて混乱させ操られているのには、太刀打ちできずパパのボブが助けに行くことになるも、姉と弟も一緒に助太刀することになってしまう。赤ん坊の子守は、洋服デザイナーのエドナおばさんに頼んで、ボブは張り切ってスーパーパワー全開ですからね。

そしてクライマックスでは、ボブとヘレンに、そして氷のフロゾンの大活躍に、船の暴走を止めようとする家族たちのパワフルなアクションはお見事だし、テンポの良さは抜群で、緻密な背景やリアルな炎などの描写を含め、映像表現はピクサーならではクオリティであります。

日本語吹替版で鑑賞、前作に引き続きパパに三浦友和、ママには黒木瞳、ヴィオレットに綾瀬はるか、高田延彦らが声を担当している。

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