パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

アイスロード★★★★★

2022年12月10日 | アクション映画ーア行

         

リーアム・ニーソン主演による、ノンストップ・アクションサスペンス。人命救助のために30トントラック3台が氷の道を進む様をスリリングに描く。監督は『キル・ザ・ギャング 36回の爆破でも死ななかった男』などのジョナサン・ヘンズリー。
あらすじ:鉱山での爆発事故によって生き埋め状態になった人たちを救うため必要な装置を運搬することになるが、最短経路はいつ割れるかもわからない氷上の道だった。マイクとその弟ガーディのコンビはその能力を買われてメンバーに抜擢。3台に別れて進むことになるが、衝撃を少なく、かつタイムリミットまでに目指すという過酷な仕事に加えてトラブルの連続。さらには彼らを邪魔しようとする存在もあり……。
ローレンス・フィッシュバーン、マーカス・トーマス、アンバー・ミッドサンダー、ベンジャミン・ウォーカーら共演。

<感想>リーアムニーソン主演のアクション映画は、殆ど鑑賞している。この作品も普通なら考えられない”アイスロード”(溶けかかっていてかなり危険な状態)を大型トレーラーで、カナダ、ダイアヴィック鉱山で爆発が起こり、そこまで空気を送るためのパイプを積んでの大変な仕事。次から次に起きるアクシデントを、スピード感とスリルと共に展開し、ハラハラさせられっぱなしでした。そして命を救うために奮闘する主人公チームのカッコ良さが、際立つ迫力ある作品でした。

やはり、そこに嫌な奴っているんですよね。大変な仕事だから高額報酬ということもあるのですがね、折角人助けのためにアイスロードを運搬する仕事に就いたのに、途中でその嫌な奴が謀反を起こすわけ。それで、3台で行った大型トレーラーの1台、ローレンス・フィッシュバーンが運転するトラックが、不運にも氷の割れ目に入り、トラックごと割れた湖の氷の下へと亡くなってしまう。

もう一人は、先住民族の女性タントゥ。喧嘩して最近出所したばかりってことで、この男まさりのキャラは、ある意味爆弾のような存在でもあるんですが、一方でタフな任務でも、男たちと肩並べてやりきっててこれまたカッコ良かった。それと、嫌な奴とは、女性タントゥの車に同乗する保険会社の担当員が、意地悪するやら、リーアムの弟をバカにするやら、つまりは、この仕事の邪魔をするのだった。

それからが、ベテラン・リーアムオジサンの出番ですよね。ですが、それでも、まだ嫌な奴がまたもやしでかす訳。まったくもう、ドンパチまで始まるんですよ。氷の上でね。しかしながら、何とか、1台の大型トラックだけ助かり、3人が乗って目的地へと急ぎます。

鉱山で爆発が起こり、坑道の中は酸素が不足しており、怪我人もいる。早くリーアムたちの酸素を送るパイプを届けてほしいと思った。しかし、現場の鉱山にも、保険会社や鉱山の経営者たちが、自分たちの利益ばかりを考えていて、中にいる人間たちを早く助けようとは思っていない。よくある話しですね。でも、最後は、リーアムたちのトラックが着いて、パイプを接続し空気を送ることになる。

勉強になったのが、トラックの運転席の前に置いてある「首振り人形」のこと。人形のその身体や首を振る振り方で、スピードをコントロールすること。重い積み荷のトラックが、厳寒な湖の中を、氷が割れない絶妙な速度で運転する。などの長距離輸送の豆知識的みたいなものが、分かったのも良かったですね。

それに、最終的に届けられたし、悪事がバレるのも良かったけど、一番グッときたのが、謝礼金の使い道。弟が希望していた、真っ赤な大型トレーラーを購入して、そのトラックに名前を付けることだ。「トラック・トラック」とは、弟の希望に沿って、これからは危険なことなく、夢を運んでくれるってことで、感動ものでした。

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