人類を初めて月面に送り、17号をもって打ち切られたとされるNASAの一大プロジェクト“アポロ計画”にまつわる陰謀論を基に、アポロ18号の乗務員が月面で遭遇する恐怖を描くSFホラー。監督は『オープン・ウォーター 第3の恐怖』のゴンサーロ・ロペス=ギャレゴ。出演は「沈黙の宿命 TRUE JUSTICE PART1」のウォーレン・クリスティ、「ミス・ポター」のロイド・オーウェン、「パッセンジャーズ」のライアン・ロビンズ。
あらすじ:アメリカの威信をかけた世紀のプロジェクト“アポロ計画”。それは人類を月面に送り込むという壮大な挑戦であり、1961年から1972年にかけて計6回の有人月面着陸に成功。その快挙はアメリカだけではなく、人類の偉業として語りつがれている。しかしNASAは17号をもって計画を打ち切った。
その理由は公式には予算削減のためとされ、人類の宇宙開拓はスペースシャトル計画や宇宙ステーション構想にとってかわられた。ところがあまりにも突然なアポロ計画の中止に、人類はなぜ月への挑戦をあきらめたのか、その“本当の理由”をめぐって様々な憶測がとびかった。そしてついにその謎に迫る重要な映像が発見された。それは極秘に撮影された記録フィルムであり、公的には存在しないはずのアポロ18号が月面へと着陸したことを示すものだった……。 (作品資料より)
<感想>アポロを題材にした映画としては、「アポロ13」、「ザ・ムーン」「カプリコン・1」などがあるが、1972年のアポロ17号月面着陸を最後に、アポロ計画が打ち切られて40年。だが、20号まで予定されていた計画が本当に予算を主な理由に終了したのか、いぶかる声も根強くあった。
そしてここに、歴史を覆すフィルムが発見され、打ち切りの真相を巡ってさまざまな憶測が飛び交っていたが、公式には存在するはずのないアポロ18号のミッションを捉えた極秘映像にその答えがあった。乗組員が撮影したらしき映像には、モノクロのざらついた映像が、不可解な状況ばかりが映っていたのだ。
こちらは、米国の国防総省がソ連を監視するために開発した機械、動体探知カメラと「国防総省PSD5」と記された謎の機材を月面に設置するため、アポロ18号で月へ向かった三人の宇宙飛行士。
選ばれた宇宙飛行士は、家族でバーベキュー中だったベン、ジョン、ネイトの三人。調査機器設置が目的と言われるが、家族にも任務を伏せるよう厳命される。普通なら栄誉であるはずの搭乗を秘密にすべき理由とは、?・・・。1974年、クリスマス直前の12月20日、国防総省の命でアポロ18号の発射が決まり、宇宙船は深夜にひそかに打ち上げられるという、異様な光景が克明に捉えている。
ベン・アンダーソン(ウォーレン・クリスティ)着陸船操縦士に、ネイサン・ウォーカー(ロイド・オーウェン)アポロ18号の船長、ジョン・グレイ(ライアン・ロビンズ)司令船操縦士の三人。順調に月へと辿り着き、司令船のジョンを残してネイサンとベンは着陸船で月へと降り立った。彼らはそこでソ連の月着陸船を発見するのだが、船内は荒れ果て、そこら中に血痕があり、まず、フィルムで最大のショッキングシーンの一つは、クレーターからはソ連の宇宙飛行士の遺体が見つかる。
米国以外降り立ったことのないはずの月面に何故?・・・しかもこれをNSAはすでに知っていたようで、乗組員たちは不信感を募らせる。だが月面を調査中に、乗組員のベンが何かに遭遇しパニックを起こす。彼の体の中には、いつの間にか切り傷が刻まれ、その腹の傷をメスで開けると黒い石が、だがその後治療の甲斐もなく傷は悪化してゆき、彼は眼を充血させて相棒に襲い掛かる。その何かの正体とは?・・・。
それに月面には人間以外の足跡があり、月面車は横転し、国防総省PSD5の機材は破壊され、星条旗はボロボロになっていた。着陸船周辺では明らかに何らかの生命体が存在している兆候が見られた。PSD5の機材が何かを呼び寄せているのでは?、たびたび交じる不気味なノイズ音が増幅していく中、乗組員たちは動揺し始める。さらに、月面で採取し保管していた石が移動するなど奇怪な現象を体験する。
正確な事態は判然とせずとも、一刻も早く月から離れるべきだと、ネイサンはこの状況を国防総省に伝えるのだが、その答えは耳を疑うものだった。君たちは感染している、地球への帰還は認めないというものだった。しかしやっとその正体が現れると、その月面にある無数の石に足が生えているような、小さいものから大きな石のエイリアン(昆虫)が、宇宙服の中に入り込み人間を襲うという、これまたあまりにもガッカリな展開に騙されたと、期待もたせてもう。
この映像が意味することとは、なぜ隠されていたのか、唐突に見つかった約40年前の映像から、存在しなかったはずのアポロ18号の驚くべき真実が判明するのだが。しかしだ、これはアポロ18号の乗組員が回し続けた記録映像という設定で作られた、スペース・ムービー初のモキュメンタリータッチのSFサスペンス映画なのだ。
だいぶ前に「プロメテウス」を見て凄いと思い、このDVDをレンタルする前に「アイアン・スカイ」を鑑賞したばかりなので、あまり驚くことでもない。しかし、月面に何かしら生き物が存在するならば、61年~72年にNASAによって実施された人類初の有人宇宙飛行計画。6度の月面着陸に成功し、人類の偉業とも称されている。その時採集した月の石も全世界に配られ、この映画が本当だとすれば、その石も問題なのではと疑ってしまう。
それでも、宇宙では誰にも助けを求められないのが怖いし、フェイク・モキュメンタリーだと分かっていても、映像が妙にリアルに描かれていて、事実なのでは?、なんて思ってしまうところに興味が湧きますね。
2012年DVDレンタル鑑賞・・・4 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキングへ
あらすじ:アメリカの威信をかけた世紀のプロジェクト“アポロ計画”。それは人類を月面に送り込むという壮大な挑戦であり、1961年から1972年にかけて計6回の有人月面着陸に成功。その快挙はアメリカだけではなく、人類の偉業として語りつがれている。しかしNASAは17号をもって計画を打ち切った。
その理由は公式には予算削減のためとされ、人類の宇宙開拓はスペースシャトル計画や宇宙ステーション構想にとってかわられた。ところがあまりにも突然なアポロ計画の中止に、人類はなぜ月への挑戦をあきらめたのか、その“本当の理由”をめぐって様々な憶測がとびかった。そしてついにその謎に迫る重要な映像が発見された。それは極秘に撮影された記録フィルムであり、公的には存在しないはずのアポロ18号が月面へと着陸したことを示すものだった……。 (作品資料より)
<感想>アポロを題材にした映画としては、「アポロ13」、「ザ・ムーン」「カプリコン・1」などがあるが、1972年のアポロ17号月面着陸を最後に、アポロ計画が打ち切られて40年。だが、20号まで予定されていた計画が本当に予算を主な理由に終了したのか、いぶかる声も根強くあった。
そしてここに、歴史を覆すフィルムが発見され、打ち切りの真相を巡ってさまざまな憶測が飛び交っていたが、公式には存在するはずのないアポロ18号のミッションを捉えた極秘映像にその答えがあった。乗組員が撮影したらしき映像には、モノクロのざらついた映像が、不可解な状況ばかりが映っていたのだ。
こちらは、米国の国防総省がソ連を監視するために開発した機械、動体探知カメラと「国防総省PSD5」と記された謎の機材を月面に設置するため、アポロ18号で月へ向かった三人の宇宙飛行士。
選ばれた宇宙飛行士は、家族でバーベキュー中だったベン、ジョン、ネイトの三人。調査機器設置が目的と言われるが、家族にも任務を伏せるよう厳命される。普通なら栄誉であるはずの搭乗を秘密にすべき理由とは、?・・・。1974年、クリスマス直前の12月20日、国防総省の命でアポロ18号の発射が決まり、宇宙船は深夜にひそかに打ち上げられるという、異様な光景が克明に捉えている。
ベン・アンダーソン(ウォーレン・クリスティ)着陸船操縦士に、ネイサン・ウォーカー(ロイド・オーウェン)アポロ18号の船長、ジョン・グレイ(ライアン・ロビンズ)司令船操縦士の三人。順調に月へと辿り着き、司令船のジョンを残してネイサンとベンは着陸船で月へと降り立った。彼らはそこでソ連の月着陸船を発見するのだが、船内は荒れ果て、そこら中に血痕があり、まず、フィルムで最大のショッキングシーンの一つは、クレーターからはソ連の宇宙飛行士の遺体が見つかる。
米国以外降り立ったことのないはずの月面に何故?・・・しかもこれをNSAはすでに知っていたようで、乗組員たちは不信感を募らせる。だが月面を調査中に、乗組員のベンが何かに遭遇しパニックを起こす。彼の体の中には、いつの間にか切り傷が刻まれ、その腹の傷をメスで開けると黒い石が、だがその後治療の甲斐もなく傷は悪化してゆき、彼は眼を充血させて相棒に襲い掛かる。その何かの正体とは?・・・。
それに月面には人間以外の足跡があり、月面車は横転し、国防総省PSD5の機材は破壊され、星条旗はボロボロになっていた。着陸船周辺では明らかに何らかの生命体が存在している兆候が見られた。PSD5の機材が何かを呼び寄せているのでは?、たびたび交じる不気味なノイズ音が増幅していく中、乗組員たちは動揺し始める。さらに、月面で採取し保管していた石が移動するなど奇怪な現象を体験する。
正確な事態は判然とせずとも、一刻も早く月から離れるべきだと、ネイサンはこの状況を国防総省に伝えるのだが、その答えは耳を疑うものだった。君たちは感染している、地球への帰還は認めないというものだった。しかしやっとその正体が現れると、その月面にある無数の石に足が生えているような、小さいものから大きな石のエイリアン(昆虫)が、宇宙服の中に入り込み人間を襲うという、これまたあまりにもガッカリな展開に騙されたと、期待もたせてもう。
この映像が意味することとは、なぜ隠されていたのか、唐突に見つかった約40年前の映像から、存在しなかったはずのアポロ18号の驚くべき真実が判明するのだが。しかしだ、これはアポロ18号の乗組員が回し続けた記録映像という設定で作られた、スペース・ムービー初のモキュメンタリータッチのSFサスペンス映画なのだ。
だいぶ前に「プロメテウス」を見て凄いと思い、このDVDをレンタルする前に「アイアン・スカイ」を鑑賞したばかりなので、あまり驚くことでもない。しかし、月面に何かしら生き物が存在するならば、61年~72年にNASAによって実施された人類初の有人宇宙飛行計画。6度の月面着陸に成功し、人類の偉業とも称されている。その時採集した月の石も全世界に配られ、この映画が本当だとすれば、その石も問題なのではと疑ってしまう。
それでも、宇宙では誰にも助けを求められないのが怖いし、フェイク・モキュメンタリーだと分かっていても、映像が妙にリアルに描かれていて、事実なのでは?、なんて思ってしまうところに興味が湧きますね。
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